News リリース 平成 27 年 2 月吉日 各位 株式会社 OPM ラボラトリー 高い光沢性能を要求されるプラスチックス金型への鏡面性能達成 従前から DLMS(Direct Laser Metal Sintering)方式で製作した 部品及び金型には、微小なピンホールがある為、意匠性能を必要とする成形品への適用は 難しいという課題が残っておりました。 このたび、弊社では SPI-A2 高級鏡面仕上が必要なプラスチックス意匠面(SPI-A2 表面粗: Ra = 0.03 - 0.05 Ra)を要求される金型へ 3D メタルプリンタ「OPM250L」と新金属粉 末 OPM-ULTRA2 で達成を致しましたのでご報告をいたします。 (背景) 株式会社 OPM ラボラトリーは、欧州大手電機メーカより光沢性能を求められる家電製品の 意匠面(製品デザイン側)の金型へ、コンフォーマルクーリング技術を適用したいという 要請を受け、約 1 年間を掛けて開発して参りました。 (必要な要件及び過程) 光沢性能を向上する為には、金属粉末そのものの成分を曇りのない鏡面性能 が発揮できるように微調整し、3D メタルプリンタ装置性能自体を大幅向上させる必要があ りました。この要件を達成する為には ・金属粉末材料の鏡面性能向上成分調整と、アトマイズ工程見直し ソディック製 新型 3D メタルプリンタ「OPM250L」にて ・ワークエリア内窒素濃度を大幅向上 ・FUME(金属粉末が溶融した際に出る煙のようなもの)回収能力の大幅向上 を実施し、設備性能を従前の他社機より大幅にアップさせること、さらに 溶融密度を最適化(レーザスピード、走査ピッチ)した条件にて造形を行うことで 実現を致しました。 *SPI とは、SPI は The Society of the Plastic Industry 略、業界標準の仕上げ基準 これにより、弊社 DLMS 工法は、光沢性能を求められる意匠製品へも適用販路がさらに拡大 され、普及が加速することが考えられます。 以上 参考) 3D メタルプリンタ「OPM250L」+OPM-ULTRA2 で、造形した試験ピース 辞書の小さな文字が、非常にきれいに試験ピースにクリアに映っているのが 解ります。
© Copyright 2024 ExpyDoc