A-C4A-100-12 (1) 白黒ビデオカメラ モジュール ユーザーズガイド XC-56BB 2004 Sony Corporation 目次 概要 本機の特長 .................................................................. 3 システムの構成 ........................................................... 4 接続図 ......................................................................... 4 各部の名称と働き ....................................................... 5 前面 / 上面 / 底面 ................................................................. 5 後面 ...................................................................................... 6 モード設定 入出力規定 .................................................................. 8 External HD/VD の入力位相仕様...................................... 8 HD/VD の出力振幅仕様 ..................................................... 9 VD入力仕様 ......................................................................... 9 HD 入力仕様 ........................................................................ 9 トリガーパルス仕様................................................................ 9 映像読み出しモード .................................................. 10 ビニング OFF ..................................................................... 10 ビニング ON ....................................................................... 10 電子シャッターについて ........................................... 11 後面ディップスイッチの説明 ............................................... 11 ノーマルシャッター .............................................................. 11 外部トリガーシャッター ......................................................... 12 リスタートリセット .................................................. 13 リスタートリセットモードにするには ....................................... 13 部分読出し機能を使うには ............................................. 14 外部トリガーシャッター ........................................... 16 外部トリガーシャッターを設定するには ............................... 17 部分読出し機能を使うには............................................. 18 タイミングチャート ................................................................ 20 仕様 主な仕様 ................................................................... 28 分光感度特性(代表値)............................................. 28 CCD出力波形タイミングチャート ........................... 29 外形寸法図 ................................................................ 31 付録 保証規定 ................................................................... 32 各種レンズ選定 ......................................................... 33 XC-56BB 2 概要 XC-56BBは固体撮像素子CCD(Charge Coupled Device)を採用 電子シャッター した白黒ビデオカメラモジュールです。 FL(フリッカーレス)モードと豊富なシャッタースピード(1/125 ∼ 本機の特長 高画質 VGA 対応の33 万画素 1/3 型 CCDにより、VGA 相当(647×493 画 素)のきめ細かな画像を再現します。また正方画素CCDの採用に 1/15000 秒)の中から、撮影条件に合った速度が選べます。 外部トリガーシャッター機能(1/4∼1/100000 秒) トリガーを入力することにより、1枚の静止画が得られます。高速で 移動する物体を正確にとらえます。 より、画像処理時のアスペクト比変換は不要です。 部分読出し機能 多様なモード設定 後面のスイッチの切り換えにより、以下のモード設定が可能です。 有効な映像出力ライン数を限定することにより、高速な画像処理に 適したフレームレートの高い映像出力が得られます。 • ゲイン:固定 / 手動調整 • 読み出しモード:ノーマル(30 fps)/ビニング(60 fps) • 部分読出し機能 • 同期入出力 ビニング機能 垂直方向の 2 画素を混合した映像信号は 60 fps で得られます。 • 75 Ω 終端 • シャッター機能:ノーマル /トリガーシャッター • シャッタースピード 筐体固定 筐体固定用のネジ穴がCCDの基準面が含まれている前面の下部 外部同期 にあります。ここでカメラモジュールを固定すれば、光軸のずれを 最小限にとどめることができます。 HD 信号とVD 信号は、入力された HD/VD 信号を自動的に識別 し、その信号に応じて外部同期で動作します。 XC-55BB互換の12ピンコネクターピンアサイン メント 内部同期信号出力 従来機 XC-55BBと互換性のあるピン配置になっています。 HD信号とVD信号は、後面のスイッチの切り換えにより、12ピンコ ネクターから出力させることができます。 XC-56BB 3 概要 システムの構成 ビデオカメラモジュール XC-56BB のシステムの構成品目は、次の通りです。 ビデオカメラモジュール XC-56BB 三脚アダプター VCT-55I(CCU用) カメラケーブル カメラアダプター CCXC-12P02N(2 m) CCXC-12P05N(5 m) CCXC-12P10N(10 m) CCXC-12P25N(25 m) DC-700/700CE Cマウントレンズ VCL-50Y-M VCL-12YM NFマウントレンズ VCL-03S12XM VCL-06S12XM VCL-12S12XM VCL-12SXM 三脚アダプター VCT-333I(CHU用) XC-56BB専用ケーブル 接写リングキット LO-77ERK Cマウント アダプター LO-999CMT 接続図 1 9 2 3 8 4 5 0 6 7 qa XC-56BB 1 カメラアダプター(DC-700/700CE) 2 カメラケーブル(CCXC-12P05Nなど) 3 XC-56Bコントロール部(CCU) 4 三脚アダプター(VCT-55I) 5 XC-56BB専用ケーブル 6 XC-56Bヘッド部(CHU) 7 三脚アダプター(VCT-333I) 8 Cマウントレンズアダプター(LO-999CMT) 9 Cマウントレンズ Cマウントレンズをご利用いただく場合は、VCL12YM、VCL-50Y-Mを装着可能です。その他のレ ンズは本機の特性上、装着できません。 0 接写リングキット(LO-77ERK) qa NFマウントレンズ VCL-03S12XM/06S12XM/12S12XM/12SXMを 装着可能です。 4 概要 各部の名称と働き 前面/上面/底面 1 レンズマウント(NFマウント) 2 カメラ固定用基準穴/三脚取り付け用ネジ穴(ヘッド部) 4 カメラ固定用基準穴/三脚取り付け用ネジ穴(コントロール部) 4 カメラ固定用基準穴/三脚取り付け用ネジ穴(コントロール部) 3 専用ケーブル端子 2 カメラ固定用基準穴/三脚取り付け用ネジ穴(ヘッド部) 1 レンズマウント(NFマウント) 3 専用ケーブル端子 VCL-12S12XMなど、NFマウント方式のレンズや光学機器を取り 付属の専用ケーブルを使ってヘッド部とコントロール部を接続しま 付けます。XB-56BBにCマウントレンズを取り付ける場合は、Cマウ す。 ントアダプターLO-999CMTが必要です。 4 カメラ固定用基準穴/三脚取り付け用ネジ穴(コントロー 2 カメラ固定用基準穴/三脚取り付け用ネジ穴(ヘッド部) ル部) 底面の4つのカメラ固定用基準穴は三脚取り付け用ネジ穴としても レンズマウント面に対して、高い精度で加工されたカメラモジュー 使用できます。 ル固定用のネジ穴です。このネジ穴を使って本機を固定すると、 三脚を使うときは、 この4つのネジ穴を使って三脚アダプターVCT- 光軸のずれを最小限にとどめることができます。 333Iを取り付けます。 底面の4つのカメラ固定用基準穴は三脚取り付け用ネジ穴としても カメラ固定用基準穴は上面前側にも2 穴あります。 使用できます。 三脚を使うときは、 この4つのネジ穴を使って三脚アダプターVCT- ご注意 ・ XC-56BB のヘッド部(CHU)とコントロール部(CCU)は同一の 55Iを取り付けます。 カメラ固定用基準穴は上面前側にも2穴ありま す。 シリアルナンバーの組み合わせでご使用ください。 ・ 故障の恐れがありますので通電中は専用ケーブルを抜き差ししな いでください。 XC-56BB 5 概要 後面 1 VIDEO OUT/DC IN/SYNC端子 1 2 2 シャッタースピード/各種モード設定用ディップスイッチ 3 4 5 3 HD/VD信号入出力切り換えスイッチ 4 M GAIN調整つまみ 5 75Ω終端スイッチ ◆ 詳しくは、 「リスタートリセット」 (13 ページ)および「外部トリガー シャッター」 (16 ページ)をご参照ください。 ご注意 各種スイッチの設定は、電源 OFF の状態で行ってください。 2∼5のスイッチやつまみを操作する場合には、各操作部に適合 4 ゲイン切り換え(9ビット) したドライバーをお使いください。不適切な工具による無理な操作 このスイッチの切り換えにより、FIX(固定) 、MANUAL(手動 は故障の原因となります。 調整)の各モードが選択できます。工場出荷時のスイッチ設 定は FIX(左側)です。 1 VIDEO OUT/DC IN/SYNC(映像出力/DC電源/同期信 号入力)端子(12ピンコネクター) 5 ビニングモード切り換え(0ビット) カメラケーブルCCXC-12P05Nなどを接続して、DC+12 Vの電源 映像信号の読み出しモードをビニング OFFまたはビニング の供給を受けるとともに、カメラモジュールからの映像信号を送出 ONに切り換えます。工場出荷時のスイッチ設定はビニング します。また、同期信号発生器を接続して外部同期信号(HD/VD OFF です。 信号) を入力すれば、 カメラモジュールを外部同期で動作させるこ ◆ 詳しくは、 「映像読み出しモード」 (10ページ)をご参照ください。 とができます。 ◆ 詳しくは、 「VIDEO OUT/DC IN/SYNC(映像出力 /DC 電源 / 同期信 号入力)端子のピン配置」 (7 ページ)をご参照ください。 3 HD/VD信号入出力切り換えスイッチ カメラモジュールからHD/VD 信号を出力するときは INT 側に、外 部からHD/VD 信号を入力するときは EXT 側に設定します。 2 シャッタースピード/各種モード設定用ディップスイッチ 工場出荷時は EXT 側に設定されています。 1 シャッタースピード設定(1∼4ビット) 撮影条件に応じたシャッタースピードに設定します。工場出 荷時のスイッチ設定はシャッターOFF です。 2 部分読出しモード切り換え(5ビット) 工場出荷時のスイッチ設定は部分読出しOFF です。 ご注意 EXT 側に設定したときに外部からHD 信号が入力されない場合、 カメラは内部同期で動作します。 そのとき内部信号は出力されませ ん。 部分読出しモードをONにしてお使いになる場合には、パルス 4 M GAIN(手動ゲイン)調整つまみ 幅の設定が必要となります。 ディップスイッチ4で MANUAL(手動調整)に設定した場合、こ ◆ 詳しくは、「部分読出し機能を使うには」 (14 ページ)また は「部分読出し機能を使うには」 (18 ページ)をご参照くだ さい。 3 リスタートリセット/外部トリガーシャッターモード切 のつまみでゲインを調整できます。 つまみの溝の形状は、0.5(W)×1.9(L)×0.45(D)mmですので、 工具選択時に参考にしてください。また回転範囲は260度ですの で、ストッパーを越えて回さないように注意してください。 り換え(6∼8ビット) 5 75Ω終端スイッチ 外部からリスタートリセット信号を入力することにより任意のタ 外部同期信号を終端しないときは OFFにします。 イミングに1画面の情報を取り出したり、外部からトリガーを入 工場出荷時のスイッチ位置は ON です。 力することにより高速移動体を正確な位置でとらえることが できます。工場出荷時のスイッチ設定はノーマルです。 XC-56BB 6 概要 VIDEO OUT/DC IN/SYNC(映像出力/DC電源/同期信号入力)端子のピン配置 後面 ピン番号 カメラ同期信号出力 外部同期モード(HD/VD) リスタートリセット 外部トリガーシャッター 1 アース アース アース アース 2 DC + 12 V DC + 12 V DC + 12 V DC + 12 V 3 映像出力(アース) 映像出力(アース) 映像出力(アース) 映像出力(アース) 4 映像出力(信号) 映像出力(信号) 映像出力(信号) 映像出力(信号) 5 HD 出力(アース) HD 入力(アース) HD 入力(アース) HD 入力(アース) 6 HD 出力(信号) HD 入力(信号) HD 入力(信号) HD 入力(信号) 7 VD 出力(信号) VD 入力(信号) リセット(信号) VD 入力(信号) 8 − − − − 9 − − − トリガーパルス入力(信号) 10 − − − − 11 − − − 12 VD 出力(アース) VD 入力(アース) − リセット(アース) VD 入力(アース) リアパネル部工場出荷モード 1 2 番号 3 4 スイッチ名称 工場出荷モード 1 シャッタースピード/ 各種モード設定用ディップスイッチ 2 75Ω 終端スイッチ すべてを OFF(左側) ON 3 M GAIN(手動ゲイン)調整つまみ −* 4 HD/VD 信号入出力切り換えスイッチ EXT * 工場出荷時は、 「FIX」に設定されているため、このつまみは無効と なっています。ゲイン切り換えスイッチを「MANUAL」にした場合、0 ∼ 18 dB の範囲で可変できます。 ゲインモード設定比較 Model ゲインモード 工場出荷 規定感度値設定 *(同一感度設定) 工場出荷時のボリューム位置 XC-55BB A/F/M F(0 dB) M(ボリュームにて調整済み) T XC-56BB F/M F(0 dB) F(内部回路により調整済み) MIN(F(0 dB)より若干低い) * 同一の光源を写した場合に各カメラ間でばらつきの少ない信号出力 が得られます。 XC-56BB 7 モード設定 入出力規定 External HD/VDの入力位相仕様 External VD 立ち下がり 100 100 5 100 立ち上がり External HD 規格中心 External HD、VD の位相関係は、規格中心位相(External HD 立 ち下がりエッジ)に対して上図のようにしてください。 External VD立ち下がりエッジ:規格中心位相に対して前後100 Clk 以内に入力してください。 External VD立ち上がりエッジ:規格中心位相に対して前5 Clk、 後 100 Clk 以内に入力してください。 単位:Clock 1 Clk= 81.48 nsec ノーマル動作時:HD 周期 63.56 µs、VD 周期 33.37 ms/16.68 ms (ビニング OFF/ON)で連続。 位相タイミングは上図(立ち下がりエッジのみ適用) 。 リスタートリセット / 外 部トリガーシャッター動 作 時:HD 周 期 63.56 µs で連続、VD(リセット)は HD の位相が上図規定内の 任意タイミング。 (立ち上がりエッジは部分読出し使用時のみ適用) 。 規定外の入力は内部リセット不定やハイレート区間不定の原因にな りますのでご注意ください。 なお、リスタートリセットおよび外部トリガーシャッター時、映像の V syncは External VD から約 1 H 遅れて出力されます。 XC-56BB 8 モード設定 HD/VDの出力振幅仕様 HD トリガーパルス仕様 4.5 V 2 – 5.0 V 0V 0 – 0.6 V VD 4.5 V 2 µs – 1/4 s 0V • 入力インピーダンス:10 kΩ 以上 振幅レベルは 10 kΩ で終端した場合の代表値です。後面の HD/ VD 信号入出力切換スイッチをINT 側にして出力可能です。 • 電圧とパルス幅は、後面の12ピンマルチコネクターの9番ピンで 測定した場合です。 VD入力仕様 2.0 – 5.0 Vp-p 5 H – 21 H* *このVD幅の値は、部分読出しOFF時のみ有効です。 • 入力インピーダンス:75 Ωまたは 10 kΩ 以上 • 入力振幅 2.0 ∼ 5.0 Vp-p(75 Ω 終端 ON、OFF 共通) • 電圧とパルス幅は、後面の12ピンマルチコネクターの7番ピンで 測定した場合です。 HD入力仕様 2.0 – 5.0 Vp-p 2.0 µs – 5.0 µs • 入力インピーダンス:75 Ωまたは 10 kΩ 以上 • 入力振幅 2.0 ∼ 5.0 Vp-p(75 Ω 終端 ON、OFF 共通) • 電圧とパルス幅は、後面の12ピンマルチコネクターの6番ピンで 測定した場合です。 XC-56BB 9 モード設定 映像読み出しモード 本機の映像信号の読み出しモードには2つの種類があります。モー ドは本機後面のビニングモード切り換えスイッチ(ディップスイッチ 0)で選択してください。 ディップスイッチ 後面 ビニングモード OFF 0 ON 0 ビニングOFF VIDEO OUT端子から全画素独立の信号を 1/30 秒ごとに出力し ます(線順次出力) 。 外部同期は、External HD/VD が可能です。 Frame image Frame image Frame image 1/30 s(525 H) ビニングON VIDEO OUT端子から垂直 2 画素混合の全画素信号を 1/60 秒ご とに出力します。 外部同期は、External HD/VD が可能です。 Binning image Binning image Binning image Binning image Binning image 1/60 s(263 H) XC-56BB 10 モード設定 電子シャッターについて ノーマルシャッターと外部トリガーシャッターの2タイプがあります。 後面のディップスイッチにより設定できます。 後面ディップスイッチの説明 ディップスイッチ 後面 スイッチ1∼4:シャッタースピード切り換え*1 スイッチ5:部分読出しモード切り換え*2 スイッチ6∼8:トリガーシャッターモード切り換え スイッチ9:ゲイン切り換え(FIX/MANUAL) スイッチ0:ビニングモード切り換え(OFF/ON) *1 リスタートリセット動作時では、電子シャッターは使用できません。 *2 部分読出しモードはリスタートリセットモード、外部トリガーシャッターモー ド1で利用することができます。 ノーマルシャッター 連続して得られるビデオ信号でシャッター機能による高速移動物体 を鮮明にとらえるためのモードです。 ノーマルシャッターを使用する 場合は、ディップスイッチ8を下表のようにOFF(左側)にしてくだ さい。 ノ ー マ ル シャッター 8 その他* 8 * その他は、リスタートリセットまたは外部トリガーシャッターを表します。 XC-56BB 11 モード設定 ノーマルシャッタースピードの設定 1/125 1/250 1/500 1/1000 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1/2000 1/4000 1/8000 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1/15000 1 2 3 4 1/100 1 2 3 4 (単位:秒) 外部トリガーシャッター 外部からトリガーを入力することにより、高速移動体を正確な位置 で捉えることができます。 ◆ 詳しくは、 「外部トリガーシャッター」 (16 ページ)を参照してください。 XC-56BB 12 モード設定 リスタートリセット リスタートリセットモードにするには 外部よりリスタートリセット信号(HD/VD)を入力することにより、任 意のタイミングに1画面の情報を取り出すことができます。 このモー ドにするには、 カメラ後面のトリガーシャッターモード切り換えスイッチ (ディップスイッチ 6、7、8)を下図のように設定してください。 リスタートリセットと部分読出しを併用する場合には、部分読出しモー ド(ディップスイッチ5)をON(右側)に設定してください。 後面 ディップスイッチ 部分読出し R/R OFF 6 7 8 5 ON 5 長時間露光 リスタートリセット機能は、通常の使用条件では十分な感度が得ら れない場合、あるいは移動する被写体の軌跡などを観察したい 場合に使用すると、CCD の蓄積時間を伸ばすことにより高感度 画像を得ることができます。そのために VDパルスとVDパルスの 間隔(T)を広げた VD信号を外部より入力してください。 入力タイミングチャート例 EXT-HD EXT-VD CCD 蓄積 T ビデオ出力 XC-56BB 13 モード設定 部分読出し機能を使うには 後面上の部分読出しモード切り換えスイッチ(ディップスイッチ5) および External VD の周期とExternal VD の幅を設定することで、 フレームレートを上げることができます。このときに得られる映像イメー ジは、下図のように画面中央部になります。 Xライン 493ライン External VD External VD幅 Tw [ライン] VBLKG 1H ビデオ出力 有効映像区間 X [ライン] BLKG区間 Tb [ライン] External VD周期 Tv [ライン] ご注意 リスタートリセット時に Video Out は External VD より約 1 H 遅れて 出力されます。 XC-56BB 14 モード設定 ビニングOFFの場合 VD周期 Tv [ライン] External VD幅 Tw [ライン] 有効ライン数 X [ライン] BLKG 区間 Tb [ライン] フレームレート [フレーム/秒] 525(16.7 ms) 部分読出しOFF 493(31.335 ms)* 21(1.335 ms) 30 262(8.33 ms) 12 239(15.191 ms) 23(1.462 ms) 60 175(5.56 ms) 16 148(9.407 ms) 27(1.716 ms) 90 131(4.16 ms) 18 102(6.483 ms) 29(1.843 ms) 120 * CCD の垂直有効画素数は 493 画素ですので、部分読出しOFF 時 は無効画素が映像の終わりに11ライン出力されます。 (VD 周期 525−有効画素 493−BLKG 区間 21= 無効画素 11) ビニングONの場合 VD周期 Tv [ライン] External VD幅 Tw [ライン] 有効ライン数 BLKG 区間 Tb [ライン] フレームレート X [ライン] 263(8.36 ms) 部分読出しOFF 240(15.254 ms) 21(1.335 ms) 60 175(5.56 ms) 9 154(9.788 ms) 21(1.335 ms) 90 131(4.16 ms) 13 107(6.801 ms) 24(1.525 ms) 120 87(2.76 ms) 17 59(3.750 ms) 28(1.780 ms) 180 [フレーム/秒] • 表の網掛け部分がお客様に設定および入力していただく部分に なります。 • 部分読出しON 時の有効ライン数(X)は次の式により決定され ます。 Tw≦10 のときTb= 21、Tw> 10 のときTb= Tw + 11として、 X=Tv−Tb ここに Tw:External VD 幅[ライン] Tb:BLKG 区間[ライン] Tv:VD 周期[ライン] なお、ビニング ON/OFFによる差異はありません。 XC-56BB 15 モード設定 外部トリガーシャッター 外部からトリガーを入力することにより、高速移動体を正確な位置 はモード2に設定してください。トリガーパルス幅を1/3 sec 以上に で捉えることができます。後面のトリガーシャッターモード切り換えス すると、出力はノーマル VIDEO 信号に切り換わります。 イッチ(ディップスイッチ6、7、8)の設定を以下のようにモード1また 後面 ディップスイッチ モード1 モード2 6 7 8 6 7 8 部分読出し OFF 5 ON 5 (モード1の場合のみ使用可) ご注意 部分読出しモードは、外部トリガーモード2では使用できません。 映像を得るタイミングには以下の 2 つのモードがあります。 • モード 1 (ノンリセットモード) トリガー入力後、VDに同期した映像を出すモード ―外部 HD* /VDを入力した場合:外部 VDに同期 ―外部 HD* /VDを入力しない場合:内部 VDに同期 *外部HD入力の有無で外部同期と内部同期を自動判定します。 • モード 2 (リセットモード) 内部 VDにリセットがかかり、トリガーパルスから一定期間後に映 像が出力されるモード XC-56BB 16 モード設定 外部トリガーシャッターを設定するには シャッタースピードは以下のような2 種類の設定方法があります。 • トリガーパルス幅による方法 後面のディップスイッチ1∼4をすべて「OFF」に設定してください。 • 後面のディップスイッチによる方法 トリガーパルスの幅を2 µsec∼ 250 msec の範囲に設定することに シャッタースピードについては、下表をご覧ください。 より、任意のシャッタースピードが得られます。 シャッタースピード=トリガーパルス幅+ 8 µsec モード1(ノンリセットモード)/モード2(リセットモード) 1/125 1/250 1/500 1/1000 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1/2000 1/4000 1 2 3 4 1 2 3 4 1/50000 1 2 3 4 XC-56BB 1/100000 1 2 3 4 1/10000 1 2 3 4 1/100 1/25000 1 2 3 4 モード1 (ノンリセットモード) 1 2 3 4 モード2 (リセットモード) 1 2 3 4 ご注意 トリガーに対応する映像の出力が終わる前に次のトリガーを入力す ると、映像に影響がでます。 (単位:秒) 1 2 3 4 17 モード設定 部分読出し機能を使うには 外部トリガーシャッターモード1 でシャッタースピードの設定をトリガー このときに得られる映像イメージは下図のように画面中央部になり パルス幅設定とし、後面の部分読出しモード切り換えスイッチ、 ます。トリガーの立ち下がりを入力することで映像出力は終了しま トリガーの周期、External VD の周期とExternal VD の幅を設定 す。なお有効映像区間内に映像出力終了を制御するトリガーを入 することで、レートを上げることができます。 力する必要があるため、 このトリガーの立ち上がり時の映像に影響 がでます。 X 493 ライン ライン トリガー周期 T [ライン] トリガー External VD ビデオ出力 External VD幅 TW [ライン] 1H BLKG区間 Tb [ライン] 有効映像区間 X [ライン] ご注意 外部トリガーシャッターモード時、ビデオ出力は External VDより約 1 H 遅れて出力されます。 XC-56BB 18 モード設定 ビニングOFFの場合 トリガー周期 T [ライン] External VD幅 Tw [ライン] 有効ライン数 X [ライン] BLKG 区間 Tb [ライン] フレームレート [フレーム/秒] 525(16.7 ms) 部分読出しOFF 493(31.335 ms)* 21(1.335 ms) 30 262(8.33 ms) 12 237(15.064 ms) 23(1.462 ms) 60 175(5.56 ms) 16 146(9.280 ms) 27(1.716 ms) 90 131(4.16 ms) 18 100(6.356 ms) 29(1.843 ms) 120 *CCD の垂直有効画素数は 493 画素ですので、部分読出しOFF 時 は 無 効 画 素 が 映 像 の 終 わりに 11ライン 出 力 さ れ ま す 。 (VD 周期 525−有効画素 493−BLKG 区間 21=無効画素 11) ビニングONの場合 トリガー周期 T [ライン] External VD幅 Tw [ライン] 有効ライン数 X [ライン] BLKG 区間 Tb [ライン] フレームレート [フレーム/秒] 263(8.36 ms) 部分読出しOFF 240(15.254 ms) 21(1.335 ms) 60 175(5.56 ms) 9 152(9.661 ms) 21(1.335 ms) 90 131(4.16 ms) 13 105(6.674 ms) 24(1.525 ms) 120 • 表の網掛け部分がお客様に設定および入力していただく部分になりま す。 トリガー • 表は外部トリガーシャッターモード1でトリガーパルス幅を100 µs、 立ち下がりからExternal VD 立ち下がりまでの時間を約1 H(63.56 µs) にした場合の例です。 この場合、有効映像区間の終わりの約2ラインで トリガー入力の映像に影響が生じます。 • 部分読出しON 時の有効ライン数(X)は次の式により決定され ます。 Tw≦10 のときTb= 21、Tw> 10 のときTb= Tw + 11として、 X= T− Tb−2 ここに Tw:External VD 幅[ライン] Tb:BLKG 区間[ライン] T:トリガー周期[ライン] 2:トリガー入力による無効区間[H] なお、ビニング ON/OFFによる差異はありません。 XC-56BB 19 モード設定 タイミングチャート モード1(ノンリセットモード)に設定した場合 シャッタースピードトリガーパルス幅設定の場合・HD/VD入力あり(連続VD入力) 3 通常動作* 外部トリガーシャッター動作 1 2 シャッタースピードTe* External HD* 1 外部トリガー シャッター動作 3 2 1 トリガー* モード移行状態 外部入力禁止 区間(50 ms) 3 トリガーパルス幅* シャッター 2 スピードTe* シャッタースピード 2 Te* 1 External VD* (連続VD) EXT-VD T:T=10 µs未満* ビデオ出力 4 10 µs以上 4 T:T=10 µs未満* 3 2 1 TRG EXT-VD EXT-VD 64 µs 10 µs *1:外部より入力する信号です。ただし、必ずHDとVDを共に入 *4:トリガーの立ち下がりから+ 10 µs 未満の間に External VD の 力してください。 立ち下がりがあった場合(図の1、2) 、そのExternal VD の *2:シャッタースピードTe 立ち下がりに対して映像が出力されるか、次の External VD Te=トリガーパルス幅 + 8 µsec (外部トリガーシャッター動作としての有効なトリガーパルス幅は 2 µs ∼ 1/4 s です。) *3:トリガーパルス幅を1/3 s 以上にすると通常の動作状態になり ます。そのトリガーの立ち下がりで外部トリガーシャッター動作 の立ち下がりに対して映像が出力されるか不定となります (図 の 1は次の External VDに対して、2はその External VDに 対して映像が出力) 。それ以外の場合に対しては、 トリガーの 立ち下がり後の External VD の立ち下がりに対して映像が出 力されます。 (図の3) 。 に戻りますが、この時、立ち下がりから50 msの区間は、外部 入力禁止区間となります。この区間に入力されたトリガーに関 する動作の保証はできません。 ご注意 トリガーに対応する映像の出力が終わる前に、次のトリガーを入力 すると映像に影響がでます。 XC-56BB 20 モード設定 シャッタースピードトリガーパルス幅設定の場合・HD/VD入力あり(連続HD、単発VD入力) 通常動作* 外部トリガーシャッター動作 モード移行状態 外部トリガー 外部入力禁止 区間(50 ms) シャッター動作 3 1 2 1 トリガー* シャッタースピードTe* トリガーパルス幅* 2 3 2 シャッタースピードTe* 1 External HD* External VD* 1 (単発VD) T:T=10 µs∼75 ms* ビデオ出力 4 min10 µs 2 1 *1:外部より入力する信号です。ただし、必ずHDとVD共に入力 してください。 *2:シャッタースピードTe Te=トリガーパルス幅 + 8 µsec (外部トリガーシャッター動作としての有効なトリガーパルス幅は 2 µs ∼ 1/4 s です。) *4:External VD の入力は必ずトリガーの立ち下がりから10 µs ∼ 75 msの区間に行ってください(図の1、2) 。それ以外の入 力をした場合の動作については保証できません (映像出力の レベル変動やノイズ増大が生じます) 。万一、規定外の入力を してしまった場合、規定の条件の入力に変更してから数V後 に正常な動作となります。 *3:トリガーパルス幅を1/3 s 以上にすると通常の動作状態になり ます。そのトリガーの立ち下がりで外部トリガーシャッター動作 に戻りますが、この時、立ち下がりから50 msの区間は、外部 ご注意 入力禁止区間となります。この区間に入力されたトリガーに関 トリガーとVDは一対の関係でご使用ください。なお、トリガーに対 する動作の保証はできません。 応する映像の出力が終わる前に次のトリガーを入力すると、映像に 影響がでます。 XC-56BB 21 モード設定 シャッタースピードトリガーパルス幅設定の場合・HD/VD入力なし(内部同期) 3 通常動作* 外部トリガーシャッター動作 2 1 1 トリガー* 3 トリガーパルス幅* シャッタースピード 2 Te* Internal VD* モード移行状態 外部トリガー 外部入力禁止 区間(50 ms) シャッター動作 シャッタースピードTe* 3 2 シャッタースピード 2 Te* 4 5 T:T=10 µs以上の場合* T:T=10 µs未満の 場合* ビデオ出力 1 3 2 *1:外部より入力する信号です。 *2:シャッタースピードTe Te=トリガーパルス幅 +8 µsec (外部トリガーシャッター動作としての有効なトリガーパルス幅は 2 µs ∼ 1/4 s です。) 5 *5:外部トリガーシャッター動作では、トリガーの立ち下がり後の Internal VDの立ち下がりに対して映像が出力されますが(図 の1、2) 、トリガーの立ち下がりからInternal VD の立ち下が りまでの時間(図のT)が10 µs未満の場合、そのInternal VD の立ち下がりに対して映像が出力されるか、次のInternal VD *3:トリガーパルス幅を1/3 s 以上にすると通常の動作状態になり の立ち下がりに対して映像が出力されるか不定となります (図 ます。そのトリガーの立ち下がりで外部トリガーシャッター動作 の 3、この場合は次の Internal VDに対して映像が出力) 。 に戻りますが、この時、立ち下がりから50 msの区間は、外部 入力禁止区間となります。この区間に入力されたトリガーに関 する動作の保証はできません。 *4:Internal VDは外部入力をしない場合に限り、後面の HD/VD 信号入出力切換スイッチをINT側にすることで出力されます。 XC-56BB ご注意 トリガーに対応する映像の出力が終わる前に次のトリガーを入力す ると、映像に影響がでます。 22 モード設定 シャッタースピードディップスイッチ設定の場合・HD/VD入力あり(連続VD入力) 3 通常動作* 外部トリガーシャッター動作 1 トリガー* 2 2 µs∼250 ms 1 モード移行状態 外部入力禁止 区間(50 ms) 外部トリガー シャッター動作 3 3 2 シャッタースピードTe* トリガーパルス幅* 2 シャッタースピードTe* 1 External HD* シャッタースピード 2 Te* 1 External VD* (連続VD) 4 T:T=10 ms未満の場合* ビデオ出力 1 T:T=10 ms以上の場合* 4 T:T=10 ms以上の 4 場合* 3 2 *1:外部より入力する信号です。ただし、必ずHDとVDを共に入 力してください。 *2:シャッタースピードTeはディップスイッチの設定により決まって *4:トリガーの立ち上がり後、10 ms 以上後の External VD の立ち 下がりに対して映像が出力されます(図の2、3) 。 トリガーの 立ち上がりからExternal VD の立ち下がりまでの時間(図の います。 T)が10 ms未満の場合、そのExternal VDの立ち下がりに対 ◆ 詳しくは 17 ページをご参照ください。 して映像が出力されるか、次の External VD の立ち下がりに *3:トリガーパルス幅を1/3 s 以上にすると通常の動作状態になり ます。そのトリガーの立ち下がりで外部トリガーシャッター動作 対して映像が出力されるか不定となります(図の 1、この場 合は次の External VDに対して映像が出力) 。 に戻りますが、この時、立ち下がりから50 msの区間は、外部 入力禁止区間となります。この区間に入力されたトリガーに関 する動作の保証はできません。 ご注意 トリガーに対応する映像の出力が終わる前に次のトリガーを入力す ると、映像に影響がでます。 XC-56BB 23 モード設定 シャッタースピードディップスイッチ設定の場合・HD/VD入力あり(連続HD、単発VD入力) 通常動作* 外部トリガーシャッター動作 モード移行状態 外部トリガー 外部入力禁止 区間(50 ms) シャッター動作 3 2 1 2 µs∼250 ms 1 トリガー* External HD* 2 シャッタースピードTe* 1 トリガーパルス幅* 3 シャッタースピード 2 Te* 1 External VD* (単発VD) T:T=10 ms∼85 ms* ビデオ出力 min.10 ms 4 2 1 *1:外部より入力する信号です。ただし、必ずHDとVD共に入力 *4:External VD の入力は必ずトリガーの立ち上がりから10 ms ∼ してください。なお、VD の位相は HD の立ち下がりに合わせ 85 msの区間に行ってください(図の1、2) 。それ以外の入 て入力してください。 力をした場合の動作については保証できません (映像出力の *2:シャッタースピードTeはディップスイッチの設定により決まって レベル変動やノイズ増大が生じます) 。万一、規定外の入力を います。 してしまった場合、規定の条件の入力に変更してから数V後 ◆ 詳しくは 17 ページをご参照ください。 に正常な動作となります。 *3:トリガーパルス幅を1/3 s 以上にすると通常の動作状態になり ます。そのトリガーの立ち下がりで外部トリガーシャッター動作 に戻りますが、この時、立ち下がりから50 msの区間は、外部 ご注意 入力禁止区間となります。この区間に入力されたトリガーに関 トリガーとVDは一対の関係でご使用ください。なお、トリガーに対 する動作の保証はできません。 応する映像の出力が終わる前に次のトリガーを入力すると、映像に 影響がでます。 XC-56BB 24 モード設定 シャッタースピードディップスイッチ設定の場合・HD/VD入力なし(内部同期) 3 通常動作* 外部トリガーシャッター動作 1 1 トリガー* Internal VD* 2 外部トリガー シャッター動作 3 2 2 µs∼250 ms シャッタースピードTe* モード移行状態 外部入力禁止 区間(50 ms) 3 トリガーパルス幅* 2 シャッタースピードTe* 2 シャッタースピードTe* 4 T:T=10 ms未満の場合* ビデオ出力 1 5 T:T=10 ms以上 5 T:T=10 ms以上の場合* 5 の場合* 3 2 *1:外部より入力する信号です。 *2:シャッタースピードTeはディップスイッチの設定により決まって *5:トリガーの立ち上がり後、10 ms 以上後の Internal VD の立ち 下がりに対して映像が出力されます(図の2、3) 。 トリガーの います。 立ち上がりからInternal VD の立ち下がりまでの時間(図の ◆ 詳しくは 17 ページをご参照ください。 T)が 10 ms 未満の場合、その Internal VD の立ち下がりに対 *3:トリガーパルス幅を1/3 sec 以上にすると通常の動作状態にな して映像が出力されるか、次のInternal VDの立ち下がりに対 ります。 そのトリガーの立ち下がりで外部トリガーシャッター動作 して映像が出力されるか不定となります (図の1、 この場合は に戻りますが、この時、立ち下がりから50 msの区間は、外部 次の Internal VDに対して映像が出力) 。 入力禁止区間となります。この区間に入力されたトリガーに関 する動作の保証はできません。 *4:Internal VDは外部入力をしない場合に限り、後面の HD/VD 信号入出力切換スイッチをINT側にすることで出力されます。 ご注意 トリガーに対応する映像の出力が終わる前に次のトリガーを入力す ると、映像に影響が出ます。 XC-56BB 25 モード設定 モード2(リセットモード)に設定した場合 シャッタースピードトリガーパルス幅設定の場合 外部トリガーシャッター動作 1 トリガー* モード移行状態 外部トリガー 外部入力禁止 区間(50 ms) シャッター動作 3 通常動作* 3 2 シャッタースピードTe* トリガーパルス幅* シャッタースピードTe* 2 ビデオ出力 1 H∼2 H* 4 *1:外部より入力する信号です。 *2:シャッタースピードTe 1 H∼2 H* 4 *4:トリガーの立ち下がりから、1 H∼2 H 後にVDが発生し、それ に同期して映像が出力されます。 Te=トリガーパルス幅 + 8 µsec (外部トリガーシャッター動作としての有効なトリガーパルス幅は 2 µs ∼ 1/4 s です。) *3:トリガーパルス幅を1/3 s 以上にすると通常の動作状態になり ます。そのトリガーの立ち下がりで外部トリガーシャッター動作 ご注意 トリガーに対応する映像の出力が終わる前に次のトリガーを入力す ると、映像に影響が出ます。 に戻りますが、この時、立ち下がりから50 msの区間は、外部 入力禁止区間となります。この区間に入力されたトリガーに関 する動作の保証はできません。 XC-56BB 26 モード設定 シャッタースピードディップスイッチ設定の場合 外部トリガーシャッター動作 2 µs∼250 ms 1 トリガー* 2 モード移行状態 外部入力禁止 外部トリガー 区間(50 ms) シャッター動作 3 通常動作* トリガーパルス幅* 3 シャッタースピードTe* 2 シャッタースピードTe* ビデオ出力 4 4 T* *1:外部より入力する信号です。 *2:シャッタースピードTeはディップスイッチの設定により決まって T* *4:トリガーの立ち上がりから、ディップスイッチの設定に応じて最 短のタイミングで映像は出力されます。 います。 ◆ 詳しくは 17 ページをご参照ください。 *3:トリガーパルス幅を1/3 sec 以上にすると通常の動作状態にな ご注意 ります。 そのトリガーの立ち下がりで外部トリガーシャッター動作 トリガーに対応する映像の出力が終わる前に次のトリガーを入力す に戻りますが、この時、立ち下がりから50 msの区間は、外部 ると、映像に影響が出ます。 入力禁止区間となります。この区間に入力されたトリガーに関 する動作の保証はできません。 XC-56BB 27 仕様 主な仕様 画像系 シャッタ−機能 外部トリガ−シャッタ− シャッタ−スピ−ド 外部トリガ−シャッタ−:1/4 ∼1/100000 秒 電源電圧 DC+12 V(範囲:+ 10.5 ∼ 15 V) 消費電力 2.2 W 撮像素子 プログレッシブスキャン1/3 型 PS CCD 動作温度 −5∼+ 45℃ 有効画素数 659× 494(水平 / 垂直) 保存温度 −30∼+ 60℃ 光学黒期間 各水平走査線のうち33 画素 使用湿度 20∼ 80%(結露のない状態) 保存湿度 20∼ 95%(結露のない状態) 耐振動性 10 G(20 Hz ∼ 200 Hz) 耐衝撃性 70 G 外形寸法 CHU:22(W)×22(H)×30(D)mm CCD 垂直駆動周波数 15.735kHz ± 1% CCD 水平駆動周波数 12.2727 MHz セルサイズ 7.4× 7.4 µm(水平 / 垂直) チップサイズ 5.84×4.94 mm(水平 / 垂直) CCU:29(W)×29(H)×67(D)mm 質量 CHU:約 40 g CCU:約 100 g 光学系、その他 MTBF 73,880 時間(約 8.4 年) 付属品 レンズマウントキャップ(1) レンズマウント NF マウント フランジバック 12.00 mm 取扱説明書(1) 同期方式 内部 / 外部 専用ケーブル(1) 外部同期入出力 HD/VD(HD/VDレベル:2 ∼ 5 Vp-p) (入力信号に応じて自動切り換え) 外部同期許容周波数偏差 ±1%(水平同期周波数に対して) Hジッタ− 20 nsec 以下 走査ライン数 525 本 /263 本 (ノーマルモード/ビニングモード) 走査方式 仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあります が、ご了承ください。 分光感度特性(代表値) ノンインターレース 映像出力 1.0 Vp-p、同期負、75Ω不平衡 出力信号周波数 29.97 Hz/59.95 Hz (ノーマルモード/ビニングモード) 有効ライン数 647× 493(水平 / 垂直) 水平解像度 500TV本 感度 F8(FIX GAIN 時、400 lx) 最低被写体照度 0.5 lx(手動ゲイン調整最大時、F1.4) 映 像 S/N 比 58dB ゲイン 固定ゲイン/ 手動ゲイン調整 γ 1(固定) ホワイトクリップ 820 mV ±70 mV 読み出しモード ノーマルモード/ビニングモード XC-56BB フェライ トコア(1) 相対感度 1.0 0.9 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0 400 500 600 700 800 900 1000 波長(nm) (レンズ特性を含み光源特性を除く) 28 仕様 CCD出力波形タイミングチャート 水平出力波形タイミングチャート 1水平走査期間 780 (63.56 µs) HD 78 (6.36 µs) 81.48 ns 31 72 16 光学黒部 水平転送 停止期間 ダミー 画素 2 CCD 出力信号 4 水平ブランキング期間 133 8 全有効画素 659 光学黒部 出力映像期間 647 (52.72 µs) (10.84 µs) カメラ映像 出力信号 (代表値) 18 HSYNC 58 57 (1.47 µs) (4.73 µs) (4.64 µs) 単位のない数値はクロックのカウント数を表します。 XC-56BB 29 仕様 垂直出力波形タイミングチャート(ビニングOFF) 525 H 9H (572 µs) HD 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 525 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 VD 9H (572 µs) 1 2 493 494 1 2 映像出力 CCD出力信号 525 SG 1 2 3 4 5 1 2 3 45 678 ダミー画素* カメラ映像出力信号 (代表値) 496 光学黒部 525 1 2 3 4 5 1 2 3 45 67 8 ダミー画素* 光学黒部 垂直ブランキング期間 21 H (1.335 ms) 光学黒部 垂直ブランキング期間 21 H (1.335 ms) * ダミー画素には転送停止期間を含みます。 垂直出力波形タイミングチャート(ビニングON) 263 H 9H (572 µs) 261 262 263 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 HD 9H (572 µs) 263 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 VD ダミー画素* SG カメラ映像出力信号 (代表値) 光学黒部 垂直ブランキング期間 21 H (1.335 ms) 4 3 1 5 3 2 5 4 7 6 1 8 3 2 5 4 7 6 9 8 11 10 13 12 15 14 17 16 19 18 21 20 2 1 489 488 491 490 493 492 494 4 3 1 5 3 2 5 4 7 6 1 8 3 2 5 4 7 6 9 8 11 10 13 12 15 14 17 16 19 18 21 20 23 22 CCD出力信号 2 1 映像出力 ダミー画素* 光学黒部 光学黒部 垂直ブランキング期間 21 H (1.335 ms) * ダミー画素には転送停止期間を含みます。 XC-56BB 30 仕様 外形寸法図 30 2.3 4.5 Progressive CAMERA MODULE 22 ø19 5 22 22 12 NO. 4-M2 深さ2.5 80.8 29 5.8 67 (8) VIDEO OUT/DC IN/SYNC Progressive SHUT CAMERA MODULE HR TRIG FIX/M 29 SEE INSTRUDUCTION MANUAL BINNING ON OFF MIN MAX EXT INT 75Ω M GAIN HD/VD 3.5 44.5 単位:mm 20 4-M3 深さ4 単位:mm XC-56BB 31 付録 保証規定 保証範囲について 1)保証範囲についてはカメラ単体についてのみとし、カメラ故障 お客様各位 により波及すると考えられるお客様のシステム、また、これに伴 このたびはXCカメラをお買い上げいただき誠にありがとうございま う取り外し、再取り付けに関わる費用などについては補償の対 す。 象外とさせていただきます。 末永くお使いいただくためにお買い上げ後のサービス、保証範囲 などについては以下の保証規定とさせていただきます。 内容につきご理解の上ご使用くださいますようお願い申し上げま 2)営業上の機会損失、ソフトウェア、データベースの消去/破損な どの補修についても補償の対象外とさせていただきます。 ◎製品の寿命について す。 製品の中には有寿命部品*として定期交換の必要なものがあ なお、この保証規定の対象は日本国内にてお買い上げいただい り、使用環境や条件により異なります。 た製品に限らせていただきます。 長時間ご使用される場合には定期点検をお勧めします。 XCカメラ3年保証規定 ◆ 詳しくは営業担当者にお問い合わせください。 * カメラの有寿命部品としては、電解コンデンサーなどがあり、長時 間ご使用になるお客様には定期点検をお勧めします。 正常な使用状態で故障した場合は以下の条件で無償修理をお受 け致します。 無償修理期間 修理依頼方法 1)お買い上げ店の担当者にお申し付けください。なお、修理のご お客様お買い上げ後 3 年です。 用命の際はできる限り具体的にその不良症状/条件もお知らせ お買い上げ時期が不明な場合は、シリアル No.(生産時期)から ください。お客様からの情報は修理期間の短縮化に大変役立ち 判断させていただくことがあります。 ます。 ただし、シリアルNo.(カメラ底部にラベル表示)がなく、お買い上 げ時期が不明な場合は有償修理となります。 2)無償修理期間経過後の修理については、修理可能なものに限 り有償にてお受け致します。 3)本カメラはカメラヘッド(CHU)とカメラコントロール(CCU)を 無償修理の対象範囲 同一シリアルにて最適調整を行なっております。こ のため、修 標準カメラ*およびお客様のご要望に合わせ弊社責任において特 理をご依頼される場合にはカメラヘッドとカメラコントロール同一 別に改造をお受けした製品(納入仕様書発行済のもの)のみとさ 製造番号のものをペアにしてご依頼ください。 せていただきます。 * 標準カメラについて 弊社出荷時のままでお使いのもの、あるいはカタログ、取扱説明書、ア プリケーションガイドなどに示す設定変更のためのスイッチ切り換えをお客 様にて変更されたものを含みます。 無償修理の対象外範囲 1)お客様での設定変更時のミスによるものや、お客様改造品 2)火災、地震、風水害、落雷、その他の天変地変、公害、塩害、 異常電圧などによる故障および損傷 3)製品の点検清掃、または製品の性能を維持するための定期的 な調整や保守的作業を怠った場合 XC-56BB 32 付録 各種レンズ選定 以下はアクセサリーとして用意しております各種レンズ仕様です。 レンズ選定の参考にしてくさだい。 NFマウントレンズ一覧表 型名 VCL-03S12XM VCL-06S12XM VCL-12S12XM VCL-12SXM 3.5 6 12 12 1:1.8 1:1.4 1:1.4 1:1.4 焦点距離(mm) 最大口径比 手動 絞り 操作 フォーカス 画面(水平×垂直) 1/3 型 CCD なし 79.3° ×59.3° バックフォーカス フランジバック 質量 44.1° ×33.3° 22.4° ×16.8° 22.59° ×17.14° 300 300 609×457 259×189 103×77 47×35 9.57 mm 8.57 mm 11.62 mm 8.55 mm 12 mm 12 mm 12 mm 12 mm 40 g 25 g 25 g 26 g MOD*( mm) 最近接時の撮影範囲(水平×垂直) (mm) 手動 300 100 *レンズボディの先端から被写体までの最短距離 Cマウントレンズ一覧表(Cマウントレンズアダプター LO-999CMT使用時) VCL-12YM 型名 焦点距離(mm) 最大口径比 操作 VCL-50Y-M 12 50 1:1.8 1:2.8 絞り 手動 フォーカス 手動 画面(水平×垂直) 1/3 型 CCD 22.4° ×16.9° 300 MOD*( mm) 5.5° ×4.1° 500 最近接時の撮影範囲(水平×垂直) (mm) 120×90 48×36 バックフォーカス 10.99 mm 22.10 mm フランジバック 17.526 mm 17.526 mm 40 g 50 g 質量 *レンズボディの先端から被写体までの最短距離 本資料の掲載内容は、改良などにより予告なく変更することがあります。 本資料に掲載した技術資料は、使用上の参考として示したもので、ご使用に際し、当社および第三者の知的財産権その他の権利の実 施あるいは使用を許諾したものではありません。 よって、その使用に起因する権利の侵害について、当社は一切の責任を負いません。 XC-56BB 33
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