平成26年の埼玉労働局管内における申告受理状況-賃金不払が85%を;pdf

省
担
埼玉労働局発表
当
厚
生
労
働
平成 27 年3月 27 日
埼玉労働局労働基準部監督課
監 督 課 長
友住弘一郎
主任監察監督官
布施武雄
TEL 048-600-6204
平成 26 年の埼玉労働局管内における申告受理状況
-賃金不払が 85%を占める-
埼玉労働局管内の労働基準監督署におきましては、労働者の方から賃金不払など労働基準法違
反等の申告*1を受理した場合、労働者の生活に影響を及ぼすおそれがあることから、優先的に監
督指導等を実施し、速やかに解決を図ることとしているところです。
今般、埼玉労働局(局長 阿部充)では、平成 26 年末現在における当局管内の8つの労働基
準監督署による申告受理状況を取りまとめましたので、以下のとおり発表します。
《概要》
1
申告受理件数の推移【表1・2】
埼玉労働局管内における平成 26 年の申告受理件数は 1,099 件で、平成 25 年に比べて約
6.9%減少し、リーマンショックのあった平成 20 年以前の水準に減少している。
申告内容の内訳としては、労働者の生活に重大な影響を及ぼす賃金不払が 935 件(85.1%)
を占め、次いで解雇が 153 件(13.9%)となっている。*2
2
業種別申告受理件数【表3】
平成 26 年に受理した申告 1,099 件のうち、業種別では建設業 210 件(19.1%)が最も多
く、次いで商業 175 件(15.9%)
、製造業 161 件(14.6%)
、運輸交通業 126 件(11.5%)、
接客娯楽業 126 件(11.5%)の順となっており、上位5業種で 72.6%を占めている。
3
今後の対応
上記のとおり、埼玉労働局管内の申告受理件数は減少傾向にある。
埼玉労働局では、今後も労働者の方から寄せられた申告に懇切丁寧に対応するとともに、
優先的に監督指導等を実施し、被害労働者の速やかな救済に努めることとしている。
*
1
労働基準法第 104 条等に基づき、労働者が労働基準関係法令違反に対する権利の救済等のための行政
指導を労働基準監督署に求めることをいいます。
*
2
同一の申告で「賃金不払」
「解雇」が含まれる場合があるため、
「賃金不払」と「解雇」の合計は、申
告受理件数と一致しない。
【表1】年別申告受理件数の推移
申告受理件数
1585
新規申告受理件数
賃金不払
解雇
1600
1400
1094
1200
1000
971
967
1559
1426
1274
1262
1351
1053
1325
1282
899
600
400
248
812
809
194
187
200
988
901
320
258
178
299
1099
1229
1089
800
1181
224
185
163
935
153
0
H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年
【表2】月別申告受理件数の推移
申告受理件数(1099件 対前年-82件、6.9%減)
賃金不払
解雇
(参考)平成25年の申告受付件数(1181件)
(件)
150
100
75
94
93
82
113
105
86
104
100
85
98
92
15
14
89
83
69
1月
2月
19
92
86
65
50
25
126
117
125
12
15
4月
5月
90
86
78
75
77
14
9
97
89
86
9
13
8月
9月
105
95
100
84
82
81
16
72
70
69
10
7
11月
12月
0
3月
6月
7月
【表3】業種別申告受理件数
その他
164件(15.0%)
清掃・と畜業
41件(3.7%)
保健衛生業
96件(8.7%)
建設業
210件(19.1%)
総件数
1099 件
商業
175件(15.9%)
接客娯楽業
126件(11.5%)
製造業
運輸交通業
126件(11.5%) 161件(14.6%)
10月