<速報> VR Solution Seminar 日時:2014年11月26日(水) 13:30 ~ 17:30 場所:丸ビルホール(東京・丸の内) コミュニケーション・カオス ∼氾濫する情報から生活者は何を選ぶのか?∼ 生活者を“考え方のクセ”で 分類した「ひとセグ」を開発 11 月26日(水)に、東京丸の内ビルホールにて、 VR SOLUTION SEMINAR「コミュニケーション・ カオス ~氾濫する情報から生活者は何を選ぶの か?~」を開催しました。 世の中に大量の情報があふれ、生活者自身も発 信者となり得るなど、コミュニケーションがカオス化 「ひとセグ」 している現代において、企業やメディアは生活者が 年齢に関わらず6タイプに分類され、タイプごとに 見えにくく、伝えたいメッセージを届けることが難しく 選択する情報や商品、届きやすいメッセージが違い なっています。そんな中、生活者はどのように情報 ます。それぞれのタイプに合わせた的確な情報や や商品・サービスを選んでいるのでしょうか。 メッセージを届けることで、情報や商品は選択され 今回のセミナーでは、ビデオリサーチ独自の視点 やすくなることを、具体的事例を交えてご紹介しま から現代の生活者をデモグラフィックではなく内面 した。 の特徴で分けることで、氾濫する情報から生活者 また、基調講演では電通の澤本嘉光氏より、生 は何をどう選んでいるかを整理し、生活者と企業・ 活者に「何を伝えるか、どう届けるか」をデザインさ メディア双方にとってよりよい接点構築のための提 れるお立場から、伝えることの難しさと、どう解決し 案を行いました。 ているのかを語っていただきました。 VR講演では、生活者には物事に対する一貫し パネルディスカッションでは、生活者の変化に直 た“考え方のクセ”が 面し、生活者とのより良い接点を構築するために日々 あり、商品カテゴリーが 取り組まれている各界でご活躍の方々に、生活者を 何であるかに関わらず、 どう捉え、どうアプローチしていくべきかを現在の取 それによってあらゆる情 り組みや課題を交えて議論していただきました。 報や商品の選択をして 本セミナーでは 400 名超の方にお越しいただきま いるというシンプルな した。お忙しい中、誠にありがとうございました。こ 法則を導き出しました。 の場を借りて御礼を申し上げます。次号では詳細記 VR 講演(緒方) 8 “考え方のクセ” は性別・ Video Research Digest 2014. 12・2015. 1 事をお届けします。 特別講演:「伝えた」と「伝えたつもり」 のちがい。(澤本氏) 今は伝えるということが難しい時代。情報を詰め込んで、たくさん流して「伝 えたつもり」になっていても、実際には伝わっていない可能性が高い。伝えたいも のを伝えられるような企画をすること、そして、 「伝える」ためには、適切にメディ アや表現を選ぶことで問題の解決につながる パネルディスカッション 楳谷氏:マーケティングにはターゲットを絞って長くじっくり 特別講演(澤本氏) やっていく活動と、一気にリーチを広げていく活動の両方がある。それぞれ に合わせた戦略が重要 田中氏:上質なコンテンツを作るのがメディアの仕事。カオス=難しいと捉えるか、 原点に立ち戻っていろんなことができると捉えるかで違う 福士氏:マスを起点にして考えると、総花的なありきたりなものしか作れない。個人 の顔を思い浮かべて作らないと、共感は作れない 山本氏:情報を“創る”ことができる人は1%。情報を“編集”できる人は10%。 情報過多の中で情報をフィルターしてくれる「キーパーソン」の口コミが大事 加治佐:製品や情報などコンテンツを作 る側とメディアや表現などアプ ローチする側が協働して「考え 方のクセ」にマッチさせれば、 生活者の「マインド・ホール」 を通過できる PROGRAMME パネルディスカッション 特別講演 ○「伝える」と「伝えたつもり」のちがい。 澤本 嘉光氏 [株式会社電通 CDC エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター/ CM プランナー] VR 講演 ○「コミュニケーション・カオスを読み解く ~シンプル・シンキング、ロジカル・アプローチ~」 緒方 直美[ビデオリサーチ ソリューション推進局 生活者インテリジェンス部 副主事] パネルディスカッション ○「コミュニケーション・カオスを切り拓く ~生活者とのよりよい絆づくりのために~」 VR 社長・秋山 楳谷 秀喜氏[パナソニック株式会社 コミュニケーショングループ グループマネージャー] 田中 恵氏[株式会社集英社 取締役] 福士 睦氏[日本テレビ放送網株式会社 編成局 編成部担当部次長] 山本 晶氏[慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 准教授] 加治佐 康代[ビデオリサーチ ソリューション推進局 生活者インテリジェンス部長] 9
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