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2014年10月23日開催
グローバル人事教育カンファレンス
実施報告書<第一回>
Global Education Conference 企画・実施・運営
ジャパンラーニング株式会社
1.
開催概要
1
名称
2014年度「第一回
グローバル人事 教育カンファレンス」
開催日程
2014年10月23日(木)
開催場所
ジャパンラーニング社 日本橋研修センター
参加者
25名(講演者、パネラー含む/次ページ名簿記載)
■第一部
講演①「海外グローバル人材育成の要件∼日本企業で成果を出す」
:ジャパンラーニング株式会社 代表取締役 加来 勝正
■第二部
講演②「共感による相互理解」
:東京工業大学 教授/留学生センター 副センター長 武井 直紀
プログラム
■第三部
パネルディスカッション
「新卒グローバル人材の課題共有∼育成、受け入れ、モチベーション」
:日東電工株式会社
(パネラー)
太陽ホールディングス株式会社
(パネラー)
株式会社ベネフィット・ワン
(パネラー)
ジャパンラーニング株式会社
水野 保(モデレーター)
■懇親会
カンファレンス風景
(敬称略)
2.
参加者名簿
通番
2
会社名
1
日東電工株式会社
2
太陽ホールディングス株式会社
3
太陽ホールディングス株式会社
4
株式会社日本ロックサービス
5
楽天株式会社
6
国立大学法人東京工業大学
7
株式会社オリジネーター
8
東レ株式会社
9
日本電気株式会社
10
日本電気株式会社
11
エンプラス株式会社
12
日本シイエムケイ株式会社
13
住友化学株式会社
14
株式会社パイプドビッツ
15
富士ゼロックス株式会社
16
富士ゼロックス株式会社
17
学校法人青山学院 青山学院大学
18
株式会社エイチ・アイ・エス
19
株式会社エイチ・アイ・エス
20
株式会社ベネフィット・ワン
(伊藤忠商事より出向)
21
富士ゼロックス株式会社
22
株式会社マキシマイズ
23
株式会社マキシマイズ
24
ヤマト運輸株式会社
25
株式会社Kアソシエイツ
26
株式会社吉野家ホールディングス
部署
役職
氏名
個人名等は省略しています
(敬称略)
3. 講演内容①∼「海外グローバル人材育成の要件∼日本企業で成果を出す」
3
□ プログラム
■第一部
講演①「海外グローバル人材育成の要件∼日本企業で成果を出す」
(1)キャリア構築とこれからの企業経営
(2)成果と行動とコンピタンシーの関係
(3)EQヒューマンスキルの開発
□ 講演者紹介
ジャパンラーニング株式会社 代表取締役 加来 勝正
早稲田大学卒業後、リクルート入社。映像事業部にて企業内教育ソフトのコンテンツ開発とマーケティングを担当。
リクルート社のセールス教育の基礎を構築する。営業課課長、営業企画課課長を経て、グローバル教育の責任者と
して海外事業を担当。IBMやゼロックスというITメーカーの教育コンサルタント/プロデューサーとしても大きな
実績を上げる。
1996年ジャパンラーニング社を設立し、「ソフトコンピタンシー」をテーマに多くの教育案件を手がける。
顧客と一生の付き合いを通じて「心の教育」を実現させるのがビジョン。
担当企業:
富士通/富士通SE各社/富士通エフサス/富士ゼロックス/日本IBM/NTT東日本/三菱重工/三菱電機/ミツトヨ/
旭硝子/ダイキン工業/新日鐵/味の素/太陽誘電/マイクロソフト/日本AMD/ノバルティス/ゼンショー/明治安田生命/
東京海上日動/中堅中小のIT企業・商社
□ 講演内容
*ホワイトボード板書、および記入式の研修テキストを資料として配布
(1)キャリア構築とこれからの企業経営
①仕事の出来る人材はどのようなキャリアを経てきたか
・ビジネスパーソンが、年代ごとに取り組んでいく重要課題は、以下の通り。
20代
技術を身につける
30代
仕事ができる人材に
35-40代
マネジメント
50代
経営
・経営リーダーに必要なもの=心、マインド。経営者が立派=会社がうまく行く。
・日本人には、こころを伝える力が弱い、それを強化すること=EQ開発が必要。
②経営に影響を及ぼす4つの変化
・我々を取り巻くビジネス環境の変化を掴み、どのように課題を設定していくべきか。
❶ 技術の変化
❷ 競争の変化
❸ 市場の変化
❹ 意識の変化
❶ 技術の変化
:自社のコア事業に関連する技術も、業務一般に関連する技術もどんどん変化していく。
この変化に対応するためのキーワードは「デジタル化」と「現場」。
25-30歳の間に現場に出て、自身の技術を高める。どの現場を経験したかでその人材のスキルは左右される。
これからの人材には、海外経験などさせるべき。
❷ 競争の変化
:企業間の競争はグローバル化とともに、国をまたいで、またよりめまぐるしく変化している。
この変化に対応するためのキーワードは「競争優位性」。
強みを持つこと。個々の人材についても、これが必要。
❸ 市場(顧客)の変化
:市場のニーズや課題、ひいては個々のお客様の求めるものや経営課題も変化していく。
この変化に対応するためのキーワードは「顧客接点」。
顧客のいる現場をどれだけ経験できるか、お客様を担当できることの喜びを感じ、そこから
いかに学べるかがいつの時代のハイパフォーマーにも必要。
3. 講演内容①∼「海外グローバル人材育成の要件∼日本企業で成果を出す」
❹ 意識の変化
:ビジネスの世界においても、マインドや価値観が長期的、短期的に変化していく。
この変化に対応するためのキーワードは「モチベーション」。
現状、外国籍メンバーの方か日本人メンバーよりも高い傾向にある。
(2)成果と行動とコンピタンシーの関係
・成果とは何か?
⇒成果とは、売上、利益、そして何より、お客様の評価、である。
・成果を上げるために必要なことはただ一つ、①行動である。
・行動するためには、行動が出来るための能力(②ソフトコンピタンシー)が必要。
これは、1.体力、2.ノンバーバルスキル、3.EQを挙げたい。
・また根底には、③モチベーションが必須。
・
EQ(感情)がないとマネジメントは成り立たない。だが、日本ではなかなかEQの教育が
できていない。義務教育で教えていない。だからこそ、企業がその力を育てるしかない。
(3)EQヒューマンスキルの開発
<1>EQとは
・EQとはEmotional Quotientの略で、感情指数すなわち心の知能のことを言う。
・EQとは自分の感情を的確に把握し、その場に応じた適切な行動をとるために、自分の心を調整する能力
・EQが高い人間こそが、周りから好かれる人間
<2>7つの特性
・ハワード・ガードナーは、IQテストなど従来の知能測定法では、知能の一つの側面しか
とらえられないとして、「マルチプル インテリジェンス理論」を提唱。
・1.言語的知性、2.論理数学的知性、3.空間知性、4.身体知性、5.音楽的知性、
6.心内知性、7.対人知性の7つの特性を想定した。
・学校やIQテストでの能力、知能が、 1.言語的知性と2.論理数学的知性
・EQは、 6.心内知性と7.対人知性にあたる。
・国ごとに重要視される=開発すべきEQが違う
その国、文化特有の弱みを開発していく必要がある。
<3>EQとIQ
・IQよりもEQが人生における成功に貢献している。
・EQ能力が高いということは、①自分の心理状態を認識(自己認識)したうえで、②自分自身を
動機づけ(達成動機)、挫折を乗り越え前向きに生きていくこと。
③他人を理解し共感すること(共感的理解)で、良好な人間関係をつくり、本来の能力が発揮できる
環境づくりに優れているといえる。
・① 自己認識:ノンバーバルスキルを高める。リーダーが自己認識をすること=チームみんなに影響する。
「実るほど、頭を垂れる」
② 達成動機:何をしたいのか、考え、設定する力。創り上げる力。
③ 共感的理解:日本人の強い部分。相手のことを感じ・理解する。
結び
・企業が大学に入り、留学生に対して企業を理解する場を作るべきである
・これからのビジネスは、課題解決力を高めること。その前提として、課題を見つける力が大事。
ここで外国籍メンバーの力が必要になってくる
4
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