広島高速道路公社IR 広島高速道路公社IR説明資料 IR説明資料 Hiroshima Expressway Public Corporation 2014年2月 広島高速道路公社 Hiroshima Expressway Public Corporation 広島高速道路ネットワーク 4 3 2 1 ※丸数字は次ページの 工事状況写真番号を示しています。 高速3 高速3号線Ⅲ 号線Ⅲ期(吉島~観音) 平成26年3月23日 開通予定 高速3号線全線供用による整備効果 広島港~廿日市JCT(山陽道)16分短縮(37分→21分) ※ ※ H22センサス 混雑時旅行速度から算出 1 広島高速3 広島高速3号線の全線開通について ~広島都市圏の交通における東西軸の形成~ 本路線は、平成9年度より事業着手し、平成11年度、22年度と、段階的に整備を推進。 残区間(吉島~観音2.9km)の建設工事も順調に進んでおり、平成26年3月23日に開通の予定です。 本路線の整備により、高速性・定時性の高い幹線道路ネットワークが広がり、都市圏交通の円滑化、 空港・港湾や周辺の観光拠点間の連携強化が図られることで、地域経済の活性化が期待されます。 ※公共事業整備区間(太田川放水路渡河部 上の図中水色点線箇所)については広島市が施行しており、公社施行部分とともに平成26年3月23日開通の予定です。 整備効果 渋滞対策 広島市内の一般道路を利用する交通が広島高速道路を利用するようになることで、 一般道路の混雑が緩和されます。 交通の円滑化 広島都市圏を含めた東西方向の交通において利便性の向上が図られます。 沿道環境の改善 走行性の高い広島高速道路を利用することにより、CO2などの排出量が削減されます。 地域経済 広島都市圏の周辺観光拠点間の移動の円滑化が図られます。 また、周辺市町を含めた生活圏域の拡大が期待されます。 工事状況① 吉島出口から西方面を臨む 工事状況④ 都市高速観音料金所から西方面を臨む 工事状況③ 都市高速観音料金所から東方面を臨む 工事状況② 江波から東方面を臨む 2 広島高速道路公社・広島高速道路公社債の特徴 広島高速道路公社の特徴 広島都市圏に基幹道路を整備することで地域経済の発展に貢献 広島県・広島市の出資と国土交通省の認可を受けて設立 広島高速道路の状況 現行整備計画※における事業費ベースでは約95%の事業が完了、供用延長は76% 利用者数は、平成22年度の新規路線の供用開始により大幅に増加、以後堅調に推移 ※ 現行整備計画は、現在変更手続き中であり、計画変更後における事業費ベースでの進捗率は92%になります。 広島高速道路公社債の特徴 広島県・広島市による債務保証(BIS規制上のリスク・ウエイトは0%) 未償還金残高の内、公的資金が75%、民間資金は25%(内公募債残高は20%) 広島高速道路公社債への投資意義 地域経済支援 指定都市高速道路の整備により、移動距離、時間の短縮や渋滞の軽減効果を通じて、広島都市圏におけ る人や物の流れの活性化を促進し、地域産業の競争力向上に貢献する。 地域間ネットワークの構築 空港、港湾又は幹線道路等のアクセスの向上を図ることで、周辺都市も含めた生活圏域の拡大、ビジネス や観光面における他都市とのさらなる連携強化を通じて、広島都市圏の中枢性の向上に寄与する。 3 目次 第1部 概要・業務内容 ............................................................................................. 5 1. 概要 第2部 財務状況・資金調達方針 ............................................................................ 17 1. 財務状況 (1) 広島高速道路公社について ........................................................................ 6 (1) 平成24事業年度損益計算書の概要 ① .................................................... 18 (2) 事業主体と有料道路の種類 ........................................................................ 7 平成24事業年度損益計算書の概要 ② ..................................................... 19 (3) 事業の進め方 .................................................................................................. 8 (2) 収支状況の推移(H9~H24) ......................................................................... 20 (4) 設立団体及び国との関係 ............................................................................ 9 (3) 平成24事業年度貸借対照表の概要 ① .................................................... 21 (5) 道路公社の解散 ............................................................................................. 10 平成24事業年度貸借対照表の概要 ② .................................................... 22 (6) 組織図 ............................................................................................................... 11 (4) 出資金の推移(H9~H24) ............................................................................. 23 (5) 償還率の推移(H9~H24) ............................................................................. 24 2. 業務の内容 (6) 平成24年度末 未償還金残高の状況 ....................................................... 25 (1) 整備計画 .......................................................................................................... 12 (7) 収支計画イメージ図 ........................................................................................ 26 (2) 高速道路建設事業の財源構成及び状況 ................................................. 13 (3) 高速道路建設事業費の推移 ....................................................................... 14 (4) 通行台数・料金収入・供用延長の推移(全体) ......................................... 15 2. 資金調達 (1) 資金調達の概要 .............................................................................................. 27 (2) 平成25年度収入・支出予算 .......................................................................... 28 3. 経営改善..................................................................................................................... 16 3. 広島高速道路債券 (1) 広島高速道路債券(市場公募債)の概要 .................................................. 29 (2) 債務保証 ........................................................................................................... 30 参考資料 ........................................................................................................................ 31 ・会計処理の特徴 .................................................................................................. 32 ・償還準備金積立方式の仕組み ....................................................................... 33 4 第1部 概要・業務内容 第1部 概要・業務内容 1. 概要 (1) 広島高速道路公社について 当公社は、地方道路公社法(昭和45年法律第82号)に基づき広島県、広島市により設立 された特別法人です。(平成9年6月3日設立) 当公社は、広島都市圏の交通体系の根幹となるネットワークを形成する指定都市高速 道路の新設・改築・維持管理を行っています。 また、高速道路と密接な関連のある道路の建設・管理や、国や地方公共団体からの 受託業務を行っています。 名称 広島高速道路公社(Hiroshima expressway public corporation) 代表者 理事長 高井 巌 役職員数 75人(平成25年4月1日現在) 本社所在地 広島県広島市東区温品一丁目8番23号 基本金 77,368百万円(平成24年度末現在) 設立団体 広島県、広島市が各50%出資 根拠法 地方道路公社法 設立年月日 平成9年(1997年)6月3日 目的 広島市の区域及びその周辺の地域において、その通行又は利用について、料金を徴収することがで きる指定都市高速道路の新設、改築、維持、修繕その他の管理を総合的かつ効率的に行うこと等に より、この地域の地方的な幹線道路の整備を促進して、交通の円滑化を図り、もって住民の福祉の 増進と産業経済の発展に寄与すること 6 第1部 概要・業務内容 1. 概要 (2) 事業主体と有料道路の種類 広島高速道路公社・広島高速道路の位置づけ 事業主体 有料道路の種類 高速自動車国道 東日本高速道路株式会社 西日本高速道路株式会社 中日本高速道路株式会社 一般有料道路 (一般国道、都道府県道、市町村道) 首都高速道路株式会社 阪神高速道路株式会社 都市高速道路 指定都市高速道路公社 (広島 広島、名古屋、福岡北九州) 広島 都市高速道路 本州四国連絡高速道路株式会社 本州四国連絡高速道路 (一般国道) 地方道路公社 一般有料道路 (一般国道、都道府県道、市町村道) 地方公共団体 一般有料道路 (都道府県道、市町村道) 7 概要・業務内容 第1部 1. 概要 (3) 事業の進め方 公社 国 地方公共団体 管理 供用開始 事業の完成 事業の着手 整備計画許可( 国土交通大臣) 基本計画の認可( 国土交通大臣) 自動車専用道路の指定( 広島市長) 路線認定( 広島市長) 都市計画決定( 広島県知事) 料金認可 ( 国土交通大臣) マスタープラン (広島周辺幹線道路網整備連絡協議会) 8 第1部 概要・業務内容 1. 概要 (4) 設立団体及び国との関係 地方道路公社法に基づく主な認可、承認 認可者・任命者等 定款及び業務方法書の認可(第5条、第9条、第22条) 国土交通大臣 役員の任命(第13条) 広島県知事・広島市長 事業計画及び資金計画(第24条) 広島県知事・広島市長 財務諸表の提出(第26条) 広島県知事・広島市長 報告及び検査(第38条) 国土交通大臣又は広島県知事・広島市長 監督命令(第39条) 国土交通大臣又は広島県知事・広島市長 道路整備特別措置法(昭和31年法律第7号)に基づく認可 認可者・任命者等 整備計画に関する許可(第12条 第1項) 国土交通大臣 料金及び料金徴収期間の認可(第13条 第1項) 国土交通大臣 地方道路公社法の定めにより、運営上重要な事項については、広島県 広島県・ 広島県・広島市及び国の承認等並びに財政的支援を受け 広島市及び国の承認等並びに財政的支援 事業を遂行 9 第1部 概要・業務内容 1. 概要 (5) 道路公社の解散 解散 根拠法 地方道路公社法(第34条) 解散 業務の完了※により解散 借入金 借入金がある場合は、その債権者の同意が必要 解散の手続き 議会の議決後、設立団体である広島県及び広島市の同意を経て、 国土交通大臣の認可により解散 ※ 「業務の完了」とは、有料道路の整備の借入金の償還が完了し、有料道路を本来の道路管理者に引き渡し、近い将来再び有料道路事業を行う予定のない状態をいう。 10 第1部 概要・業務内容 1. 概要 (6) 組織図 理事長 総務部 総務課 副理事長 交通管理課 理事 保全課 企画調査部 監事 監事 企画調査課 技術管理課 建設部 用地課 建設第一課 役員5名 ※ 非常勤2名を含む 職員70名 建設第二課 ※ 平成25年4月現在 11 第1部 概要・業務内容 2. 業務の内容 (1) 整備計画 現行整備計画(平成18年2月国土交通大臣許可)の見直しについて 広島高速5号線の事業実施に関して、工事の施工に伴う周辺環境への影響を不安視する 意見が地域住民の方々から出されたことから、その影響を検証するため、広島県・広島 市・公社により『広島高速5号線トンネル安全検討委員会』を設置し審議、検討を行いました。 この委員会の答申を踏まえ、トンネル工法の変更を行うこととしたため、事業費が増加する こととなりました。また委員会での審議中は対象区間の事業を中断せざるを得なかったた め、予定年度までの工事完成が困難となり完成予定年度の変更が必要となりました。以上 のことから、整備計画を変更する予定です。 現行 変更後 全体事業費 約3,780億円 約3,920億円 3,920億円 完成予定年度 平成25年度 平成29 平成29年度 29年度 29km 29km 整備計画の変更は、道路整備特別措置法に基づき道路管理者の同意※を得た後、国土交 通大臣の許可が必要となりますので、現行整備計画の整備期間である平成25年度内に許 可が得られるよう手続きを進めています。 整備延長 ※平成25年12月に広島県及び広島市から同意を得ています。 変更後の資金計画 変更後の整備計画 整備計画の変更に伴い、資金計画も以下のとおり変更となります。 H24年度までの事業費 約3,588億円(92%) 残事業費 約332億円(8%) 民間等 借入金 720億 (18%) 総事業費 3,920億円 総事業費 3,920億円 総延長 29km 特別転貸債 1,110億 (28%) 未供用路線 6.9km(24%) 出資金 850億 (22%) 無利子貸付金 1,240億 (32%) 供用中路線 22.1km(76%) うち8.1kmはH22.4.26供用 12 第1部 概要・業務内容 2. 業務の内容 (2) 高速道路建設事業の財源構成及び状況 建設事業の状況 平成25年度建設事業費 高速3号線(Ⅲ期) 吉島~観音間の平成25年度完成に向け、高架橋工事等を 実施しています。 民間資金 13.7億円 (22.5%) 出資金 10.6億円 (17.5%) 高速5号線 用地取得及び一部区間の工事等を実施しています。 H25年度 建設事業費 60.6億円 転貸債 19.7億円 (32.5%) 無利子貸付金 16.7億円 (27.5%) 13 第1部 概要・業務内容 2. 業務の内容 (3) 高速道路建設事業費の推移 平成9年度広島県道路公社から一般有料道路安芸府中道路等を取得 平成24年度までの事業費累計は約3,588億円 (億円) 600 500 400 平 成 25 年 度 事 業 費 65 億円のうち、約4億円は 平成24事業年度からの 繰越 300 551 200 324 305 279 244 217 228 100 249 249 221 190 148 143 119 65 56 65 H23 H24 H25(予算) 0 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 14 第1部 概要・業務内容 2. 業務の内容 (4) 通行台数・料金収入・供用延長の推移(全体) 平成25年度(4月~9月) 日平均通行台数 58,854台(7.5%増※1)、日平均料金収入 24,413千円(9.2%増※1) 平成22年4月、新規路線(高速2号線及び3号線Ⅱ期)の供用開始後、通行台数・料金収入ともに堅調に推移。 供用延長距離 (km) 日平均通行台数・料金収入 (台・千円) 70,000 25 58,854 (54,760)※3 55,085 60,000 50,660 52,722 20 50,000 38,105 15 36,158 40,000 34,517 32,391 33,429 30,514 31,645 28,432 22.1 26,750 30,000 22.1 22.1 22.1 10 20,904 18,603 20,000 14.0 13,666 13,696 6.8 6.8 11.7 11.7 11.7 11.7 14.0 14.0 24,413 21,217 22,565 ※3 (22,361) 19,653 14.0 11.7 5 10,000 4.2 4.2 3,191 3,147 4,771 4,064 H11 H12 8,870 9,162 9,632 7,719 8,433 7,273 H13 H14 H15 H16 H17 H18 10,514 11,103 10,843 0 0 H9 H10 供用延長距離(右軸) 日平均通行台数(左軸) H19 H20 H21 H22 H23 H24 日平均料金収入(左軸) H25 ※2 ※1 前年度同期の日平均と比較した場合 ※2 H25のグラフは4月~9月の実績 ※3 グラフ中( )はH24(4月~9月)の実績 15 第1部 概要・業務内容 3. 経営改善 主な内容 利用者 弾力的な料金施策の実施 ETCによる各種割引…時間帯割引、乗継割引、多頻度割引(マイレージサービス) 管理コストの縮減 アセットマネジメント導入にむけての検討 構造物の劣化予測に基づく修繕時期の適正化 → 長寿命化によるライフサイクルコストの縮減 施設の有効利用 パーキングエリアの有効・有益な利用方法の検討 情報コーナーの充実、エリアの美化 事業の透明性の向上 ホームページ等を通じた積極的な情報開示 事業概要、調達情報(工事、業務等)、財務内容、工事の進捗状況 等 周辺環境対策 供用後の環境の状況把握に努め、より一層の沿道環境の監視に努める 交通に伴う騒音・振動の低減対策 16 第2部 財務状況・資金調達方針 第2部 財務状況・資金調達方針 1. 財務状況 (1) 平成24 平成24事業年度損益計算書の概要 24事業年度損益計算書の概要 ① (百万円) 費用の部 収益の部 金額 金額 増減率 (%) 科目 平成24 平成23 事業年度 事業年度 事業資産管理費 2,521 △ 69 △ 2.7 一般管理費 284 324 △ 40 △ 12.3 業務外費用 2,020 2,119 △ 99 △ 4.7 小計 4,756 4,964 △ 208 △4.2 引当金等繰入 3,828 3,162 666 21.1 3,582 2,863 719 25.1 246 298 △ 52 △ 17.4 8,584 8,126 458 5.6 償還準備金繰入 償還準備積立金繰入 合計 平成24 平成23 事業年度 事業年度 差額 2,452 増減率 (%) 科目 業務収入 差額 8,332 7,822 510 6.5 8,207 7,705 502 6.5 ETCマイレージ還元負担金 29 61 △ 32 △ 52.5 ETCマイレージ引当金戻入 33 0 33 皆増 業務雑収入 62 56 6 10.7 252 304 △ 52 △ 17.1 8,584 8,126 458 5.6 道路料金収入 業務外収入 合計 ※ 収益及び費用から受託業務費を除いています。 ※ 係数毎に端数処理しているため、計において合致しないことがあります。 ※ 増減率は端数処理前の値で算出しています。 18 第2部 財務状況・資金調達方針 1. 財務状況 (1) 平成24 平成24事業年度損益計算書の概要 24事業年度損益計算書の概要 ② 平成24年度の営業中道路の収支状況 一日当たりの通行台数と料金収入 平成24事業年度は、約 約38億円の収支差益 38億円の収支差益( 億円の収支差益(償還準備金繰入等) 償還準備金繰入等)を確保 新規路線(高速2号線及び高速3号線(宇品~吉島))の供用開始 (平成22年4月)により、通行台数、料金収入共に大幅な増加 (億円) 90 費用 86億円 86億円 収益 86億円 86億円 年度 80 供用延長 (km) 日平均通行台数 日平均料金収入 (台) (千円) ()内はETC利用率 70 60 償還準備金 繰入など 38 (44%) 業務外収益 3 (3%) ()内はETC利用率 平成21年度 14.0 38,105 (75%) 10,843 (79%) 平成22年度 22.1 50,660 (80%) 19,653 (85%) 平成23年度 22.1 52,722 (83%) 21,217 (87%) 平成24年度 22.1 55,085 (85%) 22,565 (88%) 対前年度比※ 100.0 104.5 106.3 50 40 借入金利息 など 20 (24%) 料金収入など 83 (97%) 30 20 10 管理費 28 (32%) ※平成23年度を100とした場合の平成24年度の指数を表している。 0 19 第2部 財務状況・資金調達方針 1. 財務状況 (2) 収支状況の推移(H9 収支状況の推移(H9~ H9~H24) H24) 経年的にも、毎年度、着実に収支差益を確保。 着実に収支差益を確保。 収支率とは、収益に対する費用(管理費+金利等)の割合のことをいい、より具体的には、100円の収入を得る ために必要となる管理費用の比率です。 管理費 + 金利 ×100 収支率 = 収益(料金収入等) 収支率の推移(H9~H24) (%) 90 78.0 80 68.9 68.1 67.7 67.3 70 63.4 63.2 57.8 57.0 56.2 60 53.4 52.8 H16 H17 60.7 51.0 50 45.4 51.9 40 30 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 20 第2部 財務状況・資金調達方針 1. 財務状況 (3) 平成24 平成24事業年度貸借対照表の概要 24事業年度貸借対照表の概要 ① (百万円) 資産 負債及び資本 金額 勘定科目 流動資産 平成24 事業年度 平成23 事業年度 金額 増減率 (%) 差額 6,051 6,009 42 0.7 6,051 6,009 42 0.7 358,362 352,771 5,591 1.6 276,334 276,318 16 微増 道路建設仮勘定 80,994 75,369 5,625 7.5 有形固定資産外 1,034 1,084 △ 50 269 292 269 292 現金・預金外 固定資産 事業資産 繰延資産 借入金取扱諸費外 勘定科目 流動負債 差額 △ 603 △ 3.6 16,353 16,956 △ 603 △ 3.6 237,180 235,723 1,457 0.6 広島高速道路債券 65,996 55,995 10,001 17.9 地方公共団体借入金 75,845 78,643 △ 2,798 △ 3.6 △ 4.7 政府借入金 80,420 84,738 △ 4,318 △ 5.1 △ 23 △ 7.6 市中銀行等借入金等 14,812 16,216 △ 1,404 △ 8.7 △ 23 △ 7.6 退職給与引当金 81 71 10 14.4 ETCマイレージ引当金 26 60 △ 34 △ 55.9 33,647 29,819 3,828 12.8 償還準備金 22,485 18,904 3,581 18.9 償還準備積立金 11,162 10,915 247 2.3 287,180 282,498 4,682 1.7 77,368 76,440 928 1.2 77,368 76,440 928 1.2 134 134 0 0.0 77,502 76,574 928 1.2 364,682 359,072 5,610 1.6 短期借入金外 固定負債 基本金 地方公共団体出資金 剰余金 (資本合計) 359,072 増減率 (%) 16,956 (負債合計) 364,682 平成23 事業年度 16,353 特別法上の引当金等 資産合計 平成24 事業年度 5,610 1.6 負債・資本合計 ※ 係数毎に端数処理しているため、計において合致しないことがあります。 ※ 増減率は端数処理前の値で算出しています。 ※ 微増は0.1%未満の増加を示しています。 21 第2部 財務状況・資金調達方針 1. 財務状況 (3) 平成24 平成24事業年度貸借対照表の概要 24事業年度貸借対照表の概要 ② 償還準備金繰入は、堅調に推移しており、繰入の累計である償還準備金等は、 平成24年度末に336億円になりました。 (億円) 4,000 (億円) 全体計画 3,780億円 3,780億円 400 投資予定額 192億円 336億円 336億円 350 3,000 建設中道路の 投資済額等 825億円 営業中の道路資産 2,763億円 2,763億円 300 111 250 109 106 2,000 200 96 営業中道路の 投資済額 2,763億円 営業中道路の 未償還額 2,427億円 71 150 65 61 225 1,000 100 43 189 41 3 9 35 50 160 137 109 124 39 78 93 62 25 15 18 18 24 33 47 14 34 12 0 0 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 償還準備金等336億円 償還準備金 225億円 償還準備積立金 111億円 償還準備金 償還準備積立金 22 第2部 財務状況・資金調達方針 1. 財務状況 (4) 出資金の推移(H9 出資金の推移(H9~ H9~H24) H24) (百万円) 90,000 80,000 77,368 75,375 76,440 72,785 70,000 66,640 61,275 60,000 54,210 49,118 50,000 43,677 40,000 36,438 31,713 27,543 30,000 22,793 17,826 20,000 14,410 11,626 10,000 0 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 23 第2部 財務状況・資金調達方針 1. 財務状況 (5) 償還率の推移(H9 償還率の推移(H9~ H9~H24) H24) 償還率は、経年的にも堅調に上昇し、償還は着実に進展 償還は着実に進展 ※新規路線の供用開始により、平成22年度は償還率が一時的に低下 償還率とは、営業中路線の資産額に対する償還準備金(償還準備積立金を含む)の割合 償還準備金 ×100 償還率 = 営業中の道路資産 償還率の推移(H9~H24) (%) 20.0 16.0 15.0 13.5 12.4 12.2 12.1 11.2 10.8 10.7 10.6 8.8 10.0 7.2 7.2 7.0 9.6 6.0 5.0 5.3 0.0 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 24 第2部 財務状況・資金調達方針 1. 財務状況 (6) 平成24 平成24年度末 24年度末 未償還金残高の状況 (億円) 調達先 公営公庫 ※1 81億円 2% シ・ローン 94億円 3% 民間資金 835億円 25% 未償還金残高 未償還金残高 3,276億円 3,276億円 公的資金 2,441億円 75% 無利子 貸付金 862億円 26% ※1 現地方公共団体金融機構 ※2 係数毎に端数処理しているため、計において合致しないことがあります。 ※3 未償還金残高には短期借入金(1年以内に償還をむかえる借入金)を含みます。 備 考 出資金 774 設立団体(広島県・広島市)からの出資金 出資割合は、広島県・広島市共に50% 無利子貸付金 862 国からの無利子貸付金 設立団体の債務保証付 償還期間20年(内据置5年) 805 設立団体が地方債として財政投融資特別 会計から借り入れたものを、同一条件で 証書借入 償還期間20年(内据置5年) 特別転貸債 計 2,441 94 金融機関からの証書借入金 設立団体の債務保証付 償還期間5年 公営企業金融 公庫貸付金※1 81 公営企業金融公庫※1からの証書借入 設立団体の債務保証付 償還期間20年(内据置5年) 市場公募債 660 計 835 合 計 3,276 シンジケート・ ローン 民間資金 特別 転貸債 805億円 25% 出資金 774億円 24% 公的資金 市場公募債 660億円 20% 平成24年度末 未償還金残高 広島高速道路債券 設立団体の債務保証付 償還期間10年 25 第2部 財務状況・資金調達方針 1. 財務状況 (7) 収支計画イメージ図 (億円) ※ 料金認可(平成22年4月)の値を使用し、平成22年4月26日までに投下した事業(広島高速1号線、2号線、3号線(仁保~吉島)、4号線)の建設・管理に要する費用の収支計 画をイメージとして作成しています。換算起算日(全路線の平均的開通日・平成18年3月)から40年間で償還が完了する計画です。 今後、広島高速3号線Ⅲ期区間(吉島~観音)の供用開始に向けて、当該区間を含めた供用路線全体の収支計画の見直しを行いますので、上記イメージ図も変更すること となります。 26 第2部 財務状況・資金調達方針 2. 資金調達 (1) 資金調達の概要 平成25年度の資金構成・予算額 (億円) 料金収入等 82 事業資金 民間資金 120 高速道路料金収入等 自己資金 33% 公募債を発行 証書借入(シンジケート・ローン) 民間資金 48% 250 出資金 11 政府無利子貸付金 17 特別転貸債 20 設立団体(広島県・広島市)からの出資 国からの有料道路整備資金貸付金 公的資金 19% 設立団体からの貸付金(財務省財政融資資金) ※ 上記予算額は、受託業務費を除いています 27 第2部 財務状況・資金調達方針 2. 資金調達 (2) 平成25 平成25年度収入・支出予算 25年度収入・支出予算 (百万円) 30,000 25,000 収入合計 24,998百万円 24,998百万円 支出合計 24,998百万円 24,998百万円 支払利息など 2,073 管理費 3,676 元金償還金 13,185 建設費など 6,064 管理費用 5,749 20,000 料金収入など 8,236 15,000 民間借入金 10,698 建設等事業費 19,249 10,000 5,000 民間借入金 1,366 特別転貸債 1,972 政府貸付金 県・市出資金 1,666 1,060 0 ※ 上記予算額は、受託業務費を除いています 28 第2部 財務状況・資金調達方針 3. 広島高速道路債券 (1) 広島高速道路債券(市場公募債)の概要 発行予定額 100億円 100億円 資金の使途 公社法第21条第1項及び広島高速道路公社定款第13条第1項に定める道路の 建設事業のために借り入れた資金の借換資金 償還年限 10年(満期一括償還) 発行時期 平成26年2月予定 当公社債券 の位置づけ 格付け BIS リスク・ウェイト 今後の方針 発行実績 金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3号に該当する有価証券です。 設立団体である広島県及び広島市の債務保証付き債券であることから、 格付けは取得していません。 BIS規制上のリスク・ウエイトは、地方公共団体の債務保証がある場合には、 0%です。 市場環境をみながら、今後も継続的に発行する予定です。 平成19年度から、毎年、10年債を継続的に発行 平成19年度 第1回 100億円 平成20年度 第2回 100億円 平成21年度 第3回 140億円 平成22年度 第4回 110億円 平成23年度 第5回 110億円 平成24年度 第6回 100億円 合計 660億円 29 第2部 財務状況・資金調達方針 3. 広島高速道路債券 (2) 債務保証 根拠法令 広島高速道路債券は、地方道路公社法第28条の規定に基づく債務保証付債券です。 債務保証団体及び割合 設立団体である広島県・広島市それぞれが「発行額の1/2の額と利息相当額」を債務保証します。 債務保証内容 元金と利息相当額について、当公社が弁済不能になった場合は、公社に代わり弁済の責務を 負うものです。 30 参考資料 会計処理の特徴 原則 当公社では、財政状態や経営成績を明らかにするため、企業会計原則に準じた会計処理 (発生主義・複式簿記)を行っています。 例外 道路資産については、借入金で道路を建設し、料金収入等で投資した額を償還し、償還完了後は本来 の道路管理者へ引き渡すという有料道路事業の特徴から、借入金の償還状況をより明確に把握できる 償還準備金積立方式をとっており、企業会計において一般的に採用されている減価償却方式はとってい ません。 特徴 借入金の償還に充てられる年度の「収支差」を「償還準備金繰入」として費用に計上し、その累計額を「償 還準備金」として負債の部に計上する償還準備金積立方式を採用しています。 貸借対照表上で、道路への投下資金総額(借入金総額)である「道路資産」と借入金の償還に充てた「償 還準備金」とを対比することで、一目で借入金の償還状況がわかる仕組みになっています。 32 償還準備金積立方式の仕組み 公社の貸借対照表と損益計算書にみる償還準備金積立方式の仕組み 建設開始 建設完了 建設中 開通 営業中 償還開始 償還期間 貸借対照表 道路資産 100 借入金等 100 道路建設 借入金等 仮勘定 50 50 償還完了 借入金等 道路資産 95 100 道路建設 仮勘定 0 道路資産 100 償還 準備金 100 道路資産の引渡し (道路資産の削除) 償還 準備金 15 償還 準備金 5 損益計算書 管理費 5 借入金等 0 借入金等 85 道路資産 100 道路資産の引渡し 管理費 5 金利 5 金利 10 償還準備 金繰入 5 収入 20 収入 20 償還 準備金 繰入 10 33 本資料は、債券投資家の皆さまへの情報提供のみを目的としたものであり、債券の募集、売出し、売買など の勧誘を目的としたものではありません。 債券のご投資判断にあたりましては、当該債券の発行などにあたり作成された最終債券内容説明書などに 記載された条件、内容や仕組み、その他入手可能な直近情報などを必ずご確認いただきますようお願い申 し上げます。 また、本資料の中でお示しした将来の見通し又は予測は、当公社として現時点で妥当と考えられる範囲内 にあるものの、確実な実現を約束するものではありません。 本件に関するお問い合わせ先 広島高速道路公社 総務部総務課(経理係) TEL 082 - 508 - 6848 FAX 082 - 508 - 6849 URL http://www.h-exp.or.jp 34
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