軽量コンパクト!アウトドア 照明用100 Wポータブル電源

120 Ah のバッテリで 10 時間
連続点灯 OK! 輝度調整
3000:1 で色変化もわずか
本
設計格
!
軽量コンパクト! アウトドア
照明用 100 W ポータブル電源
登地 功
Isao Toji
▶イラスト 100 W クラスの高出力 LED ド
ライバ作りにチャレンジ!
● アウトドア照明用 LED ドライバを製作する
LED 照明は,家庭用照明器具を中心に市場が拡
大しています.
本章では,停電時の非常用照明や工事現場の作業
灯など,12 ∼ 24 V のバッテリ電源で動作する大型
の LED 照明器具を念頭に,100 W クラスの高出力
LED ドライバを製作する方法を解説します.
製作した LED ドライバは,バッテリの容量により
PR =38mWなので100mWのチップ抵抗で十分
ますが,100 % 点灯だと,12 V のときは 10 A くら
い流れるので,20 Ah のバッテリで 1 時間連続点灯,
120 Ah のバッテリで 10 時間連続点灯できます.光
量を絞れば,長く点灯できます.10 % くらいでも
明るいので,20 Ah でも一晩使えます.非常時でも,
食事中は明るくして,就寝中は薄く点灯しても,長
く使えて安心でしょう.
PR =30Wなので放熱が難しく電力も無駄になる
R
R
3.33Ω
380Ω
I F =3A
I F =10mA
Vin 5V
VF =1.2V
R=
Vin−VF
IF
=
Vin 48V
(12V×4)
VF =38V
PLED =114W
3.8V
=380Ω
10mA
PR = I 2R =0.012×380=38mW
(a)インジケータ用の小型LED
R=
Vin−VF
IF
=
10V
≒3.33Ω
3A
PR = I 2R =32×3.33≒30W
(b)照明用の高出力LED
図 1 抵抗で LED の電流を制限できるのは定格 3 W 以下のタイプ
(それ以上では図 3 の定電流回路を利用するのがいい)
(b)では,V F が 30 V 以上なので 12 V や 24 V のバッテリで駆動できない.48 V 程度のバッテリを使えば駆動できるが電流制限抵抗方
式では損失が大きく調光も難しい
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2015 年 1 月号