VOL. 21 NO. CHEMOTHERAPY 1 地 衣 成 分"含 窒 素 化 合 物"の 藤 川 福 二 郎 ・平 山 11 抗 腫 瘍 性 に 関 す る研 究 晃 久 ・渡 辺 予報 雅経 京都 薬科大学衛生 化学 教室 中沢 昭 三 ・黒 田 浩之 京都 薬科大学微生物学 教室 (昭和47年8月11日 地 衣 成 分 の 抗 腫 瘍 性 に つ い て の 研 究 は,著 の 藤 川,中 沢 ら1∼4)に よ り昭 和37年 イ ノ キ ノ リAlectoria done系 sulcata 化 合 物 のpsoromic ケCetrelia collatolic nuda Hue acid(II)お 者 らの う ち 地 衣 類 の1種 Nyl.に バ ンダ 含 ま れ るdepsi- acid(1)お 受付) ら5)は 昭 和43年 (solid 各 種 地 衣 類 中 の 多 糖 体 のSarcoma-180 type)に 対 す る 抗 腫 瘍 性 に つ い て 検 討 し,そ 例 と して イ ワ タ ケGyrophora よび トコ ブ シ ゴ esculenta Miyoshi中 pustulan型glucanがSarcoma-180(Solid 含 ま れ る α- 対 し て4mg/mouseの10日 よび acid(III)が 果 を 有 して い る こ と を 報 告 して い る 。 マ ウ スに 移 植 され た。 治 療 で90%以 さ て 昭 和45年,藤 川,平 の type)に Culb.&Culb.に β-collatolic の1 山,渡 類 中 の 遊 離 ア ミ ノ 酸 の 定 性,定 上 の治 療 効 辺 ら6)は 「邦 産 地 衣 量 に つ い て 」 報 告 し,そ の 中 で 地 衣 類 の 科 な らび に 属 と遊 離 ア ミノ酸 の 種 類 お よ び そ の 含 量 と の相 関 関 係 を 検 討 す る 目的 で 実 験 を お こな つ た が,こ れ ら の 間 に 相 関 関 係 は 認 め ら れ な か つ た が,ケ ウ ラ ミ ゴ ケNephroma ッ メ ゴ ヶPeltigera psoromic acid resmpinatum(L.)Ach.お ヨ ロ イ ゴ ケ 科Stictaceae中 (I) 種,同 よび variolosa(Mass.)Gyel.な らび に の カ ブ ト ゴ ケ 属Lobaria じ 科 の ヨ ロ イ ゴ ケ 属Sticta 3種,計9種 4 の 地 衣 表類 は い ず れ も総 窒 素量 が 他 の 地 衣 類 に 比 較 して 大 で あ つ た 。 し か し これ ら の ア ミ ノ 態 窒 素 を ア ミ ノ 酸 分 析 値 か ら 算 定 す る と,多 で は2%で い も の で も 総 窒 素 量 の33%,少 な い もの あ つ た。 す な わ ち 大 部分 の 窒 素 は お そ ら くア ミ ノ 酸 以 外 の 含 窒 素 化 合 物 に よ り 占 め られ て い る と推 定 α-collatolic された。 acid そ こで 今 回は これ らの 含 窒 素 化 合 物 中 に 抗 腫 瘍 性 を 有 (II) す る 物 質 が 見 い 出 さ れ は し な い か と考 え,Table 1に す よ う な ア ワ ビ ゴ ケCetraria ヂ レ ト asahinae コ ブ シ ゴ ケCetrelia joponioa ケCladonia polydactyla(Flk.)Nyl. (Asah.)Asahinaお 58種 β-collatolic acid EHRLICH carcinomaお は 既 知 制 癌 性 抗 生 物 質 の うち,カ マ イ トマ イ シ ンCと 対 して 抗 よ び 特 にpsoromic acid ル チ ノ フ ィ リ ンお よ び 併 用 した 場 合 ,顕 type)に 血 清 成 分 と 結 合 して 不 活 化 さ れ る た め,さ そ れ 以 上 の 研 究 は 進 展 しな か つ た 。 そ の 後,柴 田,西 川 theiophila Nyl.な ど 験 の 部 に 詳 細 を 記 し たFig.1に ・陰 両 イ オ ン 交 換 樹 脂 吸 着 物 carcinoma(ascites よ る マ ウ ス 担 癌 動 物 治 療 実 験 を 行 な つ た0な 性 毒 性 を 調 べ,そ お, の 希 釈 液 の一 定 量 を 使 用 した 。 こ の 動 物 実 験 の 結 果,有 1に らに var. laevior オー ゴ 治 療 に 用 い た サ ン プ ル は あ ら か じ め 同 一 ル ー トに よ り急 著 な協力作用 のあ る こ と を 報 告 し て い る 。 し か し な が ら こ のpsoromic acidは の 地 衣 類 か ら,実 質 を 蒸 留 水 に 溶 解 し て,EHRLICH よ びSarc0ma-180に 腫 瘍 効 果 が 認 め ら れ る こ と,お よ びParmelia 示 す 操 作 に よつ て 得 た,陽 (III) Sato,チ Culb.&Culb.,イ 示 示 し た58種 traria asahinae (Flk.)Nyl. var. 効 と 認 め ら れ た 地 衣 はTable の う ち,Fig.2に Sato,イ 示 す ア ワ ビ ゴ ケCe- オ ー ゴ ケCladonia theiophyla(Asah.)Asahinaお polydaotyla よび 12 CHEMOTHERAPY Table JAN. 1 1973 VOL. 21 NO. CHEMOTHERAPY 1 Fig. Parmelia traria Zaevior asahinae Nyl.の3種 Satoは var. で50%が Polydactyla(Flk.)Nyl. 完 全 延 命 し,Parmelia laevior Culb.&Culb.は で 腫 瘍 死 と,わ ぎ な か つ た が,毒 た の で,他 行なつ た 。 Nyl.も4.8 対 照 の 無 処 置 群 が12∼20日 /mouse・dayで ずかに延命が認 め られ た に す 性 が 強 ぐ,生 の 有 効 で あ つ た3種 containing compounds す な わ ち,4種 in lichens の 地 衣 類 の 成 分 中,陽 ・陰 両 イ オ ン 交 換 樹 脂 吸 着 物 質 を 分 子 量 的 に 分 画 す る 目的 でSephadex G-25(Medium)を 3に Ny1. も ち い て ゲ ル ろ 過 を お こ な い, し め す よ う な280mμ j'aponica 完 全 延 命 し た 。 ま たCetrelia で す べ て 腫 瘍 死 した の に 対 し て, 1.18mg 12∼27日 後の判定に 間連続腹腔 内 投 与 で (Asah.)Asahinaは7.2mg/mouse・day mg/mouse・dayで60%が japonica of nitrogen な わ ち, Ce- 腫 瘍 細 胞 移 植40日 完 全 延 命,Cladonia theiophyla Separation で あ つ た6す お い て6.3mg/mouse・dayの6日 80%が 1 13 Culb.&Culb., の 吸 光 度 で も つ てCetrelia Cladonia polydactyla var. theiop hyla(Asah.)Asahinaお laevior は3分 Ny1.の3種 画 に,合 は2分 計9検 画 に, 示 す よ うに, に お い て は,Fr.1がo.19mg/mouse.dayの の地 衣 表 類 と同 様 の 分 画 を 75%,Fr. は1.90mg/mouse.dayで20%が Cetraria Fig.5, Cetraria asahinae 理 活 性 が 強 い と予 想 され IIは1.40 (Flk.) よ びParmelia asahinae Sato 体を前記 と同様の方法で動物実験 を お こ な つ た 。 そ の 結 果,Fig.4, Fig.7に Fig. Fig.6お よび Satoの3分 画 投与量 で mg/mouse・dayで80%, Fr. III 完 全 延 命 した 。 つ ぎ CHEMOTHERAPY 14 Fi9.2 Antitumor activities on Ehrlich ascites JAN. of Lichens in mice Fi9.6 1973 Antitumor activities of CI.polydactyla on Ehrlich ascites in mice Fig.7 Antitumor activities of Par. laevior on Ehrlich ascites in mice Fi2.3 Gel filtrationon Sephaa'ex G-25 Fig. 4 Antitumor activities of Cet . asahinae on Ehrlich ascites in mice Fly. 8 fig.5 Antitumor activies of Cet. japonica en EhrlichaSctieSin mice で10%が 完 全 延 命,最 Fr.Iは,1.80 dayで Nyl.以 Antitumor activities of Glucan from Gy.esculenta on Ehrlichascites in mice 後 のParmelia mg/mouse・day, と も に75%の Fr. laevior IIは1.20 完 全 延 命 を 認 め, 外 は い ず れ もFr. II, Fr. が 強 い 抗 腫 瘍 性 を 有 し,Cetraria Parmelia IIIに Ny1.の mg/mouse・ Zaevior く ら べ てFr.I asahinae SatoのFr.I は 今 回 の 実 験 に お い て も つ と も 強 い 効 力 を 示 した 。 つ ぎ に 我 々 の 分 離 し た 物 質 が 柴 田,西 た5)pustulan型glucanと 同 一 物 質 か,あ 川 らが 報 告 し る い はglucan を 含 有 した 物 質 で は な い か と い う 懸 念 が あ つ た の で 西 川 氏 がGyrophora にCetrelia juponica mg/mouse.dayで70%, で20%が Nyl. 完 全 延 命 var. theiophila mg/mouse.dayで50%, Culb. & Fr. Culb. IIは3.60 し,Cladonia (Asah.) Fr. はFr.Iが1.28 mg/mouse polydactyla AsahinaのFr. IIは4.46 ・day (Flk.) Iは1.86 mg/mouse ・day esculenta Miyoshiか ら 分 離 し たpustu- lan型glucanの 分 与 を う け てEHRLICH (ascites 対 す るdirect効 type)に carcinoma 果 について私 ど もの 実 験 系 に よ り追 試 を 行 な つ た 。 そ の 結 果,Fig.8に トお り,2∼4mg/meuse・dayの6日 20%が 示す 連 続 投与 で い ず れ も 完 全 延 命 を 示 し た に す ぎ ず,ま た 逆 に に 我 々の VOL. 21 NO, CHEMOTHERAPY 1 15 化 合 物 を 成 分 中 に もつ た 地 衣 類 は58種 Table 2 Antitumor activities and from glucan in of Gy. lichens(in esculenta each on Fr. I) 類 中 わ ず か に4 種 で あつ た が,今 後 詳 し く検 討 す れ ぽ他 の地 衣 類 に も含 Sarcoma-180 mice 有 さ れ て い る も の と考 え られ る。 今 後 は採 集 量 の 多 い 他 inoculated : sarcoma-180 therapy : 0.25m1/mouse. 2•~10 6cells/use S.C. day•~6 i.p. の地 衣 類 に つ い て も検 討 す るつ も りで あ り,ま た 上 記 の よ うに 抗 腫 瘍 性 物 質 の収 量 が 少 ない た め,陽 セ フ ァデ ヅ ク スで あ るSE-Sephadexを イオ ン交 換 用 い て イ オ ン交 換 体 に 吸 着 す る物 質 の含 量 を 多 ぐす る工 夫 お よび イ オ ン 交 換 ク ロマ トグ ラ フ ィー,電 気 泳 動 な どに よつ て 分 離 精 製 して 比 活 性 が 上 昇 す る か ど うか,ま た 単 離 され た 有 効 物 質 の 構 造 探 究 お よび 毒 性,作 用 機 序 な どに つ い て研 究 しな け れ ば な ら な い と思 つ て い る。 実 験 の 部 地 衣 類 中 か ら含 窒 素 化 合 物 の抽 出法 風 乾 した 地 衣100gを 分 離 したCetraria asahinae Culb,&Culb., Cladonia theiep hyla Nyl.の Sato, (Asah.)Asahinaお 各Fr.1な Cetrelia ら び にGyrophora type)に こ ろ,Table 2に var. よ びParmelia laevior esculenta か ら 分 離 さ れ たpustulan型glucanの5種 180(solid japonica polidactyla(Flk.)Nyl. Miyoshi 阻 止 率 で,ほ 々 とん ど効 力 が は別種 用 機 序 も 異 な る も の で は な か ろ うか と 最 後 に 今 回 効 力 の あ つ た 各Fr.1はSephadex 5,000以 G-25 流 出 し て ぐ る こ と か ら分 子 量 は 上 と 考 え ら れ る 。 ま た 各Fr.1の 定 す る とCetraria asahinae 3.8%,Parmelia laevior Cetrelia japonioa Culb. Satoか Nyl.か & 総窒 素量を測 ら え られ た もの は 約 ら の も の は 約2.7% 考 え る に は 窒 素 含 量 が 少 な す ぎ る が, Cetrelia joponioa Culb. を 用 い て105° ょ り,Lys, Pro, Val, 種,他 ラ ム 容積 の 約3倍 量 の蒸 留 水 で 洗 浄 し,最 初 の 通 過 液 と Ser, Met, で20時 Culb.のFr.Iを6N HCl 間 封 管 中 で 加 水 分 解 す る こ とに Glu, Gly, Leu, Ileu, Tyrお Ala, Asp, に エ ン ヒ ド リ ン 陽 性 物 質 が3ピ His, Arg, よ びPheと 析 計 に よ つ て 検 出 さ れ た 。 ま た 他 のFr.1の Thr, 合 計16 ー ク,ア きの6%NH40H溶 120mg程 衣10ogか 度 し か え ら れ ず,動 離 に 追 わ れ た た め,上 出 液 と合 してB液 A液 は40° 以 下 で 減 圧 濃 縮 し て50mlと に とす る。 し,陰 イ オ ン IRA-400(OH-型,2×25cm)に と お す。 そ の 速 度 は約3m1/min.と した 。 つ い で 用 い た カ ラ ム 容 積 の3倍 量 の蒸 留 水 で カ ラ ムを 洗浄 し,通 過 液 と水 洗 液 とは す て る。 カ ラ ムに 吸 着 され た 物 質 は カ ラ ム 容 積 の1.5倍 量 の6%NH40H水 を も ちい て 溶 出 し,つ 水解物につ 種 らFr.1が20∼ 物 実 験 に 供 す る試 料 の分 述 以 上 の 研 究 の 進 展 は え られ な か つ た。 本研 究 の動 物 実 験 に お い て は 抗 腫 瘍 性 を 有 す る含 窒 素 と す る。B, C両 液を合 し て40。 以 下 で 減 圧 濃 縮 乾 固 し,ペ ー ス ト状 とす る 。 Sephadexを 用い ての分離 ペ ース ト状 物 質 約1gを5mlの Sephadex G-25 蒸 留水に溶解 して Medium(2.5×80cm)に 度 を 測 定 し てFr.1, 添 加 し,蒸 留 水 つ フ ラ ク シ ョ ンを採 り,光 電 分 光 光 度 計(島 津 製 作 所 製QV-50)を 用 い て280 mPtの 吸 光 Fr。 IIお よびFr. IIIに 分 画 し, そ れ ぞ れ40° 以 下 で 減 圧 濃 縮 乾 固 しペ ー ス ト状 とす るO の ニ ン ヒ ド リ ン 陽 性 物 質 が 検 出 さ れ て い る 。 し か し現 時 点 で は 試 料 が 少 な く,地 量 の6%NHPH水 よ つ て 溶 出 し,さ ら に カ ラ ム容 積 の2倍 量 の 蒸 留 水 で 水 洗 し,さ で 展 開 させ,10mlず ミノ酸 分 い て も ペ ー パ ー ・ ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー に お い て10数 とす る。 陽 イ オ ン交 換樹 脂 に 吸 着 さ れ た 物 質 を カ ラ ム容 積 の1、5倍 溶 出 液 と水 洗 液 を 合 してC液 とpolypeptideと & IR--12o(H+型, 速度で とお す。 ついで カ い で カ ラ ム容 積 の2倍 量 の 蒸 留 水 で 洗 浄 し,6%NH4OH ら の も の は 約4.2%, Culb.か 以 下 で 減 圧 濃 縮 して 約50 約3ml/min.の 交 換 樹 脂Amberlite 思 われ る。 の 分 画 で,Kd=0に の ふ 卵 器 中 で 約50日 し,陽 イ オ ン交 換 樹 脂Amberlite 水 洗 液 を 合 してA液 認 め ら れ な か つ た 点 か らpustulan型glucanと の 物 質 で あ り,作 間 2×25cm)に 阻 止 率 を 示 した が,我 の 分 離 し た 物 質 は0∼20%の 地 衣 が 充 分 浸 る程 度 に加 え,23° mlと のSarcoma- pustulan型glucanは 4mg/mouse・dayで87.5%の 移 行 す る物 質 を 完 全 に抽 出 し,つ い で30%EtOHを 放 置 す る 。30%EtOHは40。 対 す る 抗 腫 瘍 性 につ い て 検 討 した と 示 す と お り, ア セ トンで 地 衣 酸 お よび これ に 動 EHRLICII 物 実 carcinoma(ascites 験 type)に よ る マ ウ ス担 癌 動物治療実験 実 験 動 物 に は 生 後5週 ddys系 1群10匹 目の 健 康 な体 重20±0.5gの 雄 マ ウ スを 各 サ ンプ ル 投 与 群 お よ び 対 照 群 と も を 使 用 し,マ ウ ス 腹腟 内 に 移 植 後7日 目の 腫 CHEMOTHERAPY 6 瘍 細 胞 を採 取 し,マ ウ ス 当 り3×105cells/0.25mlを 験 マ ウ ス腹 腔 内 に 移 植 した 。 治 療 は 移 植24時 1日1回 マ ウ ス 当 り0.25mlを6日 (solid type)に 実 参 1) 間後か ら 目の生 存 率 で 示 した 。 2) よ る マ ウス 担 癌 動 物 治 療 EHRLICH carcinomaの ウ ス腹 腔 内移 植 後7日 に接 種 し,治 療 は移 植24時 率 は15日 4) マ ウス当 中 沢 昭 三,小 松 信 彦,山 5) し,パ ーセ ン トで 示 した。 辞 S. 71 SHIBATA, M. の研 究 は文 部 省 「が ん」 特 別 研 究 の 助 成 金 Bull. 学 教 室 員 馬 場 ま す 氏, Gyrophera Y.NISHIKAWA Miyoshi Bull. 分 与 して 頂 い た 金 294∼ 川 福 二 郎,平 B16(2): 146∼ Chem. 拑 和 雄i博士 お よ び豊 田武 学 士 に 併 ぜ て 深 甚 の謝 意 を 表 し 6) ます。 ON ANTITUMOR CONTAINING Chem. Pharm. 藤 川 福 二 郎,平 Pharm. Chem. (1969); s.SHIBATA, T. 16: Pha- TAKEDA, Chem. (1970); Pharm. Y.NISHIKAWA, & Bull.18 : 1431∼1434 井 邦 夫,平 ACTIVITIES Bull. T.TAKE- S.SHIBATA (10): : 1639 Krebsforschung F.FUKUOKA, : 1074∼1075 等 。 薬 誌90 fur : 1910∼1916 & Bull.16 Y.NISHIKAWA, & 17 18 T.TAKEDA, Pharm. (1968); M.TANAKA, 々助 言 を え た 藤 LICHEN 川 福 二 郎,平 NISHIKAWA, (1968); S.SHIBATA THE Ser. Zeitschrift : 102∼104 rm. FROM 290∼ B15(5): 本 郁 夫,藤 Chem. (1968); DA, NITROGEN Ser. Y. TANAKA. に よつ て 援 助 され た。 また 研 究 に 協 力 して くれ た 衛 生 化 STUDIES 川 福 二 郎,平 B15(5): 本 郁 夫,藤 松 信 彦,山 3262∼2369 沢 大 学 薬 学 部 助 教 授 西 川 嘉 広 博 士,種 Ser. 沢 昭 三,山 中 沢 昭 三,小 ∼1641 か ら分 離 したpustulan型glucanを 15 (5) 1962. 緒 方 幸 雄,中 & eseulenta 川 福 B 150,1963. 目に 摘 出 した腫 瘍 の 平 均 重 量 を対 照 群 と比 較 終 りに,こ Ser. 本 郁 夫,藤 Antibiotics, 井 邦 夫 。J.Antibiotics, 間腹 腔 内 注 射 に よつ て お こな い,阻 止 謝 本 郁 夫,藤 Antibiotics, 297,1962. 実 験 マ ウ ス の鼠 蹊 部 皮 下 間 後 か ら1日1回 献 田 雅,山 井 邦 夫 。J.Antibiotics, 目の 腫 瘍 細 胞 を 採 取 し,マ ウ ス 当 り2×106 cells/0.2mlを り0.25mlを6日 3) 場合 と同 じ実 験 動 物 を 用い 文 1973 1962. 井 邦 夫 。J. 293, 考 松 信 彦,浜 井 邦 夫 。J. 282∼289, 実 験。 て,マ 中 沢 昭 三,小 二 郎,平 間 腹腔 内 注 射 に よつ て 行 な つ た 。 結 果 は 移 植 後40日 Sarcoma-180 JAN. F.FUKUOKA, 山 晃 久,渡 1267∼1274, (1970). 辺 雅 経, 1970. OF COMPOUNDS (PRELIMINARY NOTE) FUKUJIROFUJIKAWA.TERUHISAHIRAYAMA,MASATSUNE WATANABE Department of Hygienic Chemistry, Kyoto College of Pharmacy SHOZONAKAZAWA and HIROYUKIKURODA Department of Microbiology, Kyoto College of Pharmacy Antitumor activities against implanted EHRLICHascites carcinoma in mice were investigated by using substances obtained from 58 species of lichen, and the substances were adsorbed on anionic and cationic ion-exchanger resins. Adsorbed substances from Cetraria asahinae Sato, Cetrelia japonica (Zahlbr.) Culb. & Culb., Cladonia polydactyla (Flk.) Nyl. var. theiophila (Asah.) Asahina and Parmelia laevior Nyl. were recognized to have remarkable antitumor activities. Gel-filtration of pastes obtained from 4 kinds of lichen was carried out with a Sephadex G-25 column. and UV sbsorption spectrum of each fraction was checked at 280 mu, Two fractions were separated from the pastes of Cetrelia japonica (Zahlbr.) Culb. & Culb., Cladonia polydactyla (Flk.) Nyl. var. theiophila (Asah.) Asahina and Parmelia laevior Nyl., and three fractions were separated from the paste of Cetraria asahinae Sato, respectively. From the results of antitumor activities test for these 9 fractions, it was found that fraction I of Cetraria asahinae Sato indicated life prolongation effect on mice at rate of 80% in 40 days after administration of the fraction on a dose level of 0. 19 mg/mouse, and fraction I of other lichen indicated considerable life prolongation effect. But all fraction did not indicate any effect against Sarcoma-180 (solid type). :
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