ID-Linkを利用した広域連携の取り組みについて広域連携の実例について

道南地域医療連携協議会の概要
 平成20年1月に任意団体として設立
 平成23年9月NPO法人認証
 現在の協議会加入施設数
94施設
 協議会の地域医療連携情報ネットワークシステム
MedIka
・・Med(医療)+Ika(函館,道南のシンボル)
【MedIka利用施設数】
・情報公開施設・・・・・・・・・・10施設
・情報閲覧施設・・・・・・・・・・69施設
北海道の医療圏について
患者の受療動向(北海道)
患者の受療動向
患者は,地域を越えて受診し,他にも
転院・転居・旅行など,患者の移動は,
地域にとらわれずに起こるもの。
患者は,地域を越えている!
道南地域医療連携協議会運用規程
(広域連携の取り扱い)
第18条 MedIka以外のID-Linkを利用した地域との
ネットワークの接続については,次の各号により
連携することができる。
1 メディカ運営委員会で承認を得た地域のネット
ワークと協定を締結した時に接続を可能とする。
2 締結する協定書については,双方のネットワー
クの運用上の規定で相違する点について協議し
合意した項目について記載する。
どのように連携したのか?
①当協議会に加入してもらい運用
国民健康保険大間病院など
②施設間で協定書を締結し運用
北海道がんセンターなど
③協議会単位で協定書を締結し運用
南檜山地域医療連携システム
①当協議会に加入してもらい運用
①当協議会に加入してもらい運用
大間町→青森の基幹病院まで陸路で2時間半
大間町→函館の基幹病院までフェリーで1時間半
市立函館病院(専門的な治療や検査)
いきなり来られても・・・・
国民健康保険大間病院(悪天候時などに受診)
②施設間で協定書を締結し運用
施設間
●地域がん診療連携拠点病院
市立函館病院
年間数件
●都道府県がん診療連携拠点病院
北海道がんセンター(札幌)
(札幌まではJRで3時間半,車で4時間半ほど)
②施設間で協定書を締結し運用
(患者同意書)
第2条 患者同意書については、同意を取る施設で規程
している同意書を使用することとする。
(医療情報の利用と患者同意)
第3条 医療情報の利用と患者同意については、道南地
域医療連携ネットワークシステム「MedIka」運用規程の第
14条を準用する。
(医療情報の取り扱い)
第4条 医療情報の取り扱いについては、道南地域医療
連携ネットワークシステム「MedIka」運用規程の第15条を
準用する。
②施設間で協定書を締結し運用
○北海道がんセンター⇔市立函館病院
平成25年6月~ 接続人数6人
○手稲渓仁会病院⇔市立函館病院
平成26年5月~
③協議会同士で協定書を締結し運用
第二次医療圏別入院医療受療動向
(平成18年5月国保レセプトによる)
流出割合20~50%
北渡島檜山
南檜山
流出割合1~2%
南渡島
南檜山の患者の約30%が,南渡島地域の医療機関を受診
③協議会同士で協定書を締結し運用
南檜山地域(人口約27,000人)
・地域再生医療計画に基づき,H22年度以降
北海道が主体となりITネットワークを整備
・H23年10月からID-Linkの運用を開始
・H26年2月南檜山地域医療連携システム
運営協議会を設立(11施設)
協定書締結のまとめ
●考えられるルールの違いとしては
・患者同意書の書式や運用方法,医療情報の有効期限や
取り扱い,などなど
・共通の項目は問題ない。
・相違する項目は,厳しいルールに合わせる。
A地域のルール
A・Bの協定書
B地域のルール
ご静聴ありがとうございました