テクニカル分析 - 三菱UFJ証券 - 三菱UFJフィナンシャル・グループ

2015 年 3 月 11 日
投資情報部
テクニカル分析 / マンスリー
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト
No.133
エクイティリサーチ転載レポート
コモディティ
(原油相場):ドル一段高に連れて原油安が再開か
(金相場):2011 年からの下落(A)波の最後の下落局面か
米国株
指数ごとに高値日が異っており、これは相場全体にとっての天井サイン
アジア新興市場
(上海総合指数): 1 月高値(3406)から(C)波の弱気相場入りか
(香港ハンセン指数):23500 割れで、より大きな調整入りの可能性が高
まる
(台湾加権指数):2014 年高値(9593)とダブルトップ形成か
(韓国総合株価指数):今後は C-3 波の下落局面へ
(ムンバイ SENSEX 指数):初めて 3 万の大台に乗せたが、目先的にも調
整入りの可能性がある
米国長期金利
10 年長期金利は目先、2.34%~2.51%へ上昇する可能性がある。2.51%を
上回ると 3%超への金利急騰も
日本長期金利
10 年長期金利は 0.5%~0.69%がターゲット
ドル/円
三角保ちあいを上放れ、短期的にも 1 ドル=124.14 円を目指す。それを
以て、2011 年 10 月からの円安(A)波は終了へ
ユーロ/ドル
パリティ相場に現実味
ユーロ/円
当面は 128.50~125.50 円がターゲット
日経平均・TOPIX
REIT 指数の弱さは株式相場の調整を暗示している。日経平均は短期的
にも、大きな調整局面に入る可能性がある
巻末に重要な注意事項を記載していますので、ご参照下さい。
宮田 直彦
チーフテクニカルアナリスト
エクイティリサーチ転載レポート
本資料に関するお問合せは、
三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券
の最寄の店舗までご連絡ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
コモディティ
[WTI 原油先物価格]
(波動分析)
WTI 原油先物価格については、2014 年 6 月高値(107.73 ドル)からの 3-iii 波(サード・
オブ・サード)という急落局面が 43.58 ドル(1/29)で終わり、それ以来、3-iv 波のリバ
ウンドに入ったとみている。その上値メドは、3-iii 波に対する 23.6%~38.2%戻り
(58.72~68.09 ドル)である。これまでのところ、戻り高値は 54.24 ドル(2/3)。
現行のリバウンドの後に続くのは、3-v 波の下落局面であり、WTI は 2008 年安値の
32.40 ドルを試す展開が想定される。この下落局面を以て、(C)-3 波は終わることに
なる。
WTI において、1 月からのリバウンドは不十分にみえる。しかし北海ブレント原油を
みると、昨年 6 月からの下落に対して 23.6%戻り(61.40 ドル)を十分に戻しており、
リバウンド終了の可能性がある(図表 1)。WTI においても、リバウンドは既に終わっ
たのかもしれない。
図表 1:北海ブレント原油は節目までリバウンドした
(ドル)
125
120
'13/8/29
118.59
ii
図表 2 : ドルの一段高に連れて原油安が再開か
110
110
105
105
指数
'14/6/20
107.73
'13/8/28
112.24
2
115
115
95
95
95
85
90
0.764
北海ブレント原油価格 日足
55
北海ブレント原油は
iii波下落分の
23.6%を戻した
50
3/2
63.04
40
14/4
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
14/8
iV
50
14/11
80
45
iii
15/3
35
43.58
'15/1/29
ドルインデックス (右軸)
40
(年/月)
35
14/1
85
55
44.61
’15/1/13
13/9
iv?
65
60
45
30
13/6
既にリバウンドは終わり
原油安再開の可能性がある
70
0.236
60
90
WTI原油先物価格 日足(左軸)
75
75
65
i
85
80
80
70
100
ii
100
i
100
90
(ドル)
120
'14/6/19
115.77
iii
v
(年/月)
30
13/6
13/9
14/1
14/4
14/8
14/11
3
75
15/3
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
ドルの一段高に連れて原油安が再開か
足元、米ドルインデックスが一段と上昇基調を強めている。これは米金利の上昇を
反映するものといえる(図表 2)。米金利は目先でさらに上昇する可能性が高いが、そ
うなれば、ドル高も進むだろう。
2
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
昨年後半からの原油急落の要因は様々だが、基本的には、米ドル高の裏返しとして
原油価格が下がってきたと考えていいだろう。つまり、米ドルに頭打ち感が出ない
限りは原油価格も底入れしにくいであろう。
1 月の米国の株式相場はアップダウンが激しかった。しかし、2 月からは一転して上
昇基調となった。その理由のひとつには、原油価格の反発により、株式相場に安心
感が広がったことがあるだろう。
しかしこの 3 月は、原油安に対する不安心理が再燃しやすく、この場合は米株式相
場に 1 月のような荒っぽい値動きが戻ってくることになろう。
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
3
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
[NY 金先物価格]
原油相場に対する見方と同じように、米ドル高が続く限りは金価格も弱い動きとな
ろう。これまで、3 年間の下落局面(A)波は昨年 11 月の 1131 ドルで終わり、以降で(B)
波のリバウンドに入ったとみていたが、その判断は少し早かったかもしれない。
(波動分析)
NY 金先物価格は、2011 年高値(1921 ドル)からの(A)波(5 波構成)がまだ続いていると
みられる。2013 年 8 月高値(1433 ドル)を起点とする(A)-5 波目は、下降ダイアゴナル・
トライアングルを形成している。
今年 1 月高値(1307 ドル)からは、5-v 波の下落局面に位置づけられ、それは昨年 11
月安値(1131 ドル)を下回る可能性が高いだろう。下値メドとしては、1044 ドル(2010
年 2 月安値)や 1032 ドル(08 年 3 月高値)などだろう。
この最後の下落局面を経て、ようやく(A)波は終わり、以降で(B)波のリバウンドに入
ることになろう。この(B)波は差し当たり、ダイアゴナル開始水準の 1433 ドルへ急反
発するだろう。
なお、この先に 1307 ドルを抜けると、金価格は底入れと判断される。
図表 3:当面最後の下落波動が進行中とみられる
2000
図表 4 : ダイアゴナル・トライアングル
’11/9/6
1921
(ドル/ トロイオンス)
8年サイクル
高値
2
'12/10/5
1796
(2)
1800
NY金先物価格 (週足)
1600
1
1400
'13/8/28
1433
(1)
4
1532
'11/9/26
'15/1/22
1307
(4)
1180
'13/6/28
1200
'08/3/17
1032
3
1157
10/7/28
1044
'10/2/5
1000
5
(A)
(3)
ダイアゴナル・
トライアングル
8年サイクル
始点
800
2
1131
'14/11/7
1
3
682
'08/10/24
600
2008
2009
2010
2011
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
4
4
2012
2013
2014
5
(5)
2015
出所:MUMSS 作成
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
米国株式
指数間でみられるダイヴァージェンス
NY ダウ工業株 30 種平均(ダウ平均)は、3 月 2 日に史上最高値(18288 ドル)を付けた。
これで、高値から 10%以上の調整が一度もみられない「反落なき上昇」は、通算 3 年 4
ヵ月となった(2011 年 10 月が起点)。これは、歴代 3 位の長さに並ぶ記録である。
ただ、S&P500 のここまでの最高値(2119)は、2 月 25 日に付けており、今月はまだ高
値更新とはなっていない。
ここにきて、主要インデックスごとに、高値を付けた日が微妙にずれ始めている。
ナスダック総合指数の直近最高値の日(3/2)はダウ平均と同じだが、ダウ公共株平均
の高値は 1 月 28 日、輸送株平均の高値は昨年 11 月 28 日に付けている。
このような、指数ごとに高値を付ける日が異なるダイヴァージェンスは、マーケッ
ト全体にとっての天井サインである。
抵抗線に達したNYダウ コンポジット平均
NY ダウ コンポジット平均(以下コンポジット平均)は、工業株と輸送株、そして公共
株を合成したもので、S&P500 と同じく、相場全体の動向を表すインデックスである。
コンポジット平均の log チャートをみると、現在の水準は、1999 年と 07 年の高値を
通る長期上値抵抗線に達しており(図表 5)、現在の水準付近が重要な高値になる可能
性を示している。
図表 5:長期の上値抵抗線に達したコンポジット平均
図表 6 : ネックラインを試している
6700
7000
6000
6600
11/28
6493
5000
6500
'14/12/29
6584
2/24
6549
4000
6400
3000
6300
2000
6200
'14/9/19
6184
NYダウ コンポジット平均
四半期足 log
5900
700
NYダウ コンポジット平均 日足
5800
5700
1990
6223
'15/2/2
6000
1000
1985
6176
12/17
6100
1995
2000
2005
2010
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015
5600
14/09/02
'14/10/15
5667
14/11/02
15/01/02
15/03/02
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
5
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
2007年はコンポジット平均がS&P500より先に天井を付けた
なおコンポジット平均が最高値を付けたのは、昨年 12 月 29 日であり、
これは S&P500
の高値の 2 ヵ月前だ。
住宅バブル天井の 2007 年当時は、コンポジット平均の高値は 7 月だが、S&P500 の
高値は 10 月だった。常にそうなるわけではないが、少なくとも 07 年の天井のとき
に際しては、コンポジット平均が S&P500 の先行指標であった。
今回も 2007 年のときのように、コンポジット平均が S&P500 に先んじて高値を付け
た可能性があり、今後の動向が注目される。
コンポジット平均はネックラインを試している
コンポジット平均の日足をみると、それは現在、ヘッド・アンド・ショルダーズの
ネックラインに接近している(図表 6)。
今年 2 月安値(6223)を切れると、コンポジット平均はネックラインから明確に下放れ
ることになる。そうなると、米国株の「反落なき上昇」はついに終わり、規模の大き
な調整に入る可能性が高い。
6
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
アジア市場
(中国本土)
図表 7:上海総合指数 (月足・log)
2008 年からの(B)波「フラ
ット」を経て、(C)波の下
落トレンドを想定
(B)
3 月第 1 週には週間 MACD
がデッドクロス(2014 年 6
月以降では初)
A
3406(1/23)を起点に、(C)
波の下落トレンドに入っ
た可能性がある。もしそう
なら、今後は 2008 年安値
(1664)を 下 回 る 弱気 相場
となろう
C
B
(A)
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
(香港)
当面のサポートレンジは
24119~23512
図表 8:香港ハンセン指数・一目均衡表(月足)
(III)
C(B)
A
23500 を割れると、より大
きな調整に発展する可能
性が高い
長期サポートライン
B
(A)
MACD
RSI
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
7
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
(台湾)
図表 9:加権指数・一目均衡表 (月足)
C(B)
月間 MACD はデッドクロ
ス接近
A
2014 年高値(9593)とダブ
ルトップを形成か
B
(A)
MACD
RSI
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
(韓国)
図表 10:韓国総合株価指数・一目均衡表(月足)
B
2014 年 7 月高値(2093)を
起点に、C 波の下落が進行
中とみられる
目先は 2010~2050 へのリ
バウンドを経て、次の下落
波動(C-3 波)が発生しよう
A
C
MACD
RSI
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
8
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2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
(インド)
図表 11:ムンバイ SENSEX30 種・一目均衡表(月足)
今月、指数は一時 3 万の大
台に乗せた
もっとも、指数は長期上昇
トレンド・チャネルの上限
に達しており、目先的にも
調整入りの可能性がある
cB
チャネル上限を
試している
a
(1)
b
A
MACD
RSI
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
(日本 VS アジア)
図表 12:対アジア株式市場の日本株パフォーマンス
250%
4.1
日本株はアジア新興市場
に対し 2012 年 10 月に底打
ちし、以降で中長期ターム
のアウトパフォーム・トレ
ンドが進行中
(倍)
3.6
200%
3.1
MSCI JAPAN / MSCI アジア新興市場
(ローカル通貨、左軸)
2.6
150%
2.1
100%
1.6
52週線
1.1
50%
0.6
0%
0.1
52週かい離線 (右軸)
(0.4)
2000
-50%
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
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9
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
米国長期金利
米10年金利は目先、2.34%~2.51%へ上昇する可能性
米長期金利は上昇のときを迎えている。
米 10 年長期金利は 2 月から上昇に転じ、3 月 6 日の米雇用統計発表を受けて一段と
上昇。この日、前回マンスリーで当面の上値とみていた 2.18%をブレイクし、一時
2.2575%を付けた。
これから米 10 年長期金利はリバウンド基調を一段と強めそうだ。目先的にも、昨年
1 月からの金利低下に対し 50%~61.8% (2.3436%~2.5107%)を目指す展開となろう。1
月 30 日(1.6357%)から 2 月 18 日(2.1625%)までの金利上昇幅を、2 月 26 日の 1.9273%
に加算した N 計算では、2.4541%という水準が得られる。
図表 13:米 10 年金利は 2.34~2.51%を目指す展開へ
3.25
図表 14 : 金利の上限は 120 ヵ月 MA
18
(%)
'14/1/2
3.0516
2500
(%)
16
米10年長期金利 (左軸)
3
B
4/2
2.8081
S&P500 (右軸)
7/3
2.6868
a
2.75
c (X)
61.8%
A
2.568
2/3
B
2.25
50%
C 2.4006
5/29
2/18
2.1625
b
2.3011
8/15
2
2000
120ヵ月MA
12
11/7
2.3964
2.5
14
2.34~2.51%が
目先ターゲット
9/19
2.6529
2.51
1500
10
2.34
8
1000
6
米10年長期金利 (日足)
1.8622
10/15
1.75
A
1.9273
2/26
4
500
2
1.6357
'15/1/30
(年/月/日)
1.5
13/11/29 14/01/28 14/03/27 14/05/26 14/07/23 14/09/19 14/11/18 15/01/15
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
C
0
0
80
85
90
95
00
05
10
15
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
2.51%を抜いた場合は3%超への金利急騰も
このように、米金利の今後の上限としては 2.51%が適当であるとみられる。しかし、
もしも 2.51%をも抜けたなら、どうみるべきか。
この場合は、2012 年の 1.3790%を起点とする(A)-(B)-(C)パターンの金利上昇において、
(C)波の金利上昇が、今年 1 月の 1.6357%から始まったとみるべきだろう。すると、
10 年金利は 3%か、それをやや上回る水準への上昇があり得る。
過去およそ 20 年にわたり、米 10 年金利は 120 ヵ月移動平均線(MA)が上昇の限界と
なってきた。現在、120 ヵ月 MA のレベルは 3.228%である。米 10 年金利の 2.51%越
えは、120 ヵ月 MA への道を開くことになろう。
10
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
日本長期金利
長期金利は目先で0.5%~0.69%を目指す
日本 10 年長期金利は 0.195%(1/20)から、大きなリバウンド局面に入っている。それ
は、昨年秋以降の急ピッチな金利低下に対する反動であるとともに、2 月からの米金
利上昇も影響しているだろう。
日本 10 年長期金利は目先、0.5%~0.69%へ向けた上昇となりそうだ。それは、2013
年 5 月(1%)からの金利低下幅に対し、38.2%~61.8%戻りレンジのことである。
注目される40ヵ月MA
2.5 年サイクルによれば、金利の最終トラフは今年の 10 月頃に付けるとみられる(た
だ 1 月の 0.195%というのは、下がり過ぎのように思われ、今年 10 月の金利トラフが
0.195%を下回るかは微妙だろう)。金利が持続的な上昇基調に入るのは、今年 10 月
以降、すなわち次の 2.5 年サイクルに入ってからだろう。
この先注目すべきは、40 ヵ月移動平均線(MA)である。2008 年 7 月以降で、強い上値
抵抗線としての 40 ヵ月 MA(今月は 0.675%であり、これは上記 0.69%に近い)を大き
く抜けない限りは、金利が上昇トレンドに入ったとはいえず、大きなリバウンドの
域を出ない。
しかし、10 年長期金利が 40 ヵ月 MA を明確にブレイクするようなら注意したい。そ
れは長年にわたる金利低下トレンドが終わったというシグナルである。40 ヵ月 MA
のブレイクは、2006 年から形成された下降ダイアゴナル・トライアングル上辺を抜
けることをも意味し、2%をターゲットに、金利上昇が始まったことを示唆する。
図表 15:当面は 0.5~0.69%を目指す
図表 16:リバウンドは 40 ヵ月 MA 付近までか
(%)
2.75
1.1
(%) '13/5/23
1.00
1
10年長期金利 (日足)
06/5/10
2.005
04/6/17
1.94
61.8%
(0.69%)
12/30
0.74
0.8
「15年デフレ」の
上限
(年/月/日)
99/8/26
2.04
2.25
0.9
日本10年長期金利 (月足)
99/2/3
2.44
08/6/16
1.895
1.75
0.7
9/17
0.58
0.6
0.5
0.58
13/11/8
2/16
0.45
38.2%
(0.50%)
ダイアゴナル
トライアングル
11/2/11
1.350
1.25
1.165
05/6/30
1.215
08/3/26
13/5/23
1.00
40ヵ月線
1.02
01/3/21
0.820
10/10/6
0.75
0.4
0.64
98/9/18
0.3
0.325
2/26
0.315
13/4/5
0.43
03/6/11
0.25
0.195
15/1/20
0.2
0.195
'15/1/20
(年/月/日)
0.1
13/05/01 13/08/13 13/11/25 14/03/07 14/06/19 14/10/01 15/01/14
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2.5年サイクル
2015年
10月頃
-0.25
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
11
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
ドル/円
(波動分析)
1 ドル=75.35 円(2011 年 10 月)からの上昇 5 波構成において、第 5 波目の上昇(13 年
10 月の 96.57 円が起点)は、延長(エクステンション)している。
昨年の 12 月 8 日・121.85 円からは三角保ちあいを形成、この部分は、第 5 波中第 iv
波に位置付けられる。
そして今やドル/円は、保ちあいの上限を明確に上回った。3 月 10 日には一時 1 ドル
=122.03 円と、2007 年 7 月以来のドル高・円安となった。
足元のドル高・円安は、第 5 波中第 v 波、すなわち(A)波における最後のドル高・円
安とみられる。そうであれば、短期的にも、数年来のターゲットである 1 ドル=124.14
円注 1 を達成しよう。
そしてそれは、
2007 年 6 月以来の 8 年サイクルの円安ピークを意味するものである。
注1
2007 年 6 月 22 日の水準。水準的にはダイアゴナル・トライアングルの始点であり、日柄的には現
行 8 年サイクルが始まったところである。
図表 17:2011 年からの円安(A)波は最終局面
1ドル=円
126
124
122
120
118
116
114
112
110
108
106
104
102
100
98
96
94
92
90
88
86
1
84
82
80
78
76
74
75.35
72 11/10/31
70
68
66
11/10/03 12/03/21
図表 18 :短期的にも 124.14 円を目指す展開へ
v5(A)
14/12/8
121.85
ドル/円 (日足)
波動カウント
3
円安トレンド終了へ
14/12/8
121.85
iii
12/23
120.83
122
2/11
120.48
120
i
118
5波延長が
始まったところ
ii
93.79
13/6/13
v5(A)
1ドル=円
124
iv
14/1/3
105.44
126
iii
4
iv
100.82
14/5/21
115.57
12/16
114
115.86
15/1/16
96.57
13/10/8
2015年3月頃
118.16
2/16
116
ドル/円 日足
112
110
10ヵ月サイクル
2
108
77.13
12/9/13
106
105.23
14/10/15
(年/月/日)
12/09/07
13/02/26
13/08/15
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
14/02/03
14/07/23
15/01/09
15/06/02
104
14/10/01
14/11/05
(年/月/日)
14/12/10
15/01/14
15/02/18
15/03/15
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
目先の円安の後は大きな円高へ
2011 年からのドル高・円安トレンド・(A)波が終わると、その後には、(B)波の円高
が続くことになる。それは短くても数ヵ月、長くなれば 1~2 年の期間になろう。
(A)波の通算の円安スケールはおよそ 50 円幅という大きさであり、当然、(B)波のカ
ウンタートレンドは大きくなる。(B)波は(A)波の円安に対して 38%~62%を戻すとみ
られ、値幅的にそれは、およそ 20~30 円規模の円高に相当する。
12
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
(B)波円高のターゲットは100.82円
また、エリオット波動の教えるところによれば、今回のように第 5 波が延長した場
合、カウンタートレンドは延長が始まった水準まで続くという。すると、(A)-5 波延
長が始まった、昨年 5 月 21 日の 100.82 円が、(B)波円高のメイン・ターゲットとい
うことになる。
図表 19:2023 年までの展開イメージ
60
11年10月31日
75円35銭
(円)
70
80
ダイアゴナル・
トライアングル
円の対ドル相場
(V)
円高
3年間続いた円安に対する
カウンタートレンド
90
(B)
100
110
円安
120
130
124円14銭
07年6月22日
パターン開始水準
(124円14銭)
(IV)
(A)
(C)
140
8年
150
2007
2009
2011
8年
2013
2015
2017
2019
2021
2023
出所: Bloomberg より MUMSS 作成
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
13
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
ユーロ/ドル
図表 20:パリティ相場に現実味
1.8
1.6
図表 21:長期サポートラインを試す動き
(1ユーロ=ドル)
(1ユーロ=ドル)
ユーロ/ドル (月足)
ユーロ/ドル 月足 log
08/7/15
1.6038
78/10/30
1.5200
92/9/2
1.4899
1.5
1.4
1.2
1.0
1.2
0.9
1
0.8
目先的にも
1ユーロ=1ドルを
達成か
0.8
0.8230
00/10/26
0.7
このラインは
今月1.03ドルに
位置する
0.6444
85/2/26
(年)
0.6
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16
出所: Bloomberg より MUMSS 作成
1975
1979
1983
1987
1991
1995
1999
2003
2007
2011
2015
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
パリティ相場に現実味
ユーロ/ドルは 1 月下旬から 1 ヵ月余り、1 ユーロ=1.1~1.15 ドルで横ばいとなってい
たが、2 月終りからは下げトレンドを強め、
足元では 1.1 ドルを明確に下回っている。
ユーロ/ドルの log チャートにおいて、1985 年と 2000 年の安値を通る長期サポートラ
インを引くと、それは今月 1.03 ドルに位置する。このサポートラインを、目先的に
も試しに行くのではないか。1 ユーロ=1 ドル相場(パリティ)は 2016 年に来ると想定
していたが、どうやら前倒しで現出されることになりそうだ。
米金利と米ドルの上昇が続く限り、ユーロ安も続くだろう
ヘッジファンドは過大なユーロ売りポジションを保有し続けており、それは将来の
ユーロ買い要因である。しかし、ユーロ買い戻しの時期がいつなのか、という点が
わからない。それは明日にも始まるかもしれないが、もしかしたら 1 年先かもしれ
ない。
現時点において、需給要因よりも重要とみられるのは、今月のユーロ安が米金利上
昇=米ドル高と密接にリンクしている、ということだろう。つまり、米金利の上昇
とドルインデックスの上昇に歯止めがかからない限り、ユーロ安も終わることはな
いだろう。そして、ユーロ売りのポジションも当面は維持され続ける、とみるべき
だろう。
14
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
ユーロ/円
図表 22: 26 週 MA マイナス 10%が当面の下値メド
図表 23: 128.52 円が黄金分割のサポート
150
(1ユーロ=円)
0.382
ユーロ/円 (週足)
140
10%
14/12/8
149.78
13/12/27
145.69
20%
13/5/22
133.80
26週線 136.23
14/2/4
130
0%
128.52円
120
-10%
-30%
110
ユーロ/円と26週移動平均線のかい離
100
97.04
12/1/16
-40%
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
0.618
これより下は
ユーロ下がり過ぎ
円は上がり過ぎと
いえる
-20%
118.73
13/2/25
12/3/21
111.44
C
124.97
13/6/13
90
2012/1/6
2015
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
94.12
12/7/24
2012/7/6
(年/月/日)
2013/1/4
2013/7/5
2014/1/3
2014/7/4
2015/1/2
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
ユーロ/円は再び下値模索
ユーロ/円は 130.15 円(1/26)から反発の動きとなったものの、136.70 円(2/11)からは再
び下落。3 月 10 日には 130 円を割り込み、2013 年 8 月以来の安値水準となった。
26週MAからマイナス10%が当面の下値
2010 年以降でみるとユーロ/円は、26 週移動平均線(MA)からのかい離が、マイナス
10%付近まで拡がると底入れしてきた。
現在、26 週 MA からのかい離は、マイナス 7%程度まで拡がっている。現在の 26 週
MA は 139.40 円程度なので、そこからマイナス 10%かい離するレベルは、1 ユーロ
=125.50 円程度となる。少なくともこの 5 年間のパターンでいえば、26 週 MA かい
離がマイナス 10%より拡がるようなら、円は対ユーロで上がり過ぎということにな
る。
黄金分割のサポートは128.52円
加えて、2012 年からのユーロ高に対する 38.2%押し・128.52 円は、注目サポートレ
ベルといえる。
前回マンスリーで書いたように、ユーロ/円は長期的なピークを付けた可能性が高い。
もっとも、128.50~125.50 円で当面の底入れとなるのではないか。
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
15
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
日経平均・TOPIX
東証REIT指数は軟調な動きが続いている
1 月下旬から、東証 REIT 指数が軟調な動きである。1 月 19 日高値から 2 月 3 日の安
値まで約 10%下げた後、2 月末にかけて値を戻したが、既に戻りは一巡したようにみ
える。チャート的には、下落第二幕入りとなっておかしくないところである。
図表 24:REIT 指数は軟調な動き
図表 25:REIT の動きが TOPIX に先行
2100
1
'15/1/19
2005.07
2000
0.9
2/27
1940.15
東証REIT指数 日足 (左軸)
1900
0.8
0.7
(%)
0.6
1800
1799.08
2/3
0.5
1700
0.4
0.3
1600
1595.39
'14/10/17
1500
14/10/1
日銀緩和第二弾
(10/31)
日本10年長期金利
( 右軸)
0.2
0.1
14/11/1
14/12/1
15/1/1
15/2/1
出所: Bloomberg より MUMSS 作成
15/3/1
2300
2200
2100
’13/4/5
2000
1900
1800
1700
1600
1500
1400
1300
1200
1100
1000
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
13/01 13/04
'15/1/19
5/23
2.3
REITの高値から
32営業日後に
TOPIXは高値を付け急落
2.1
東証REIT指数 (左軸)
1.7
1.9
1.5
1.3
1.1
TOPIX (左軸)
(%)
0.9
0.7
0.5
日本10年長期金利 (右軸)
0.3
0.1
13/07
13/10
14/01
14/04
14/07
14/10
15/01
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
2年前にもあった「金利上昇・REIT下落」
今回、特に注目すべきは、REIT 指数の下落が長期金利の上昇とリンクしている、と
いうことである。というのは、今回と同様の動きが 2 年前にもみられたからだ。当
時、2013 年の 4 月 4 日に日銀緩和第一弾が打ち出され、翌 5 日には長期金利が底入
れし、REIT 指数は天井を付けた。この日から 5 月 23 日までの 32 営業日の間、長期
金利は上昇し、同じ期間で REIT 指数は約 20%下落した。そして、10 年長期金利が
1%でピークアウトした 2013 年 5 月 23 日には、日経平均が 1143 円も急落した。
REIT指数の弱さは株式相場の調整を暗示か
このように 2 年前の動きは、REIT 指数が、株式相場全体にとっての重要な先行指標
のひとつになり得ることを示している。そうだとすると、REIT 指数の弱さは、株式
相場全体の調整が迫っている暗示と考えられる。
なお 2 年前には、REIT 指数の高値日から 32 営業日目が日経平均と TOPIX の高値だ
った。今回の場合、REIT 指数の高値日から執筆時点注 2 までは、既に 32 営業日が経
過している。
16
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
日柄的に、株式相場はいつ調整に入っておかしくないとみられ、目先の動向に注意
を払う必要があろう。(3/6 付テクニカル分析メモ《REIT の弱さが示唆するものとは?》より、図表
をアップデートしたものを再掲)
注2
執筆は 3 月 5 日。なお、日経平均が年初来高値(18979 円)を付けた 3 月 6 日は、REIT の高値日(1/19)
から 33 営業日が経過する時点に当たる。
日経平均の波動分析
日経平均については、以下に示す 2 通りの波動カウントがあるように思われる。い
ずれかの波動カウントを採用するかは現時点で判断が難しいが、いずれにしても日
経平均の大きな調整が接近しているとみられる。
(優先波動カウント・図表27)
2011 年 11 月安値(8135 円)を起点とする上昇 5 波動のうち、第 5 波目の上昇が 14 年 4
月安値(13885 円)から進行。そこには、第 5 波に特有なパターンとしてのダイアゴナ
ル・トライアングル(以下ダイアゴナル)が現れている。ダイアゴナルは上昇トレン
ドの終了を暗示しており、ひとたびトレンド転換となれば、株価はダイアゴナル開
始水準まで速やかに戻していくことになる。
TOPIX の足元の高値は、ダイアゴナル・トライアングル上限に達しており、ピーク
アウトの可能性がある(図表 26)。
第 5 波の完成を以て、プライマリー級の上昇トレンド(1)波が完了し、以降ではプラ
イマリー(2)波の調整に突入しよう。
プライマリー(2)波の最小下値メドはダイアゴナルの始点であり、
日経平均では 13885
円、TOPIX では 1121 が最小ターゲットである。
図表 26:昨年 4 月から最終上昇波とみられる
1600
1500
図表 27:プライマリー(2)波の急落が接近か
5 (1)
TOPIX 日足
20,000
(円)
18,000
iii
天井パターンとしての
ダイアゴナル・トライアングルが
形成されている
v
ダイアゴナル・
トライアングル
日経平均(週足)
優先波動カウント
v
5
(1)
iii
b
3
iv
i
16,000
1400
1300
ii
14,000
i
iv
c
13885
'14/4/11
(2)
1
1200
10,000
ii
1100
4
a
12,000
1121.50
'14/4/14
1000
13/12/2 14/1/21 14/3/12
4
14/5/1
8,000
14/6/20
14/8/9
14/9/28 14/11/17 15/1/6
出所: Bloomberg より MUMSS 作成
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
15/2/25
8135
'11/11/25
6,000
11/10
2
12/04
12/10
13/04
13/10
14/04
14/10
15/04
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
17
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
上昇局面の最後(第 5 波)においてはしばしば、様々なテクニカル・オシレーターとの
間で弱気ダイヴァージェンスがみられる。たとえば TOPIX と騰落レシオの間にも、
過去 8 ヵ月にわたっての弱気ダイヴァージェンス(TOPIX が高値を切り上げながら、
レシオは高値を切り下げる動き)が確認できる(図表 28)。これは、現在の波動位置が
第 5 波であることを示すものと考えられる。
図表 28:第 5 波に弱気ダイヴァージェンスがみられる
1750
第5波に特徴的な長期にわたる
弱気ダイヴァージェンス
図表 29:ダイアゴナル・トライアングル
5 (5)
5
290
3
270
1500
1
250
TOPIX (左軸)
3
(3)
230
1250
4
210
4
190
1000
2
(%)
1
170
150
750
2
(4)
130
110
500
(1)
90
70
250
騰落レシオ (右軸)
70%ライン
0
2012/4/2
50
(2)
30
2012/10/2
2013/4/2
2013/10/2
2014/4/2
2014/10/2
出所: Bloomberg より MUMSS 作成
出所:MUMSS 作成
(代替波動カウント・図表31)
2013 年末高値(16320 円)でプライマリー(1)波は終わり、昨年 4 月に付けた安値(13885
円)を以てプライマリー(2)波が終わった。以来、プライマリー(3)波の上昇トレンドに
入った、というのがこの波動カウントである。
プライマリー(3)波は、インターミディエイト級の 5 波動(1-2-3-4-5)に分かれる。今は
インターミディエイト 1 波が終わったか、終わりつつあるところとみられる。
日経平均が目先まだ上値試しの動きが続くなら、1 波の天井は 19204 円付近だろう。
19204 円というのは、1989 年高値(38957 円)から 2008 年安値(6994 円)までの下落に対
し、38.2%戻りの水準である。
この波動カウント通りなら、次の調整局面はインターミディエイト 2 波ということ
になる。その下値メドとしては、1-iv 波安値の 16592 円(1/16)付近が適当である。ま
たこの水準は、昨年 10 月末の日銀緩和第二弾で空けた、「日銀ギャップ」(16533~16720
円)に相当する。このギャップこそ、日経平均にとっての強力なサポートレベルであ
り、この波動カウントの生命線でもある。
18
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
図表 30:日経平均・黄金分割の節目は 19204 円
図表 31:代替カウント:調整は「日銀ギャップ」まで
20,000
45000
40000
1
(円)
v
'89/12/29
38957.44
18,000
35000
iii
'13/12/30
16320
5
3
日経平均四半期足
(1)
16,000
0.618
30000
25000
4
19204円
0.382
12,000
15000
1
c
(2)
2
iv
ii
a
14,000
20000
i
b
16592
'15/1/16
13885
'14/4/11
上昇(3)波の起点
10,000
10000
5000
0
1989
8,000
6994.90
'08/10/28
1992
1995
1998
2001
2004
2007
2010
2013
出所: Bloomberg より MUMSS 作成
2016
2019
8135
'11/11/25
6,000
11/10
日経平均(週足)
代替波動カウント
2
12/04
12/10
13/04
13/10
14/04
14/10
15/04
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
調整規模の大小を左右する日銀ギャップ
以上、二通りの波動カウントを示した。これらカウントの見極めは、日銀ギャップ
が鍵を握る。
今年 1 月中旬にかけての下値試しのときがそうであったように、この先の下値試し
においてもギャップを埋め切れないということなら、その後の日経平均は非常に強
い動きとなろう。すなわち、プライマリー(3)波中のインターミディエイト 3 波、
「サ
ード・オブ・サード」というダイナミックな強気相場がやってこよう。
反面、ついにギャップが埋められたなら、それをひとつの契機に日経平均の下落基
調が強まり、最終的には 14000 円割れとなろう。このとき、市場センチメントは総
悲観となっているだろう。しかし、そこからはプライマリー(3)波の強気トレンドが
始まることになる。
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
19
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
東証 33 業種パフォーマンス(2012 年 6 月 4 日~2015 年 3 月 10 日まで)
240%
229.4%
220%
200%
’12年6月4日(TOPIXの'90年以降最安値)からの騰落率
185.1%
180%
150.5%
151.8%
149.8% 149.0%
160%
143.4%
134.4%
130.6%
129.2% 128.5%
124.2%
119.2%
125.0%
119.5%
117.0%
140%
120%
100%
113.5%
111.1% 107.8%
102.2%
103.8%
99.6%
100.3%
98.4%
91.5%
87.8%
82.3%
80%
68.5% 66.4%
60%
65.4%
51.1%
47.6% 46.0%
40%
33.9%
20%
0%
出所:Bloomberg より MUMSS 作成
投資主体別売買動向
40000
(億円)
30000
20000
二市場1・2部売買代金差額
(左棒グラフ)2013年10月~2014年3月第4週
(中央棒グラフ)2014年4月~2014年9月第4週
(右棒グラフ)2014年10月第1週~2015年2月第4週
(出所)東京証券取引所調べ、MUMSS作成
10000
0
-10000
-20000
-30000
-40000
-50000
20
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
エリオット波動の基本
①
(5)
楽観
二流株上昇
材料陳腐化
売買高減少
基本パターンと
5
(B)
2
3
(3)
波動の「個性」
ファンダメンタル改善
ムード一転・様変わり
売買高急増
3
通常最長の波
5
b
4
1
1
3
a
戻り売りムード
3
(4)
b
1
4
2
ウォーク
ファンダメンタル悪化
強気から弱気への転換
破壊的下落
4
1
5
(A)
押し目買い
ムード
3
5
(C)
②
2
a
c
ショートカバー
2
b
複雑
c ランダム
4
1
5
a
4
2
(1)
見せかけの回復
c
(2)
通常ファンダメンタル最悪局面
深押し
単純
悲観
衝撃波
1 波、3 波、5 波、A 波、C 波。波の重複がない五つの波で構成される。
1 波、3 波、5 波において、3 波が最短になることはない。
修正波
2 波、4 波、B 波。三つの波で構成される。パターン上は、「ジグザグ」、「フラット」、
「トライアングル」の三種、及び混合型に大別される。
ジグザグ
鋭角的。A 波(五波構成)-B 波(三波構成)-C 波(五波構成)。
ダブル・ジグザグ
ジグザグが X 波(三波構成)を挟み連続 2 回。表記法は W-X-Y。
トリプル・ジグザグ
ジグザグが X 波を挟んで連続 3 回。表記法は W-X-Y-X-Z。
フラット
横ばい。A 波(三波構成)-B 波(三波構成)-C 波(五波構成)。
エクスパンディッド・フラット
B 波は A 波より長く、C 波は B 波よりも長くなる。
トライアングル
A 波-B 波-C 波-D 波-E 波から成る。各波とも三波構成。4 波か B 波に出現する。
ダイアゴナル・トライアングル
くさび形状。五波構成だが波は重複。各波とも三波構成。5 波か C 波に出現する。
トレンド転換の前兆。トレンド転換後は、通常このパターンの始点まで戻るとされる。
フェイラー
5 波(C 波)終点が 3 波(A 波)終点を超えることに失敗。ダブルトップ(ボトム)出現となる。
レッサー・ディグリー4 波
修正波は、先行した衝撃波の 4 波領域で止まることが多い。
オルタネーション(交互)
2 波が単純な形状をとると、4 波は複雑な形状となる傾向がある。
波の均等性
一連の五波構成において 3 波が最長のとき、1 波と 5 波は長さが等しくなる傾向が強い。
(参考) “エリオット波動原理”
A. J. Frost & Robert R. Prechter, Jr.
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21
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
フィボナッチ
ペンタグラム
1
1
(五茫星)
0.618(φ)
φ
1
黄金分割
1:
1.618、定数は 1.618(または 0.618)
記号はφ( phi /ファイ)
φ=(1+√5)/2=1.6180339・・・
φ-3=0.236、φ-2=0.382、φ-1=0.618、φ0=1、φ1=1.618、φ2=2.618、
φ3=4.236
フィボナッチ数列
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、・・・
2 つの項の和が次の項になる。
最初の 2 項を例外に、各項の前項に対する増加率は 1.618 に無限に接近していく。連続する 3 項の比率
は 0.618 : 1: 1.618 になる。
目 標 値 の 算 出 例 ①第 1 波の長さが基本メジャーとなる。
(代表的なもの)
②第 2 波の長さは、第 1 波の 0.500 倍か 0.618 倍となることが多い。
③第 3 波の長さは、第 1 波の 1.618 倍(それを超えると 2 倍、2.618 倍)。
④第 4 波の長さは、第 3 波の 0.382 倍であることが多い。
⑤第 5 波の長さは、第 1 波と等倍。あるいは 1 波の始点から 3 波の終点までのネットの長さに対して 0.618 倍。
⑥B 波の長さは、A 波の 0.382 倍か 0.500 倍、あるいは 0.618 倍。
⑦A 波と C 波は等倍、あるいは 1:1.618。
具体例
14000
12000
10000
2波=.618×1波
3波=1波×1.618
4波=3波×.382
1波=5波
10597
5(1)
A波=(1)波×0.500
B波=A波×0.500
12308
3
B
9154
8000
7378
6000
5186
4
1
5846
A
4000
2000
2
1998
1670
C(2)
0
95/2
96/2
97/3
98/3
(出所)MUMSS 作成
22
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2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
Appendix A
アナリストによる証明
本レポート表紙に記載されたアナリストは、本レポートで述べられている内容(複数のアナリストが関与している場合は、それぞれ
のアナリストが本レポートにおいて分析している銘柄にかかる内容)が、分析対象銘柄の発行企業及びその証券に関するアナリスト
個人の見解を正確に反映したものであることをここに証明いたします。また、当該アナリストは、過去・現在・将来にわたり、本レ
ポート内で特定の判断もしくは見解を表明する見返りとして、直接又は間接的に報酬を一切受領しておらず、受領する予定もないこ
とをここに証明いたします。
重要な開示事項
セクター(三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社(以下「MUMSS」)カバレッジ・ユニバース)に対する投資判断の定義
強気
弊社がカバレッジする銘柄ユニバースとの比較で、当該セクターのパフォーマンスが上回るとストラテジスト
が予想する場合
中立
弊社がカバレッジする銘柄ユニバースとの比較で、当該セクターのパフォーマンスが同程度とストラテジスト
が予想する場合
弱気
弊社がカバレッジする銘柄ユニバースとの比較で、当該セクターのパフォーマンスが下回るとストラテジスト
が予想する場合
その他開示事項
MUMSS は、MUMSS のリサーチ部門・他部門間の活動及び/又は情報の伝達、並びにリサーチレポート作成に関与する社員の通信・
個人証券口座を監視するための適切な基本方針と手順等、組織上・管理上の制度を整備しています。
MUMSS の方針では、アナリスト、アナリスト監督下の社員、及びそれらの家族は、当該アナリストの担当カバレッジに属するいず
れの企業の証券を保有することも、当該企業の、取締役、執行役又は顧問等の任務を担うことも禁じられています。また、リサーチ
レポート作成に関与し未公表レポートの公表日時・内容を知っている者は、当該リサーチレポートの受領対象者が当該リサーチレポ
ートの内容に基づいて行動を起こす合理的な機会を得るまで、当該リサーチに関連する金融商品(又は全金融商品)を個人的に取引
することを禁じられています。
アナリストの報酬の一部は、投資銀行業務収入を含む MUMSS の収益に基づき支払われます。
免責事項
本レポートは、MUMSS が、本レポートを受領される MUMSS 及びその関連会社等のお客様への情報提供のみを目的として作成した
ものであり、特定の証券又は金融商品の売買の推奨、勧誘又は申込みを目的としたものではありません。
本レポート内で MUMSS に言及した全ての記述は、公的に入手可能な情報のみに基づいたものです。本レポートの作成者は、インサ
イダー情報を使用することはもとより、当該情報を入手することも禁じられています。MUMSS は株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・
グループ(以下「MUFG」)の子会社等であり、MUMSS の方針に基づき、MUFG については投資判断の対象としておりません。
本レポートは、MUMSS が公的に入手可能な情報のみに基づき作成されたものです。本レポートに含まれる情報は、正確かつ信頼でき
ると考えられていますが、その正確性、信頼性が客観的に検証されているものではありません。本レポートはお客様が必要とする全て
の情報を含むことを意図したものではありません。また、MUMSS 及びその関連会社等は本レポートに掲載された情報の正確性・信頼
性・完全性・妥当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。本レ
ポートに含まれる情報は、金融市場や経済環境の変化等のために、最新のものでない可能性があります。本レポート内で示す見解は予
告なしに変更されることがあり、また、MUMSS は本レポート内に含まれる情報及び見解を更新する義務を負うものではありません。
MUMSS は関連会社等と完全に独立してレポートを作成しています。そのため、本レポート中の意見、見解、見通し、評価及び目標株
価は、異なる情報源及び方法に基づき関連会社等が別途作成するレポートに示されるものと乖離する場合があります。
本レポート内で直接又は間接的に取り上げられている株式は、株価の変動や発行体の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評
価の変化、金利・為替の変動等の要因により、投資元本を割り込むリスクがあります。
本レポートは、お客様に対し税金・法律・投資上のアドバイスとして提供する目的で作成されたものではありません。本レポートは、
特定の個人のための投資判断に向けられたものではなく、本レポートを受領される個々のお客様の財務状況、ニーズもしくは投資目的
を考慮して作成されているものではありません。本レポートで言及されている証券・関連投資は、全ての投資家にとって適切とは限り
ません。お客様は、独自に特定の投資及び戦略を評価し、本レポートに記載されている証券に関して投資・取引を行う際には、専門家
及びファイナンシャル・アドバイザーに法律・ビジネス・金融・税金その他についてご相談ください。
MUMSS 及びその関連会社等は、お客様が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる結果のいかなるもの(直
接・間接の損失、逸失利益及び損害を含むがこれらに限られない)についても一切責任を負わないと共に、本レポートを直接・間接的
に受領するいかなる投資家に対しても法的責任を負うものではありません。最終投資判断はお客様自身においてなされなければなら
ず、投資に対する一切の責任はお客様にあります。
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
23
2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを示唆し、又は保証するものではありません。特に記載のない限り、将来のパフォーマ
ンスの予想はアナリストが適切と判断した材料に基づくアナリストの予想であり、実際のパフォーマンスとは異なることがあります。
従って、将来のパフォーマンスについては明示又は黙示を問わずこれを保証するものではありません。
MUMSS・その他 MUFG 関連会社、又はこれらの役員、提携者、関係者及び社員は、本レポートに言及された証券、同証券の派生商
品及び本レポートに記載された企業によって発行されたその他証券を、自己の勘定もしくは他人の勘定で取引もしくは保有したり、本
レポートで示された投資判断に反する取引を行ったり、マーケットメーカーとなったり、又は当該証券の発行体やその関連会社に幅広
い金融サービスを提供しもしくは同サービスの提供を図ることがあります。本レポートの利用に際しては、上記の一つ又は全ての要因
あるいはその他の要因により現実的もしくは潜在的な利益相反が起こりうることをご認識ください。なお、MUMSS は、会社法第 135
条の規定により自己の勘定で MUFG 株式の売買を行うことを禁止されています。
本レポートで言及されている証券等は、いかなる地域においても、またいかなる投資家層に対しても販売可能とは限りません。本レポ
ートの配布及び使用は、レポートの配布・発行・入手可能性・使用が法令又は規則に反する、地方・州・国やその他地域の市民・国民、
居住者又はこれらの地域に所在する者もしくは法人を、対象とするものではありません。
英国及び欧州経済地域: 本レポートが英国において配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ
Securities International plc. (以下「MUSI」。電話番号:+44-207-628-5555)により配布されます。MUSI は、英国で登録されており、
Prudential Regulation Authority(プルーデンス規制機構、「PRA」)の認可及び Financial Conduct Authority(金融行動監視機構、以下
「FCA」)と PRA の規制を受けています(FS Registration Number 124512)。本レポートは、professional client(プロ投資家)又は eligible
counterparty(適格カウンターパーティー)向けに作成されたものであり、FCA 規則に定義された retail clients(リテール投資家)を
対象としたものではありませんので、誤解を回避するため、同定義に該当する顧客に交付されてはならないものです。MUSI は、本レ
ポートを英国以外の欧州連合加盟国においても professional investors(若しくはこれと同等の投資家)に配布する場合があります。本
レポートは、MUSI の組織上・管理上の利益相反管理制度に基づいて作成されています。同制度には投資リサーチに関わる利益相反を
回避する目的で、情報の遮断や個人的な取引・勧誘の制限等のガイドラインが含まれています。本レポートはルクセンブルク向けに配
布することを意図したものではありません。
米国: 本レポートが米国において配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ Securities (USA), Inc.
(以下「MUS-USA」。電話番号:+1-212-405-7000) により配布されます。MUS-USA は、United States Securities and Exchange
Commission(米国証券取引委員会)に登録された broker-dealer(ブローカー・ディーラー)であり、Financial Industry Regulatory
Authority(金融取引業規制機構、
「FINRA」)による規制を受けています(SEC# 8-43026; CRD# 19685)。本レポートが MUS-USA の
米国外の関連会社等により米国内へ配布される場合、本レポートの配布対象者は、1934 年米国証券取引所法の規則 15a-6 に基づく
major U.S. institutional investors(主要米国機関投資家)及び U.S. institutional investors(米国機関投資家)に限定されております。
MUS-USA 及びその関連会社等は本レポートに言及されている証券の引受業務を行っている場合があります。本レポートは証券の売買
及びその他金融商品への投資等の勧誘を目的としたものではありません。また、いかなる投資・取引についてもいかなる約束をもする
ものでもありません。FLOES は MUS-USA の登録商標です。
IRS Circular 230 Disclosure(米国内国歳入庁 回示 230 に基づく開示):MUS-USA は税金に関するアドバイスの提供は行っておりま
せん。本レポート内(添付文書を含む)の税金に関する記述は MUS-USA 及び関連会社以外の個人・法人が本レポートにおいて研究
する事項に関する勧誘・推奨を行う目的、又は米国納税義務違反による処罰を回避する目的で使用することを意図したものではなく、
これらを目的とした使用を認めておりません。
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して配布、転送、交付、頒布されてはなりません。本レポートが accredited investors 及び expert investors に配布される場合、
MUS-SPR は Financial Advisers Act の次の事項を含む一定の事項の遵守義務を免除されます。第 25 条:一定の投資商品に関してファ
イナンシャル・アドバイザーが全ての重要情報を開示する義務、第 27 条:ファイナンシャル・アドバイザーが合理的な根拠に基づい
て投資の推奨を行う義務、第 36 条:ファイナンシャル・アドバイザーが投資の推奨を行う証券に対して保有する権利等について開示
する義務。本レポートを受領されたお客様で、本レポートから又は本レポートに関連して生じた問題にお気づきの方は、MUS-SPR に
ご連絡ください。
香港: 本レポートが香港において配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ Securities (HK) Limited
(以下「MUS-HK」。電話番号:+852-2860-1500)により配布されます。MUS-HK は Hong Kong Securities and Futures Ordinance に
基づいた認可、及び Securities and Futures Commission(香港証券先物取引委員会;Central Entity Number AAA889)の規制を受けて
います。本レポートは Securities and Futures Ordinance により定義される professional investor を配布対象として作成されたもので
あり、この定義に該当しない顧客に配布されてはならないものです。
その他の地域: 本レポートがオーストラリアにおいて配布される場合、MUS-HK 又は MUS-SPR により配布されています。MUS-HK
は Australian Securities and Investment Commission (ASIC) Class Order Exemption CO 03/1103 に基づき、Corporations Act 2001 が
定める金融サービスの提供者によるオーストラリア金融業免許の保有義務を免除されています。MUS-SPR は ASIC Class Order
Exemption CO 03/1102 により同様に義務を免除されています。本レポートはオーストラリアの Corporations Act 2001 に定義される
wholesale client のみを配布対象としております。本レポートがカナダにおいて配布される場合、本レポートは MUSI 又は MUS-USA
により配布されます。MUSI および MUS-USA は international dealer exemption の措置により次の各州において金融取引業者としての
24
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2015 年 3 月 11 日
エリオット・ウェーブ・フォーキャスト No.133
登録を免除されています:アルバータ州、ケベック州、オンタリオ州、ブリティッシュ・コロンビア州、マニトバ州(MUSI のみ)。
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