Chartered Investments Fund UI SICAV− Prosperity Bond Fund チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAV− プロスパリティ・ボンド・ファンド 投資法人説明書(交付目論見書) 2014年7月 管理会社は 投資法人説明書(交付目論見書)のご請求・お申込みは UNIVERSAL-I NVESTMENT-LUXEMBOURG S.A. 設立準拠法:ルクセンブルグ1915年商事会社法 設立年月日:2000年3月17日 資本金:1,156,000ユーロ(2014年4月末日現在) 商号等:PWM日本証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第50号 加入協会:日本証券業協会 ホームページ:http://www.pwm.co.jp カストディアン ハウク&アウフホイザー・プリバートバンキエール・ カー・ゲー・アー・アー、ルクセンブルグ子会社 投資アドバイザー チャータード・インベストメント・マネージャーズ・ピー・ ティー・イー・エル・ティー・ディー ご購入にあたっては本書の内容を十分にお読みください。 ・ファンドに関するより詳細な情報を含む投資法人説明書(請求目論見書)が必要な場合は、販売会社にご請求 頂ければ、当該販売会社を通じて交付されます。なお、請求を行った場合には、投資者がその旨を記録しておくこととされております。・また、EDINET (金融庁の開示書類閲覧ホームページ)で有価証券届出書等が開示されておりますので、詳細情報の内容はWEBサイト(http://disclosure.edinetfsa.go.jp/)でもご覧頂けます。・この交付目論見書は、金融商品取引法(昭和23年法第25号)第13条の規定に基づく目論見書です。この交付目論見書に より行うチャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAV−プロスパリティ・ボンド・ファンドの投資証券の募集については、管理会社は、金融商品取引法 第5条の規定により有価証券届出書を平成26年6月13日に財務省関東財務局長に提出しており、同年6月29日にその届出の効力が生じております。 ・本ファンドの投資証券1口当り純資産額は外国通貨によって表示されるため、本ファンドに組入れられる有価証券等の値動きのほか為替変動の影響を 受けます。為替相場の変動によっては、日本円に換算した受取金額が円貨ご投資額を下回る可能性があります。・サブファンドは、投資元本および利回りが 保証されているものではありません。投資元本を割り込むこともあります。運用による損益は、すべて投資者のみなさまに帰属します。 1.チャータード・インベストメンツ・ファンド UI SICAV-プロスパリティ・ボンド・フ ァンド(以下「チャータード・インベストメンツ・ファンド UI SICAV」を「本投資法 人」または「本ファンド」、および「チャータード・インベストメンツ・ファンド UI SICAV-プロスパリティ・ボンド・ファンド」を「サブファンド」といいます。)の投 資証券の募集については、本投資法人は、金融商品取引法(昭和 23 年法第 25 号(改 正済))第 5 条の規定により有価証券届出書を平成 26 年 6 月 13 日に財務省関東財務 局長に提出しており、同年 6 月 29 日にその届出の効力が生じております。 2.交付目論見書は、金融商品取引法第 15 条第 2 項の規定により、あらかじめまたは同時 に交付しなければならない目論見書です。 3.請求目論見書は、金融商品取引法第 15 条第 3 項の規定により、投資者のみなさまから 請求された場合に交付されるものであり、請求を行った場合には投資者のみなさまが その旨の記録をしておくことが必要になります。 4.サブファンドの投資証券 1 口当り純資産額は外国通貨によって表示されるため、サブ ファンドに組入れられる有価証券等の値動きのほか為替変動の影響を受けます。為替 相場の変動によっては、日本円に換算した受取金額が円貨ご投資額を下回る可能性が あります。 5.サブファンドは、投資元本および利回りが保証されているものではありません。投資 元本を割り込むこともあります。運用による損益は、すべて投資者のみなさまに帰属 します。 6.投資証券は、預貯金や保険契約にはあたりませんので、預金保険機構、保険契約者保 護機構の保護の対象ではありません。また、登録金融機関で取扱う投資証券は投資者 保護基金の対象でもありません。 本書は、金融商品取引法第 13 条の規定に基づく目論見書です。 交付目論見書 チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAV-プロスパリティ・ボンド・ファンド (Chartered Investments Fund UI SICAV - Prosperity Bond Fund) 平成26年6月13日有価証券届出書提出 発 行 者 名:チャータード・インベストメンツ・ファンド UI SICAV (Chartered Investments Fund UI SICAV) 代 表 者 の 役 職 氏 名:会長兼取締役 ピーター・トムラップ (Chairman and Member of the Board, Peter Tommerup) 本 店 の 所 在 の 場 所:ルクセンブルグ大公国 ミュヌバック L-5365 ガブリエル・リップマン通り 18-20 番 (18-20, rue Gabriel Lippmann, L-5365 Munsbach, Grand Duchy of Luxembourg) 代 理 人 の 氏 名 又 は 名 称:弁護士 吉井 一浩 代理人の住所又は所在地:東京都港区元赤坂一丁目 2 番 7 号 赤坂Kタワー アンダーソン・毛利・友常法律事務所 届出の対象とした募集 届出の対象とした募集(売出)外国投資証券に係る外国投資法人の名称: チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAV-プロスパリティ・ボンド・ファンド (Chartered Investments Fund UI SICAV - Prosperity Bond Fund) 届出の対象とした募集(売出)外国投資証券の形態及び金額: (1)形態 外国投資証券 クラスODEUR(ヘッジなし)、クラスODUSD(ヘッジなし)、クラスODJPY(ヘッジあり)およびクラス ODJPY(ヘッジなし)という4つの投資証券のクラスがある。 (2)総額 クラスODEUR(ヘッジなし):上限1億ユーロ(138億3,300万円) クラスODUSD(ヘッジなし):上限1億米ドル(101億6,600万円) クラスODJPY(ヘッジあり):上限100億円 クラスODJPY(ヘッジなし):上限100億円 (注1) アメリカ合衆国ドル(以下「米ドル」という。)およびユーロの円貨換算は、便宜上、2014年5月30日現在の 株式会社三菱東京UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=101.66円、1ユーロ=138.33円)による。 以下、米ドル及びおよびユーロの円換算額表示は、特に記載がない限り全てこれによる。 (注2) 本書の中で特に記載のない限り金額および比率を表示する場合、四捨五入してある。したがって、合計の金額 の数字が一致しない場合がある。また、円貨への換算は、本書の中でそれに対応する数字につき所定の換算率 で単純計算のうえ、必要な場合四捨五入してある。したがって、本書中の同一情報につき、異なった円貨表示 がなされている場合もある。 有価証券届出書の写しを縦覧に供する場所 該当事項なし 目 次 頁 第一部 証券情報 ·············································································································· 1 第二部 ファンド情報 ········································································································ 4 第1 ファンドの状況 ····································································································· 4 1 外国投資法人の概況 ······························································································· 4 2 投資方針 ··········································································································· 10 3 投資リスク ········································································································ 20 4 手数料等及び税金 ······························································································· 25 5 運用状況 ··········································································································· 31 6 手続等の概要 ····································································································· 36 7 管理及び運営の概要 ···························································································· 37 第2 財務ハイライト情報 ···························································································· 39 第3 外国投資証券事務の概要 ······················································································ 45 第4 外国投資法人の詳細情報の項目 ············································································· 47 第一部 第1 証券情報 外国投資証券(外国投資法人債券を除く。) (1) 外国投資法人の名称 チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAV-プロスパリ ティ・ボンド・ファンド (以下「チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAV」を 「本投資法人」または「本ファンド」、および「チャータード・イン ベストメンツ・ファンドUI SICAV-プロスパリティ・ボンド・ファン ド」を「サブファンド」という。) (2) 外国投資証券の形態等 投資証券は、額面金額のない記名式投資証券として、ヘッジを行わない ユーロ建ての投資口クラスODEUR(ヘッジなし)、ヘッジを行わない米 ドル建ての投資口クラスODUSD(ヘッジなし)、ヘッジを行う円建ての 投資口クラスODJPY(ヘッジあり)およびヘッジを行わない円建ての投 資口クラスODJPY(ヘッジなし)(以下それぞれ「クラスODEUR」、「ク ラスODUSD」、「クラスODJPY(ヘッジあり)」および「クラスODJPY (ヘッジなし)」といい、併せて「投資証券」または「投資口」と総称 する。)という4つのクラスで発行される。 発行者の依頼により、信用格付業者から提供され、もしくは閲覧に供 された信用格付、または信用格付業者から提供され、もしくは閲覧に 供される予定の信用格付はない。 投資証券は追加型である。 (注)上記に加え、サブファンドには、投資口クラスIDEUR(ヘッジな し)があるが、かかる投資口クラスの投資証券は、日本で公募が 行われないため、本書において「投資証券」または「投資口」と は、クラスODEUR、クラスODUSD、クラスODJPY(ヘッジあり)お よびクラスODJPY(ヘッジなし)の投資証券をいう。 (3) 発行(売出)数 クラスODEUR(ヘッジなし):上限1,000,000口 クラスODUSD(ヘッジなし):上限1,000,000口 クラスODJPY(ヘッジあり):上限1,000,000口 クラスODJPY(ヘッジなし):上限1,000,000口 (4) 発行(売出)価額の総額 クラスODEUR(ヘッジなし):上限1億ユーロ(138億3,300万円) クラスODUSD(ヘッジなし):上限1億米ドル(101億6,600万円) クラスODJPY(ヘッジあり):上限100億円 クラスODJPY(ヘッジなし):上限100億円 (注)上限見込額は、便宜上、募集期間の発行価格に、募集の上限口 数を乗じて算出した金額である。 (5) 発行(売出)価格 取引日(以下に定義する。)における投資証券1口当り純資産額 発行価格は、日本における販売会社(以下に定義する。)に照会する ことができる。日本における販売会社については、後記「(10) 申込取 扱場所」記載の照会先に問い合わせることができる。 (6) 申込手数料 申込手数料は申込金額の5.00%(消費税抜き)を上限として日本におけ る販売会社が定めた率とする。購入申込時点で適用される申込手数料は、 日本における販売会社において確認できる。日本における販売会社につ 1 いては、後記「(10) 申込取扱場所」記載の照会先に問い合わせること ができる。 (7) 申込単位 1投資口以上1投資口単位 (8) 申込期間 2014年7月1日から2015年6月30日まで ただし、評価日(以下に定義する。)でかつ日本における販売会社の 営業日に限り、申込みの取扱いが行われる。日本における販売会社に ついては、後記「(10) 申込取扱場所」記載の照会先に問い合わせるこ とができる。 (9) 申込証拠金 なし (10) 申込取扱場所 PWM日本証券株式会社 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目7番9号 (以下「販売会社」という。) ホームページ:http://www.pwm.co.jp/ (11) 払込期日 投資家は、取引日の前日の午後2時30分までに申込金額および申込手数 料を販売会社に支払うものとする。 (12) 払込取扱場所 PWM日本証券株式会社 〒103-0027 (13) 手取金の使途 東京都中央区日本橋一丁目7番9号 投資方針に従った有価証券およびその他適法な資産の購入。 (14) その他 ①引受等の概要 (イ) 日本における販売会社は、本ファンドとの間で、日本における投資証券の販売および買戻しに関する販 売会社契約(以下に定義する。)を締結しており、当該契約に基づき、投資証券の販売を行う。 (ロ) 日本における販売会社は、直接または他の販売・買戻取扱会社(以下「販売・買戻取扱会社」とい う。)を通じて間接に受けた投資証券の買付注文および買戻請求を本ファンドへ取り次ぐ。 (注)販売・買戻取扱会社とは、日本における販売会社と投資証券の取次業務に係る契約を締結し、投資家 からの投資証券の申込みまたは買戻しを日本における販売会社に取り次ぎ、投資家からの申込金額の 受入または投資家に対する買戻代金の支払等に係る事務等を取り扱う第一種金融商品取引業者および /または登録金融機関をいう。 (ハ) 本投資法人はPWM日本証券株式会社を、本ファンドに関して日本における代行協会員に指定している。 (注)代行協会員とは、日本証券業協会の会員で、外国投資信託投資証券の発行体と契約を締結し、1口当 りの純資産額の公表を行い、また決算報告書その他の書類を日本証券業協会および販売・買戻取扱会 社に提出または送付する等の業務を行う金融商品取引業者をいう。 ②申込みの方法 投資証券の申込みを行う投資家は、販売会社または販売・買戻取扱会社と外国証券の取引に関する契約を締結 する。このため、販売会社または販売・買戻取扱会社は、「外国証券取引口座約款」その他所定の約款(以下 「口座約款」という。)を投資家に交付し、投資家は口座約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨を記載し た申込書を提出する。申込金額は、投資証券クラスODEURおよび投資証券クラスODUSDについては、それぞれ日 本円またはユーロ、日本円または米ドルで支払うものとし、投資証券クラスODJPY(ヘッジあり)および投資 証券クラスODJPY(ヘッジなし)については、日本円で支払うものとする。ユーロまたは米ドル建ての投資証 券の申込金額の日本円への換算は、日本における約定日(以下に定義する。)の午後2時時点の販売会社が決 定する対顧客為替レートによるものとする。 2 ③日本以外の地域における発行 本募集に並行して、海外(ドイツ、シンガポールおよびルクセンブルグを含む。)において全クラスの投資証 券の販売が行われる場合がある。 第2 外国投資法人債券(短期外債を除く。) 該当事項なし。 第3 短期外債 該当事項なし。 3 第二部 ファンド情報 第1 ファンドの状況 1 外国投資法人の概況 (1) 主要な経営指標等の推移 本投資法人の主要な経営指標等は以下のとおりである。 2012年 12月期 (2012年 12月末日) 2013年12月期(注1) (2013年12月末日) 2011年 12月期 (2011年 12月末日) 2010年 12月期 (2010年 12月末日) 2009年 12月期 (2009年 12月末日) 0.00ユーロ (0円) - - - - (b)経常利益(損失)金額 -468,215.83ユーロ (-64,768,296円) - - - - (c)当期純利益(損失)金額 -468,215.83ユーロ (-64,768,296円) - - - - 10,039,147.52ユーロ (1,388,715,276円) - - - - - - - - (a)営業収益 (d)出資総額(注2) (e)発行済投資証券総数 ODEUR:19,806 ODUSD:4,735 ODJPY(ヘッジあり):100,026 ODJPY(ヘッジなし):18,719 (f)純資産額 10,039,147.52ユーロ (1,388,715,276円) - - - - (g)総資産額 10,185,521.29ユーロ (1,408,963,160円) - - - - - - - - - - - - (h)1口当り純資産額 (i)1口当り当期純利益 (損失)金額 ODEUR: 98.14ユーロ (13,576円) ODUSD: 98.06米ドル (9,969円) ODJPY(ヘッジあり):9,445.51円 (9,446円) ODJPY(ヘッジなし):9,657.73円 (9,658円) ODEUR: -25,871.68ユーロ (-3,578,829円) ODUSD: -8,002.01米ドル (-813,484円) ODJPY(ヘッジあり): -53,873,313.51円 (-53,873,314円) ODJPY(ヘッジなし): -9,443,343.22円 (-9,443,343円) (j)分配総額(注3) N/A - - - - (k)1口当り分配金額(注3) N/A - - - - 0.99 - - - - -0.05 - - - - (l)自己資本比率 ((f)÷(g)) (m)自己資本利益率 ((c)÷(f)) (注1)クラスODEURおよびクラスODUSDは2013年12月10日に開始された。クラスODJPY(ヘッジあり)およびクラス ODJPY(ヘッジなし)は2013年12月2日に開始された。 (注2)本ファンドは、変動資本を有する会社型投資信託であるため、純資産額が表示されている。 (注3)本シリーズの分配または配当は行われないため、該当事項なし。 4 (2) 外国投資法人の目的及び基本的性格 本投資法人は、変動資本を有する会社型投資信託(以下「SICAV」という。)としてルクセンブルグで設 立された、ルクセンブルグの2010年12月17日法(以下「2010年法」という。)パートⅠに基づく集団投資 信託として適格性を有する。本投資法人は、指令2009/65/EC第1条(2)に基づき、譲渡性証券に投資する集 団投資信託として適格性を有するため、登録に基づき、EU加盟国における販売のための募集を行うことが できる。本投資法人は、現在、多様なサブファンドへの投資機会を投資家に提供することができるアンブ レラ・ファンドとして構成されている。 本投資法人は、2013年9月24日にルクセンブルグで設立され、ルクセンブルグ商業登記簿(Registre de Commerce et des Sociétés)に第B 180412号として登記されている。規約は、2013年10月3日、メモリア ル・レクエ・スペシアル・デ・ソシエテ・エ・アソシアシオン(以下「メモリアル」という。)に公表さ れた。 本投資法人の最低資本金は、1,250,000ユーロに相当する金額であり、設立から6ヶ月以内にこれに到達 する予定である。 本投資法人は、変動資本を有する会社型投資信託としての立場を選択しており、2010年法パートⅠに基 づく集団投資信託として適格性を有する。 本投資法人の存続期間は無期限である。会計年度は、毎年12月31日に終了する。 サブファンドの投資目的は、収益および資本の双方の増加を通じて、長期的な利益を得ることにある。 様々な投資商品およびデリバティブへの投資により、サブファンドは、ユーリボー金利(費用差引き前) を500ベーシス・ポイント上回る運用実績の実現に努める。 サブファンドには、通貨および為替レートの変動に対してヘッジを行うか否かで異なる5つの投資口クラ スがある。日本で販売されるのは、ヘッジを行わないユーロ建ての投資口クラスODEUR(ヘッジなし)、 ヘッジを行わない米ドル建ての投資口クラスODUSD(ヘッジなし)、ヘッジを行う円建ての投資口クラス ODJPY(ヘッジあり)およびヘッジを行わない円建ての投資口クラスODJPY(ヘッジなし)という、4つの投 資口クラスである。各投資証券は無額面の記名式投資証券として発行される。 5 (3) 外国投資法人の仕組み ① ファンドの仕組み カストディアン、 チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAV 管理会社契約 本拠地指定法人 代理人契約 登録事務・名義書 (本投資法人) 換事務代行および 支払代理契約 チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAV- プロスパリティ・ボンド・ファンド(サブファンド) カストディアン 管理会社 支払代理人 投資マネジャー 登録事務・名義書換 本拠地指定法人代理人 事務代行会社 ユニバーサル・インベストメント・ ハウク&アウフホイザー・プリバートバンキエール・ ルクセンブルグ・エス・エイ カー・ゲー・アー・アー、 (本ファンドの資産の運用管理、投資証券の ルクセンブルグ子会社 発行および買戻業務、投資運用および本拠地 (本ファンドの資産の保管業務、 指定法人代理人業務) ルクセンブルグにおける支払業務 および登録事務・名義書換業務) 販売会社契約 代行協会員契約 投資アドバイザリー 契 約 代行協会員 日本における販売会社 投資アドバイザー PWM日本証券株式会社 チャータード・インベストメント・ (日本における代行協会員として マネージャーズ・ピー・ティー・イー・ の業務、日本における投資 エル・ティー・ディー 証券の販売・買戻しの取扱業務) (本ファンドに関する投資 アドバイザリー業務) 6 ② 本投資法人および本ファンドの関係法人の名称、本ファンドの運営上の役割および契約等の概要 名称 ファンド運営上の役割 契約等の概要 ユニバーサル・インベストメント・ 管理会社、投資マネ 2013年9月24日付で本投資法人との間で管理会社 ルクセンブルグ・エス・エイ ジャーおよび本拠地指定 契約 (注1) を締結。本ファンドの資産の運用なら (Universal-Investment- 法人代理人 びに投資証券の発行および買戻し、ならびにサブ Luxembourg S.A.)(以下「管理会 ファンドの資産の投資および再投資に関する運用 社」、「投資マネジャー」または を行う。 「本拠地指定法人代理人」とい 2013年9月24日付で本投資法人との間で本拠地指 う。) 定法人代理人契約 (注2) を締結。本投資法人に本 拠地指定法人代理人業務を提供する。 ハウク&アウフホイザー・プリバー カストディアン、支払代 2013年9月24日付で本投資法人との間でカスト トバンキエール・カー・ゲー・ 理人および登録事務・名 ディアン、登録事務・名義書換事務代行および支 アー・アー、ルクセンブルグ子会社 義書換事務代行会社 払代理契約 (注3) を締結。本ファンドの資産の保 (Hauck & Aufhäuser 管業務、ルクセンブルグにおける支払代理業務お Privatbankiers KGaA, Subsidiary よび登録事務・名義書換業務を行う。 Luxembourg) (以下「カストディアン」、「支払 代理人」または「登録事務・名義書 換事務代行会社」という。) チャータード・インベストメント・ 投資アドバイザー 2013年4月22日付で管理会社との間で投資アドバ マネージャーズ・ピー・ティー・ イザリー契約(注4)を締結、同年10月1日付で同契 イー・エル・ティー・ディー 約を改定。本ファンドに関する投資アドバイザ (Chartered Investment Managers リー業務を行う。 Pte. Ltd.) (以下「投資アドバイザー」とい う。) PWM日本証券株式会社 代行協会員および日本に 2013年10月1日付で管理会社との間で代行協会員 おける販売会社 契約(注5)を締結。日本における代行協会員とし ての業務を行う。 2013年10月1日付で管理会社との間で販売会社契 約(注6)を締結。日本における投資証券の販売お よび買戻しを取り扱う。 (注1)管理会社契約とは、本投資法人から任命された管理会社がルクセンブルグの法律に従い、投資ファンドを 設立および運営し、これらファンドの開始および運営に関連するあらゆる業務を遂行し、かつサブファン ドに関し本投資法人より任命された投資マネジャーが、サブファンドの資産の投資および再投資に関する 運用を行い、自らの裁量により選択したブローカー、ディーラーおよび取引先への投資資産の購入および 売却に係る発注について責任を負うことを約した契約である。 (注2)本拠地指定法人代理人契約とは、本投資法人により任命された本拠地指定法人代理人が、本投資法人に対 し、本拠地指定法人代理業務を提供することを約した契約である。 (注3)カストディアン、登録事務・名義書換事務代行および支払代理契約とは、本投資法人によって任命された カストディアンが本ファンドの資産の保管業務を行うこと、本投資法人によって任命された支払代理人が ルクセンブルグにおける支払いに関する役務の提供を行うこと、および本投資法人によって任命された登 録事務・名義書換事務代行会社が登録事務・名義書換事務代行業務の提供を行うことを約した契約である。 (注4)投資アドバイザリー契約とは、管理会社によって任命された投資アドバイザーが、有価証券市場を監視し、 有価証券ポートフォリオおよび本投資法人のその他資産の投資の構成を分析することを約した契約である。 7 (注5)代行協会員契約とは、管理会社によって任命された日本における代行協会員が投資証券に関する目論見書 の配布、投資証券1口当りの純資産額の公表ならびに日本の法令および日本証券業協会規則により作成を要 する運用報告書等の文書の配布等を行うことを約した契約である。 (注6)販売会社契約とは、管理会社によって任命された日本における販売会社が、投資証券の日本における販売 の目的で管理会社から交付を受けた投資証券を日本の法令、規則および目論見書に準拠して販売し、投資 主からの請求を管理会社に取り次ぐ手続きを行うことを約した契約である。 (4) 外国投資法人の機構 ① 本ファンドの統制に関する情報 総会 定期的に開催する本投資法人の投資主総会は、本投資法人の投資主の全体(または場合により、サブファ ンドもしくは投資口クラス)を代表するものとする。投資主総会の決議は、当該投資主の保有投資口数に関 係なく、すべての投資主を拘束するものとする。また、決議は、本投資法人の業務に関する行為を命令し、 実行しまたは承認する最も幅広い権限を有するものとする。 本投資法人が単一の投資主で構成される場合、当該単一投資主は、投資主総会のすべての権限を付与され る。 投資主の年次総会は、ルクセンブルグの法律に従って、ルクセンブルグにおける本投資法人の登記上の事 務所または総会通知に定めるルクセンブルグにおけるその他の場所において、各年度(2014年度より開始す る。)の4月の最終月曜日に開催されるものとする。かかる日がルクセンブルグおよびフランクフルト・ア ム・マインの外国為替銀行営業日(商業銀行がルクセンブルグおよびフランクフルト・アム・マインで支払 いの決済を行っている日(土曜日または日曜日を除く。))でない場合、年次総会は、直後のルクセンブル グの銀行営業日に、開催されるものとする。年次総会は、海外での開催が必要とされる特別な事情がある場 合、取締役会の裁量により、海外で開催することができる。 その他の投資主総会は、当該総会の各招集通知で取締役会が定める場所および日時に、開催することがで きる。総会は、本投資法人の資本の少なくとも10分の1を代表する投資主がこれを要求する場合、招集しな ければならない。 取締役会は、1または複数のサブファンドまたは投資口クラスに関する問題および/またはその権利の変 更に関する問題について決定するために、ある1つのサブファンドもしくは投資口のクラスの投資主、また は複数のサブファンドまたは投資口のクラスの投資主による、特別総会を招集することができる。 取締役 本投資法人は、3名以上の構成員から成る取締役会によって運営されるものとする。取締役会の構成員は、 本投資法人の投資主である必要はない。 取締役は、次の年次総会において終了する期間の年次総会で、その後任の取締役が選任および資格を付与 されるまで、投資主により選任されるものとする。ただし、取締役は、原因の有無にかかわらず解任され、 かつ/またはいつでも投資主が採択した決議により、交代する場合がある。 死亡、退任その他の理由により取締役に欠員が生じた場合、残りの取締役は、次の総会まで当該欠員を補 充するため、会議を開き、多数決によって新しい取締役を選任することができる。 取締役会は、構成員から議長を選ぶものとし、構成員から1または複数の副議長を選ぶことができる。取 締役会はまた、取締役会および投資主総会の議事録の記録に責任を負う秘書役(取締役である必要はな い。)を選ぶことができる。取締役会は、2名の取締役の招集により、取締役会の招集通知に記載される場所 において、開催されるものとする。 議長は、すべての投資主総会および取締役会で議長を務めるものとするが、議長が任命されていない場合、 または不在の場合、投資主または取締役会は、当該会議に出席している者の多数決の投票により、臨時の議 長を任命できるものとする。 取締役会の書面による招集通知は、当該会議に指定された時刻の少なくとも24時間以内に、すべての取締 役に対して行われるものとする。ただし、緊急の場合はその限りでなく、その場合、当該事態の内容は招集 通知に記載されるものとする。この通知は、各取締役による書面または電信、電報、テレックス、電子メー 8 ルもしくはファックスによる同意により、放棄することができる。取締役会決議により事前に採択された計 画に定める日時および場所において開催される個別の会議については、別途通知を要しないものとする。 取締役は、書面または電信、電報、テレックス、電子メールもしくはファックスにより別の取締役を代理 人に任命することによって、取締役会において行為することができる。取締役はまた、書面または電信、電 報、テレックス、電子メールもしくはファックスにより、投票を行うことができる。 取締役は、適式に招集された取締役会においてのみ、行為することができる。取締役は、それぞれの個人 としての行為(取締役会決議により特別に許可される行為を除く。)により本投資法人を拘束することがで きない。 取締役会は、少なくとも取締役本人または代理人の過半数が出席している場合(取締役本人の場合は電話 会議もしくはビデオ会議による出席でもよい。)にのみ、有効に審議または行為するものとする。決議は、 会議に取締役本人または代理人が出席している取締役の投票の過半数により可決されるものとする。賛否同 数の場合、議長が決定権を有するものとする。 取締役会決議はまた、同一の条件に基づく持回り決議の形態で、可決することができる。かかる決議書は、 1または複数の副本にすべての取締役が署名するものとする。 取締役会は随時、本投資法人の役員(ジェネラル・マネジャー、秘書役およびサブジェネラルマネジャー、 副秘書役または本投資法人の業務および運営に必要と考えられるその他役員を含む。)を任命することがで きる。取締役会はいつでもかかる任命を取り消すことができる。なお、役員は、本投資法人の取締役または 投資主である必要はない。任命された役員は、本規約に定めのない限り、取締役会に付与された権限および 義務を有するものとする。 取締役会は、本投資法人の日々の運営および事務を行う権限ならびに法人の方針および目的を推進する権 限を、自然人または法人(取締役会の構成員である必要はない。)に委任することができる。これらの者は、 取締役会の監督および責任に基づき行為する。取締役会はまた、取締役会が適当と判断する1または複数の 者(取締役会の構成員である必要はない。)から成る委員会に、一定の権能、権限および裁量権を委任する ことができる。 ② 本ファンドの運営機構に関する情報 取締役会は、本投資法人の利益に適うようすべての管理行為および処分行為を行う最も幅広い権限を付与 されている。法律または本規約により明白に投資主総会に留保されていないすべての権限は、取締役会が行 使することができる。 取締役会は、特に、各サブファンドの投資方針を決定する権限を有している。本投資法人の運営および事 業の実施過程で、2010年法が課すもしくは投資口が公募される国の法律および規制に定める投資制限、取締 役会決議により随時採択され、投資口の募集に関する投資制限に該当する投資または活動を行ってはならな い。 (5) 外国投資法人の出資総額 2014年4月末日現在 出資総額 クラスODEUR:2,255,558.78ユーロ(312,011,446円) クラスODUSD:1,430,728.85米ドル(145,447,895円) クラスODJPY(ヘッジあり):1,283,954,896.65円(1,283,954,897円) クラスODJPY(ヘッジなし):217,050,145.97円(217,050,146円) 授権投資口総数 クラスODEUR:23,232 クラスODUSD:14,707 クラスODJPY(ヘッジあり):136,015 クラスODJPY(ヘッジなし):23,289 発行済投資口数 クラスODEUR:23,232 クラスODUSD:14,707 クラスODJPY(ヘッジあり):136,015 クラスODJPY(ヘッジなし):23,289 9 シリーズの発行済投資口数およびシリーズへの出資額は以下のとおりである。 本ファンドの発行済投資口数 本ファンドへの出資額 2009年12月末 - - 2010年12月末 - - 2011年12月末 - - 2012年12月末 - 2013年12月末 クラスODEUR:19,806 クラスODEUR:1,943,817.90ユーロ(268,888,330円) クラスODUSD:4,735 クラスODUSD:464,309.62米ドル(47,201,716円) - クラスODJPY(ヘッジあり):100,026 クラスODJPY(ヘッジあり): クラスODJPY(ヘッジなし):18,719 944,796,799.19円(944,796,799円) クラスODJPY(ヘッジなし): 180,783,119.07円(180,783,119円) (注)クラスODEURおよびクラスODUSDは2013年12月10日に開始された。クラスODJPY(ヘッジあり)およびクラス ODJPY(ヘッジなし)は2013年12月2日に開始された。 (6) 主要な投資主の状況 2014年4月末日現在 順位 氏名または名称 住所 1 PWM日本証券株式会社 日本国東京 クリアストリーム・ルクセン ルクセンブルグ 2 所有投資口数 ブルグ 所有投資口数比率(注1)(%) 172,243 87.3 25,000 12.7 (注1)所有投資口数比率とは発行済投資ユニットの総数に対し、各投資主の所有投資口数が占める割合である。 2 投資方針 (1) 投資方針 投資目的 サブファンドの投資目的は、収益および資本の双方の増加を通じて、長期的な利益を得ることにある。 様々な投資商品およびデリバティブへの投資により、サブファンドは、ユーリボー金利(費用差引き前) を500ベーシス・ポイント上回る運用実績の実現に努める。 投資方針 本投資法人は、保有資産が、常に2010年法パートⅠに従っていることを保証しており、サブファンドにつ き、下記の追加的投資目的および投資方針の遵守を約束する。 投資方針の目的が達成されるという保証はない。 サブファンドの投資目的を達成するため、その資産は主に固定金利、変動金利および仕組み債の投資適格 債に投資される。サブファンドはまた、利息および/または償還が、発行体の信用リスクに加え、その他の あらゆる要因(証書を含む。)に依拠する有価証券である仕組み商品に投資することができる。当該要因は 金利リスク、株式保有リスクおよび信用リスクを含む可能性がある。加えて、サブファンドは、短期金融市 場商品、外貨為替取引、固定金利、変動金利ならびに仕組債の有価証券、株式、流動性ファンド、投資ファ ンド、先物およびエキゾチック金利スワップに投資する可能性もある。サブファンドは、不動産およびヘッ ジファンドの株式には投資しない。 さらに、サブファンドは、補償(ヘッジを目的とする。)または効率的なポートフォリオ運用(ヘッジを 目的としない。)のために効率的なポートフォリオ運用のための手法を活用することができる。いかなる場 合においても、効率的なポートフォリオ運用のための手法の活用により、サブファンドはその定められた投 資目的からそれてはならない。 サブファンドは、ヘッジ目的で、先物、オプションおよびスワップといったデリバティブを用いることが できる。 10 デリバティブ サブファンドは、2010年法および現在もしくは未来に関連するルクセンブルグの法もしくは実施規則、ま たは金融監督委員会(Commission de Surveillance du Secteur Financier)(以下「CSSF」という。)の 通達が規定した条件に従い、その制限の範囲内にとどめることを前提として、ヘッジおよび/または効率的 なポートフォリオ運用、および/または海外為替リスクの管理を目的とした金融デリバティブ商品への投資 を行うことができる。金融デリバティブには、先物、オプション、スワップ(クレジット、クレジット・デ フォルト、金利、インフレスワップなどを含む。)、先物外国為替契約、クレジットリンク債などを含む。 本ファンドに適した新たな金融デリバティブ商品も開発できるものとし、サブファンドはCSSFの通達に従い、 かかる金融デリバティブ商品を用いることができる。潜在的な市場リスクは、200%を超えないものとする。 改正済みのCSSF通達08/356、CSSF通達13/559ならびに「ETFおよびその他UCITSの発行に関するESMAガイド ライン(ESMA/2012/832)」(以下「ESMAガイドライン」という。)に従い、効率的なポートフォリオ運用 のために、各サブファンドについて手法を活用することができる。これには証券貸借取引およびレポ(以下 に定義する。)に加え、デリバティブ取引が含まれる。 効率的なポートフォリオ運用のための手法および技法により生じたすべての収益は、直接的および間接的 な管理費の控除後、サブファンドの投資方針に基づく再投資を目的として、各サブファンドに累積される。 効率的なポートフォリオ運用のための手法および技法の利用に係る契約の関係当事者は、金融商品の注文履 行に関する管理会社の原則(最良履行方針)に基づき、選定される。これらの関係当事者が、基本的に、本 件に関して発生した直接的および間接的な費用および手数料の受領者となる。各関係当事者またはその他の 第三者に支払われる費用および手数料は、市場の条件に基づき交渉される。 原則として、関係当事者は、管理会社の関連会社ではない。 いかなる状況においても、効率的なポートフォリオ運用のためのデリバティブまたは他の手法および技法 の利用により、本投資法人が本書に記載の投資方針から逸脱してはならず、本投資法人が本書に概説されて いない新たな重大なリスクにさらされることとなってはならない。 本ファンドは、適用される法律および規制(CSSF通達11/512により改正済みのCSSF通達08/356およびESMA ガイドラインを含む。)に従い、効率的なポートフォリオ運用のための手法および技法の利用に関し担保と して受領した現金を再投資することができる。 デリバティブの活用 適切なリスク管理システムを利用することにより、本投資法人は、各サブファンドについて得られた資産 または金融指数、金利、外国為替もしくは通貨から派生するデリバティブに投資することができる。かかる 投資には特に、オプション、金融先物契約、スワップおよびこれらの組み合わせが含まれる。また、ヘッジ に加え、これらを投資戦略の一部として利用することができる。 デリバティブ取引は投資制限に従って行われ、投資の償還およびリスクを管理する一方、本ファンドの資 産の効率的な運用に貢献する。 証券貸借取引およびレポ 本投資法人には、一定期間にわたる市場価格での報酬と引換えに、本投資法人の資産から相手方に証券を 譲渡することが認められている。本投資法人は、証券貸借の目的で譲渡されたすべての証券が随時返還され うること、および締結された証券貸借契約が随時解約できることを保証する。 (a) 証券貸借取引 本投資法人は証券貸借取引を行うことができる。個別の制限は、最新の有効なCSSF通達08/356に記載 されている。 これらの取引は、(ⅰ)リスク削減、(ⅱ)コスト削減、および(ⅲ)リスク分散に関連して適用される規 定および本ファンドのリスク状況に対応するリスク率での資本金または収益の増加のうち、一つまたは 複数の目的のために行われる。各サブファンドの100%についてかかる取引を行うことができる。ただ し、(ⅰ)取引額が常に合理的な範囲内に留められている、または本投資法人がどの時点においても償還 義務を果たすことができるように貸付証券の返還を要求できる場合、および(ⅱ)各サブファンドの投資 方針に従った本投資法人の資産管理が、かかる取引により危険に晒されることがない場合に限られる。 11 当該取引のリスクは、管理会社のリスク管理プロセスの一部として管理される。 本投資法人は、以下の規定に従ってのみ、証券貸借取引を行うことができる。 (ⅰ)本投資法人は、公認の清算機関により運営される基準化システムまたは一流の金融機関の証券貸借 プログラムを通してのみ、証券の貸付けを行うことができる。ただし、前出の金融機関が当該取引 を専門とすること、および監督規定(CSSFによるとEU法の規定に相当する。)に従うことを条件と する。 (ⅱ)借用人は監督規定(CSSFによるとEU法の規定に相当する。)に従わなければならない。 (ⅲ)個別の相手方との一つまたは複数の証券貸借取引に伴う相手方リスク(このリスクは担保を利用す ることで軽減される。)は、相手方が2010年法第41条第1項(f)に定義される金融機関の場合、各サ ブファンドの資産の10%を超えてはならない。また、その他の場合、各サブファンドの資産の5%を 超えてはならない。 管理会社は、貸付証券の全額を、本ファンドの年次報告書および半期報告書にて開示する。 証券貸借取引は、個別のユニット・クラスごとに、それぞれに特有の性質および/または投資家の略 歴を考慮して行われる。かかる証券貸借取引に関するすべての収益および担保は、各ユニット・クラス に累積される。 (b) レポ 本規約または本書に定めのない限り、本投資法人は、(ⅰ)両当事者が契約上合意した価格および条件 での、証券の売買および売り手が買い手から証券を買い戻す権利または義務の売買を行うレポ、ならび に(ⅱ)まず満期時点で売り手(相手方)が売却した証券を買い戻し、本ファンドが本取引で得た証券を 返還するという先物取引からなる逆現先(総称して「レポ」という。)を行うことができる。 各サブファンドは、個別のレポまたは進行中の一連のレポの売り手または買い手となることができる。 ただし、かかる取引への関与は以下の条件による。 (ⅰ)サブファンドは、かかる取引の相手方が監督規定(CSSFによるとEU法の規定に相当する。)に従う 場合のみ、レポの一部として証券の売買を行う。 (ⅱ)個別の相手方との一つまたは複数のレポに伴う相手方リスク(このリスクは担保を利用することで 軽減される。)は、相手方が2010年法第41条第1項(f)に定義される金融機関の場合、各サブファン ドの資産の10%を超えてはならない。また、その他の場合、各サブファンドの資産の5%を超えては ならない。 (ⅲ)サブファンドが買い手となるレポの期間中、その他の補償手段をサブファンドが持たない限り、相 手方が契約に含まれる証券を買い戻す権利を行使するまで、または買戻しの期間が終了するまで、 かかる証券を購入してはならない。 (ⅳ)レポに関連してサブファンドが獲得する証券は、サブファンドの投資方針および投資制限に準拠し なければならず、以下に限られる。 ・ 2007年3月19日付の指令2007/16/ECの定義に準じる短期銀行証書または短期金融市場商品 ・ 十分な流動性を有する、非ソブリン発行体より発行された証券 ・ CSSF通達08/356にも触れている上記「(a) 証券貸借取引」の第2、3、4段落に記載の制限にて 言及される資産および取引 (ⅴ)管理会社は、オープン・レポの全額を、年次報告書および半期報告書の日付にて開示する。 レポは、個別のユニット・クラスごとに、それぞれに特有の性質および/または投資家の略歴を考 慮して行われる。レポに関するすべての収益および担保は、各ユニット・クラスに累積される。 店頭デリバティブ取引に係る担保の管理および効率的なポートフォリオ運用のための手法 本投資法人は、相手方リスクを削減するため、店頭市場で取引される金融デリバティブ商品(以下「店頭 デリバティブ」という。)に関する取引および逆現先に係る担保を包括することができる。証券貸借取引の 一部として、各サブファンドは、利息、配当、その他可能性がある権利および合意された割引または最小譲 渡額を考慮し、契約期間における価値が貸付証券総額の少なくとも90%に相当する担保を受け取らなければ ならない。 債務を保証するため、本投資法人は、CSSF通達08/356、CSSF通達11/512およびCSSF通達13/559の規定に合 12 致するすべての担保を受け入れることができる。 この担保は証券貸借の場合、貸付証券の譲渡のとき、またはそれ以前に受領されていなければならない。 証券が仲介機関を通じて貸し出されている場合、各仲介機関が譲渡が適切に完了することを保証すれば、担 保を受領する前の証券の譲渡が認められる。かかる仲介機関が借り手の代わりに担保を提供する場合もある。 原則として、通貨先物取引を除き、証券貸借取引、逆現先および店頭デリバティブ取引の担保は以下のい ずれかの様式で提供されなければならない。 a. 現金、短期銀行預金、2007年3月19日付の指令2007/16/ECの定義に準じる短期金融市場商品、信用状お よび相手方に関連のない一流の信用機関により発行された要求払保証金(例えば、経済協力開発機構 (以下「OECD」という。)の加盟国もしくはその地方機関により発行された債券、または国際機関お よび地域当局または国際当局により発行された債券)等の流動資産 b. 一流の発行体により発行または保証され、合理的な範囲で流動性がある債券 現金ではない担保は、相手方に関連のない法人によって発行されなければならない。 担保が現金で提供され、その結果、かかる担保の管理者に関連する各サブファンドの信用リスクが生じる 場合、2010年法第43条第1項に規定される20%の制限を遵守しなければならない。さらに、かかる現金担 保は、相手方の支払不履行による影響から保護されない限り、相手方が保管してはならない。 現金ではない担保は、相手方の資産と適切に区別されない限り、相手方が保管してはならない。 担保が、流動性、評価、発行体の信用格付、関連性および多様性等の一連の基準を満たす場合、相手方の 債務総額と相殺することができる。相殺された場合、担保の価値は価格変動の結果、減少する場合がある。 これを割引という。その結果、とりわけ債務および担保の価値に短期的な変動が起こる場合がある。 発行体の集中に関連する、合理的な多様性の基準は、サブファンドが効率的なポートフォリオ運用または 店頭デリバティブ取引(特定の発行体に関連する建玉の最大総額が純資産額の20%を超えないもの)につい ての担保バスケットを受領する場合、満たされると考えられる。サブファンドが多様な相手方を持つ場合、 単一の発行体に関する建玉の合計総額が20%の制限を超えないか確認するためには、多様な担保バスケット を集約しなければならない。 担保に適用される割引は以下の影響を受ける。 ・ 相手方の信用格付 ・ 担保の流動性 ・ 担保の価格変動性 ・ 発行体の信用格付および/または ・ 担保が取引される国または市場 各担保に関連するリスクを十分に考慮するために、管理会社は担保の要求額を増加するべきか、適切で保 守的な割引(ヘアカット)によりその価値を削減するべきか決定する。担保の価値が変動しやすいほど、割 引率は高くなる。 管理会社の経営陣は、上記記載の要件および価値(特に、担保として預け入れられた流動資金に対する投 資方針に加えて、承認された担保の様式および各担保に追加されるまたは削減される額に関連するもの。) の詳細を定義する内部規制を決定する。 適用された割引は、合理的であるか定期的(少なくとも年一回)に検証され、必要であれば調整される。 最近、管理会社は、各担保に関する適切な割引率および値上げに加え、以下の要件を決定した。 (a) 許可される担保 ・ 現金および毎日入手可能なユーロ、米ドル、スイスフラン、日本円および英ポンドまたは各 ファンドの通貨でのコールマネー(委託される銀行はA以上の格付けをされていなければならな い。) ・ 国債、国際機関債、政府保証債およびドイツ国債 ・ 社債 ・ ドイツ、デンマーク、フィンランド、フランス、イタリア、ルクセンブルグ、ノルウェイおよ びスウェーデンの規制に従ったカバードボンド ・ 一般の債券(無期限だがヘアカットの割合が高い(以下参照。)) ・ 上記「投資方針」および下記「(4)投資制限」の末尾5段落に記載の、許可された指数による普 13 通株式および優先株式 譲渡性証券はユーロ、米ドル、スイスフラン、日本円または英ポンドで建てられる。 相手方および担保の発行体は同じグループに所属してはならない。 (b) 禁止される担保 ・ 仕組み商品(内包オプション、参照資産または参照トリガーによる利札または元本、分割債券 および転換社債等) (c) ・ 証券化商品(資産担保証券および債務担保証券等) ・ GDR(グローバル預託証券)およびADR(米国預託証券) 質的要件 各債券に付与される格付けおよび株式の場合には発行体に付与される格付けは、投資適格でなければ ならない。通常、AAなどのより厳格な要件が適用されるが、確定ファンドには例外もありうる。 AA以上の格付けを有する担保が適用されないファンドに関しては、投資適格(少なくともBBBマイナ スに相当)の範囲内で最低格付けを下げることが認められている。かかる場合には、より高いヘアカッ トが適用されなければならない。 担保は、評価可能かつ流動的でなければならない。流動性の指標は、以下のとおりである。 ・ 買指値と売指値の幅 ・ ブローカーによる値付けの有無 ・ 取引量 ・ 実際の価格に付される各更新日時 上記の指標は、ブルームバーグのページに掲載されており自由に閲覧することができる。 発行体は、相手方から法的に独立していなければならない。 (d) 量的要件 (ⅰ)以下の手段または制限により、担保のポートフォリオに関するリスクの集中はそれぞれ回避または 限定されるものとする。 ・ 各ファンドの相手方につき、セクターまたは(ユーロ圏外の)国の割合は、担保全体の最高 30%までとする。 ・ 各ファンドのすべての相手方につき、債券の額面金額は発行額全体の最高10%までとする。 ・ 株式の量は(主要な証券取引所の直近30日間を基準とした)1日の平均量の50%および時価総額 の1%を超えないものとする。 AAAマイナスの格付けを付与された国債は上記の制限に服しない。 (ⅱ)ヘアカット 管理会社は、CSSF通達11/512が「価格変動の多大なリスクがある担保を評価するにあたり、譲渡性 証券に対する集団投資事業(以下「UCITS」という。)は堅実な削減率を適用しなければならない」 というESMAガイドライン10-788第26条第2項および第3項の履行を規定しているという事実をふまえ、 異なる資産クラスに対する削減を定めている。 現状のヘアカットは以下のとおりである。 ・ 株式の場合は25% ・ 外貨の場合は4% ・ 国債およびカバード・ボンドの場合は満期までの残存期間による。 満期までの残存期間 ヘアカット 0年超2年以下 1% 2年超5年以下 2% 5年超10年以下 3% 10年超 5% 14 管理会社は、評価がいまだ適切であるかまたは現行の市場状況を考慮した再評価が必要であるかを 判断するために、定期的に既定のヘアカットを検討する。 管理会社(またはその代理人)は、サブファンドの代わりに受領した担保を評価する。すでに与えられた 担保の価値がカバーされるべき金額に満たない場合には、相手方は遅滞なく追加の担保を差し入れなければ ならない。価値が適正であった場合、担保として認められた資産に関連する為替レートまたは市場リスクが 担保の取引証拠金により考慮される。 本投資法人は担保権の行使が必要となる場合に、担保権が実行されることを保証する。例えば、相手方が 貸付証券を返済できない場合、担保は、直接または一流の金融機関もしくは担保として差し出された資産の 獲得あるいは評価を本投資法人に許可する一流の金融機関の完全子会社の仲介を通じて、利用可能でなけれ ばならない。 契約の期間中、各サブファンドがその他の担保の手段を有しない限り、その他の形態または抵当として差 し入れられた担保は破棄されてはならないものとする。 サブファンドが資産の少なくとも30%に相当する担保を受け入れる場合、サブファンドは、標準のストレ ステストを通じて、通常および例外的な状況における担保の時価および流動性の変動の影響を含む関連ある リスクについて検討するものとする。 本投資法人の年次報告書は、該当する本ファンド/サブファンドの管理に関連する場合、サブファンドの 直接的な管理費(有価証券の取引費用等)および間接的な管理費(法律上の助言から生じた一般費用等)の 詳細とともに、サブファンドの報告期間全体における効率的なポートフォリオ運用の手法から生じた収益に ついての情報を記載する。 本投資法人の管理会社であるユニバーサル・インベストメント・ルクセンブルグ・エス・エイは、有価証 券の貸借取引の代理人として行為しない。ユニバーサル・インベストメント・ルクセンブルグ・エス・エイ がかかる職務および活動を引き受けた場合、目論見書はこれに応じて更新される。 本投資法人の年次報告書は、ユニバーサル・インベストメント・ルクセンブルグ・エス・エイまたは本投 資法人の預託機関が直接的および間接的な管理費を受領している限り、彼らおよび本投資法人についての詳 細を提供する。 原則として、取引の相手方は、管理会社の関連会社以外とする。 (2) 投資対象 (a) 本投資法人は、以下についてのみ投資を行う。 (ⅰ)以下に含まれる適格な譲渡性証券および短期金融市場商品 ・ 適格国における証券取引所で、指令2004/39/ECに定める意味において認められまたは取引され る譲渡性証券および短期金融市場商品(「適格国」とはOECDの加盟国ならびに欧州、北米・南 米、アフリカ、アジアおよび環太平洋のその他の国をいう。) ・ 定期的に取引が行われ、公認されかつ公開されている適格国における他の規制市場(以下「規 制市場」という。)において取引される譲渡性証券および短期金融市場商品 (ⅱ)最近発行された適格な譲渡性証券および短期金融市場商品。ただし、以下の要件を充足しなければ ならない。 ・ 発行条件には、証券取引所または定期的に取引が行われ、公認かつ公開の他の規制市場への正 式上場の承認申請を行う引受業務が含まれる。ただし、証券取引所または市場の選択について は本投資法人の設立文書に規定される。 ・ かかる承認は、発行から1年間保証される。 本投資法人はまた、適格な譲渡性証券および短期金融市場商品以外の譲渡性証券および短期金融市 場商品に対しても投資を行うことができる。ただし、適格な譲渡性証券および短期金融市場商品以 外に対するかかる投資合計額が、当該サブファンドの純資産の10%を超えないものとする。 (ⅲ)集団投資事業がEU加盟国内に所在するか否かにかかわらず、指令2009/65/EC(随時改正される。) に従い認可されたUCITSおよび/または同指令第1条第2項第1および2段落の意義の範囲内におけるそ の他のUCI。ただし、以下の要件を充足しなければならない。 15 ・ かかるその他のUCIは、CSSFがEU法に規定する監督と同程度の監督に服すると判断され、かつ、 監督当局の協力が十分に確保されている法令の下で認可されたものであること ・ その他のUCIの投資主に対する保護水準は、UCITSの投資主に提供されるものと同等であること、 特に資産の分離保有、借入れ、貸付けおよび譲渡性証券および短期金融市場商品の空売りに関 する規則が、指令2009/65/ECの要件(随時改正される。)と同等であること ・ その他のUCIの業務が、報告期間の資産、債務、収益および運用の評価が可能となるように、半 期報告書および年次報告書により報告されていること ・ 取得が予定されているUCITSまたはその他のUCIの資産については、その設立文書に従い、その 他のUCITSまたはその他のUCIと合計して資産の10%超を投資しないこと サブファンドは、2010年法第181条第8項に規定される条件に従い、本投資法人の1つまたは複数のそ の他のサブファンドにより発行される投資口に投資することができる。 (ⅳ)信用機関の要求払いが可能な預金または12ヶ月以内に満期となり引き出すことができる預金。ただ し、信用機関がEU加盟国に登録事務所を有し、またはEU非加盟国に登録事務所がある場合にはEU法 の規定と同等とCSSFが判断する慎重ななルールに従っているものでなければならない。 (ⅴ)規制市場で取引される金融デリバティブ商品(現金決済商品と同等のものを含む。)および/また は店頭デリバティブ。ただし、以下の要件を充足しなければならない。 ・ 原資産は、2010年法第41条第1項による商品、金融指数、金利、外国為替または通貨により構成 され、本投資法人は、本投資法人の設立文書に記載される投資目的に従い投資できるものであ ること ・ 店頭デリバティブ取引の相手は、慎重な監督に服し、かつ、CSSFが承認するカテゴリーに属す る機関であること ・ 店頭デリバティブは、毎日、信頼でき、かつ検証可能な評価に従い、いつでも、本投資法人の 主導により、公正な価格で売却、償還または相殺取引による取引成立が可能なものであること (ⅵ)当該商品の発行または発行体が投資家および預金の保護を目的として規制されている場合に、流動 的でいかなる時においても正確にその価格が決定されうる、規制市場以外で取引されている短期金 融市場商品。ただし、以下のいずれかの要件を充足しなければならない。 ・ EU加盟国の中央政府、地方政府もしくは地方公共団体、中央銀行、欧州中央銀行、欧州連合ま たは欧州投資銀行、EU非加盟国、または連邦国家の場合、連邦を構成する加盟国の一つ、また は一もしくは複数のEU加盟国が属する公的国際機関により発行または保証される短期金融市場 商品 ・ 規制市場で取引される証券の発行体が発行する短期金融市場商品 ・ EU法が規定する基準に従い慎重な監督に服している発行体または少なくともEU法が規定するも のと同程度厳格であるとCSSFにより判断される慎重なルールに服し、これに適合する発行体に より発行または保証される短期金融市場商品 ・ CSSFにより承認されるカテゴリーに属するその他の機関により発行される短期金融市場商品。 ただし、当該短期金融市場商品への投資は、本項(ⅵ)の上記第1、2および3段落に規定するもの と同程度の投資家保護に服するものでなければならない。また、発行体は、資本および準備金 として少なくとも10,000,000ユーロを有し、指令2013/34/EUに従い年次財務書類を公表する会 社、または一もしくは複数の上場会社を有するグループ企業に属し、同グループのファイナン スに専従する企業、または銀行の流動性ラインから利益を受けている証券化のためのヴィーク ルへのファイナンスに専従している会社でなければならない。 (b) しかし、本投資法人は、その事業の直接的遂行に不可欠な動産または不動産資産を取得することがで きる。 (c) 本ファンドは、上記(a)に挙げられている以外の証券および短期金融市場商品に、ファンド純資産額の 10%まで投資することができる。 (d) 本投資法人は、付随的に流動資産を保有することができる。 (3) 分配方針 取締役会は、純資産額が本投資法人の最低資本要件を下回ることがないことを保証した上で、サブファン 16 ドの分配型投資口について合理的な年間配当金を支払うことを投資主総会に提案する。また、取締役会は、 同様の制限の下、中間配当金も決定することができる。累積型投資口の場合、配当金は支払われないが、そ れを保有する投資家の利益のため、累積型投資口に割り当てられた価値をもって再投資する。 (4) 投資制限 (a) 本投資法人は、同一発行体によって発行された譲渡性証券および短期金融市場商品について、当該サ ブファンドの純資産の10%超を投資することはできない。本投資法人は、同一発行体への預金について、 当該サブファンドの純資産の20%超を投資することはできない。 取引相手方が上記(2)(a)(ⅳ)に記載される金融機関の場合、または当該サブファンドの純資産の5%で ある場合、店頭デリバティブ取引における本投資法人の取引相手方のリスク・エクスポージャー、証券 貸借取引または買戻契約(もしくは逆現先)は、当該サブファンドの純資産の10%を超えないものとす る。 (b) それぞれ当該サブファンドの純資産5%超を投資する発行体について、本投資法人が保有する譲渡性証 券および短期金融市場商品の総額は、当該サブファンドの純資産の40%を超えてはならない。本制限は、 慎重な監督に服する金融機関への預金およびかかる機関を相手方とする店頭デリバティブには適用され ない。上記(a)に規定される個別制限にかかわらず、本投資法人は、当該サブファンドの純資産の20%を 超えて、以下を合算することはできない。 (c) ・ 同一機関により発行される譲渡性証券または短期金融市場商品への投資 ・ 同一機関への預金および/または ・ 同一機関を相手方とする店頭デリバティブ取引から発生するエクスポージャー 譲渡性証券または短期金融市場商品がEU加盟国、その地方公共団体、EU非加盟国または一もしくは複 数のEU加盟国が属する公的国際機関により発行されたかまたは保証されている場合、(a)第一文に規定さ れた制限は、最大35%まで引き上げられる。 (d) 上記(a)第一文に規定された制限は、特定の譲渡性債務証券について、それらがEU加盟国に登記上の事 務所を置き、法律に基づき譲渡性債務証券の保有者を保護するための特別な公的監督に従っている金融 機関により発行される場合、最大25%まで引き上げられる。特に、かかる譲渡性債務証券の発行から得 た額は、2010年法に従い、かかる譲渡性債務証券の全有効期間を通じ、譲渡性債務証券に付帯する請求 権に応じることができ、発行体の不履行の場合に元本の払戻しおよび経過利息の支払いに優先的に用い られることになる資産に投資されなければならない。 本投資法人が、純資産の5%超を、前項に記載される同一の発行体により発行される当該譲渡性債務証 券に投資する場合、かかる投資の総額は当該サブファンドの純資産額の80%を超えてはならない。 (e) 上記(c)および(d)に記載される譲渡性証券および短期金融市場商品は、(b)に記載される40%制限の適 用の際には考慮してはならない。 (a)、(b)、(c)および(d)に規定される制限は合算してはならず、このため、(a)、(b)、(c)および(d) に従い同一の発行体により発行された譲渡性証券もしくは短期金融市場商品または(a)、(b)、(c)および (d)に従い実行される同一の発行体への預金もしくは同一の発行体を相手方とするデリバティブ商品は、 いかなる状況においても当該サブファンドの純資産の合計35%を超えてはならない。 指令2013/34/EUに従い定義されるところによるか、または公認国際会計規則に従った連結決算のため 同一グループに含まれる企業は、(a)から(e)に規定される制限の計算上、同一発行体とみなされる。 本投資法人は、当該サブファンドの純資産の合計20%まで、同一グループ内の譲渡性証券および短期 金融市場商品に投資することができる。 (f) 上記(a)から(e)にかかわらず、本投資法人は、リスク分散原則に従い、当該サブファンドの純資産の 100%を限度に、EU加盟国、その地方公共団体、OECDのその他の加盟国、または一もしくは複数のEU加 盟国が加入する公的国際機関により発行されたかまたは保証されている譲渡性証券および短期金融市場 商品に投資する権限がある。ただし、本投資法人は少なくとも6種類の銘柄の譲渡性証券を保有しなけ ればならず、かつ同一銘柄の譲渡性証券が当該サブファンドの純資産総額の30%を超えてはならない。 17 (g) (ⅰ) 本投資法人または管理会社は、発行体の経営に多大な影響を及ぼしうる議決権を伴う投資証券に は一切投資することはできない。 (ⅱ) さらに本投資法人の投資は、以下の比率を超えないものとする。 ①議決権のない投資証券に関しては、同一発行体につき10% ②譲渡性債務証券に関しては、同一発行体につき10% ③受益証券に関しては、同一のUCITSおよび/またはその他のUCIにつき25% ④短期金融市場商品に関しては、同一発行体につき10% (ⅲ) 上記②、③および④に規定した投資制限は、当該証券取得の際、譲渡性債務証券もしくは短期金 融市場商品の総額、または発行されている譲渡性証券の純額が、計算不能である場合、無視でき るものとする。 (ⅳ) (g)(ⅰ)および(ⅱ)に規定した投資制限は、以下には適用されない。 ・ EU加盟国またはその現地当局によって発行または保証された譲渡性証券および短期金融市場商 品。 ・ EU非加盟国によって発行または保証された譲渡性証券および短期金融市場商品。 ・ 一つ以上のEU加盟国が加盟している公的な国際機関によって発行された譲渡性証券および短期 金融市場商品。 ・ EU非加盟国にて法人化された企業の資本に関してUCITSが保有する投資証券。ただし、当該企業 はその資産を当該国に登記上の本社を持つ発行体の譲渡性証券に主として投資し、当該国の法 律の下ではかかる保有形式が当該国の発行体の譲渡性証券に対してUCITSが投資を行う唯一の方 法である場合とする。しかしながら、この適用除外は、EU非加盟国の企業が、その投資方針の 中で2010年法第43条、第46条ならびに第48条第1項および第2項に規定の投資制限を遵守する場 合に限り、有効なものとする。また、2010年法第43条および第46条に規定の制限を超えた際に は2010年法第49条を準用するものとする。 ・ 所在国内で運用、助言、または販売のみを事業内容とする子会社の資本を所有する、一または 複数の投資信託会社が保有している投資証券。当該投資単位の買戻しは、その保有者の要請で、 その保有者の利益のためにのみ行われる。 (h) (ⅰ) 本投資法人は、無限責任を負う証券を取得することができない。 (ⅱ) 本投資法人の資産は、不動産、貴金属もしくは貴金属先物契約または商品もしくは商品先物契約 に投資することができない。 (ⅲ) 本投資法人は、同一サブファンドの資産の10%を超える投資証券またはUCITSおよび/もしくはそ の他のUCIの受益証券を取得することができない。 上記(2)(a)(ⅲ)に規定されるとおり、本投資法人の投資が同一のUCITSまたはUCIにつき当該サブファ ンドの純資産の20%を超えない場合に限り、サブファンドの投資方針は、前述の投資制限の適用を制限 することができる。かかる投資制限の適用にあたり、複数のコンパートメントからなるUCITSまたはUCI の各コンパートメントは、異なるコンパートメントについて責任分離の原則が第三者に対して確保され ている場合に限り、別個の発行体とみなされるものとする。 その他のUCIへの投資は、当該サブファンドの純資産の合計30%を超えてはならない。本投資法人が UCITSおよび/またはその他のUCIの受益証券を取得した際には、上記(a)から(e)に規定される投資制限 の目的のためにそれぞれのUCITSまたはその他のUCIの資産を統合する必要はない。 上記にかかわらず取締役会は、2010年法第9章に記載された規定に基づき、サブファンド(以下 「フィーダー」という。)が指令2009/65/ECに従い認可されたその他のUCITSの受益証券(以下「マス ター」という。)(またはかかるUCIのサブファンド)に資産の85%以上を投資することを決定すること ができる。 本投資法人がUCITSおよび/またはその他のUCIの受益証券に投資を行うに際し、当該投資先が管理会 社もしくは投資マネジャーによって運用されている場合、または、共同経営もしくは共同管理あるいは 直接的もしくは間接的な大量の株式保有を通じて当該管理会社もしくは投資マネジャーとつながりのあ る他その他の法人によって当該投資先が直接的にまたは委託を通じて運用されている場合、本投資法人 18 は、販売および買戻しの手数料を負わない。本投資法人がその純資産の大部分をその他のUCITSおよび/ またはUCIに投資する場合、本投資法人はその目論見書内において、本投資法人ならびに投資を検討して いるその他のUCITSおよび/またはUCIの双方に課される管理費用の最高水準を開示しなければならない。 本投資法人はその年次報告書内において、本投資法人自身ならびに投資先であるUCITSおよび/またはそ の他のUCIの双方に課される管理費用の最大率を示さなければならない。 (ⅳ) 本投資法人は、委託証拠金を用いた適格譲渡性証券もしくは短期金融市場商品の一切の購入、適 格譲渡性証券もしくは短期金融市場商品の空売り、またはショートポジションの維持を行わない。 上記に記載された制限内で許可されたオプション、先渡契約または金融先物契約などのデリバ ティブ契約に関連する預金またはその他の口座は、ここにおける委託証拠金とはみなされない。 (ⅴ) 本投資法人は、借入れの時点における時価を考慮した一時的な借入れを除き、当該サブファンド の純資産の10%を超える額の借入れを行ってはならない。ただし本投資法人は、本投資法人の運 営に直接必要となる不動産を取得可能にする場合に限り、本投資法人の純資産の10%を超える額 の借入れを行うことができる。かかる状況においても借入れは、いかなる場合も本投資法人の純 資産の合計15%を超えてはならない。 (ⅵ) 抵当権、質権、担保権または譲渡担保の設定対象となる証券の時価の総額が、かかる借入れを健 全なものにするために必要な本投資法人の資産の割合を超えないことを条件として上記(ⅴ)で認 められた借入れに関連して必要とされる場合を除き、本投資法人は、抵当権、質権、担保権の設 定、またはいかなる場合においても、本投資法人が所有または保有する一切の証券を債務の弁済 を目的として保証に充ててはならない。ただし、オプション、先渡取引または金融先物取引など の買戻契約、逆現先契約およびデリバティブ契約に関連する分離口座での証券またはその他の資 産の保有は、ここにおける抵当権、質権、担保権または保証の設定とはみなされない。 (ⅶ) 管理会社および本投資法人は、第三者のために貸付けを行うかまたは保証をしてはならない。た だし、2010年法第41条および第42条に規定された適用はこれを妨げない。 上記規定は、本投資法人による2010年法第41条第1項(e)、(g)および(h)に記載される全額払込済みで はない譲渡性証券、短期金融市場商品またはその他の金融商品の取得を妨げるものではない。 (ⅷ) 管理会社および本投資法人は、2010年法第41条第1項(e)、(g)および(h)に記載される譲渡性証券、 短期金融市場商品またはその他の金融商品の空売りを行ってはならない。 ・ 無限責任を要する債務の引受けを含んだ資産への投資 ・ 他の発行体による譲渡性証券の引受け ・ 本投資法人が集団投資事業に関するCSSF通達08/356の条項に従い譲渡性証券および短期金融市 場商品について一定の技術および商品を採用する場合を除き、証券貸借契約、買戻契約または 逆現先契約の締結 本投資法人は、その資産の一部を構成する譲渡性証券または短期金融市場商品に付随する新株引き受け権 を行使する場合、ここに記した投資制限に従う必要はないものとする。本投資法人は、リスク分散の原則の 遵守を確保するにあたり、承認の日から6ヶ月間、2010年法第43条、第44条、第45条および第46条の規定の 適用を制限することができるものとする。 本投資法人が制御できない理由により、または新株引き受け権の行使により、上記の投資制限を超えるこ とになった場合、本投資法人は、投資主の利益を十分に考慮しつつ、制限を超えた状況の是正を売却の最優 先事項としなければならない。 日本において公募される各サブファンドには、日本証券業協会が掲げる選別基準を充たすため、以下の投 資制限が適用される。 (a) サブファンドは、同一発行体の議決権総数の10%を超えて当該発行体の株式を保有することができな い。 (b) (c) 当該サブファンドは、自己が発行する投資証券を一切保有することができない。 サブファンドは、自己または当該サブファンドの投資主以外の第三者の利益を図る目的で行う取引な ど、当該サブファンドの投資主の保護に反するかまたは当該サブファンドの適切な資産管理を阻害す る取引を一切行うことができない。 さらに、サブファンドは、資産担保証券および不動産担保証券に投資することができない。 19 3 ① 投資リスク リスク要因 以下の記載は、譲渡性証券、短期金融市場商品、仕組金融商品およびその他の金融デリバティブ商品に関す る投資および取引に伴う不透明性およびリスクについて投資主に通知することを意図している。投資主は、投 資口の価格および投資口の収益には増減がある可能性があること、また投資金額を全額回収できるとは限らな いことを忘れてはならない。過去の実績が将来の実績の参考になるとは限らず、投資口への投資を中長期的 視野から検討する必要がある。関連するサブファンドの通貨が投資家の通貨と異なる場合、また関連するサ ブファンドの通貨が当該サブファンドが投資する市場の通貨と異なる場合、投資家に生じる追加的損失の見込 額(または追加的利益の見込額)は通常の投資リスク額よりも大きくなる。 投資目的では目標とする数値を挙げているが、かかる数値を達成できるという保証は存在しない。市場状 況およびマクロ経済環境により、投資目的の達成はより困難となり、さらには不可能となる可能性がある。 サブファンドが投資目的を達成できる可能性について、明示的または黙示的な保証はないものとする。 各サブファンドの運用実績は、各サブファンドが保有する原投資有価証券の運用実績と直接関係している。 サブファンドがその投資目的を達成する能力は、サブファンドの資産の原投資有価証券への分配および原投資 有価証券がその投資目的を達成する能力にかかっている。原投資有価証券がその投資戦略を効果的に実践する ことに失敗する可能性がある。その結果、原投資有価証券はその投資目的を達成できず、それはサブファンド の運用実績に影響を与えることになる。 ファンドの投資口に伴うリスク ファンドの投資口への投資は、リスク分散の原則に基づく投資形態である。しかしながら、ファンドの投資 口への投資に伴うリスク(とりわけファンドの投資方針、ファンドの資産額および投資口の運営から発生す る。)の存在は否定できない。ファンドの投資口は、その機会およびリスク、また、特に商品および技術との 組み合わせ(適用ある場合)の面において有価証券と類似している。ファンドの投資口が外貨建ての場合、為 替の機会およびリスクが存在する。また、ファンドの投資口が外貨建ての場合、かかる投資口は、いわゆる送 金リスクに晒される点も考慮しなくてはならない。投資口の購入者は、買戻手数料を考慮に入れた上で、その 投資口の価値が購入時の当初販売手数料を上回った場合にのみ当該投資口の売却益を得ることができる。当初 販売手数料により、投資家の投資パフォーマンスが低下し、さらには、ごく短期間の投資の場合は損失につな がることがある。損失リスクは、とりわけ海外における資産の保管に伴う場合があり、それはカストディアン またはサブカストディアンの支払不能、義務の不履行または不正行為から生ずる場合がある(保管上のリス ク)。ファンドは、詐欺またはその他の犯罪行為の被害に合うことがある。ファンドは、管理会社の従業員ま たは外部の第三者の誤解や過失により損失を被り、または自然災害等の外部的事象により被害を受ける可能性 がある(運営上のリスク)。 本ファンドの資産に伴うリスク 相手方リスク 本投資法人は、支払不能、破産またはその他の原因により相手方が取引不能となるリスクに晒される。 相手方の債務不履行 通常、組織化された証券取引所での取引に比べて、店頭市場(オプション付先渡取引、クレジット・デフォ ルト・スワップ、トータル・リターン・スワップならびに通貨およびその他の金融デリバティブ商品への一定 のオプションが通常取引されている。)での取引では、規制および監督が少ない。さらに、一部の組織化され た取引所で参加者に提供されている多くの保護(清算機関によるパフォーマンスの保証等)が、店頭取引では 提供されない可能性がある。したがって、店頭取引を行うサブファンドは、直接の相手方がそ取引上の義務を 履行せず、サブファンドが損失を被るリスクに晒される。サブファンドは、信用力があると信じる相手方のみ と取引を行い、また一定の相手方から信用状または担保差入証を受領することでかかる取引によって生ずるエ クスポージャーを軽減することがある。さらに、店頭市場に流動性がない場合、サブファンド内で評価されて いる価格で取引の実行またはポジションの清算を行えない可能性がある。 20 集中リスク 特定の資産または市場に投資を集中することでリスクが発生する場合がある。そのような場合、本ファンド はとりわけ当該資産または市場のパフォーマンスに大きく依存することになる。 一般的な証券リスク 資産を選ぶとき、当該資産の予想パフォーマンスが主に考慮される。同時に、有価証券は、その価格が取得 価格を下回ることがありうるため、価格上昇および収益の機会とともにリスクも負っていることを考慮しなく てはならない。 企業特有のリスク 企業特有のリスクは、企業と直接および間接的に関係のあるリスクをいう。企業特有のリスクとは、とりわ け市場環境における企業の状況、経営判断および企業に直接関わってくる類似状況を意味する。一般的な状況 には、とりわけインフレ率、基本レートのレベル、財政的かつ法律的な状況および一般的な市場心理が挙げら れる。繰り返し観測されるとおり、一般的な状況に変化がなくとも、株式または株式市場全体は、大幅な価格 および評価の変動に晒されている。 株式の特徴 株式および株式に類似した特徴を持つ有価証券(インデックス証券等)は、過去の経験から、大幅な価格変 動に晒されているといえる。したがって、利益を得られる機会が提供される一方で、それに匹敵するリスクも 存在する。株価に影響を与えている要因は、主に個々の企業および業種の収益実績であると同時に経済全体の 発展および政治的な見通しであり、当該要因は証券市場における期待感を形成し、またそれに従ってレートが 確定される。 社債の特徴 社債の価格変動に影響を与える要因は、主に資本市場における金利の変化であり、当該金利は経済全体から 影響を受けている。資本市場で金利が上がると社債の価格が下がる一方で、資本市場で金利が下がると社債の 価格が上がる場合がある。また、価格の変動は社債の期間または残存期間にも依拠している。原則として、期 間が短い社債のほうが、期間が長い社債よりも低い価格リスクを示す。しかしながら、その一方で、期間が短 い社債の場合、利回りが低くなり、また証券ポートフォリオが満期を迎える頻度が高くなることによる再投資 のコストが高くなることを考慮しなくてはならない。 信用力に関するリスク 購入する証券の選択を慎重に行ったとしても、信用力のリスク、すなわち発行体が支払不能となったことに よる損失リスク(発行体リスク)を除外することはできない。 信用リスク 本ファンドは、資産の一部を国債および社債に投資することができる。一定の状況においては、これらの債 券の発行体が支払不能になり、したがって、社債の全体または一部の価値が失われることもある。発行体の信 用力および市場全般の流動性へ依存することによって、変動性が増すこともある。 カントリー・リスク ファンドがその投資上、特定の国家に集中する限り、リスクの分散も抑制される。その結果、ファンドは一 国家もしくは関係ある国家またはそれらの国家において登記または活動している企業の発展にある程度依存し ている。 新興市場に投資するリスク 新興市場のある国家の政治的および経済的状況は、重大かつ劇的な変化に晒される可能性がある。かかる国 家は、先進国に比べて政治的および経済的により不安定であり、大幅な価格変動のリスクに晒される可能性が ある。この不安定な状況は、様々な要因の一つとして、独裁政府、政治的かつ経済的な意思決定への軍の関与、 21 近隣国家との敵対関係、民族および宗教上の問題ならびに人種紛争等によって引き起こされている。これらの 他、予想外の政治的および社会的な発展により、これらの国家における本ファンドの投資有価証券の価値に影 響を与え、また投資有価証券の流通性にも影響を与える可能性がある。さらに、新興市場に投資している本 ファンドの投資口を買い戻す際の収益の支払いが遅れる場合がある。新興市場のあるこれらの国家の一部にお いて、証券市場が非常に未熟であり、また取引可能な口数が制限される可能性があるため、本ファンドの流動 性の欠如が増加し、また投資有価証券を取得する際に実施されなくてはならない事務手続きが増加する可能性 がある。 新興市場のある国家に拠点を置く企業が発行した投資有価証券は、その財政政策の影響を受ける場合がある。 同時に、既存の基準を保護する規定は作られていない点にも留意しなくてはならない。それは、とりわけ財政 政策は事前の通知なくいつでも、遡及的に変更される可能性があることを意味する。当該変更は、特定の状況 においては、投資家にマイナスの影響を与える可能性がある。 仕組み商品の特徴 有価証券および仕組み商品に投資する場合、デリバティブおよびその他の特別な投資技術ならびに金融商品 のリスク特性とともに有価証券のリスク特性も考慮に入れなくてはならない。通常、原市場および/または原 商品のリスクにも晒されており、よってそれに伴ってリスクが増加することがよくある。当該商品の潜在的リ スクは、例えば投資資本の複雑性、非リニア性、高い変動性、低い流動性、評価手段の制限、収益の欠如リス クもしくはさらに全額損失によって、または相手方リスクによって生ずる可能性がある。 為替リスク 外貨への投資および為替取引を行う場合、為替レートが変動する機会とリスクが生ずる。また、外貨への投 資を行った場合、送金リスクにも晒されることを考慮しなくてはならない。 為替ヘッジ取引 為替ヘッジ取引は、為替リスクを軽減することを目的とする。当該ヘッジ取引はまれに本ファンドの資産を 一部保護できたり、限られた範囲内で為替損失から保護できることもあるが、為替の変動が本ファンドの資産 のパフォーマンスに悪影響を与える可能性を除外してはならない。 為替先渡契約 為替先渡契約および/またはそれに付随するオプション権利およびワラントの取得による費用および潜在的 な損失は、本ファンドのパフォーマンスを低下させる。とりわけ店頭市場で行われる先渡取引においては、相 手方リスクが増加する可能性がある。相手方が破産した場合、本ファンドはその予定していた支払いまたはそ の対価を受け取ることができない可能性がある。これによって、損失が生ずることがある。 証券貸借取引およびレポの使用に関するリスク 証券貸借取引およびレポの相手方が債務不履行に陥った場合、証券貸借取引およびレポに関連してファンド が保有する担保の売却によって得られる収益が引き渡される証券に満たない限り、本投資法人は損失を被る可 能性がある。さらに、証券貸借取引およびレポの相手方の破産もしくはその他の関連する類似の手続きにより、 または利息の損失もしくは各証券の損失、さらには証券貸借取引およびレポに関する債務不履行ならびに執行 費用の支払不可などにより証券を返還できないことにより、本投資法人は損失を被る可能性がある。買戻しオ プションの取得または逆現先および証券貸借契約を実行したとしても、各サブファンドのパフォーマンスには 大きな影響を与えないものとされている。しかし、かかる実行によりサブファンドの純資産額には正負を問わ ず多大な影響を与える可能性がある。 本ファンドによる借入れに関する注記事項 借入れによって生ずる利息は、本ファンドのパフォーマンスを低下させる。しかしながら、これらの負荷は、 信用力を増やすことによって本ファンドの収益を増やす機会によって相殺される。 22 リスク軽減およびリスク回避の措置 管理会社および/または投資アドバイザーおよび/または投資マネジャーは、最新の分析手法を駆使して証 券投資の機会/リスク比率の最適化を試みる。同時に、本ファンドの流動資金は、現金残高がシフトし一時的 に高くなる枠組により、証券投資の価格減少が起きる可能性の影響力を低下させることで投資方針を達成する ことに貢献する。しかしながら、当該投資方針の目標が達成される保証はない。 クレジット・デフォルト・スワップ クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は、通常、債券購入および貸出しによって生じる信用力リスク から投資家またはファンドを保護する役割を果たす。クレジット・デフォルト・スワップとは、2当事者の間 の契約であり、発行体の信用力が低下しまたは発行体が債務不履行に陥った場合(信用事由)、その将来の損 失額を保証されるよう(クレジット・デフォルトの支払い)、保証期間中は保証される側が保証を提供する側 にプレミアムを支払う。相手方は、そのような取引を専門とする一流の金融機関である。 ② リスク管理 (ⅰ)本投資法人のリスク管理 管理会社は、リスク管理およびリスク報告システムの効率的かつ効果的な実施および改善に関連する基礎 的な条件、手続き、手法、行動および構造のすべてを記載したリスク管理プロセスを公表している。2010年 法およびCSSFが発布する適用ある規制に従い、管理会社はCSSFに対し、適用あるリスク管理プロセスに関す る報告を定期的に行っている。CSSFが発布する適用ある規制は、UCITSがリスク管理プロセスの適用および金 融派生商品(デリバティブ)の使用に関して遵守すべき行動規範を定めている。CSSFが発布する適用ある規 制内において、2010年法パートⅠに関連するファンドは、2010年法第42条第1項に定義されるリスク管理プロ セスの使用および2010年法第41条第1項(g)に定義される金融派生商品(デリバティブ)の使用に関する補足 情報にて言及されている。 かかる規制に記載されるリスク管理方針は、ファンドの投資目的および投資戦略に照らし、とりわけファ ンドに重大な影響を及ぼしうる(一般的なリスクを含めた)市場リスクの測定を可能にするものでなければ ならず、したがってファンドの管理および評価プロセスに使用される管理体制および管理手法は、運用下に あるファンドの投資主の利益に直接的な影響を与えうる。 かかる目的のために、管理会社は法的要件に適う以下の手法を採用する。 コミットメント手法 コミットメント手法において、金融派生商品(デリバティブ)のポジションは(オプションの場合)デル タ手法を用いて原資産と同等のポジションに変換される。かかるプロセスにおいては、金融派生商品(デリ バティブ)およびその原資産との間で生じる差額決済効果およびヘッジ効果が勘案される。かかる原資産と 同等のポジションを取る際は、全体でファンドのポートフォリオの純資産合計を超えてはならない。 バリュー・アット・リスク手法 バリュー・アット・リスク(VaR)比率とは、金融分野における標準的なリスク測定手段として採用されて いる数学的および統計的な概念である。バリュー・アット・リスクは、当該損失額が超過されないという一 定の可能性(信頼水準と呼ばれる。)がある場合、一定の期間(保有期間と呼ばれる。)におけるポート フォリオの潜在的な損失額を示す。 相対的バリュー・アット・リスク手法 相対的バリュー・アット・リスク手法では、ファンドのバリュー・アット・リスク(信頼水準99%、保有 期間1日、観測期間1年)は、デリバティブを保有しない参照資産の潜在的な市場リスクに関連して、参照 ポートフォリオのバリュー・アット・リスクの2倍を超えてはならない。当該手法においては、参照ポート フォリオは厳密にはファンドの投資方針を表すものである。 絶対的バリュー・アット・リスク手法 絶対的バリュー・アット・リスク手法では、ファンドのバリュー・アット・リスク(信頼水準99%、保有 23 期間1日、観測期間1年)は、ファンド資産の4.4%を超えてはならない。 レバレッジ デリバティブの利用は、ファンドの資産価値にプラスまたはマイナスの重大な影響を与える。かかる影響 力をパーセンテージで表すために、レバレッジが計算される。当該パーセンテージによる数値は、デリバ ティブのポジションがあることでどの程度ポートフォリオが増減するのかを表している。レバレッジを決定 するために、デリバティブの額面金額が計算され、既存ポートフォリオと比較される。 運用が開始されていないファンドについては、最初に予想されるレバレッジが推定される。推定値は、 ファンドの戦略を考慮に入れた想定に基づき計算される。 ファンドが保有するデリバティブの額面金額の合計に基づいた計算によるため、レバレッジ効果が高くな る点に留意しなくてはならない。レポ取引の中で投資口に生ずる再投資効果の可能性についても考慮しなく てはならない。 一方で、時間の経過と共に証券市場の変動に晒され、その結果、市況が大幅に好転したことで実際のレバ レッジ効果が高くなることもある。 (ⅱ)サブファンドのリスク管理 デリバティブの使用に伴う潜在的な市場リスクを判定する際、管理会社は規約第16条およびCSSF通達 11/512に基づき、バリュー・アット・リスク手法を本投資法人のリスク管理手段として用いる。本ファンド には、絶対的バリュー・アット・リスク手法が使用される。 レバレッジの判定を行う際、デリバティブの想定元本は、標準物の合計によって算出され、既存のポート フォリオと比較される。ファンドが立ち上げられていない場合は、あらかじめ予想されるレバレッジの見積 もりが行われる。かかる見積もりは、当該ファンドの戦略を考慮することを前提として行う。 本投資法人は、投資方針に従って本ファンドがデリバティブまたはその他金融商品を使用することによっ て発生する本ファンドのレバレッジ(レバレッジ効果)が300%より少ないと予想する。 24 4 手数料等及び税金 (1) 申込手数料 ① 海外における申込手数料 海外における申込手数料は、以下のとおり決定される。 -クラスODEUR(ヘッジなし):投資証券の申込金額の5%以下 -クラスODUSD(ヘッジなし):投資証券の申込金額の5%以下 -クラスODJPY(ヘッジあり):投資証券の申込金額の5%以下 -クラスODJPY(ヘッジなし):投資証券の申込金額の5%以下 ② 日本における申込手数料 日本における申込手数料は、申込金額の5.00%(消費税抜き)を上限として日本における販売会社が定め た料率とする。購入申込時点で適用される申込手数料は、日本における販売会社において確認できる。 (2) 買戻し手数料 日本において買戻手数料は課されない。 (3) 管理報酬等 ① 管理会社の報酬 管理会社は各サブファンド内の各クラスから、対応する期間に応じて純資産額の平均を基に算出される年 間報酬を受け取るものとする。 管理会社報酬は二つの投資口クラスを含め、最高年率0.30%、最低年額50,000ユーロとするが、かかる報 酬は現在ルクセンブルク付加価値税の課税対象ではない。管理会社はその後の各追加的投資口につき、最低 年額7,500ユーロの手数料を受け取る。 サブファンドが立ち上げられた後の最初の12ヶ月間の報酬は年間35,000ユーロまで引き下げられる。サブ ファンドが立ち上げられた後の最初の12ヶ月間において、管理会社は各追加的投資口(第二投資口クラスに よるもの)につき、最低年額5,000ユーロの報酬を受け取る。 管理会社は、より低額の報酬を受け入れるかまたは放棄することができる。 管理会社および本拠地指定法人代理人の報酬は、各評価日に計算され、月次で管理会社に支払われるもの とする。 2013年12月末日に終了した会計年度中に本投資法人が支払った管理会社報酬は3,625ユーロ(501,446円) であった。 受領した管理会社報酬の一定の投資家に対する返還およびコミッション・シェアリング契約 管理会社は、その単独の裁量により、既に受領した管理会社報酬を個々の投資家に一部返還することにつ いて、かかる投資家と合意することができる。これは、とりわけ、機関投資家が直接的にかつ長期にわたり 多額の投資を行う場合に適用される。 管理会社は、一般的に管理会社報酬の一部を仲介機関に譲渡する。これは、仲介された株式に係る販売 サービスに対する報酬として支払われる。これが大部分となる場合もある。管理会社は、本ファンドの資産 から、カストディアンおよび第三者に対して支払われた報酬および後払費用からの返金を受領しない。管理 会社が投資家の利益のために利用する、ブローカーおよびディーラーから提供される金銭的な利益は、引き 続き影響を受けない。管理会社は、管理会社に対する調査または分析のサービスの提供に関し、選択された ブローカーとの間で契約を締結することができ、かかる契約に基づき、当該ブローカーは第三者に対し、即 座にまたは後日、当該契約に従いブローカーに対する資産の購入または売却に関し管理会社から受領した支 払いの一部を譲渡する。管理会社は、投資ファンドの管理を目的として、かかるブローカー・サービスを利 用する(コミッション・シェアリング契約)。 本投資法人または管理会社は、デリバティブ取引および第三者のサービスによってオリジネートされたデ リバティブ取引の担保を利用することができる。かかる場合、これらの第三者は、各サブファンドに課され る市場金利での報酬を合わせて受領することができる。本投資法人または管理会社は、本ファンド、サブ ファンドまたは1つ以上のユニット・クラスに対し、それぞれの裁量により、より低額の報酬を負担させる 25 ことができ、または後者については報酬を除外することも可能である。後者の報酬は、管理会社報酬により 補填されないため、本ファンド/サブファンドに対し追加で課される。本投資法人は、年次報告書および半 期報告書に、かかる第三者および全ユニット・クラスに課される報酬を記載する。 ② 投資マネジャーの報酬 投資マネジャーの報酬は、管理会社報酬に含まれる。投資マネジャーは、より低額の報酬を受け入れるか または放棄することができる。 2013年12月末日に終了した会計年度中に本投資法人が投資マネジャーに支払った報酬(成功報酬を含 む。)は合計0ユーロ(0円)であった。 ③ 本拠地指定法人代理人の報酬 本投資法人は、ルクセンブルグの通常の銀行手続きに従い、本拠地指定法人代理人に対し、毎月報酬を支 払う。さらに、本投資法人は、当該サブファンドの資産から、すべての合理的な立替費用、支出額および経 費を支払う。 本拠地指定法人代理人業務報酬は、年間21,000ユーロとする。ボードパックへの編集およびデータ項目の 収集を含む、いかなる追加的業務も交渉に委ねられている。また、前述のとおり、追加的外部費用は上乗せ して計上される(かかる費用はファンドにより負担される。)。 2013年12月末日に終了した会計年度中に本投資法人が本拠地指定法人代理人に支払った報酬は0ユーロ(0 円)であった。 ④ カストディアン、支払代理人および登録事務・名義書換事務代行会社の報酬 カストディアンは、ルクセンブルグの慣習的な銀行手続きに従って算出された報酬を本ファンドの資産か ら受け取ることができる。さらにカストディアンは、合理的な立替費用および立替払いならびにその他の取 引手数料について、当該サブファンドの資産から払戻しを受けることができる。 本投資法人は、ルクセンブルグの通常の銀行手続きに従い、登録事務・名義書換事務代行会社に対し、毎 月報酬を支払う。さらに、本投資法人は、当該サブファンドの資産からすべての合理的な立替費用、立替払 いおよび手数料を払い戻す。 カストディアン、支払代理人および登録事務・名義書換事務代行会社報酬は、最高年率0.10%、最低年額 50,000ユーロとする。取引金額に応じて報酬が増す可能性もある。 報酬は、按分計算により毎月支払われるものとする。取引費用は、別途サブファンドの資産に請求される。 2013年12月末日に終了した会計年度中に本投資法人がカストディアン、支払代理人および登録事務・名義 書換事務代行会社に支払った報酬は2,081.66ユーロ(287,956円)であった。 ⑤ 投資アドバイザーの報酬 投資アドバイザーは、当該サブファンドから、各クラスにつき年率2%を上限とする報酬を直接支払われ る。 投資アドバイザーは、本ファンドから上記に記載された年間固定報酬を受け取ることができ、かかる報酬 は、各月のファンドの平均純資産を基に算出され、過年度に遡って月次で支払われる。 さらに、投資アドバイザーは上記の年間固定報酬に加え、下記の成功報酬を受け取る。成功報酬は、毎年 3月31日、6月30日、9月30日および12月31日(以下「四半期終了日」という。)に終了する各成功報酬対象 期間に、年4回後払いされる。成功報酬は、各四半期末にファンドの資産に請求され、支払いが行われる。 該当する成功報酬は、各評価日に計算され、報酬が発生する。 投資アドバイザーは、より低額の報酬を受け入れるかまたは放棄することができる。 2013年12月末日に終了した会計年度中に本投資法人が投資アドバイザーに支払った報酬(成功報酬を含 む。)は合計6,312.41ユーロ(873,196円)であった。 成功報酬 投資マネジャーおよび/または投資アドバイザーにインセンティブを提供するため、本投資法人は追加で 成功報酬(以下「成功報酬」という。)を支払うことができる。成功報酬は、管理会社により計算される。 26 (適用される場合)成功報酬は、下記の計算のとおり発生し、支払われる。成功報酬の最初の計算において、 該当する各クラスの1口当り純資産額は、当初募集価格を起点とする。これらの報酬の実際の金額は、財務 報告書に開示される。 投資アドバイザーは、計算期間の期首における受益証券価格に対して、計算期間の期末における受益証券 価格が超過した分の20%に相当する額の成功報酬を受領する。計算期間の期末における(ハイウォーター・ マークの)受益証券価格(「BVI手法(*)」に概説される。)は、支払われたすべての配当を考慮するものと する。しかしながら、投資アドバイザーは、会計期間の期末における投資口価格が、過去の各計算期間の投 資口価格を上回ると同時に、過去12期の計算期間の期末において適用される各ハードルレートを上回った場 合にのみ、かかる成功報酬を受領することができる。投資口価格(「BVI手法」に概説される。)は、支払 われたすべての配当を考慮するものとする。計算期間は、四半期毎(3月/6月/9月/12月)に設定され、 ハードルレートは年率5.00%である。しかしながら、投資証券の当初発行の際には、最初の計算期間は、当 初募集期間終了後の翌営業日から開始し、翌四半期終了日に終了する。計算期間の期末における1口当り純 資産額がハイウォーター・マークを下回る場合、(より低い)新たなハイウォーター・マークは設定されず、 (より高い)従前のハイウォーター・マークが、翌計算期間において参照される。成功報酬の最初の計算に おいて、該当する各クラスの純資産額は、当初募集価格を起点とする。成功報酬は、発生主義に基づき、各 評価日の1口当り純資産額の計算において考慮され、各計算期間について四半期毎に後払いで支払われる。 (*)「BVI手法」とは、「ブンデスフェアバント・インベストメント・ウント・アセット・マネジメント・ エー・ファオ(Bundesverband Investment und Asset Management e.V.)」により開発された手法であ る。 ドイツの投資および資産運用の協会であるBVIは、多数の投資期間にわたる投資ファンドのパフォーマ ンスの計算を行っている。計算結果は、すべてのファンドの費用を控除したものが報告される。 基本原理 BVI手法による投資ファンドのパフォーマンスの計算は、「時間加重利益率」の手法に基づいている。 国際的に認められている標準的な手法により、簡潔で、包括的かつ正確な計算が可能となる。投資のパ フォーマンスは、投資期間の開始時に投資した資産と、当該期間の終了時におけるその価値の間の変動 の割合である。分配は、直ちに新たなファンドの受益証券に投資されるものとして計算される。した がって、分配型ファンドと累積型ファンドのパフォーマンスの比較可能性は確保されている。 パフォーマンスの計算は、各為替取引日において決定される受益証券価格に基づいている。かかる計算 上、 ・資産(例えば、株式、利付証券、不動産、銀行預金および日当等)ならびに収益(例えば利息、配当、 賃借料等)は加算され、 ・特定資産の費用(例えば、管理報酬、年次報告書/半期報告書の印刷費ならびに(必要に応じ)監査 報酬および成功報酬等)ならびに負担する可能性のある借入れおよび負債は控除される。 受益証券価格は、帰属する資産価値を発行済受益証券の口数で除して計算される。 ⑥ 販売会社の報酬 販売会社は、サブファンドの資産から四半期毎の定期的な代理人報酬を受け取るものとする。かかる報酬 は、1投資口当りの純資産額の年率0.5%に値する額に、販売業務に対して保有している投資口数を掛けた金 額とする。 2013年12月末日に終了した会計年度中に本投資法人が販売会社に支払った報酬は0ユーロ(0円)であった。 (4) その他の手数料等 本投資法人は、設立費用(当初目論見書の作成費用および経費、本投資法人の仕組みの決定において発生 した弁護士費用ならびにその他の費用および経費を含む。)を支払うが、かかる設立費用は30,000ユーロを 超えない見込みである。これらの費用は、当初のサブファンドの間で比例配分され、会計上5年間にわたり 償却される。償却費用は、取締役会の裁量により、新たなサブファンドと共同で負担することが可能である。 追加のサブファンドの開始に関して発生した費用は、かかる追加のサブファンドが負担し、当該サブファン 27 ドの開始から5年間にわたり償却される。 さらに、本投資法人は、支払期限の到来したまたは累積している本投資法人のすべての事務代行費用(本 投資法人の取締役会、代表者および代理人に支払うすべての報酬、規制当局に対する登録費用、ならびに弁 護士報酬、監査報酬、運用報酬、一般経費、政府関係費用ならびに法律上の開示書類、目論見書、財務書類 および投資主に提供されるその他の書類の費用、広告費ならびに本投資法人の運営にあたり一般に発生する その他の費用を含む。)を支払う。すべての経費は、純資産額の決定にあたり、各評価日に計上され、最初 に収益に対し損金として計上される。 年次報告書において、本ファンドの運営にあたり本報告期間中に発生し、本ファンドに計上された費用 (取引費用を除く。)は開示され、本ファンドの平均運用高に対する割合(「総費用比率」(TER))とし て報告される。 2013 年 12 月 末 日 に 終 了 し た 会 計 年度中 に本投 資法人 が支払 ったそ の他の 費用等 は1,691.68ユ ー ロ (234,010円)であった。 (5) 課税上の取扱い ① 日本における投資主の利益に対する課税 2014年6月13日現在、日本の投資主に対する課税については、以下のような取扱いとなる。 (1) 本ファンドの投資証券への投資に関する課税については、上場株式等と同じ取扱いとなる。 (2) 個人に支払われる本ファンドの配当金については、20%(所得税15%、住民税5%)の税率による源 泉徴収が行われる。投資主の選択により、申告不要とすることも、配当所得として確定申告をすること もできる。 投資主は、申告不要を選択した場合、20%(所得税15%、住民税5%)の税率で源泉徴収された税額の みで課税関係は終了する。 申告不要を選択せず、確定申告を行う場合、総合課税または申告分離課税を選択することになる。申 告分離課税を選択した場合の税率は、20%(所得税15%、住民税5%)となる。 なお、申告分離課税を選択した場合(源泉徴収選択口座における本ファンドの配当金について申告分 離課税を選択した場合を含む。)、その年分の上場株式等の譲渡損失またはその年の前年以前3年内の各 年に生じた上場株式等の譲渡損失(前年以前に既に控除したものを除く。)を控除することができる。 2016年1月1日以降は、上記の上場株式等の譲渡損失に加えて、一定の公社債等の譲渡損失もまた控除す ることができる。 ただし、上記の税率は、東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に 関する特別措置法(以下「復興特別措置法」という。)に基づき、2037年12月31日までは20.315%(所 得税15.315%、住民税5%)、2038年1月1日以降は20%(所得税15%、住民税5%)となる。 (3) 法人(公共法人等を除く。)が配当金を受け取る場合は、15%(所得税のみ)の税率による源泉徴収 が行われる。法人の益金不算入の適用は認められない。 ただし、上記の税率は、復興特別措置法に基づき、2037年12月31日までは15.315%(所得税のみ)、 2038年1月1日以降は15%(所得税のみ)となる。 (4) 個人が投資証券を譲渡・買戻請求した場合、譲渡損益(譲渡価額(邦貨換算額)から当該投資主の取 得価額(邦貨換算額)を控除した金額をいう。)における申告分離課税での税率は20%(所得税15%、 住民税5%)となり、他の株式等の譲渡による所得および申告分離課税を選択した上場株式等の配当所 得との損益通算が可能である。2016年1月1日以降は、他の株式等の譲渡による所得および一定の公社債 の譲渡・償還による所得ならびに申告分離課税を選択した上場株式等の配当所得および一定の公社債等 の利子所得との損益通算が可能である。 源泉徴収選択口座における譲渡による所得について申告不要を選択した場合は、20%(所得税15%、 住民税5%)の税率で源泉徴収された税額のみで課税関係は終了する。 ただし、上記の税率は、復興特別措置法に基づき、2037年12月31日までは20.315%(所得税15.315%、 住民税5%)、2038年1月1日以降は20%(所得税15%、住民税5%)となる。 (5) 配当金および譲渡・買戻しの対価につき、一定の場合、支払調書が税務署長に提出される。 (6) 本ファンドの償還についても譲渡があったものとみなされ、(4)と同様の扱いとなる。 将来における税務当局の判断により、または、税制等の変更により、上記の取扱いは変更されることがあ 28 る。税金の取扱いの詳細については、税務専門家等にご確認ください。 ② ルクセンブルグにおける課税 以下の要約は、本投資法人が認識するルクセンブルグ大公国で現在有効な法律および実務に基づいている ため、変更される可能性がある。 (a) 本投資法人 本投資法人は、ルクセンブルグの税法に従うものとする。ルクセンブルグの法律および現在慣行され ている実務に基づき、本投資法人は、実現または未実現の評価益に関して、所得税またはその他のキャ ピタルゲイン税を課されない。ルクセンブルグでは投資口の発行に係る税金は課されない。 2010 年法第 174 条に基づき、ルクセンブルグ大公国においては、本ファンドの資産は年次税(taxe d’abonnement)を課される。 本投資法人は、各四半期末に評価される純資産額の 0.05%を年次税として課され、かかる支払いは四 半期毎とされる。本投資法人の資産のうち、その他のルクセンブルグ UCITS に投資された資産で年次税 が課されている部分については年次税は課されない。 ルクセンブルグの税法に従い「機関投資家」の投資口カテゴリーに分類された純資産額については、 本投資法人が、税法で意味する範囲において、当該投資口カテゴリーの投資家を機関投資家として分類 していることに基づき、課税額は年率 0.01%に軽減される(サブファンドに関しては、投資口クラス IDEUR がこのカテゴリーに該当する。)。かかる分類は、本投資法人が認識する現在の法的状況に基づ いている。かかる法的状況には変更があるかもしれず、さらに係る変更は遡及的効力も有しており、そ の結果、(遡及的効力も含め)0.05%の課税が生じる可能性がある。適用ある場合には、減税は他の投 資口のカテゴリーにも適用される可能性がある。 他国で生じるキャピタルゲインおよび配当収益、利息ならびに利息の支払いは、かかる国家で控除対 象外である源泉徴収税またはキャピタルゲイン税を課される可能性がある。 (b) ルクセンブルグの投資主 ルクセンブルグの法律および現在慣行されている実務に基づき、ルクセンブルグにおいて投資主は、 キャピタルゲイン税、所得税、贈与税、相続税およびその他の税金を課されない(ただし、ルクセンブ ルグに居住もしくは住所を定め、またはルクセンブルグでの支払拠点を有する投資家を除く。)。 利息収益に対する課税に関する 2003 年 6 月 3 日付、2005 年 7 月 1 日効力発生の指令 2003/48/EC(以 下「指令 2003/48」という。)に従い、受益投資主が情報開示手続きを選択しなかった場合、指令 2003/48 の意味する範囲における欧州連合加盟国内の支払代理人または欧州連合非加盟国内の支払代理 人が、欧州連合内の条約に基づき自然人でありかつ他の欧州連合国内に居住している受益投資主を代理 して利息の支払いを実施または受領する際には、指令 2003/48 が意味する分配の引受けの範囲において、 または、指令 2003/48 が意味する投資口の割当て、払戻し、買戻しの引受けの範囲において、指令 2003/48 で意味するとおり利息の支払時に源泉徴収税が課される。利息の支払いに係る源泉徴収税は 35%課される。 投資主は、当該投資主の居住国において利息の支払いに関する情報交換を行い、または、その税務当 局によって発行された免除証明書を提出することで源泉徴収税を免除されることがある。 ポートフォリオの構成によっては、本投資法人の資産の一部または全部が当該源泉徴収税を課される 可能性がある。 投資主には、投資口の申込み、所有権の返還(償還)、転換および譲渡(資本移動の統制に関する規 制も含む。)の結果生じる税務およびその他の結果に関して助言を求める責任がある。 ③ ドイツ連邦共和国における課税 税制に関する記載は、ドイツにおいて無制限納税義務の対象となっている投資家にのみ適用される。外 国人投資家には、投資ファンドの受益証券を購入する前に税理士に助言を求め、本国の個々の状況に対し て受益証券の購入から生じる可能性のある納税額への影響を確認することを推奨する。原則として、海外 投資ファンドは、ドイツにおける法人税および地方事業税の対象ではない。しかしながら、投資ファンド 29 の課税所得は、個人投資家の投資所得として扱われ、かかる所得にその他投資所得を加算した額が、定率 免税水準である年間801ユーロ(個人または夫婦別々で申告する場合)および1,602ユーロ(夫婦共同で申 告する場合)を超える場合に限り、所得税の対象となる。 原則として、投資所得は25%(連帯付加税、さらに適用ある場合は教会税が加算される。)の源泉徴収税 の対象となる。投資所得は、投資ファンドからの収益、みなし配当所得、中間所得、および2008年12月31日 より後に取得された場合にはファンド受益証券の売買による利益を含む。原則として、個人投資家には源泉 課税がなされる(いわゆる「定率源泉徴収税」)。そのため通常の場合、個人投資家は投資所得を所得税申 告に含める必要はない。個人投資家から国内カストディアンを通じて源泉徴収する場合、損失はすでに相殺 されており、外国源泉徴収税を控除する。しかし個人税率が25%の定率源泉徴収税に満たない場合、かかる 課税の影響を受けない。この場合、投資所得を所得税申告に含めることができる。課税当局はその後、税率 が低い方の個人税率を適用し、納税義務に対して徴収額を控除する(いわゆる「減税措置」)。 源泉徴収税の対象でない投資所得(外国証券取引口座におけるファンド受益証券の売却益など)は、所得 税申告において申告しなければならない。また、かかる投資所得は査定が行われる際、25%の定率源泉徴収 税またはそれよりも低い個人税率の対象となる。 源泉徴収税を控除した後もなお投資家の個人税率が源泉徴収税率を超える場合、所得税申告において例外 的な課税金または指定控除(寄付など)が含まれるときに限り、投資所得の開示が必要となることがある。 運用資産として保有される受益証券からの所得は、税金目的の事業所得として扱われる。この場合、国内カ ストディアンを通じて損失が控除されないため、かかる課税は最終支払の影響を受けない。課税所得である か、投資所得の対象となる所得であるかを判断するため、所得の種類を精査することが税制により定められ ている。 分配された資産は、配当所得の一部とはみなされない。会計法のもとでは、投資に課される税に関する法 律(ドイツの投資法人に関する法律)の意味における分配可能な収益を当会計年度または前会計年度以降投 資法人が有していないことおよび承認された年次財務書類において資産配分が公表され含まれていることが 証明できる場合にのみ適用がある。しかし、この意味において、みなし配当所得は、分配可能な収益を構成 しているとはいえない。資産配分において、投資家が取得する持分にかかる取得費用または償却原価は、投 資家にわたる資産配分の持分から差し引かれなければならない。代わりに機関投資家は、負債に相殺項目を 計上することができる。ファンドの受益証券が償還または売却される場合には、個人投資家が負担した取得 費用を減免する代わりに、資産配分を追加することがある。 30 5 運用状況 (1) 投資状況 資産別及び地域別の投資状況 (2014年4月末日現在) 資産の種類 公社債 国名 時価合計 (ユーロ) 投資比率 (%) ドイツ 3,721,754.95 35.02 イタリア 1,378,902.68 12.97 ルクセンブルグ 1,324,221.27 12.46 アメリカ合衆国 930,991.96 8.76 オランダ 835,996.88 7.78 フランス 809,072.36 7.61 スウェーデン 556,696.94 5.24 アイルランド 548,216.11 5.16 英国 209,812.33 1.97 ブルガリア 161,868.06 1.52 その他 151,385.83 1.42 小計 10,628,919.47 76.53 投資信託 小計 0 0 株式 小計 0 0 その他証券 FXヘッジ -9,340.62 -1.17 小計 -9,340.62 -1.17 現金その他の資産(負債控除後) 3,268,796.16 23.54 合計(純資産総額) 13,888,375.00 100.00 (注)投資比率とは、ファンドの純資産総額に対する当該資産の時価の比率をいう。以下同じ。 31 (2) 投資資産 ① 投資有価証券の主要銘柄 (2014年4月末日現在) 順 位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 銘柄 SG Issuer S.A. EO-Credit Linked MTN 2014(19) DekaBank Dt.Girozentrale CLNBonitätsanl. v.14(19) ENEL Finance Intl N.V. EOFLR Med.-Term Nts 2012(22) Intesa Sanpaolo S.p.A. EO-FLR Med.-Term Nts 2011(21) Italien, Republik EO-FLR Med.-Term Nts 99(29) Manutencoop Facility Mgmt SpA EO-Notes 2013(13/20) Reg.S Ardagh Packaging Finance PLC EONotes 2010(15/20) Reg.S Perstorp Holding AB EONotes 2012(12/17) Reg.S Europcar Groupe S.A. EO-Notes 2010(13/18) Reg.S Labco SAS EONotes 2011(11/18) Reg.S Unilabs Subholding AB EO-Notes 2013(13/18) Reg.S Heidelberger Druckmaschinen AG Notes v.11(14/18)Reg. S Cegedim S.A. EO-Notes 2013(13/20) Reg.S 投資 比率 (%) 発行地 /上場地 種類 ルクセン ブルグ 債券 1,000,000 4.50 2019/ 04/10 104.50 1,045,000.00 100.06 1,000,550.00 7.52 ドイツ 債券 1,000,000 4.55 2019/ 03/25 103.93 1,039,300.00 100.06 1,000,550.00 7.48 オランダ 債券 500,000 4.25 2014/ 11/27 110.28 551,400.00 110.35 551,725.70 3.97 イタリア 債券 500,000 3.50 2015/ 03/07 108.28 541,400.00 108.34 541,720.70 3.90 イタリア 債券 500,000 4.25 2014/ 06/27 106.55 532,750.50 106.84 534,216.95 3.84 イタリア 債券 250,000 8.50 2020/ 08/01 111.60 278,990.00 109.59 273,981.88 2.01 アイルラ ンド 債券 250,000 9.25 2020/ 10/15 111.42 278,550.00 111.02 277,557.69 2.01 スウェー デン 債券 250,000 9.00 2017/ 05/15 109.75 274,375.00 109.83 274,572.13 1.98 フランス 債券 250,000 9.375 2018/ 04/15 107.52 268,810.00 107.89 269,728.22 1.94 フランス 債券 250,000 8.50 2018/ 01/15 107.21 268,020.00 107.46 268,640.40 1.93 スウェー デン 債券 250,000 8.50 2018/ 07/15 106.28 265,690.00 106.75 266,875.62 1.91 ドイツ 債券 250,000 9.25 2018/ 04/15 105.60 264,000.00 107.34 268,348.22 1.90 フランス 債券 250,000 6.75 2020/ 04/01 105.42 263,537.50 105.99 264,981.16 1.90 数量 利率 (%) ユーロ 償還日 簿価 単価 32 時価 合計 単価 合計 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 Univeg Holding B.V. EO-Notes 2013(13/20) Reg.S AG Spring Finance II Ltd. EO-Notes 2013(13/19) Reg.S HSBC Trinkaus & Burkhardt AG Aktienanleihen v.13(14)DAI Vontobel Financial Products Aktienanleihe v.13(14)BAYN Landesbank BadenWürttemberg Rev.Conv. 13(14)TKA BNP Paribas Em.u.Handelsg.mbH Aktienanleihe v.13(14)LHA Goldman Sachs Wertpapier GmbH Rev.Con. v.13(14)RWE BNP Paribas Em.u.Handelsg.mbH Aktienanleihe v.13(14)VOW3 inVentiv Health Inc. DL-Notes 2012(12/18) Reg.S GenOn Energy Inc. DL-Notes 2007(07/17) Royal Bank of Scotland PLC EO-Securities 14(14)Carrefour Deutsche Bank AG Aktienanleihe 13(14)PAH3 Deutsche Bank AG Aktienanleihe 13(14)DPW BNP Paribas Em.u.Handelsg.mbH Aktienanleihe v.14(14)DAI BNP Paribas Em.u.Handelsg.mbH Aktienanleihe v.14(14)TUI1 Wind Acquisition Finance S.A. EO-Notes オランダ 債券 250,000 7.875 2020/ 11/15 103.80 259,487.50 102.24 255,601.31 1.87 アイルラ ンド 債券 250,000 9.50 2019/ 06/01 103.50 258,742.50 105.80 264,503.56 1.86 ドイツ 債券 250,000 8.50 2014/ 07/25 101.48 253,700.00 101.58 253,944.87 1.83 ドイツ 債券 250,000 10.50 2014/ 06/27 101.10 252,750.00 102.13 255,322.99 1.82 ドイツ 債券 250,000 6.00 2014/ 07/25 100.92 252,300.00 100.56 251,390.57 1.82 ドイツ 債券 250,000 7.00 2014/ 06/26 100.80 252,000.00 101.04 252,595.27 1.81 ドイツ 債券 250,000 4.00 2014/ 07/23 100.54 251,350.00 99.57 248,916.59 1.81 ドイツ 債券 250,000 4.00 2014/ 06/26 100.29 250,725.00 99.82 249,542.21 1.81 アメリカ 合衆国 債券 300,000 9.00 2018/ 01/15 76.82 230,452.97 78.30 234,907.32 1.66 アメリカ 合衆国 債券 300,000 7.875 2017/ 06/15 74.06 222,191.29 77.11 231,335.63 1.60 英国 債券 200,000 10.00 2014/ 09/26 102.55 205,100.00 102.72 205,432.64 1.48 ドイツ 債券 200,000 7.30 2014/ 09/23 102.00 204,000.00 101.38 202,765.79 1.47 ドイツ 債券 200,000 7.00 2014/ 09/23 101.70 203,400.00 101.98 203,966.39 1.46 ドイツ 債券 200,000 5.25 2014/ 09/11 100.76 201,520.00 100.58 201,164.99 1.45 ドイツ 債券 200,000 4.00 2014/ 09/25 99.45 198,900.00 99.22 198,443.63 1.43 ルクセン ブルグ 債券 150,000 7.375 2018/ 02/15 105.71 158,562.00 106.34 159,504.69 1.14 33 2010(10/18) Reg.S Vivacom JSC EOBonds 30 2013(15/18) Reg.S ② ブルガリ ア 債券 150,000 6.625 2018/ 11/15 104.99 157,479.00 100.58 150,875.38 1.13 投資不動産物件 該当事項なし(2014年4月末日現在)。 ③ その他投資資産の主要なもの 該当事項なし(2014年4月末日現在)。 (3) 運用実績 ① 純資産等の推移 下記会計年度末及び2014年4月までの1年間における各月末のファンドの純資産の推移は次のとおりである。 純資産総額 ユーロ 第1会計年度末 (2013年12月31日) 1口当りの純資産価格(クラス毎) 円 10,039,147.52 クラス 1,388,715,276 クラス通貨 円 ODEUR: 1,943,817.90 EUR 268,888,330 ODUSD: 464,309.62 USD 47,201,716 ODJPY(ヘッジあり): 944,796,799.19 JPY 944,796,799 ODJPY(ヘッジなし): 180,783,119.07 JPY 180,783,119 ODEUR: 2013年5月末日 - - ODUSD: ODJPY(ヘッジあり): - - - - - - - - - - - - - - ODJPY(ヘッジなし): ODEUR: 2013年6月末日 - - ODUSD: ODJPY(ヘッジあり): ODJPY(ヘッジなし): ODEUR: 2013年7月末日 - - ODUSD: ODJPY(ヘッジあり): ODJPY(ヘッジなし): ODEUR: 2013年8月末日 - - ODUSD: ODJPY(ヘッジあり): ODJPY(ヘッジなし): ODEUR: 2013年9月末日 - - ODUSD: ODJPY(ヘッジあり): ODJPY(ヘッジなし): ODEUR: 2013年10月末日 - - ODUSD: ODJPY(ヘッジあり): ODJPY(ヘッジなし): ODEUR: 2013年11月末日 - - ODUSD: ODJPY(ヘッジあり): ODJPY(ヘッジなし): 34 1,943,817.90 EUR ODEUR: 2013年12月末日 2014年1月末日 10,039,147.52 11,289,562.04 1,388,715,276 1,561,685,117 464,309.62 USD 47,201,716 ODJPY(ヘッジあり): 944,796,799.19 JPY 944,796,799 ODJPY(ヘッジなし): 180,783,119.07 JPY 180,783,119 ODEUR: 2,193,213.26 EUR 303,387,190 ODUSD: 1,070,858.14 USD 108,863,439 ODJPY(ヘッジあり): 963,369,108.21 JPY 963,369,108 ODJPY(ヘッジなし): 178,149,825.94 JPY 178,149,826 2,252,222.12 EUR 311,549,886 ODUSD: ODEUR: 2014年2月末日 2014年3月末日 2014年4月末日 11,979,992.66 13,775,913.48 13,888,375.00 1,657,192,385 1,905,622,112 1,921,178,914 268,888,330 1,414,552.82 USD 143,803,440 ODJPY(ヘッジあり): 1,035,242,473.67 JPY 1,035,242,474 ODJPY(ヘッジなし): 191,347,762.02 JPY 191,347,762 ODEUR: 2,252,782.73 EUR 311,627,435 ODUSD: 1,411,812.04 USD 143,524,812 ODJPY(ヘッジあり): 1,272,901,504.95 JPY 1,272,901,505 ODJPY(ヘッジなし): 216,890,988.14 JPY 216,890,988 ODEUR: 2,255,558.78 EUR 312,011,446 ODUSD: 1,430,728.85 USD 145,447,895 ODJPY(ヘッジあり): 1,283,954,896.65 JPY 1,283,954,897 ODJPY(ヘッジなし): 217,050,145.97 JPY 217,050,146 ODUSD: (注)クラスODEURおよびクラスODUSDは2013年12月10日に開始された。クラスODJPY(ヘッジあり)およびクラス ODJPY(ヘッジなし)は2013年12月2日に開始された。 ② 分配の推移 下記会計年度の分配の推移は次のとおりである。 期間 1口当りの分配額(クラス毎)(ユーロ) 第1会計年度 ODEUR: N/A (2013年12月2日から2013年12月31日) ODUSD: N/A ODJPY(ヘッジあり): N/A ODJPY(ヘッジなし): N/A (注)クラスODEURおよびクラスODUSDは2013年12月10日に開始された。クラスODJPY(ヘッジあり)およびクラス ODJPY(ヘッジなし)は2013年12月2日に開始された。 ③ 自己資本利益率(収益率)の推移 下記会計年度における収益率の推移は次のとおりである。 収益率(注1)(クラス毎)(%) 期間 第1会計年度 ODEUR: -1.86 (2013年12月2日から2013年12月31日) ODUSD: -1.94 ODJPY(ヘッジあり): -5.54 ODJPY(ヘッジなし): -3.42 (注1)収益率(%)= 100×(a-b)/b a = 会計年度末の1口当り純資産価格 (当該会計年度の分配金の合計額を加えた額) b = 当該会計年度の直前の会計年度末の1口当り純資産価格(分配落の額)(但し、第1会計年度に おけるbとは1口当り当初募集価格(クラスODEURは100.00ユーロ、クラスODUSDは100.00米ドル ならびにクラスODJPY(ヘッジあり)およびクラスODJPY(ヘッジなし)は10,000円)とする。 第1会計年度における収益率は、ファンドの設定日からの期間についてのものであり、年度 ベースではない。) 35 (注2)クラスODEURおよびクラスODUSDは2013年12月10日に開始された。クラスODJPY(ヘッジあり)およびクラス ODJPY(ヘッジなし)は2013年12月2日に開始された。 6 手続等の概要 本書「第一部 証券情報」に記載の申込期間中に下記の要領により、申込(販売)手続きがなされる。なお、 手続きの詳細については、「第一部 「第2 証券情報」および有価証券届出書「第三部 外国投資法人の詳細情報」、 手続等」を参照のこと。 (1) 日本における申込(販売)手続き ① 申込日 2014年7月1日から2015年6月30日まで。 日本における販売会社の営業日である評価日。 ② 申込単位 1投資口以上1投資口単位 ③ 約定日と受渡日 約定日(販売会社が当該買付注文の成立を確認した日(通常発注日の日本における3営業日後の日))後、 日本における販売会社の1営業日目である。 ④ 申込価格と申込手数料 申込価格は、原則として、購入申込みが、該当する取引日前の営業日の午後2時(ルクセンブルグ時間) までに、登録事務・名義書換事務代行会社によって受領された場合、当該取引日に計算される投資証券1口 当りの純資産額である。 申込手数料は申込金額の5.00%(消費税抜き)を上限とする。 ⑤ 申込金額の支払い 投資者は、取引日の前日の午後2時30分までに日本の販売会社がその入金を確認できるように申込金額お よび申込手数料を、販売会社に支払うものとする。 (2) 日本における買戻し手続き ① 買戻日 買戻請求は、日本の販売会社を通じて、各取引日でかつ日本における営業日に行うことができる。 ② 買戻価格と買戻手数料 買戻価格は、買戻請求が、該当する取引日前の営業日の午後2時(ルクセンブルグ時間)までに、登録事 務・名義書換事務代行会社に受領された場合、当該取引日における1口当り純資産額である。同日午後2時 (ルクセンブルグ時間)以降に受領された場合、翌取引日における1口当り純資産額である。 買戻手数料は発生しない。 ③ 買戻代金の支払い 買戻代金は、当該取引日(同日を含む。)から日本における5営業日以内に支払われる。 (3) 日本における乗換え手続き 日本において投資家に発行された投資証券は、本投資法人の他のクラスまたはシリーズの投資証券に転換す ることはできない。 36 7 管理及び運営の概要 下記は管理および運営の概要を記載したものであり、その詳細については、有価証券届出書「第三部 投資法人の詳細情報」、「第3 1 外国 管理及び運営」を参照のこと。 資産管理等の概要 (1) 資産の評価 ① 純資産額の算出方法 サブファンドの純資産額、1投資口当りの純資産額、1クラス当りの純資産額、投資口の買戻価格および投 資口の発行価格は、少なくとも毎月2回は各評価日に決定される。 各サブファンドの純資産額および関連するクラスの純資産額は、ユーロで表示される。本投資法人の報告 通貨はユーロであり、純資産額はユーロで表示される。総資産額は、当該サブファンドおよび当該クラスの 総資産額合計を当該サブファンドおよび当該クラスの残存投資口数で除することで、各サブファンドおよび 各クラスの各投資口を各評価日に算出する。 純資産額は、本投資法人の規約、また取締役会によって随時採用される場合にはより詳細な評価規則に規 定されている原則に従って、サブファンドまたはクラスの負債総額を当該サブファンドまたはクラスの資産 総額から差し引いて算出する。 ② 投資口の販売、買戻しおよび乗換え、ならびに純資産額の計算の中断 一定の場合に、本投資法人はいかなるサブファンドにおいても、純資産額に係るすべての計算を一時的に 中断することができる。 (2) 保管 投資口は、記名式株式の形態で発行される。投資口は本投資法人の投資主名簿への登録によって証明される。 投資口の保有確認書は、申込みが実行された翌第1営業日までには発行し、交付される。投資口は、小数点第3 位(0.001)の単位まで発行することができる。 投資証券証書は発行されない。 さらに、投資口は大券の形態で発行し、ユーロクリア、クリアストリームまたはその他の承認された決済機 関で取引することができる。 日本国内の投資家には上段の記載は適用されない。日本の投資家の代わりに保有される投資口に関しては、 日本の販売会社の事務所が取引確認書を書面で受け取ることになる。 (3) 存続期間 無期限 (4) 計算期間 本投資法人の会計年度は毎年12月31日に終了する。 (5) その他 ① 解散 本投資法人は、時機を問わず、投資主総会における決議によって解散することができる。その場合、清算 はかかる投資主総会で任命された一もしくは複数の個人または法人である清算人により行われる。また、か かる投資主総会において清算人の権限および報酬が決定される。 ② 定款の変更 規約は、ルクセンブルグの法律に定める定足数および多数決要件に従って、投資主総会がこれを随時改訂 することができる。 2 利害関係人との取引制限 本投資法人およびその他の会社または団体との間における契約またはその他取引は、いずれも、本投資法人の 1名以上の取締役もしくは役員が個人的利益を有するという事実、またはその他の会社もしくは団体の取締役、 共同出資者、役員もしくは従業員であるという事実により、影響を受けず、また無効とされることもないものと する。本投資法人の契約先または提携先であるその他の会社または団体の取締役、役員または従業員を兼務する 本投資法人の取締役または役員は、かかるその他の会社または団体との提携(上記に規定する場合を除く。)を 理由として、かかる契約またはその他事業に関する事項について検討および議決権の行使または執行をすること 37 を妨げられない。 本投資法人の取締役または役員が、本投資法人の取引に個人的利益を有する可能性がある場合、かかる取締役 または役員は、かかる個人的利益を取締役会に知らせるものとし、かかる取引に対して検討および議決権の行使 をしてはならないものとし、またかかる取引およびかかる取締役もしくは役員のこれに対する利益を、翌投資主 総会で報告するものとする。 上記の規定は、かかる取引が公正な市場条件のもとで締結され、かつ本投資法人の通常業務に該当する場合、 適用されない。 3 投資主・外国投資法人債権者の権利等 (1) 投資主・外国投資法人債権者の権利 投資主の有する主な権利は次のとおりである。 (ⅰ) 分配金受領権 (ⅱ) 買戻請求権 (ⅲ) 残余財産分配請求権 (ⅳ) 損害賠償請求権 (ⅴ) 投資主総会における権利 (ⅵ) 報告書を受領する権利 (ⅶ) 紛失または破損した投資証券証書を交換する権利 (2) 為替管理上の取扱い 日本の投資主に対する分配金、買戻代金等の送金に関して、ルクセンブルグ大公国における外国為替管理上 の制限はない。 (3) 本邦における代理人 アンダーソン・毛利・友常法律事務所 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 (4) 裁判管轄等 東京地方裁判所 東京都千代田区霞が関一丁目1番4号 38 赤坂Kタワー 第2 a. 財務ハイライト情報 財務ハイライト情報は、「第三部 外国投資法人の詳細情報」の「第5 外国投資法人の経理状況」に記載した チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAV-プロスパリティ・ボンド・ファンドの財務書類から抜粋 されている。 b. 本書記載の原文の財務書類は本シリーズのルクセンブルグにおける独立監査人であるケー・ピー・エム・ジー・ ルクセンブルグ・エス・エー・アール・エルの監査を受けており、添付のとおり監査報告書を受領している。 c. 日本文の財務書類には円換算額が併記されている。日本円への換算には、2014年5月30日における株式会社三菱 東京UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=101.66円、1ユーロ=138.33円)が使用されている。な お、一円未満の金額は四捨五入されている。円換算額に関する記載は、原文の財務書類に含まれておらず、上記 b.の監査の対象にもなっていない。 チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAVのファンドは唯一のサブファンドであるプロスパリ ティ・ボンド・ファンドから構成されており、プロスパリティ・ボンド・ファンドの純資産計算書、純資産変動 計算書および運用計算書は、同時に、本投資法人であるチャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAVの 総計算書でもある。 1 貸借対照表 2013年12月31日現在の純資産計算書 ユーロ 円 % 資産 投資有価証券(時価) 20.00 2,767 0.00 (取得価額) (0.00)(注1) 0 銀行預金 10,185,501.29 1,408,960,393 101.46 資産総額 10,185,521.29 1,408,963,160 101.46 -117,858.79 -16,303,406 -1.17 -3,625.00 -501,446 -0.04 -824.89 -114,107 -0.01 -6,312.41 -873,196 -0.07 年次税(taxe d'abonnement)未納金 -404.33 -55,931 0.00 登録事務・名義書換事務代行会社に対する未払報酬 -966.67 -133,719 -0.01 支払代理人に対する未払報酬 -290.00 -40,116 0.00 独立監査人に対する未払報酬 -14,400.00 -1,991,952 -0.14 -1,691.68 -234,010 -0.02 -146,373.77 -20,247,884 -1.46 10,039,147.52 1,388,715,276 100.00 負債 先渡契約未実現損失 管理会社に対する未払報酬 カストディアンに対する未払報酬 投資アドバイザーに対する未払報酬 その他負債 負債総額 2013年12月31日現在純資産総額 (注1)投資有価証券であるSNS bank N.V. EO-FLR M.-T.CapSecs09(19/Und.)は、0.00ユーロでの現物出資を通じて チャータード・インベストメンツ・ファンドUI SICAVに移管された。 注記は当財務書類の一部である。 39 純資産変動計算書 ユーロ ファンドの期首現在純資産 円 0.00 0 発行投資証券の申込金 10,938,547.24 1,513,129,240 買戻投資証券の支払金 -885,510.00 -122,492,598 435,068.76 60,183,062 -448,958.48 -62,104,427 10,039,147.52 1,388,715,276 利益平準化 当期運用実績 期末現在純資産 40 2 損益計算書 運用計算書(注1) ユーロ 円 収益 収益総額 0.00 0 管理会社に対する報酬 -3,589.24 -496,500 カストディアンに対する報酬 -1,062.80 -147,017 投資アドバイザーに対する報酬 -6,312.41 -873,196 登録事務・名義書換事務代行会社に対する報酬 -957.13 -132,400 年次税(taxe d'abonnement) -404.34 -55,932 -14,290.15 -1,976,756 -285.75 -39,528 その他費用 -6,773.25 -936,944 費用平準化 -434,540.76 -60,110,023 費用総額 -468,215.83 -64,768,296 経常利益 -468,215.83 -64,768,296 -81,681.46 -11,298,996 -81,681.46 -11,298,996 -証券取引 20.00 2,767 -先渡取引 -117,858.79 -16,303,406 218,777.60 30,263,505 100,938.81 13,962,866 -448,958.48 -62,104,427 費用 監査報酬 支払代理人に対する報酬 実現損益 -外国為替取引 実現損益総額 未実現損益の純変動 -外国為替取引 未実現損益の純変動総額 期中運用実績 (注1)運用計算書に計上されている金額は、利益平準化の額を含む。 注記は当財務書類の一部である。 41 財務書類に対する注記 1 一般事項 本投資法人は、2013年9月24日にルクセンブルグで設立され、ルクセンブルグ商業登記簿に第B 180.412号と して登記されている。規約は、2013年9月30日、メモリアル・レクエ・スペシアル・デ・ソシエテ・エ・アソシ アシオン(以下「メモリアル」という。)に公表された。 本投資法人は、変動資本を有する会社型投資信託としての立場を選択しており、ルクセンブルグの2010年法 パートⅠに基づく集団投資信託として適格性を有する。 本投資法人の表示通貨はユーロである。 2 重要な会計方針 2.1 純資産額の算出方法 サブファンドの純資産額、1投資口当りの純資産額、1クラス当りの純資産額、投資口の買戻価格および投資 口の発行価格は、少なくとも毎月2回は各評価日に決定される。各サブファンドに関する評価日は、関連する別 紙に記載されている。 各サブファンドの純資産額および関連するクラスの純資産額は、関連する別紙に記載されている各サブファ ンドの通貨で表示される。本投資法人の報告通貨はユーロであり、純資産額は関連する別紙に記載されている 各サブファンドの通貨で表示される。総資産額は、当該サブファンドおよび当該クラスの総資産額合計を当該 サブファンドおよび当該クラスの残存投資口数で除することで、各サブファンドおよび各クラスの各投資口を 各評価日に算出する。 純資産額は、本投資法人の規約、また取締役会によって随時採用される場合にはより詳細な評価規則に規定 されている原則に従って、サブファンドまたはクラスの負債総額を当該サブファンドまたはクラスの資産総額 から差し引いて算出する。 2.2 投資有価証券の評価 (1) 手持現金または預託金、割引手形、手形および要求払手形ならびに売掛金、前払費用、現金配当および上 記として宣言されたか、または発生した未受領の利息の価値は、それらの全額とみなされるものとする。 ただし、それらの全額の支払いまたは受領が行われる見込みがなく、かかる場合にはそれらの真正な価値 を反映するため本投資法人が適切とみなすことができる割引を行った後にそれらの評価が行われるときに ついてはこの限りではない。 (2) 公式の証券取引所に上場されているすべての有価証券の価値は、入手可能な直近の価格を基準に決定され る。有価証券が複数の証券取引所に上場している場合、取締役会はその裁量により、当該目的を果たす上 で、その主な証券取引所を選択することができる。 (3) 規制市場で取引されている有価証券は、上場している有価証券と同様に評価される。 (4) 公式の証券取引所に上場されておらず、また規制市場で取引されていない有価証券は、取締役会が決定す る評価原則に従い、買指値より高くかつ売指値より低い価格において、本投資法人によって関連する取引 日に評価される。 (5) 公式の証券取引所に上場されておらず、また規制市場で取引されていないデリバティブおよびレポ取引は、 取締役が決めた評価原則に従って、時価に基づいて本投資法人によって評価される。 (6) 定期預金は、現在価値にて評価される。 (7) 本投資法人がその当事者であり、また、証券、金融先物またはその他の取引所で取引されている取引オプ ションおよび先物契約は、当該契約のクローズ時または当該市場の閉鎖直前の損益を参考に評価される。 上記いずれの評価方法が不可能または実施できない、またはその公正実現可能価額を反映していると思われ ない、すべての有価証券またはその他の資産については、取締役会が設定した手続きに従い、誠実かつ慎重に 決定する公正実現可能価額によって評価するものとする。 当該評価原則に従い決定された金額は、銀行またはその他の一流の金融機関によって呈示された当該利率を 使用した各為替レートにて、サブファンドの口座の通貨に換算されるものとする。 42 2.3 有価証券の処分に係る純実現損益 有価証券の処分に係る純実現損益は、平均取得原価に基づいて評価される。 2.4 外国為替換算 2013年12月31日現在、外国為替持高は、以下の為替レートで評価される。 日本円 145.0641 米ドル 1.3813 2.5 投資有価証券の取引 投資有価証券の取引は、取引日基準により計上される。 2.6 設立費用 設立費用は、定額法で5年間にわたり償却される。 2.7 未払費用の配分 サブファンドに直接配分できる未払費用は、本サブファンドに請求される。サブファンドに直接配分できな い未払費用は、それらの純資産の割合に応じてサブファンドの間で配分される。 3 管理会社の報酬 管理会社は、二つの投資口クラスを含め、サブファンドの純資産額に対して最高年率0.30%、最低年額 50,000ユーロとするサブファンドのプロスパリティ・ボンド・ファンドの報酬を受け取る。管理会社はその後 の各追加的投資口(第二投資口クラスによるもの)につき、最低年額7,500ユーロの手数料を受け取る。サブ ファンドが立ち上げられた後の最初の12ヶ月間の報酬は最低年額35,000ユーロまで引き下げられる。サブファ ンドが立ち上げられた後の最初の12ヶ月間において、管理会社は各追加的投資口(第二投資口クラスによるも の)につき、最低年額5,000ユーロの報酬を受け取る。 4 投資アドバイザーの報酬 投資マネージャーは、投資口クラスの純資産額に対して最高年率2.00%とするサブファンドのプロスパリ ティ・ボンド・ファンドの報酬を受領する。かかる報酬の金額は、各評価日に計算され、月次で投資マネー ジャーに支払われる。 5 成功報酬 投資アドバイザーは、計算期間の期首における受益証券価格に対して、計算期間の期末における受益証券価 格が超過した分の15%に相当する額の運用関連報酬(以下「成功報酬」という。)を受領する。計算期間の期 末における(ハイウォーター・マークの)受益証券価格(「BVI手法(*)」に概説される。)は、支払われたす べての配当を考慮するものとする。しかしながら、投資アドバイザーは、会計期間の期末における投資口価格 が、過去の各計算期間の投資口価格を上回ると同時に、過去12期の計算期間の期末において適用される各ハー ドルレートを上回った場合にのみ、かかる成功報酬を受領することができる。投資口価格(「BVI手法」に概説 される。)は、支払われたすべての配当を考慮するものとする。計算期間は、四半期末毎(3月/6月/9月/12 月)に設定され、ハードルレートは年率5.00%である。しかしながら、投資証券の当初発行の際には、最初の 計算期間は、目論見書に記載されている当初募集期間終了後の翌営業日から開始し、翌四半期終了日に終了す る。計算期間の期末における1口当り純資産額がハイウォーター・マークを下回る場合、(より低い)新たなハ イウォーター・マークは設定されず、(より高い)従前のハイウォーター・マークが、翌計算期間において参 照される。成功報酬の最初の計算において、該当する各クラスの純資産額は、当初募集価格を起点とする。成 功報酬は、発生主義に基づき、各評価日の1口当り純資産額の計算において考慮され、各計算期間について四半 期毎に後払いで支払われる。 クラスODEUR、クラスODUSD、クラスODJPY(ヘッジあり)、クラスODJPY(ヘッジなし)の投資口クラスについ て: 43 投資アドバイザーは、計算期間の期首における受益証券価格に対して、計算期間の期末における受益証券価 格が超過した分の20%に相当する額の運用関連報酬(以下「成功報酬」という。)を受領する。計算期間の期 末における(ハイウォーター・マークの)受益証券価格(「BVI手法(*)」に概説される。)は、支払われたす べての配当を考慮するものとする。しかしながら、投資アドバイザーは、会計期間の期末における投資口価格 が、過去の各計算期間の投資口価格を上回ると同時に、過去12期の計算期間の期末において適用される各ハー ドルレートを上回った場合にのみ、かかる成功報酬を受領することができる。投資口価格(「BVI手法」に概説 される。)は、支払われたすべての配当を考慮するものとする。計算期間は、四半期末毎(3月/6月/9月/12 月)に設定され、ハードルレートは年率5.00%である。しかしながら、投資証券の当初発行の際には、最初の 計算期間は、目論見書に記載されている当初募集期間終了後の翌営業日から開始し、翌四半期終了日に終了す る。計算期間の期末における1口当り純資産額がハイウォーター・マークを下回る場合、(より低い)新たなハ イウォーター・マークは設定されず、(より高い)従前のハイウォーター・マークが、翌計算期間において参 照される。成功報酬の最初の計算において、該当する各クラスの純資産額は、当初募集価格を起点とする。成 功報酬は、発生主義に基づき、各評価日の1口当り純資産額の計算において考慮され、各計算期間について四半 期毎に後払いで支払われる。 (*)「BVI手法」とは、「ブンデスフェアバント・インベストメント・ウント・アセット・マネジメント・エー・ ファオ(Bundesverband Investment und Asset Management e.V.)」により開発された手法である。 6 カストディアンの報酬、支払代理人の報酬、本拠地指定法人代理人の報酬および登録事務・名義書換事務代 行会社の報酬 上記役割に任命された会社は、サブファンドのプロスパリティ・ボンド・ファンドの純資産額に対し最高年 率0.10%、最低年額50,000ユーロとする報酬を、按分計算により毎月受領する。取引費用は、別途各サブファ ンドに請求される。 7 年次税(taxe d’abonnement) 本投資法人は、各四半期末に評価される純資産額の、投資口クラスの投資家分類が「その他」の場合は年率 0.05%を、また投資口クラスの投資家分類が「機関投資家」の場合は年率0.01%を年次税として課され、かか る支払いは四半期毎とされる。本投資法人の資産のうち、その他のルクセンブルグUCITSに投資された資産で年 次税が課されている部分については年次税は課されない。 8 取引費用 サブファンドのプロスパリティ・ボンド・ファンドについて、対応する期間中に取引費用は一切生じなかっ た。 9 ポートフォリオ売買回転率(PTR) 2013年12月2日から2013年12月31日までの報告期間について、-291.85%であった。 PTRは以下の計算式を用いて計算された。 売買回転率 = (合計1 - 合計2) × M 合計1=有価証券の購入合計+売却合計 合計2=申込合計+買戻合計 M=平均資産 44 100 10 総費用比率(TER) 2013年12月2日から2013年12月31日までの報告期間について、以下のとおりであった。 プロスパリティ・ボンド・ファンド クラスODEUR(ヘッジなし) プロスパリティ・ボンド・ファンド クラスODUSD(ヘッジなし) プロスパリティ・ボンド・ファンド クラスODJPY(ヘッジあり) プロスパリティ・ボンド・ファンド クラスODJPY(ヘッジなし) 11 (2013年12月10日から 0.46% 2013年12月31日まで) (2013年12月10日から 1.38% 2013年12月31日まで) (2013年12月2日から 0.60% 2013年12月31日まで) (2013年12月2日から 1.75% 2013年12月31日まで) 有価証券ポートフォリオの構成の変更 投資有価証券の購入および売却についての詳細は、無料で、本投資法人の登録事務所から入手可能である。 12 後発事象 アンヤ・リヒターは、2014年4月30日をもって取締役を辞任する。 3 金銭の分配に係る計算書 該当事項なし。 4 キャッシュ・フロー計算書 該当事項なし。 第3 ① 外国投資証券事務の概要 投資証券の名義書換 投資証券の名義書換機関は以下のとおりである。 取扱機関 ハウク&アウフホイザー・プリバートバンキエール・カー・ゲー・アー・アー、ルクセンブルグ 子会社 取扱場所 ルクセンブルグ大公国 ミュヌバック L-5365 ガブリエル・リップマン通り1c番 日本の投資主については、日本の販売会社において必要な名義書換手続きがとられる。 名義書換の費用は徴収されない。 ② 投資主に対する特典 投資主に対する特典はない。 ③ 譲渡制限 投資口は、米国においてまたは米国人に対してもしくは米国人のために募集または販売されない。その後の 投資口の譲渡は、米国においてまたは米国人に対してもしくは米国人のために行われてはならない。 本投資法人は、あらゆる個人、団体もしくは法人に対し、および以下いずれかの者(総称して「制限対象 者」という。)に対しては制限なく、本投資法人の投資口の保有を制限または禁止することができる。 (ⅰ)米国人(以下に定義する。) (ⅱ)売出市場における適格機関投資家でない機関投資家(以下に定義する。)に留保されているクラスの投 資口を申し込みまたは購入する意思を有する者 (ⅲ)一定の投資口クラスの適格基準を遵守しない者 (*)「米国人」という用語は、米国人(米国連邦証券法、コモディティ法および税法に定義される。)または 45 投資口が募集もしくは販売された時点で米国に居住する者を意味する。 (*)「機関投資家」という用語は、2010年法第174条(その後の改正を含む。)上の適格機関投資家要件を満 たす投資家を含む。 46 第4 外国投資法人の詳細情報の項目 第1 外国投資法人の追加情報 1 外国投資法人の沿革 2 役員の状況 3 外国投資法人に係る法制度の概要 4 監督官庁の概要 5 その他 第2 手続等 1 申込(販売)手続等 2 買戻し手続等 3 乗換え手続等 第3 管理及び運営 1 資産管理等の概要 (1) 資産の評価 (2) 保管 (3) 存続期間 (4) 計算期間 (5) その他 2 利害関係人との取引制限 3 投資主・外国投資法人債権者の権利等 (1) 投資主・外国投資法人債権者の権利 (2) 為替管理上の取扱い (3) 本邦における代理人 (4) 裁判管轄等 第4 関係法人の状況 1 資産運用会社の概況 (1) 名称、資本の額及び事業の内容 (2) 運用体制 (3) 大株主の状況 (4) 役員の状況 (5) 事業の内容及び営業の概況 2 その他の関係法人の概況 (1) 名称、資本の額及び事業の内容 (2) 関係業務の概要 (3) 資本関係 第5 外国投資法人の経理状況 1 財務諸表 (1) 貸借対照表 (2) 損益計算書 (3) 金銭の分配に係る計算書 (4) キャッシュ・フロー計算書 (5) 投資有価証券明細表等 2 ① 投資株式明細表 ② 株式以外の投資有価証券明細表 ③ 投資不動産明細表 ④ その他投資資産明細表 ⑤ 借入金明細表 外国投資法人の現況 47 純資産額計算書 第6 販売及び買戻しの実績 48
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