千葉市特定建設工事共同企業体取扱要綱(PDF:198KB)(別ウインドウ

千葉市特定建設工事共同企業体取扱要綱
(趣 旨)
第1条 この要綱は、千葉市が発注する建設工事に係る特定建設工事共同企業体(以下「共同
企業体」という。
)の取扱に関し、必要な事項を定めるものとする。
(定 義)
第2条 この要綱において、共同企業体とは、千葉市が発注する建設工事のうち、特に大規模
かつ技術的難度の高い工事の施工に際し、技術力の結集、施工の確保及び危険負担の分散
を図る目的で工事毎に結成され、当該工事の完了・引渡しにより解散する共同企業体をい
う。
2
前項に規定する共同企業体のほか、地元企業への技術移転が可能な大規模工事等につい
て、技術の修得を目的として結成する技術修得型共同企業体及び地元企業が技術力を結集
することにより施工が可能な工事等について、更なる中小企業の技術向上を目的として結
成する中小企業育成型共同企業体を定めるものとする。
(対象工事の種類及び規模)
第3条 共同企業体に発注することができる工事(以下「対象工事」という。)は、次に掲げ
る工事であって、技術的難度の高い工事とする。
(1)設計金額が15億円以上の土木工事及び舗装工事
(2)設計金額が20億円以上の建築工事
(3)設計金額が10億円以上の電気工事及び管工事
2
前項の規定にかかわらず、前条第2項に規定する共同企業体の対象工事は、次に掲げる
工事とすることができるものとする。
(1)設計金額が1億円以上の土木工事及び舗装工事
(2)設計金額が2億円以上の建築工事
(3)設計金額が1億円以上の電気工事及び管工事
3
前2項に掲げるもののほか、工事の内容及び技術的特性等を総合的に勘案し、共同企業体
による施工が特に必要と認められるものについては、共同企業体により施工することが
できるものとする。
(構成員の要件)
第4条 共同企業体の構成員は、次の各号のすべてを満たす者でなければならない。
(1)千葉市建設工事入札参加資格者名簿に登載され、かつ、発注工事に係る業種の格付が
なされている対象工事については、最上位の等級の者
(2)工事規模にかかわらず対象工事を構成する一部の工種を含む工事について、元請けと
して施工した経験がある者
(3)対象工事を施工し得る監理技術者又は、国家資格を有する主任技術者を専任で配置で
きる者
(構成員数)
第5条
共同企業体の構成員数は、2者とする。ただし、設計金額がおおむね第3条第1項
に掲げる金額の2倍程度以上の工事においては、次表に掲げる構成員数とすることができ
るものとする。
区
分
2倍以上
3倍以上
4倍以上
土木工事及び舗装工事
3者
4者
5者
建築工事
3者
4者
5者
電気工事及び管工事
3者
(結成方法)
第6条 共同企業体の結成方法は、自主結成とする。
(運営形態)
第7条
共同企業体の運営形態は、各構成員が一体となって工事を施工する共同施工方式で
なければならない。
(代表者)
第8条 共同企業体の代表者(以下「代表構成員」という。
)は、構成員のうち最大の施工能
力を有する者でなければならない。
(出資比率)
第9条 代表構成員の出資比率は、構成員のうち最大の出資比率でなければならない。
2
構成員のうち最小の出資者の出資比率は、当該企業体の構成員数に応じ、次の割合以上
でなければならない。
構
成 員
数
最 小 出 資 比 率
2者
30%
3者
20%
4者
15%
5者
10%
(契約方法)
第10条
市長は、対象工事を共同企業体に発注しようとするときは、競争入札の方法によ
り行うものとする。ただし、既に施工中の対象工事に関連し、かつ、当該対象工事を施工
中の共同企業体に新たに発注する必要があると認められる工事であって、随意契約によっ
て発注することが適切な工事については、随意契約の方法により行うことができるものと
する。
(入札参加資格審査申請)
第11条
契約事務担当職員(千葉市契約規則第3条第2項に規定する契約事務担当職員を
いう。以下同じ。
)は、共同企業体に発注するときは、特定建設工事共同企業体入札参加資
格審査申請書(様式第1号)、建設共同企業体協定書(様式第2号)その他申請に必要な書
類を添えて、資格審査の申請をさせるものとする。
2
電子入札で執行する対象工事において、電子入札システムにより入札参加資格確認申請
を行う場合は、前項の特定建設工事共同企業体入札参加資格審査申請書の提出は不要とす
る。
(存続期間)
第12条
千葉市が契約を締結した共同企業体の存続期間は、当該工事の完成後3か月を経
過した日までとする。ただし、当該存続期間満了後であっても、当該工事につきかし担保責
任がある場合には、構成員であった者は、連帯してその責を負うものとする。
2
建設工事を請負うことができなかった共同企業体の存続期間は、当該建設工事に係る請負
契約が締結された日までとする。
(編成表の提出)
第13条
工事担当課長は、共同企業体と契約を締結したときは、速やかに代表構成員をし
て、共同企業体編成表(様式第3号)を提出させるものとする。
(共同施工の確保)
第14条 工事担当課長は、契約を締結した共同企業体から提出された第11条の協定書及び
前条の編成表等に基づき、構成員による共同施工が行われているかどうか、必要に応じて
調査を行うものとする。
2
前項の場合において、共同施工が行われていないと認められるときは、速やかに是正する
よう指示するものとする。
3
工事担当課長は、共同企業体が前項の指示に従わないときは、その旨を市長に報告する
ものとする。
4
市長は、前項の報告を受けたときは、指名停止等必要な手続きを行うものとする。
(その他)
第15条 共同企業体に対する行為は、すべて代表構成員を相手方とするものとする。
附 則
この要綱は、昭和63年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成3年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成4年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成7年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成13年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成15年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成18年4月10日から施行する。
附 則
この要綱は、平成21年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成22年4月1日から施行する。
附 則
この要綱は、平成25年4月1日から施行する。
様式第1号
特定建設工事共同企業体入札参加資格審査申請書
平成
(あて先)千 葉
年
月
日
市 長
共同企業体の名称
建設共同企業体
代表構成員 所 在 地 又 は 住 所
商号又は名称
代表者(受任者)職氏名
印
構成員 所 在 地 又 は 住 所
商号又は名称
代表者(受任者)職氏名
印
このたび、下記工事の共同請負による競争入札に参加するため、特定建設工事共同企業体
を結成したので、共同企業体協定書を添えて、入札参加資格の審査を申請します。なお、
この申請書及び添付書類の全ての記載事項は、事実と相違ないことを誓約します。
記
工 事 名
工事場所
様式第2号
建設共同企業体協定書
(目的)
第1条 当共同企業体は、次の事業を共同連帯して営むことを目的とする。
(1) 千葉市発注に係る
工事
(当該工事内容の変更に伴う工事を含む。以下、単に「建設工事」という。)の請負
(2) 前号に附帯する事業
(名称)
第2条
当共同企業体は、
建設共同
企業体(以下「企業体」という。
)と称する。
(事業所の所在地)
第3条 企業体は、事務所を
に置く。
(成立の時期及び解散の時期)
第4条 企業体は、平成
年
月
日に成立し、第1条に規定する建設工事の請負契約
の履行後3か月を経過するまでの間は解散することができない。
2
企業体は、第1条に規定する建設工事を請け負うことができなかったときは、前項の規定
にかかわらず、当該建設工事に係る請負契約が締結された日に解散するものとする。
(構成員の住所及び名称)
第5条 企業体の構成員は、次のとおりとする。
所
在
地
商号又は名称
所
在
地
商号又は名称
(代表構成員の名称)
第6条 企業体は、
を代表構成員とする。
(代表構成員の権限)
第7条
代表構成員は、第1条に規定する建設工事の施工に関し、当企業体を代表してその
権限を行うことを名義上明らかにした上で発注者及び監督官庁等と折衝する権限並びに請
負代金(前払金及び部分払金を含む)の請求、受領及び当企業体に属する財産を管理する
権限を有するものとする。
(構成員の出資割合等)
第8条 企業体の各構成員の出資の割合は、次のとおりとする。ただし、当該建設工事に
ついて発注者と契約内容の変更増減があっても、構成員の出資の割合は変わらないものと
する。
2
商号又は名称
%
商号又は名称
%
金銭以外のものによる出資については、時価を参しゃくのうえ構成員が協議して評価する
ものとする。
(運営委員会)
第9条
企業体は構成員全員をもって運営委員会を設け、組織及び編成並びに工事の施工の
基本に関する事項、資金管理方法、下請企業の決定その他の当企業体の運営に関する基本的
かつ重要な事項について協議の上決定し第1条に規定する建設工事の完成に当たるもの
とする。
(構成員の責任)
第 10 条 各構成員は、第1条に規定する建設工事の請負契約の履行及び下請契約その他の
建設工事の実施に伴い当企業体が負担する債務の履行に関し、連帯して責任を負うものと
する。
(取引金融機関)
第 11 条 企業体の取引金融機関は、
銀行
店とし、
共同企業体の名称を冠した代表者名義の別口預金口座によって取引するものとする。
(決算)
第 12 条 企業体は、第1条に規定する建設工事の完成後当該工事について決算するものと
する。
(利益金の配当の割合)
第 13 条 決算の結果利益を生じた場合には、第8条に規定する出資の割合により構成員に
利益金を配当するものとする。
(欠損金の負担の割合)
第 14 条 決算の結果欠損金を生じた場合には、第8条に規定する出資の割合により構成員が
欠損金を負担するものとする。
(権利義務の譲渡の制限)
第 15 条 本協定書に基づく権利義務は、他人に譲渡することはできない。
(工事途中における構成員の脱退に対する措置)
第 16 条 構成員は、発注者及び他の構成員全員の承認がなければ、当企業体が建設工事を
完成する日までは、脱退することができない。
2
脱退した構成員の出資金の返還は、決算の際行うものとする。ただし、決算の結果欠損金
を生じた場合には、脱退した構成員の出資金から構成員が脱退しなかった場合に負担すべき
金額を控除した金額を返還するものとする。
3
決算の結果利益を生じた場合において、脱退構成員には利益金の配当は行わないものと
する。
(構成員の除名)
第 16 条の2 当企業体は、構成員のうちいずれかが、工事途中において重要な義務の不履行
その他の除名し得る正当な事由を生じた場合においては、他の構成員全員及び発注者の承認
により当該構成員を除名することができるものとする。
2
前項の場合において、除名した構成員に対してその旨を通知しなければならない。
3
第1項の規定により構成員が除名された場合においては、前条第2項から第3項までを
準用するものとする。
(工事途中における構成員の破産又は解散に対する処置)
第 17 条 構成員のうちいずれかが工事途中において破産又は解散した場合においては、
第16条第2項及び第3項を準用するものとする。
(代表者の変更)
第 17 条の2
代表構成員が脱退し若しくは除名された場合又は代表構成員としての債務を果
たせなくなった場合においては、従前の代表構成員に代えて、他の構成員全員及び発注者
の承認により残存構成員のうちいずれかを代表構成員とすることができるものとする。
(解散後のかし担保責任)
第 18 条 企業体が解散した後においても、第1条に規定する建設工事につき、かしがあった
ときは、各構成員は共同連帯してその責に任ずるものとする。
(協定書に定めのない事項)
第 19 条 この協定書に定めのない事項については、運営委員会において定めるものとする。
外
者は、上記のとおり
建設共同企業体協定を締結したので、
その証拠としてこの協定書
通を作成し、各通に構成員が記名捺印し、各自所持する
ものとする。
平成
年
月
日
代表構成員 所 在 地 又は 住 所
商号又は名称
代表者(受任者)職氏名
印
構成員 所 在 地 又は 住 所
商号又は名称
代表者(受任者)職氏名
印
様式第3号
共 同 企 業 体 編 成 表
(名 称)
委員長 ( 建設株式会社)
共同企業体運営委員会
委 員 ( 建設株式会社)
共同企業体工事事務所
所 長 ( 建設株式会社)
工務長 ( 建設株式会社)
事務長 ( 建設株式会社)
工務主任(班長)Tel
事務主任(班長)Tel
氏 名
会 社 名
工 務 係 Tel
氏 名
氏 名
会 社 名
事 務 係 Tel
会 社 名
氏 名
会 社 名