家庭科教育コース

学 部 ・ 研究科名
学 科 ・ 専攻等名
コ ー ス 等 名
教育学部
学校教育教員養成課程
家庭科教育コース
教育学部の教育目的
家庭科教育コースの目的
地域社会との連携を通した自由で創造的な研究・教育を基本とし、学部の特性として子どもと触れあい、子どもの心がわかる教員の養成を 広い視野に立って家庭科の内容(家庭経営学、被服学、食物学、栄養学、食品学、調理実習、住居学、保育学)を専門的に深く掘り下げるとともに、家庭科の目標、授業設計及び新し
行う。また日本有数の高齢化県である高知県に立地する学部の特性として、これからの長寿社会における豊かな生活環境の創造のために い教材づくり、学習指導法についての理論と実践を学び、家庭科指導における優れた実践的指導力を備えた小学校・中学校教員の養成を目的とする。
貢献できる人材の育成を目的とする。
家庭科教育コースのdiploma policy (DP)(◎=DP達成のために、特に重要な事項、○=DP達成のために、重要な事項、△=DP達成のために、望ましい事項)
家庭科教育コースのカリキュラム
学年
2
2
学期
1
2
授業科目の主題(箇条書)
(この授業科目における中心となる
題目・問題・テーマ等を箇条書に記
入する。)
授業科目の到達目標(箇条書)
(この授業科目の学習後に到達すべき最低
限の(行動)目標を学生が主語で行為動詞
を使用して箇条書に記入する。)
小学校家庭科授業を担当するため
に必要な知識と技能を習得する。
家庭科授業に必要な実践的な能力
を習得する。
家庭科教育観を構築する。
小学校家庭科の授業を担当するために必
要な知識・技術・実践力を習得する
授 業 科 目 名
初等家庭科指導法A
初等家庭科指導法B
2
家庭科概論
◎
1
中等家庭科指導法Ⅰ
関心・意欲
家庭科の内容(家庭経営学、被服
学、食物学、栄養学、食品学、調理
実習、住居学、保育学)について強
い関心を持ち続けるとともに、家庭
科教育の諸課題に関して、自らの
力で課題を設定し、探求し続ける意
欲を身につけている。
態度
家庭科の内容(家庭経営学、被服
学、食物学、栄養学、食品学、調理
実習、住居学、保育学)を積極的に
学び続け、家庭科教育の諸課題の
解決していこうとする態度を身につ
けている。
技能・表現
家庭科の内容(家庭経営学、被服
学、食物学、栄養学、食品学、調理
実習、住居学、保育学)や家庭科
教育の諸課題解決に向けた基本的
な技能を身につけているとともに、
調査・研究の結果を口頭、あるいは
文章・作品などの形で表現し、適切
な授業を設計、遂行することができ
る。
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△
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◎
〇
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◎
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○
◎
○
◎
○
○
○
2.学習指導案を作成する。
本授業は、日常の家庭生活を営む 衣生活の基礎知識を習得する。
基本的な知識を習得することと、小
学校家庭科の教育(実習)に備え、
各領域の専門的知識を習得すること 手縫いの基礎技術(ぐし縫い、まつり縫いな
ど)を習得する。
を目的とする。
食生活に関する基本的知識について理解
する。
家族・家庭生活に関して、基本的な知識を
理解する。
2
思考・判断
家庭科の内容(家庭経営学、被服
学、食物学、栄養学、食品学、調理
実習、住居学、保育学)を深く掘り
下げ多面的に思考するとともに、家
庭科教育の諸課題に関して、教科
教育学の観点から適切な判断をく
だすことができる。
1.小学校家庭科に関する基礎的知 1.小学校家庭科について基礎的知識と技
能を身につける。
識と技能の習得
2.学習指導案の作成
1
知識・理解
家庭科の内容(家庭経営学、被服
学、食物学、栄養学、食品学、調理
実習、住居学、保育学)について専
門的な知識を習得し深く理解すると
ともに、家庭科の目標、教材構成、
授業設計、学習指導法など家庭科
教育学についての基本的な専門知
識を身につけている。
1.中学校家庭科に関する基礎的知 1.中学校家庭科について基礎的知識と技
識と技能の習得
能を身につける。
2.学習指導案の作成
2.学習指導案を作成する。
2
2
中等家庭科指導法Ⅱ
中学校における家庭科教育をめぐる
諸問題について学ぶ。
各自の家庭科教育観・教材観・指導
観・授業観等を確立する。
家庭科授業の創出に必要な基礎的
事項の理解し、実践力を育成する。
中学校における家庭科教育の課題に関心
を持つ
家庭科授業のための教育観・知識・技術・
実践力を習得する
◎
中学校家庭科の授業ができる
3
2
中等家庭科指導法Ⅲ
1.高校家庭科に関する基礎的知識 1.高校家庭科について基礎的知識と技能を
身につける。
と技能の習得
2.学習指導案の作成
◎
○
◎
◎
◎
◎
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◎
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○
○
○
○
○
○
家庭経営学とは、家族成員の誰も
生活経営に必要な知識と主体性を通じて、
が、個人の福利(well-being)の獲得 各人の生活設計能力を身につける。
を通して、より自分らしく生きること
(クオリティ・オブ・ライフの向上)を目
指す総合的・実践的学問である。
◎
◎
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〇
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○
○
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〇
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○
○
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◎
◎
◎
○
2.学習指導案を作成する。
3
2
2
2
中等家庭科指導法Ⅳ
家庭経営学
1 学校教育における家庭科の今日 1 家庭科教育の今日的課題理解する
2 家庭科の授業づくりができ、実践するこ
的課題について学ぶ
とができる
2 家庭科の授業実践をおこなう
2
2
家庭経営学特講
主に国外・国内の厚生に関わる統計 統計を通じて現代の生活問題を理解し、個
を通じて、現代社会の生活問題を考 人と家族の福祉(well-being)について理解
する。
える。
2
1
被服学概論
衣生活と環境の関係を理解させる。
被服製作の技術を習得させる。
衣生活と環境の関係を理解する。
被服製作の基礎技術を習得する。
2
2
繊維計測学実験
衣料用繊維の成り立ちや形態につ この科目を履修すると,布の三原組織とは何
いて実験を通して学ぶ。また、アパレ かを自分で区別できるようになる
ルの消費科学で必要な布の諸元に
ついてその計測方法を習得する。
この科目を履修すると,天然繊維や合成繊
維の形態が区別できるようになる.
この科目を履修すると,化学繊維の紡糸法
が理解できるようになる
この科目を履修すると,家庭科教員採用試
験における被服材料学分野の知識が深ま
る.
3
1
被服製作実習
被服製作に必要な知識・技術を習得 被服製作に必要な知識・技術を習得する。
させる。
2
1
被服管理学Ⅰ
衣生活において日常行われている
洗濯、仕上げ、手入れ、保存につい
て自然科学的な側面を中心に学習
する。
この科目を履修すると,洗濯に使用してい
る洗剤の組成や,機能について理解できる
ようになる.
この科目を履修すると,衣服の保管につい
て,正しい方法が判るように成る.
この科目を履修すると,衣服のリサイクルに
ついての現状と問題点が判るようになる.
この科目を履修すると,家庭科教員採用試
験における,被服整理分野の出題傾向とそ
の対策が出来るようになる
3
1
衣生活環境学演習Ⅰ
研究を通して専門的知識及び自ら研 研究する能力を習得する
究する能力を習得させる。
プレゼンの技術・表現を習得する
3
2
衣生活環境学演習Ⅱ
研究を通して専門的知識及び自ら研 研究する能力を習得する
究する能力を習得させる。
プレゼンの技術・表現を習得する
2
2
2
1
被服学特講
食物学概論
衣服に用いられている,布,糸,繊
維について自然科学的な側面を中
心に学習する。
○
○
○
○
◎
〇
◎
◎
△
△
衣服についているタグが,正しく読めるよう
になる.
〇
◎
◎
△
△
衣服のリサイクルについての現状と問題点
が判るようになる.
〇
◎
◎
△
△
家庭科教員採用試験における,被服材料
分野の出題傾向とその対策が出来るように
なる
◎
◎
〇
△
◎
◎
○
○
△
○
◎
◎
○
△
○
衣服に使用している布の織り方や糸の太
さ,繊維の種類ついて理解できるようにな
る.
・食生活と健康との関係について学 食と健康に関する基礎知識を習得する。
び、食物の役割に関する理解を深め
る。
食の重要性・意義について、科学的観点か
ら多角的に理解できる。
望ましい食のあり方について考え、論ずる
ことができる。
2
2
栄養学
◎
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〇
〇
食品成分と栄養などの機能性ついて理解
する
〇
◎
〇
〇
〇
・日本料理、中国料理、西洋料理の
特徴について理解し、それぞれの基
本的な料理を実習する。
・実習を通して、食品の調理特性や
調理理論、調理操作を習得し、食事
の作り方・あり方について実践的に
学ぶ。
・食文化に対する造詣を深め、食に
対して幅広く興味をもつ。
基本的な調理操作・技術や食材の特性に
ついて学び、スキルを習得する。
○
◎
◎
◎
◎
栄養面や嗜好性を考慮した食事づくりがで
きる。
○
◎
○
◎
◎
調理時の安全面に配慮し、衛生的な食品
の取り扱い操作を習得する。
◎
◎
○
◎
◎
・食生活を構成する各要素について
の学びを深める。
・食の安全性について理解を深め
る。
・調理や嗜好性、食文化等、食につ
いて多角的に学ぶことを通して、人
間生活の豊かさに触れる。
食の現状とあり方を包括的に捉えることが
できる。
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◎
(1)住宅・住生活・住環境にかんする発展的
な知識・認識(主に授業第1~5・9~11回)
を得て、その内容について説明できるよう
になること。
○
○
○
○
○
(2)まちづくりについて体験的に学び、まちづ
くりに必要な知識・認識(主に授業第6~8
回)を得て、その内容について説明できるよ
うになること。
○
○
○
○
○
(3)住宅製図の基本について実習し、住宅
製図の基礎知識・技術(主に授業第12回~
第15回)を得て、その内容について説明・実
践できるようになること。
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◎
◎
◎
◎
食物および栄養に関することを,平 わが国における栄養の問題について理解
易に,簡潔に分かりやすく説明でき する
ることを目指して,極めて基礎的な知
識を身につけることを目指していま
栄養素について理解する
す。
栄養素の体内での働きについて理解する
2
2
2
3
3
2
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1
1
2
1
2
2
2
2
1
1
食品学
調理実習
食生活論
食生活論演習Ⅰ
食生活論演習Ⅱ
食品の成分や食材の種類に関する 食品の種類について理解する
ことを,平易に,
簡潔に分かりやすく説明できることを
目指して,
食品に含まれる成分について理解する
極めて基礎的な知識を身につけるこ
とを目指す。
食品のおいしさについて理解する
食の豊かさとは何かなど、食に関するテー
マについてクリティカルに考えることができ
る。
・食に関する基礎的知識を幅広く習 食に関する諸事情を幅広く理解する。
得し、食を取り巻く状況とその背景に
ついての理解を深める。
情報リテラシーを身につけ、課題を探究す
る。
・食に関する基礎的知識を幅広く習 食に関する諸事情を幅広く理解する。
得し、食を取り巻く状況とその背景に
ついての理解を深める。
情報リテラシーを身につけ、課題を探究す
る。
食物学特講
食物学に関する基礎的知識を習得 食物学についての基礎的知識と実践力を
し、今日的課題について実践的に考 身に付ける。
える。
住環境学
住宅・住生活・住環境の発展的な知
識を、
(1)住み手に必要な知識・認識を中
心として実践的に学び、
(2)将来の住まいづくり・まちづくりお
よび教職に役立てる。
住生活学
住環境実習
3
1
住生活環境学演習Ⅰ
3
2
住生活環境学演習Ⅱ
住宅・住生活・住環境の基礎的な知
識を、
(1)住み手に必要な知識・認識を中
心として実践的に学び、
(2)将来の住生活設計・住まいづくり
および教職に役立てる。
(1)住宅・住生活・住環境に関する基礎的な
知識・認識(主に授業第1~4回)を得て、そ
の内容について説明できるようになること。
(2)生活にみあった住まいづくりについて体
験的に学び、それに必要な基礎知識・認識
(主に授業第6~10回)を得て、その内容に
ついて説明できるようになること。
(3)ペーパークラフト作成などをとおして、住
まいと気候風土や家族との関係(主に授業
第5・12回)について学び、その内容につい
て説明できるようになること。
(4)失敗しない住まいづくりについて、必要
な基礎知識・認識(主に授業第11・13~15
回)を得て、その内容について説明できるよ
うになること。
(1)将来の住まい選び・住まいづくり (1)この授業では、住空間認識力を高め、住
に資する、住宅の計画および設計の 宅計画を立案し、平面図・立面図の作成す
ることを目標とする。最後に学生による自作
知識・技術、
(2)将来家庭科教諭となったときの、 作品のプレゼンテ-ションを試みる。
よりよい住教育(住領域授業)に資す
る、住教育の意義、住領域授業手
法、住宅・建築 製図技法、を獲得
住居・住環境に関する基本的な問題 住居学の基礎的知識の習得と住環境に関
について地域性・社会階層性の観点 する興味・関心をもつこと。
から論じる。また家族・子ども・高齢
者などの生活視点から住環境のあり
方を考える。
住生活環境学演習Ⅰの内容をさらに 住環境学演習Ⅰでの学習をさらに発展さ
発展させ、住居・住環境に関する基 せ、住居学の基礎的知識の習得と住環境
本的な問題について地域性・社会階 に関して思考・判断・表現ができること。
層性の観点から論じる。
住居学特講
住居学に関する基礎的知識を習得 住居学についての基礎的知識と実践力を
し、今日的課題について実践的に考 身に付ける。
える。
保育学
子どもを原点とする保育のあり方に
ついて理解を深め、保育の基礎・基
本を習得する。
2
保育学特講
保育学に関する基礎的知識を習得 保育学についての基礎的知識と実践力を
し、今日的課題について実践的に考 身に付ける。
える。
2
家庭電気・機械
科学技術の進展が家庭生活に及ぼ 科学技術の進展が家庭生活に及ぼす影響
す影響を理解し,家庭生活の充実を について理解している。
図るための家庭用機器の適切な管
理と活用について学ぶ。
家庭生活の充実を図るための家庭用機器
の適切な管理と活用ができる。
2
2
2
2
1
情報処理
保育の基本と乳幼児の育ちを理解する。
1. 電子文書の表現方法を学ぶ
1. コンピュータで電子文書を作成・送受信
する
2. 表やグラフを作成する
3. 情報科学・経営科学(統計学を含
2. コンピュータで表やグラフを作成する
む)の基礎を学ぶ
3. コンピュータを使って真偽を判断する
4. コンピュータを使って予測する
○
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