第2戦のレースレポート - Ridel関東 4stスプリントカップ

第 2 戦公式レポート
2014年 3 ⽉ 30 ⽇ 場所
湘南シーサイドGP
天候
ヘビーウエット
悪天候で波乱続出!?波乱のレースを制し、川福健太選手優勝!!
Ridel関東4stスプリントカップの第2戦がレンタルカートコース、湘南シーサイドGPにて開催された。
今大会も満員御礼の28名がエントリー。前回大会優勝の佐伯和洋選手を筆頭に、レッドブルカートファイト日本チャン
プ久保選手、ジュニア特別推薦枠の石原選手。中部の強豪、小辻選手に長澤選手。そして、現役F4ドライバーであり今
季フォーミュラーレース初優勝を飾った三笠雄一選手がなんと緊急参戦!今大会も前回同様に超ハイレベルな選手が集
まった。
大会当日は非常に強い雨風に見舞われ、コースは川が出来る程のヘビーウエットコンディションに 。あまりに強い雨の為
大会スケジュールが当初の予定より遅れ、タイムトライアルが1周アタックになるなど、レース内容に変更がありながら
のレース進行となった。一次は大会の中止も検討されたが、選手の熱気に雨雲が飛んだ?か、次第に雨も弱くなり途中に
は太陽も出る程にコンディションが回復していき、予定されたスケジュールを削る事無く、無事に最終決勝まで行なわれ
た。この難しいコンディションのレースを制したのは、昨年度RBKF東関東チャンプの川福健太選手。二位にはF4開
幕戦優勝の三笠選手。三位にはジュニア特別枠の石原選手が入った。
タイムトライアルで波乱続出!1周TTかつ難しいコンディションを制し伊藤栄晃選手がPP獲得!
PP獲得の伊藤栄晃選手
水しぶきが上がる難しいコンディションに
TTは1周計測に変更して行われた
タイムトライアルは豪雨の為タイムスケジュールが遅れていた為に1周TTに変更して行われた 。このTTでは波乱が続
出!まずは前回大会優勝者の佐伯和洋選手がマシントラブルも重なってか 、まさかのTT最後尾で上位争いから早くも脱
落してしまう。そして波乱はまだまだ続き同じく前回大会2位であり 、RBKFチャンピョン久保誠選手も総合22位と
苦戦。ホームコースの大塚祐美選手、渡辺健志選手もさすがにこの豪雨のコンディションは走りなれていなかったか 、2
7位、23位と振るわず。そんな波乱続きのTTを制したのはハーバーサーキットの覇者 、伊藤栄晃選手が2位との差わ
ずかコンマ04差の僅差のTTを制しPP獲得となった 。2位には川福選手、3位に新村選手、4位には湘南がホームコ
ースの滝野選手が入った。
決勝1,2総合トップポイントを獲得したのは中部から参戦の新村拓也選手!
決勝1,2は当初4グループ分けが予定されたが、車両ト
ラブルの為、5グループで進行された。第1予選Eグルー
プでは佐伯選手と大塚選手の一騎打ち。大塚選手はFLを
出しながら佐伯選手を猛追し佐伯選手に仕掛ける場面もあ
ったが追い抜くまでにはいかず佐伯選手が意地のトップ。
D組は江草選手が森上選手と土井選手が争っている間にリ
ードを広げトップ。C組は石井選手、金沢選手や森選手な
ど実力者が多く集まった。混戦を抜け出し、持ちタイムが
良かった石井選手がトップ。B組は中部の強豪小辻選手が
F4優勝の三笠選手などを抑えトップ。A組はTTトップ
の伊藤選手が混戦に巻き込まれている中、上手くレースを
組み立てた川福選手がトップに立った。
第二決勝のグリッド組分けは1決勝のベストラップ順で
あるため、大きく組み分けに変動があった。1決勝でトッ
プだった川福選手がB組に。逆に1決勝ではC組だった石
井選手が2決勝のPPを獲得するという形となった。2決
勝では実力者が本来の走りを取り戻し始める。E組では今
大会、波に乗れない久保選手が本来の力を発揮しトップに。
D組でも前回覇者佐伯選手が圧巻の走りを披露しトップ。
C組は北海道チャンプ金沢選手がトップ。B組では佐藤選
手が強豪長澤選手や川福選手を下しトップ。A組はF4ド
ライバー三笠選手が石井選手、ジュニア特別枠の石原選手
の猛追を振り切り、現役フォミュラードライバーの意地を
見せトップ。1、2決勝の結果を元にポイント集計した結
果、最終決勝に残ったドライバーは、新村選手、石原選手、
川福選手、三笠選手、佐藤選手、小辻選手となり、安定し
途中、晴れ間が見え虹が...
レースでは実力を発揮した佐伯選手
た成績を出した新村選手が最終決勝PPを獲得した
最終決勝は最終ラップ、ギャラリーの度肝を抜くスーパーオーバーテイクを決めた川福健太選手が優勝を決める!!
最終決勝は前回大会に引き続き?ナイトレースの10周で行
われた。PPの新村選手が好スタートを見せる一方、セカンド
の川福選手がスタートで出遅れ三笠選手に1コーナーでパス
されてしまう。その隙に新村選手がリードを広げるが、後ろに
迫るはF4ドライバーの三笠選手。みるみる差が縮まり新村選
手をパスしトップへ浮上。その間に一緒に追い上げて来た川福
選手を筆頭に石原選手、佐藤選手、小辻選手のグループに新村
選手が飲まれる展開に。デッドヒートを繰り広げるうちにシケ
インヘアピンで多重クラッシュが発生。川福選手、石原選手は
上手く抜け出したものの、新村選手は5位まで順位を落として
しまう。その間に逃げていた三笠選手であったが、今大会の川
福選手の走りは圧巻であった。『今日はシケインヘアピンの飛
び込みでは三笠選手に負けていないかも』と語っていた川福選
手。毎週しっかりそのコーナーで差を詰め、残り周回数あとわ
ずかの所で三笠選手の後ろにビッタリ。しかし三笠選手も意地
の走行。最終ラップに入る直前、川福選手が最終コーナーでミ
スをして1車身ほど離れてしまう。
最終コーナーまでその距離は縮まらず、見ている誰もが三笠選
手優勝を確信した瞬間!川福選手が脅威の飛び込みを魅せ三
笠選手をオーバーテイク!!劇的な形で川福選手が優勝を決
めた。
Winner's Voice
川福
健太
選手
今季チャンピョンを目指しているシリーズなので今回優勝出来た事は非常に嬉しいです!
TTの一発の速さには自信があって、
『タイトラ番長』と言われてもTTだけじゃなく、レースもし
っかり出来るんだぞ!って思って貰えるように必死でレースをしました。決勝では課題が残る内容
でしたが、最終決勝で修正して納得いくレースが出来たことは良かったと思います。
ファイナルラップは狙っていましたが、自分でも想定外の飛び込みでした。
結果もですが、バトルで会場を盛り上げられた事が嬉しかったです。
次戦はスポット参戦のFJで出れませんが、後半戦結果を残しチャンピオンを目指します!ペトロ
ナスチャレンジ第5,6戦もリデルカップ代表とし出場しレンタルカーターの意地を見せてきます !
次戦はGWの5月5日!定員50名でオートパラダイス御殿場で開催!!皆様のご参加お待ちしております!