株式会社システムイオ 3D顔認証システム 「VisionAccess」の紹介 株式会社システムイオ/三方英治 株式会社システムイオは、2006年より赤外線による3D顔認証システム 「VisionAccess」 (現在の メーカは、SAFRAN Morpho[フランス])の国内輸入元として販売を開始。近年、注目を浴びて いる顔認証システムの中でも、一卵性双生児をも見分ける高精度システムとして評価を得ている 3D顔認証を、2D顔認証との比較も交え、技術仕様や実際の用途を紹介する。 1 生体認証のメリット ◆なりすまし防止 ID カードや鍵の運用では、紛失・盗難、または 2 3D顔認証の製品概要 3D 顔認証とは、赤外線照射カメラより特殊な 光パターンを顔に照射し、投影されたパターンの 内部での貸し借りなど、本人になりすまして認 歪みを読み取りカメラで座標点として、顔の形状 証することが可能となる。本人のみが照合する (凹凸)を立体で認識することができる技術を使用 ことができる生体認証は、なりすましを防止す している。そのため、従来の 2D(画像)技術に比 る唯一の方法である。 べ、はるかに高精細な約 40,000 ポイントの座標点 ◆認証記録・管理 鍵や暗証番号の運用では、誰がいつ入室したか を計測し、顔のテンプレートを作成することがで きる(図 1 、表 1)。 などは把握できない。また、管理簿への記帳な ど手間がかかる運用が必要となる場合も多い。 生体認証などのシステム化により、信頼性の高 い確実な認証記録の管理が可能となる。 ◆コスト削減・信用度アップ 3 3D顔認証の優位性 ◆簡単な認証方式 目に見えない近赤外線を採用しているので、 IDカードや鍵の運用で見落としがちな点が管理 ユーザの負担にならない。認証機の前に立ち、 コストである。企業では入社や異動の度に ID 認証機のモニタを見るだけ、モニタに顔が映る カードの発行や変更、紛失した際にはシステム へのカード停止など、利用者が多いほど管理コ ストは増加している。また、ビル入館カードな どの紛失は、企業として致命的な信頼低下を招 く可能性があり、多くの企業が生体認証を取り 入れている要因となっている。 eizojoho industrial ので誰でも簡単に認証が可能(図2)。 ◆速い認証スピードと高精度認証 認証時間はわずか1秒。且つ、2D認証をはるか に上回る認証精度を実現。 ◆ハンズフリー認証 荷物で両手がふさがっていても認証が可能。鍵 March 2015︱39
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