ロアタン島における外国人男性射殺事件等の発生に伴う注意喚起

在留邦人の皆様
平成26年4月7日
在ホンジュラス日本国大使館領事部
ロアタン島における外国人男性に対する強盗殺人事件等の発生に伴う注意喚起
1.ロアタン島における殺人事件
(1)6日、北部ロアタン島の中心部コクソン・ホール地区(空港付近)にて、クルー
ズ客船の乗務員であったフィリピン人男性が何者かに所持金品を奪われ、射殺される事
件が発生しました。尚、本件を重くみたロアタン島の知事は、関連情報の提供者に10
万レンピーラの懸賞金をかける等、異例の対応をとっており、また、被害者が乗船して
いたクルーズ会社は、少なくとも1週間はロアタンへの寄港見送りを発表しています。
(2)7日午前9時までの情報によれば、被害者はクルーズ船(会社名:Norwegian
Cruise Line)の乗務員として、同船がロアタン港に寄港した際に下船し、現場となっ
たコクソン・ホール地区を歩行中、自転車に乗った男に前方を塞がれ、財布と携帯端末
を強奪され、少なくとも2発の弾丸を受け即死した模様です。尚、犯人は犯行後、自転
車を捨て何れかの方向へ逃走しており、治安当局は犯人の行方を捜しています。
2.テグシガルパ市における殺人事件(参考)
(1)5日正午頃、テグシガルパ市内、モラサン通りと、ロマス・デ・ギハロ地区方向
への通りが立体交差する地区(日本大使館の東方約500m)において、歩行中の男性
弁護士が、バイクで近づいていて来た男から発砲され、即死する事件が発生しています。
現在までの情報では、被害者男性は、バイクの男が接近してきたことに気づいたため、
近くの空き地に逃げ込もうとしましたが、追跡を受け、射殺された模様です。
(2)事件現場は主要道路が交差する地点であり、車の通行量も多い地点ですが、現場
付近では、同種の殺人事件はもとより、昨年秋には銃乱射によって負傷者が出る等の事
件も発生しており、また他の迂回路においても、強盗団の襲撃等が散発しておりますの
で、上記治安情勢を認識のもと、時間帯を問わず通行には十分注意をお願い致します。
3.セマナ・サンタ(聖週間)に関して
まもなくセマナ・サンタに入り、国内外を旅行される方も多いと思われますが、例年、
セマナ・サンタの時期においては、全国各地で交通事故や水の事故によって多数の死傷
者が出る時期でもあります。交通事故については原因の多くが速度超過等、違反行為に
起因するものとみられています。つきましては、お車でご旅行される際には、安全運転
を心掛け、また適宜休息をとる等心掛けて下さい。(了)