資料3 せっこうボード製品の JIS 改正 −建築物における防火材料の信頼性向上を目指して− 平成26年12月22日 建築物の防火性能や省エネルギー性能に対する社会的要請の高まりを受け、日本工業規格(JIS A6901)に定める建築物の壁及び天井に用いるせっこうボードについて、防火性能や省エネルギーにか かる熱抵抗に関する規定を見直しました。 1.規格改正の目的・背景 せっこうボードは、主に建築物の壁及び天井に用いられる建築材料です。この建築材料の防火性 能に対する信頼性の向上を図るため、せっこうボード製品の JIS に定める防火性能について、新た に単位面積当たりの質量を及び比重を規定値として導入し、建築基準法で用いられる国土交通大臣 の定める防火性能認定基準との整合を図りました。 また、当該 JIS に定める熱抵抗試験について、利用者の利便性を高める観点から、試験方法を追 加するなどの改正を行いました。 2.規格改正の主なポイント ①単位面積当たりの質量を規定化 旧規格では参考値であった「単位面積当たりの質量」を規定値とし、併せて「比重」を規定値 として追加するとともに、試験項目にも「単位面積当たりの質量」及び「比重」を追加しました。 ②熱抵抗の規定値を見直し 熱抵抗の試験方法として、試験片を小さくできる、測定時間を短縮できるといった測定原理上 の利点を有し、汎用性のある JIS A 1412-2 (熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2 部:熱流計法(HFM 法) )を追加しました。 せっこうボードの厚さ リビングルームでの使用例 【担当】経済産業省 産業技術環境局 国際標準課(03-3501-9283、内線 3426∼3427) (課長)福田 泰和 (補佐)吉澤 由香 経済産業省 製造産業局 住宅産業窯業建材課 (課長)寺家 克昌 (補佐)豊川 定海
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