仕 様 書 1 2 3 件名 高エネルギービーム輸送ライン用電磁石電源の性能評価及び入替作業 数量 一式 目的 重粒子線がん治療装置(HIMAC)の高エネルギービーム輸送ライン電磁石電源更新の ため、本件では現用電磁石電源の性能評価・記録を行った上で移設し、新規製作した 電磁石電源に入れ替える作業を行う。 4 履行期限 平成26年8月29日(金) 5 6 履行場所 放射線医学総合研究所・本所 仕様 6.1 対象機器 本件が対象とする HIMAC 高エネルギービーム輸送ライン電磁石電源の機器名 称は以下の通り。 ① UL-BM-M01 ② VL-BM-D01 ③ VL-BM-D02 ④ VL-BM-M03 ⑤ VL-BM-D05 ⑥ VL-BM-D06 ⑦ BVC-BM-D01 ⑧ AVC-BM-D01 ⑨ LL-BM-D01 ⑩ LL-BM-D02 ⑪ CHC-BM-D01 6.2 現用電磁石電源の性能評価・記録 現用電磁石電源の移設に先立ち、その性能を測定・記録しておく必要がある。 6.1 に示した 11 台の現用電磁石電源に対して、出力電流値の精密測定、並びに 1 電流リップル測定等を実施すること。また、測定結果の詳細をまとめ、完成図書の 一部として提出すること。 6.3 現用電磁石電源の移設作業 現用電磁石電源の性能評価後、移設作業を行うこと。これら電磁石電源は将来 的に再利用することを想定しているため、電源の取り扱いに際しては細心の注意 を払うこと。作業内容は以下の通り。 (ア) 受電、負荷、制御配線の取り外し作業 (イ) 冷却配管の取り外し作業 (ウ) 電磁石電源の移設作業(指定場所に移設すること) (エ) 電磁石電源の養生作業(ホコリ等混入なきよう養生のこと) 6.4 新規製作した電磁石電源の据付・配線・配管作業 新規製作した電磁石電源は、重粒子線棟地下・高エネルギービーム輸送ライン 電源室内、若しくはそれに隣接する部屋に保管されている。これら新しい電磁石 電源を、現用電磁石電源が設置されていた位置に据付、配線・配管作業を行うこ と。作業内容は以下の通り。 (ア) 新規製作した電磁石電源を現用電磁石電源が置かれていた位置に移設し、 床面に固定する。 (イ) 受電、負荷、制御配線作業の実施。但し、ケーブル類は流用しても良いが、 不足する場合は必要なケーブルを用意すること。 (ウ) 冷却配管作業の実施。配管部材は流用しても良いが、不足する場合は必要 な配管部材を用意すること。 7 試験 作業完了後、以下の試験を実施すること。 イ) 受電、負荷、制御配線確認 受電、負荷、制御配線が正しく実施されているか確認すること。 ロ) 冷却配管の通水・耐圧試験 通水試験を行い、耐圧が得られていることを確認すること。 ハ) 制御試験 高エネルギービーム輸送ライン上位制御系システムにより電源を遠隔操作し、現用 制御系との通信に異常がないか確認すること。インターロックが正常に動作するか、 確認すること。 2 8 その他、製造にあたり以下の点に留意すること。 ① 原則として、本件における全ての作業は夏期定期点検期間(平成26年8月1日~2 9日)に実施すること。 ② 作業実施前に工程表、作業要領書、試験要領書等を提出し、放医研担当者の了 解を得てから製作に着手すること。 ③ 作業に必要な車両棟に入所が必要な場合は予め放医研担当者に連絡すること。 ④ その他、詳細については放医研担当者と協議し作業を進めること。 9 提出図書 以下の内容を含む完成図書を各4部提出すること。また、CAD データ等の電子ファイ ルもあわせて提出のこと。 (1)現用電磁石電源の性能記録 (2)作業記録 (3)配線図 (4)試験検査報告 10 その他 電磁石電源の詳細仕様に関する情報は契約後に提示するが、請負者は本業務 遂行にあたり知り得た情報を発注者の許可なくして第三者に開示してはならない。 また本件作業に起因して生じた1年以内の不具合に対しては、無償にて対応を 行うものとする。 部課名 使用者氏名 3 物理工学部 岩田 佳之
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