別紙2 除染作業の実施方法 1 除染作業 1.1 アスファルト等に係る除染作業 (1)アスファルト等は高圧洗浄に先立ち、作業員が手作業により枯葉、苔、草、泥、土等を除 去する。 (2)高圧吸引型洗浄機を用いて洗浄を行う。施設の材質や劣化状況等により適切な吐出圧力で 洗浄し、施設に破損がないようにする。 高圧洗浄等にあたっては、周縁部から内側、水勾配の上流から下流に向かって行う。 (3)インターロッキング等の場合は吸引除染後、目地砂を施工する。 1.2 側溝等に係る除染作業 (1)側溝、集水桝は高圧洗浄に先立ち、作業員が手作業により枯葉、苔、草、泥、土等を除去 する。除去においてはデッキブラシ等を用いて洗浄する。 (2)高圧洗浄機を用いて洗浄を行う。施設の材質や劣化状況等により適切な吐出圧力で洗浄し、 施設に破損がないようにする。 (3)側溝の蓋やグレーチングについても、併せてブラシや高圧洗浄機により洗浄を行う。 1.3 表土等(土壌、砂利敷き、芝・植栽等)に係る除染作業 (1)表土等は作業員が手作業により、枯葉、苔、草、泥等を除去する。 (2)除草を作業員が手作業等により行い、回収する。 (3)表層土を概ね(5 ㎝程度)の深さまで除去する。 (4)表層土を除去した部分は、客土等を施工し、圧密、植生等の措置を施し原則として除染前 の状態に復することとする。その際、施工後の土砂等の流出及び斜面の崩落の防止に留意 すること。 1.4 樹木に係る除染作業 樹木は、常緑樹について作業員が手作業(高所作業を含む。 )により樹木の育成に著しい影響 が生じない範囲で剪定や刈り込みを行い、切り枝を回収する。 2 除染に伴う排水の回収作業 除染に伴い発生する排水は、流出先への影響を極力避けるため、できる限り排水を回収し、適 切な処理をする。 3 除去物の収納及び運搬作業 除染作業において発生した除去物の処理方法は以下のとおりとする。 (1)表土剥ぎ等で発生した土砂 ・除去後の土砂については、敷地内に仮埋設し保管するものとする。 ・埋設する際には遮水シートを使用して地下水や周辺土壌等の汚染防止を図り、表土から 40cm程度は掘削した良質土で埋め戻すものとする。 (2)除去した堆積物、刈草、剪定枝葉、枯葉等 ・落葉等の可燃物は廃棄物として焼却等処分し、土を含む苔等の不燃物は上記(1)の除去 物と同じく仮埋設するものとする。 ※ 敷地内に仮埋設した場合は、埋設場所が分かるように明示し、保管物の数量と一緒に記録 し報告すること。
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