2月2日(月)

パブリック・コメント手続(意見募集)
建築基準条例及び高齢者、障害者等の移動等の
円滑化の促進に関する法律施行取扱規則のほか
2件の施行取扱規則の改正等(素案)について
意見募集期間
平成27年(2015年)
1月6日(火)~2月2日(月)
お問い合わせ先:都市部建築指導課
電話046-822-8527
平成 27 年(2015 年)1 月
横須賀市
パブリック・コメント手続にあたって
平成 24 年8月に「子ども・子育て関連3法」が公布され、これに基づき平成 27 年
4月から一人一人の子どもが穏やかに成長できる社会をめざす新制度が始まります。
この制度を円滑に進めるために、施設に関連する建築基準条例の階段等の規定を改正
します。
また、平成 26 年6月には、建築基準法が改正、公布され、次の内容が公布後1年
以内に施行されます。
① 容積率の算定にあたり地下室の床面積を延べ面積に算入しない特例を、新たに
老人ホーム等について適用する。
② 構造計算適合性判定を、建築主が構造計算適合性判定機関等へ直接申請できる
こととする。
これらの改正に伴い、関係する各施行取扱規則を改正します。
そのほか、品確法に基づく住宅性能評価書を活用した認定に係る審査が可能となる
よう長期優良住宅の普及の促進に関する法律施行取扱規則の規定を改正します。並びに
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行取扱規則を制定します。
つきましては、条例及び施行取扱規則の改正等素案について、市民の皆様からのご
意見を募集します。
【添付資料】
◇ 改正概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1
◇ 改正条例(素案)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P2~4
◇ 改正等施行取扱規則(素案)・・・・・・・・・・・・・・・・・ P5~7
◇ 意見の提出方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P8
◇ パブリック・コメント手続について
市政の透明化・公正化をすすめ、市民の皆さんが市政へ参画しやすくする
ために、市の重要な政策の決定に当たって、次の手順で行う一連の手続をい
います。
(1) 市の基本的な政策決定に当たり、その内容等を事前に公表します。
(2) 公表したものに対する市民の皆さんからのご意見の提出を受け付けます。
(3) お寄せいただいたご意見の概要とご意見に対する市の考え方、公表した
内容等を変更した場合はその内容を公表します。
Ⅰ 改正建築基準条例(素案)の概要
1 幼稚園等の避難階及び直上階若しくは直下階や小規模な保育所等においては、階段、廊下の規
定を適用しないこととします。
(条例第 17 条の 2、第 19 条、第 20 条、20 条の 2 関係)
2 老人ホーム等における地下室容積率算定地盤面を、建築物が周囲の地面と接する位置のうち最
も低い位置における水平面とします。
(条例第 51 条の 5 関係)
Ⅱ 改正等施行取扱規則(素案)の概要
1 長期優良住宅の普及の促進に関する法律における認定申請に際して、品確法に基づく住宅性能評
価書を取得したものについて、当該住宅性能評価書を活用した認定に係る審査が可能となるために、
長期優良住宅の普及の促進に関する法律施行取扱規則の認定申請の図書の項目に、新たに設計住宅
性能評価書の写しの提出について追加します。
2 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、長期優良住宅の普及の促進に関する
法律、都市の低炭素化の促進に関する法律における認定申請に際して、建築確認申請を併願する
場合で、構造計算適合性判定を要するものにあっては、適合判定通知書又は写しを添付すること
を各施行取扱規則に明示します。
なお、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の施行取扱規則については、平
成 18 年 12 月に同法が施行され現在に至っておりますが、これまで同法における認定手続きの書
類等を定めておりませんでした。この手続き等を円滑に遂行するために施行取扱規則を新たに定
めるものとし、その骨子を示します。
Ⅲ 施行期日
改正建築基準条例の1の規定並びに改正等施行取扱規則の1の規定は平成 27 年 4 月 1 日、また、
改正建築基準条例の2の規定並びに改正等施行取扱規則の2の規定は平成 27 年 7 月 1 日から施行し
ます。
1
Ⅳ 建築基準条例の改正素案
第 2 章 特殊建築物
第 2 節 学校
(階段及び廊下の幅)
第 17 条の 2 幼稚園の幼児用の階段教室から屋外への主要な出口に至る1の階段(以下「幼児用の階段」
という。)及びその踊場の幅は 140 センチメートル以上、階段のけあげは 16 センチメートル以下、
踏面は 26 センチメートル以上としなければならない。
2 幼稚園の教室から幼児用の屋外への主要な出口に至る廊下(以下「幼児用の廊下」という。)の幅
は、その両側に居室がある場合は、2.3 メートル(その他の場合は、1.8 メートル)以上としなければ
ならない。
3 前二項の規定は、次の各号に該当する場合には、適用しない。
(1) 教室の用途に供する階で、幼児の待避上必要な施設を備え、避難階及び直上階若しくは直下階又
は、その他の階にあっては、教室の床面積の合計が 200 平方メートル以下であるもの
(2) 幼児用の階段の両側に、幼児用の手すりを設けたもの
(3) 幼児用の階段は、踏面の表面を粗面とし、又は滑りにくい材料で仕上げたもの
第 3 節 共同住宅、寄宿舎、下宿及び児童福祉施設等
(床等の構造)
第 19 条 第 10 条第 1 項の規定は、共同住宅、寄宿舎、下宿又は児童福祉施設等の用途に供する建築物
で、その用途に供する部分(2 階の部分に限る。)の床面積の合計が 100 平方メートルを超えるものに
ついて準用する。
2 第 17 条の 2 第 1 項の規定は、児童福祉施設の用途に供する建築物について準用する。
(廊下の幅)
第 20 条 寄宿舎、下宿又は児童福祉施設等(児童福祉施設を除く。)の用途に供する木造建築物等で、
その用途に供する居室の床面積の合計が 100 平方メートルを超える階における共用の廊下の幅は、
その両側に居室がある場合は、1.6 メートル(その他の場合は、1.2 メートル)以上としなければなら
ない。
2 第 17 条の 2 第 2 項の規定は、児童福祉施設の用途に供する建築物について準用する。
(階段及び廊下の幅)
第 20 条の 2 第 17 条の 2 第 1 項、第 2 項及び第 3 項各号の規定は、児童福祉施設の用途に供する建築
物について準用する。この場合において、「教室」とあるのは、「保育、訓練、日常生活に必要な便
宜の供与等の目的のために使用される居室」と、「幼児用」とあるのは「入所又は通所する者用」と
読み替えるものとする。
2
考え方等
平成 27 年 4 月に「子ども・子育て関連3法」が施行されることとなりました。この改正法を円滑に
遂行することができるように、今回建築基準条例を改正します。
「子ども・子育て関連3法」の改正において、待機児童の解消を図ることを目指して、小規模保育
施設が認められることとなりました。これにより、多くの小規模な施設が設置されることが予測され
ます。このことより、一定の階や一定規模以下の施設については、階段や廊下の規定を適用せず、よ
り設置しやすくすることとします。
3
第 3 章 住宅、老人ホーム等地下室容積率算定地盤面の指定
(区域の指定)
第 51 条の 3 法第 52 条第 5 項の規定により条例で定める区域は、横須賀都市計画区域のうち工業専用
地域を除く区域とする。
2 建築物が前項の規定により指定された区域(以下この項において「指定区域」という。)と指定区域
以外の区域にわたる場合においては、当該指定区域以外の区域を指定区域とみなす。
(地盤面の指定)
第 51 条の 4 法第 52 条第 5 項の規定により条例で定める地盤面は、建築物が周囲の地面と接する位置
のうち最も低い位置における水平面とする。
(住宅、老人ホーム等地下室の容積率不算入措置に係る地盤面の指定の特例)
第 51 条の 5 次に掲げる行為の施行の際現に存する建築物が、法に適合せず、又は当該行為の施行によ
り法に適合しないこととなった場合において、市長が周囲の居住の環境を害するおそれがないと認め
て許可したときは、前 2 条の規定は、適用しない。
(1) 建築物の建替え
(2) 物置、専ら自転車の停留のための施設その他日常生活に必要となる別棟の平屋建の附属建築物
の増築
2 敷地を共同住宅又は、長屋又は老人ホーム等以外の用途に供する建築物の敷地として使用する場合
においては、前 2 条の規定は適用しない。
考え方等
平成 27 年 6 月に建築基準法が改正され、
住宅の容積率の算定にあたり地下室の床面積を延べ面積に
算入しない特例が、老人ホーム等についても適用される予定であります。
本市は、共同住宅及び長屋において、容積率が緩和されることによる、周辺地域へ与える影響が大
きいことから、地盤面の指定を建築物が周囲の地面と接する位置のうち最も低い位置に指定していま
す。
今回追加される老人ホーム等につきましても、規模等を鑑みれば、共同住宅及び長屋と遜色ないと
考えることから、取扱いを同様にいたします。
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Ⅴ 施行取扱規則の改正等素案
○長期優良住宅の普及の促進に関する法律施行取扱規則
(認定の申請図書)
第2条
(2) 平成 21 年 2 月 24 日国土交通省告示第 209 号第3に規定する基準に適合する長期優良住宅建築等計
画が品確法第 2 条第 3 項に規定する日本住宅性能表示基準に適合するかどうかの審査を受けた場合
品確法第 6 条第 1 項に規定する設計住宅性能評価書(以下「評価書」という。)の写し
考え方等
長期優良住宅建築等計画の認定に係る事務においては、現在、所管行政庁への長期優良住宅建築等計
画の認定申請に先立ち、登録住宅性能評価機関等による長期優良住宅建築等計画の認定に係る技術的審
査が多く活用されているところです。
平成26年8月20日付で国土交通省住宅局住宅生産課長より「住宅性能表示制度の改正に伴う長期優良
住宅建築等計画の認定に係る事務実施体制整備等について(技術的助言)」が発出され、当該技術的審
査を行わないものであっても、品確法に基づく住宅性能評価書を取得したものについては、当該住宅性
能評価書を活用した長期優良住宅等計画の認定が可能となるように事務実施体制を整備することが求
められています。
当該住宅性能評価書を活用した認定事務を効率的に行うために、この規則において設計住宅性能評価
書の写しを提出することとします。
5
○長期優良住宅の普及の促進に関する法律施行取扱規則
(認定の申請図書)
第2条
(6) 認定対象住宅が建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号)第 6 条の 3 の構造計算適合性判定を要す
るもので、同法第 6 条第 1 項に規定する建築基準関係規定に適合するか認定申請に併せて審査する
場合 適合判定通知書又は写し
2
前項第 6 号に規定する書類は、建築基準法第 6 条第 4 項の期間(同条第 6 項の規定により同条第 4
項の期間が延長された場合にあっては、当該延長後の期間)の末日の 3 日前までに提出しなければな
らない。
○都市の低炭素化の促進に関する法律施行取扱規則
(認定の申請の添付図書)
第3条
(3) 認定対象建築物が建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号)第 6 条の 3 の構造計算適合性判定を要
するもので、同法第 6 条第 1 項に規定する建築基準関係規定に適合するか認定申請に併せて審査する
場合 適合判定通知書又は写し
2
前項第 3 号に規定する書類は、建築基準法第 6 条第 4 項の期間(同条第 6 項の規定により同条第 4
項の期間が延長された場合にあっては、当該延長後の期間)の末日の 3 日前までに提出しなければな
らない。
考え方等
長期優良住宅の普及の促進に関する法律及び都市の低炭素化の促進に関する法律においては、認定申
請に併せて、建築基準法第6条第1項の規定による確認申請を併願することができます。
この併願申請において、建築物の規模によっては、構造計算適合性判定を要する建築物となります。
現在においては、申請があった場合、本市から指定構造計算適合性判定機関に審査を依頼しておりまし
たが、平成27年6月に施行予定であります改正建築基準法において、建築主が、審査者や申請時期を選
択し、直接申請することができることとなります。これに対応するために、改正建築基準法と同様に一
定期間までに適合判定通知書又はその写しを提出することを追加します。
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○高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行取扱規則の骨子
1.認定申請の添付図書について
認定申請にあわせて確認申請書を提出する場合で、構造計算適合性判定を要する建築物にあっては、
適合判定通知書又はその写しを所定の期間内に提出することを定めます。
2.計画の変更について
認定の申請者が計画を変更する場合には、
変更前及び変更後に係る図書を添えて申請することについ
て定めます。
3.既存特定建築物に設けるエレベーターの特例認定について
認定の申請者は、既存特定建築物に設けるエレベーターの特例認定申請をする場合は、建築基準法施
行規則に定める図書を添えて申請することを定めます。
4.申請の取下げについて
認定の申請者が、当該申請を取り下げる場合に、取下届により届け出ることを定めます。
5.建築の取り止めについて
認定や変更認定を受けた者ならびに特例認定を受けた者が、
認定特定建築物の新築等を取り止めよう
とするときは、取止届により申し出ることについて定めます。
考え方等
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律は、平成18年12月に施行され、現在に至って
おりますが、同法における認定手続きの書類等に定めをしておりませんでしたので、この手続き等を円
滑に遂行するために施行取扱規則を定めますので、その骨子を示します。
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意 見 の 提 出 方 法
1
提出期間
平成27年(2015年)1月6日(火)から2月2日(月)まで
2
あて先
都市部建築指導課許認可係
3
提出方法
○ 書式は特に定めておりません。
○ 住所及び氏名を明記してください。なお、市外在住の方の場合は、次の項目についても明記し
てください。
(1)(市内在勤の場合)勤務先名・所在地
(2)(市内在学の場合)学校名・所在地
(3)(本市に納税義務のある場合)納税義務があることを証する事項
(4) (当該パブリックコメント案件に利害関係を有する場合)利害関係があることを証する
事項
○ 次のいずれかの方法により提出してください。
(1)直接持ち込み
・都市部建築指導課(横須賀市役所分館4階)
・市政情報コーナー(横須賀市役所2号館1階32番窓口)
・各行政センター
(2)郵送
〒238-8550
横須賀市小川町11番地
横須賀市役所 都市部建築指導課
(3)ファクシミリ
046-825-2469
(4)電子メール
[email protected]
個々のご意見等には直接回答はいたしませんので、予め御了承ください。
いただいたご意見等とこれに対する考え方は、意見募集期間終了後すみやかに公表いたします。
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