南蛮文化が香る空間 平成27年2月上旬撮影 聖フランシスコ・ザビエル像(制作中) に「大分駅北口駅前広場」が誕生。 大分の新しい顔となる広場には、戦国時代の大分市に 南蛮文化が花開いたきっかけを演出。 大 友 宗 麟 公 像 と 新 た に つ く る 聖 フ ラ ン シ ス コ・ザ ビ エ ル 像 を 向 か い 合 わ せ に 配 置 し 、二 人 の 出 会 い を 表 現 します。 さらに二人が見つめる先に は、当 時 の 九 州 が「Bungo( 豊 後)」と記された世界地図を路面 に 配 置。直 径 ㍍ の 南 蛮 世 界 地 図 が、駅 を 訪 れ た 人 に 南 蛮 文 化 を感じさせます。 大分駅の開業は、大分市が施行された年 と同じ 1911(明治 )年。以降、多くの 乗降客を迎え入れ、1958(昭和 )年に 旧駅舎とともにつくられた駅前広場は、当 時全国でも数少なかったことから市民の 誇りでもありました。 そして現在。100年に一度といわれる 「 県 都 大 分 の 顔 づ く り 」が 最 終 局 面 を 迎 え る中、九州で有数な規模の歩行空間を持つ 新しい駅前広場がオープンします。 33 新たなにぎわいを運ぶ広場へ 44 平成8 年度から整備を進めてきた「大分 駅周辺総合整備事業」 では、鉄道により南北 に分 断 されていた市 街 地の一体 化 を図 り、 総合的なまちづくりを行ってきました。 平 成 年 3 月 にJ R 大 分 駅 が 全 線 高 架 開業して以来、駅の南側には複合文化交流 施 設「 ホ ル ト ホ ー ル 大 分 」や シ ン ボ ル ロ ー ド「大分いこいの道」、 「南口駅前広場」と新 た な 施 設 が 次 々 と 完 成。今 で は、家 族 や 友 人と思い思いの時を過ごす憩いの場とな るとともに、さまざまなイベントなども行 われ、新たなにぎわいが生まれています。 J そして、次はいよいよ北側。大分駅ビル 「 Rおおいたシティ 「」県立美術館」のオープン に先駆け、大分駅北口駅前広場が誕生しま す。「車優先から人優先の広場」をテーマに、 広い歩行空間を確保。また、広場の整備に合 わせ、国道 号に横断歩道を新設し、中心市 街地へのアクセスも向上します。 〝まち〟と〝えき〟をつなぐ「大分 今回は、 の 陸 の 玄 関 」と し て、生 ま れ 変 わ る 大 分 駅 北口駅前広場の概要を紹介します。 平成27年2月上旬撮影 新しい大分駅ビル「JR おおいたシティ」の4月16日㈭オープン 新広場のオープン(平成27年3月) 【大分駅北口駅前広場の概要】 ●総事業費 / 約14億8,000万円 ●広場面積 / 約16,200㎡ (旧広場面積 / 約12,270㎡) に先駆け、新たなにぎわいが、ここから広がります。 お問い合わせ 駅周辺総合整備課 ☎585-6006 九州が「Bungo(豊後)」と記されていた 16世紀の世界地図 市民が集い、楽しむ、交通と交流の拠点として整備。かつて ない広さの歩行空間を備えた、人に優しい広場がオープン します。 24 10 大分駅周辺総合整備事業の完成が間近に迫る中、3月21日㈯ 市民が集い、 楽しむ 「交通」 と 「交流」 の拠点 完成イメージ図 人が優先の空間へ 当時は全国でも数少ないロータリーと広場を整備。県出身 の朝倉文夫作の青年像がフェニックスの緑と調和していま した。 11 1982( 昭和57)年11月3日の文化の日に、建立除幕式が行わ れ、県都大分の玄関口のシンボルとして登場しました。 3月21日。 大分駅北口駅前広場オープン 人優先の空間 シェルター 大分駅の府内中央口(北口)を抜けると目の前に は歩行者が、ゆったりと歩ける空間が広がります。 また、公共交通の乗り継ぎをスムーズにするた めに、バスやタクシー乗り場を集約。日よけ・雨よ けとなるシェルター(屋根)には県産材のスギの木 を使用し、訪れる人々を温かく迎えます。 旧駅舎の新築とともに整備(昭和33年) 大友宗麟公像 大友宗麟公像を設置(昭和57年) 新しい風を運ぶ。 大分駅北口駅前広場の移り変わり 4 H27. 3. 1 H27. 3. 1 5 大分駅北口駅前広場オープン 3月 21日
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