System Center Virtual Machine Manager による

Cloud OS MVP Roadshow June 2014
System Center Virtual Machine Manager
によるプライベート クラウド基盤の構成
杵島 正和
Microsoft MVP
–System Center Cloud and Datacenter
Management
自己紹介
• 氏名:杵島 正和(きしま まさかず)
• 仕事:Microsoft 製品の提案支援、検証支援、その他
• Microsoft MVP - System Center Cloud and Datacenter
Management
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アジェンダ
• SCVMMを使った“クラウド”の考え方
• SCVMMを使った“クラウド”の構成方法
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SCVMM でできること
• ファブリック(物理)の統合管理
• 柔軟な管理設定
• プライベートクラウドの管理基盤
• “クラウド”単位での管理
• サービス(アプリケーション)の展開
サービス
仮想 OS
仮想 OS
仮想 OS
仮想 OS
仮想 OS
仮想 OS
ライブラリ
(テンプレート)
仮想 OS
仮想 OS
アプリ
アプリ
WebSV
仮想 OS
ファブリック
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クラウドというからには…
モニタリング
セルフサービス
自動化
サービステンプレート
リソースプール化
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まずは完成イメージ
DEMO
構成概要
• “ファブリック”をクラウドにむけて構成する
• サーバー
• ストレージ
• ネットワーク
• テンプレートを用意する
• クラウドを構成する
• テナントを定義する
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ポイント
• 管理者の目線とユーザーの目線
• 管理者ビュー:物理リソースの管理と適切なアクセス権の設定
– ホスト管理
– ストレージの設定と管理
– ネットワーク設定と管理
• ホスト管理用ネットワーク
• サービスネットワーク
– テンプレート設定と管理
– クラウドの設定と管理
• ユーザービュー:与えられた権限内での操作
– 物理リソースは見えない
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ホストグループ
• ホストを管理する単位
• ホストクラスターは“1ホスト”扱い
• 配置ルールや動的最適化ルールを定義する
• クラウドへの割り当ては、すべて“ホストグループ”単位
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ストレージの構成イメージ
記憶域
論理ユニット
ホストグループ
記憶域プール
ホスト/クラスタ
Hyper-V ホスト
ファイル共有
クラスタ
ストレージ( FC, iSCSI, SAS )
ファイル共有 ( SMB 3.0 )
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ストレージ
• 分類とプール
• “記憶域プール”を構成し、”分類”を行う
– 分類:記憶域の優先順位づけ
– 記憶域プール:論理ユニットの格納単位
• SMI-S に対応したストレージの場合、連携した操作も可能
• Lun の切り出し
• 接続ホストの設定
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ネットワークの構成イメージ
仮想スイッチ
論理
ネットワーク
NW サイト
(ホストグループ)
IP サブネット/
VLAN
IP プール
Pool 01
vSW
LostWorld
Pool 02
VMネットワーク
VMネッ
トワーク
Wall
Pool 03
NewWorld
Pool 04
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ネットワーク
• 論理ネットワークの構成
• サイトとサブネットの定義
– ホストグループにサイトを割り当て
– VLAN と IP サブネットを構成
• IP プールの構成
• 論理スイッチの構成
• アップリンクポートプロファイルの構成
• 論理スイッチの作成
– アップリンクポートプロファイルの指定
– 仮想ポート部分に対するポート分類の指定
• 仮想ネットワークアダプタの帯域制御等の設定を行う
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• ユーザーに利用可能なポートの設定情報を「ポート分類」で定義
• ポート分類には「ポートプロファイルが含まれる」
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ポートプロファイル設定
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ポートプロファイル設定
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ポートプロファイル設定
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ネットワーク
• 論理スイッチのホストへの割り当て
• 物理アダプターとアップリンクポートプロファイルの設定
• VMネットワークの定義
• 論理ネットワークの割り当て
• 分離設定:VLAN ID とネットワークアドレスの割り当て
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テンプレート
• 2種類のテンプレート
• VM テンプレート
• サービステンプレート
– 含まれるもの
•
•
•
•
•
VMテンプレート
OS構成
アプリケーションの構成
SQL Server の構成
ロードバランサーの構成
– 第2世代VM は利用不可
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サービステンプレート?
• サービス展開の流れ
サービスの稼働設定
DB/アプリ/Web の
基本設定
“サービス” の作成
• サービステンプレート作成
• 展開イメージの確認
• 展開
DB/アプリ/Web
OS の基本設定
OS
仮想マシン
ネットワーク
一般的な仮想マシンの作成
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クラウド
• VMM における論理的な管理単位
• ユーザーに利用させるリソースの決定
• ホストグループ
• 論理ネットワーク
– ロードバランサー
– VIP テンプレート
– ポート分類
•
•
•
•
記憶域
ライブラリ
容量(クォータ)
機能プロファイル
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テナント
• ユーザーロールの作成
• プロファイルの決定
– 管理者かセルフサービスユーザーか
•
•
•
•
•
メンバーの決定
スコープの決定
クォータの決定
VMネットワークの決定
リソースの決定
– 利用可能なテンプレートの決定
• アクセス許可の設定
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ユーザーロールと役割
管理者
• 範囲:仮想化システム全体
• 全ての操作
代理管理者
• 範囲:ホストグループ、クラウド
• 全ての操作
テナント管理者
• 範囲:クラウド
• セルフサービス ユーザー、
VM ネットワーク、
仮想マシン、サービス管理
セルフサービス ユーザー
• 範囲:クラウド
• 仮想マシン、サービス管理
読み取り専用の管理者
• 範囲:ホストグループ、クラウド
• 参照のみ
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物理ホスト
管理者
ユーザー(クラウド)
ホストグループ
ストレージ
記憶域プール
分類
論理ネットワーク
IPプール
ポートプロファイル
論理スイッチ
VMネットワーク
テンプレート
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ざっと構成してみます
DEMO
まとめ
• SCVMM の標準機能で”クラウド”が構成できます
• 追加でなにかライセンスが必要ということはありません
• ユーザービューを頭に入れておくと構成が理解しやすいです
• SCVMM はやればできる子です
• Hyper-V マネージャーがあれば十分なんて言わないで。。。
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Q&A
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Thank You!
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