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仕様書
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件名
中野区新庁舎整備基本構想及び基本計画策定支援業務委託
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業務の目的
本業務は、中野区新庁舎の整備(以下「新庁舎整備」という。)を行うに当たり、
新庁舎整備の必要性、庁舎の規模や機能、建設計画、整備手法等に関する事項を定め
た新庁舎整備基本構想(以下「基本構想」という)及び基本構想を踏まえた基本計画
(以下「基本計画」という)を策定することを目的とする。
なお、策定にあたっては、現在の本庁舎等の現状把握と課題の整理を行い、新庁舎
の必要面積の算定やフロアー構成等を検討し、今後予定している新庁舎に関する設計
業務の要件についても整理するものとする。
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業務内容
受託者は、基本構想、基本計画の策定に必要な資料の収集及び調査(現庁舎の執務
環境等を把握するための調査を含む)を行い、専門的な見地から助言及び支援を行う。
なお、業務内容の詳細については、別添「中野区新庁舎整備基本構想及び基本計画
策定支援業務委託仕様書別紙」のとおりとする。
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履行場所
中野区中野四丁目8番1号(区庁舎)
中野区中野四丁目11番(新庁舎整備予定地)
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履行期間
契約締結の日の翌日より平成28年8月31日までとする。(日・祝・休日及び土
曜日を含む)
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業務の実施
(1)
本業務は、本仕様書に基づき実施すること。
(2)
受託者は、業務の実施に当たっては、関係法令および条例を遵守すること。
(3)
受託者は、業務の実施に当たっては、区と協議を行い、その意図や目的を十分に
理解した上で適切な人員配置のもとで進めること。
(4) 受託者は、業務の進捗に関して、区に対して定期的に報告を行うこと。
(5) 受託者は、自社の社員の中から、代理人(契約の履行に関し、業務の管理及び統
括を行うほか、契約に基づく受託者の一切の権限を行使することができる者。以下
同じ。)、管理技術者及び担当技術者を選任し、区に報告すること。
pg. 1
なお、代理人と管理技術者は兼任できるが、管理技術者と担当技術者は兼任する
ことができない。
(6)
本委託業務の一部を再委託する場合は、予め書面により区の承認を得ること。
(7)
本委託業務に関する区との打合せは、随時、中野区庁舎内で行うこと。
(8) 業務の実施に関し疑義が生じた場合には、速やかに区と協議を行い、指示を仰ぐ
こと。
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業務計画書の提出
(1) 受託者は、契約締結後速やかに業務計画書を作成の上、区に提出し承認を受ける
こと。
(2) 業務計画書には、次の事項を記載すること。
ア
検討業務内容
イ
業務遂行方針
ウ
業務詳細工程
エ
業務実施体制および組織図
オ
代理人及び管理技術者、担当技術者一覧表及び経歴書
カ
再委託をする場合は、再委託先の概要及び担当技術者一覧表
キ
打ち合わせ計画
ク
その他、発注者が必要とする事項
(3) (2)に定める事項の記載内容に追加及び変更が生じた場合には、速やかに区に文書
で提出し、承認を受けること。
8
打合せおよび議事録
業務を適正かつ円滑に実施するため、受託者と区は打ち合わせを行い、業務方針の
確認、条件等の疑義を正すものとし、その内容については受託者がその都度記録する。
記録は、Word形式(A4縦型)で速やかに作成し、相互に確認した上で、議事録と
して経営室経営分野のメールボックスに送付すること。
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納品等
成果物については、基本構想、執務環境等調査、基本計画の各業務ごとに下記のと
おりとする。なお、基本構想及び基本計画については、報告書案の段階での納品も行
う。
(1)
報告書本編及び報告書概要版とし、製本及び電子納品による。
(2)
製本による報告書は、原則としてA4縦型、左綴じ製本とし、カラー刷りとする。
なお、印刷物については、中野区役所環境配慮行動計画に即し環境に配慮するこ
と。
ア
報告書本編
5部
イ
報告書概要版 5部 区及び受託者双方の協議により作成する。
pg. 2
(3)
電子納品媒体は、CD-Rに委託名称を印刷して2部提出すること。
内容は、製本による報告書の体裁をPDF形式に整理・変換したもののほか、作成し
たデータすべてを以下の形式により保存すること。
ア
文書:Microsoft Word形式
イ
表、グラフ:Microsoft Excel形式又はMicrosoft PowerPoint形式
ウ
写真データ:Jpeg形式
エ
図面データ:
(ア)オリジナルの CAD データ形式
「AutoCAD」と「JW CAD」for Windows(SXF 対応拡張線色・線種は使用しな
い。)
(イ) PDF 形式
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納期
(1)
基本構想(案)
平成27年9月15日
(2)
基本構想
平成27年12月15日
(3)
執務環境等調査
平成28年3月10日
(4)
基本計画(案)
平成28年4月30日
(5)
基本計画
平成28年8月10日
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検査
(1) 業務が完了した時は、基本構想、執務環境等調査、基本計画の各業務ごとに業務
完了届を提出するとともに、成果品を提出し、区の検査を受けること。
(2) 業務完了期限前であっても、区があらかじめ成果品の提出期限を指定した場合に
は、その指定する期限までにその時点における成果品を提出し、検査を受けること。
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支払方法
委託料は、平成27年度と平成28年度に分け、下記(1)及び(2)の方法により支払
う。
(1)
契約締結日の翌日から平成28年3月31日までの分については、3月31日の
業務完了、検査合格の後、正当な請求のあった日から30日以内に一括して支払う。
(2)
平成28年4月1日から8月31日分については、8月31日の業務完了、検査
合格の後、正当な請求のあった日から30日以内に一括して支払う。
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適用基準等
受託者は、次に示す基準等に基づき委託業務を実施するものとし、これ以外の基準
等を適用する場合は、あらかじめ区の承諾を得なければならない。(各基準類の制定
年月日については区と打合せのこと)
(1) 公共建築物整備の基本指針(財務局)
pg. 3
(2) 構造設計指針・解説(財務局)
(3)
東京都建築工事標準仕様書(東京都)
(4)
東京都電気設備工事標準仕様書(東京都)
(5)
東京都機械設備工事標準仕様書(東京都)
(6)
東京都建設リサイクルガイドライン(東京都)
(7)
官庁施設の基本的性能基準及び同解説(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(社)
公共建築協会)
(8)
官庁施設の企画書及び設計説明書作成要領(国土交通省大臣官房官庁営繕部)
(9) 官庁施設の総合耐震計画基準及び同解説(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、
(社)公共建築協会)
(10) 官庁施設の総合耐震診断・改修基準及び同解説(国土交通省大臣官房官庁営繕部
監修、(財)建築保全センター)
(11) グリーン診断・改修計画基準及び同解説、官庁施設の環境保全性に関する診断・
改修計画基準及び同解説(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(財)建築保全セン
ター)
(12) 官庁施設のユニバーサルデザインに関する基準及び同解説(国土交通省大臣官房
官庁営繕部監修、(社)公共建築協会)
(13) 建築設計基準及び同解説(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(社)公共建築協
会)
(14) 建築構造設計基準(国土交通省大臣官房営繕部)
(15) 敷地調査共通仕様書(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(社)公共建築協会)
(16) 構内舗装・排水設計基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(社)公共建築協
会)
(17) 建築設備計画基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修)
(18) 建築設備設計基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修(財)全国建設研修センタ
ー)
(19) 建築設備耐震設計・施行指針(国土交通省国土技術政策総合研究所(財)日本建築
センター)
(20) 排水再利用・雨水利用システム計画基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修(社)
公共建築協会)
(21) グリーン庁舎基準及び同解説(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修(社)公共建
築協会)
(22) 地球温暖化対策に寄与するための官庁施設の利用の手引き(国土交通省大臣官房
官庁営繕部)
(23) 建築物のライフサイクルコスト(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修、(財)建築
保全センター編集)
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資料の貸与および返却
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(1) 業務を進めるに当たっては、区から次のものを貸与する。
ア
新しい区役所整備基本方針(平成26年1月策定)
イ
中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3(平成24年6月策定)
ウ
新しい中野をつくる10か年計画(第2次)(平成22年3月策定)
エ
その他、受託者から申し出があり、区が本業務の実施にあたり必要と認めた
資料
(2)
貸与された資料は、紛失、汚損しないよう取り扱うものとし、これを公表し、貸
与し、又は複製してはならない。
(3) 貸与された資料は、業務が終了したときは、速やかに区に返却すること。
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使用言語等
本業務に使用する言語は日本語、数字は算用数字、通貨は日本円、単位は計量法(平
成4年法律第51号)に定めるものとする。
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本業務への取り組み姿勢
(1) 本業務は、区民に親しまれ、区民共有の財産として次世代へ引き継がれる新庁舎
を整備するための基本的な要件を整理するものであることから、議会や区民に対し
て明確な説明ができなければならない。受託者は、このことを深く認識し、本業務
を実施すること。
(2) 本業務を進めるに当たっては、企業の組織力により、全国レベルの情報・事例を
広く収集し、実効性の高い具体的施策を提案すること。
(3) 本業務は、執務室等諸室の必要面積の算定や文書量削減等の事務改善策など、庁
舎オフィスのあり方について、専門的な見地からのアドバイスを求めていることに
留意すること。
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ディーゼル車規制について
本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は使用させる場合は、都民の健康と安
全を確保する環境に関する条例(平成12年東京都条例第215号)他、各県条例に規定
するディーゼル車規制に適合する自動車とすること。
なお、適合の確認の為に、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物資減少
装置装着証明書等の提示、又は写しの提出を求められた場合には、速やかに提示又は
提出すること。
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不当介入に対する通報報告
本契約の履行に当たって、暴力団等から不当介入を受けた場合(再受託者が暴力団
等から不当介入を受けた場合を含む。)は、
「東京都契約関係暴力団等対策措置要綱」
(昭和62年1月14日付61財契庶第922号)に基づき、監督員への報告及び警視庁管轄警
察署への通報並びに捜査上必要な協力をすること。
pg. 5
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その他
(1)
受託者は、委託業務の遂行に必要な場合を除き、区の承諾なく成果品(未完
成の成果品及び業務を行う上で得られた記録等を含む。)を他人に閲覧、貸与又は
譲渡してはならない。
(2)
受託者は、積算業務に係る資料については、他の者に漏れないよう厳重な管理を
期さなければならない。
(3)
本業務の遂行によって生じる権利は、区に帰属するものとする。
pg. 6