母の文庫通信vol.4-2

読書の大切さ
読書は私達に何をもたらしてくれるので
しょうか?たとえば、新書を読めば、最先端
の知識を得ることができます。
また、小説を読めば、登場人物の生き方を
中1学年主任 国語科
野々内治男先生
追体験することができます。
つまり、読書は物事を見る「視野」を広げ
てくれるのです。保護者の皆様におかれま
しては、ご自身が読んで面白かった本を、お
子様に是非ご紹介下さい。
これからの人生を送っていく上でとても
大切なものを、お子様が獲得するきっかけ
になると思います。
おすすめの本
『ゾウの時間ネズミの時間』
中央公論社/本川 達雄 (著)
時間は体重の1/4乗に比例し、体重が多い動物は、速度
が遅くなる。ハツカネズミはちょこまかと動くが、ゾウはゆ
ったりと歩く。
哺乳類の寿命を、心臓の鼓動時間で割ってみると、どの動
物であっても、一生の間に心臓は20億回打つという計算に
なり、一生の間に呼吸する回数は5億回である。本では、さ
らに興味深い事実が色々と述べられており、哺乳類のサイズ
による違いがこれほどあるにもかかわらず、サイズを考慮に
入れれば実は同じという興味深い本です。
『せんせい。
』
新潮社/重松 清 (著)
授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好き
になれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合
えなかった先生。先生による何気ない言動や個性的なやり方
に、反発しながらも生徒は意外にも影響を受けていくものだ
と考えさせられる教師と生徒をめぐる六つの物語です。
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