中高共通 理科

受 験 教 科 等
中・高等学校共通 理 科
注 意
1指示があるまで、開いてはいけません。
2 全て係員の指示に従って、静粛に受験してください。
3 机上には、受験票、筆記用具、時計以外のものを出してはいけません。
4 問題の音読等、他の受験者の迷惑になるような行為、携帯電話の使岡及び不正行為をしてはいけません。
5 時間は60分です。途中退出はできません。
6 問題のページ数は、34ページです。はじめにページ数を確かめてください。
7 この問題では、「l専門教養壬解答用紙A」の解答用紙を使用します。
8 解答用紙の【1】の欄には、受験番号を記入し、受験番号に対応する数字をマークしてください。
【2】の欄には、氏名を記入してください。また、【3】の欄には、受験教科等を表す「中・高共通
理科」の該当部分をマークしてください。
9 この間題は、共通問題旺∼回、科目別の選択問題且物理、回化学、匝]生物の各問
題から構成されています。次の表に従って、解答してください。
10 解答用紙の【4】の欄には、選択した問題を表す記号(④、㊥又は◎)を必ずマークしてくださ
い。選択した問題以外を解答した場合、その解答は全て無効となります。
11解答は、解答用紙の注意事項に従って、問題で指示された解答番号の解答欄にマークしてください。
例えば、「解答番号は⊂工二]。」と表示のある間に対して、3と解答する場合には、次の(例)
のように解答番号1の解答欄の⑨にマークしてください。
解答番号 弌
1
9ィ
t
y2
ネt2
12 各問題とも正答は一つだけです。二つ以上マークした場合は誤りとします。
13 問題文中の「学習指導要領」は、特に指示がある場合を除いて、平成20年又は平成21年告示の
「学習指導要領」を表しています。
14 問題の内容についての質問には一切応じません。
10
共 通 問 題
物理に関する事物・現象について、次の各間に答えよ。
〔間1〕次の図1のように、地上から高さ50mのところから小球Aを自由落下させると同時に、
地上から小球Bを初速度20m/Sで鉛直上方へ投射した。小球A、Bは地上に落下する前
に、同時に同じ高さの点を通過した。下の(1)、(2)の各間に答えよ。ただし、重力加速度の
大きさを9.8m/S2、鉛直上向きを正の向きとし、空気抵抗は無視できるものとする。
図1
0 A
(1)小球A、Bが運動をはじめてから同時に同じ高さの点を通過するまでの時間〔S〕とし
て最も適切なものは、次の1∼4のうちではどれか。解答番号は[二]=]。
1 2.0 2 2.5 3 3.2 4 4.1
(2)小球A、Bが運動をはじめてから同時に同じ高さの点を通過したとき、その高さ〔m〕
として最も適切なものは、次の1∼4のうちではどれか。解答番号は⊂互二二]。
113.9 2 19.4 3 20.4 4 25.0
−1−
〔間2〕水熱量計を用いて、金属の比熱を求める実験を行った。水熱量計の容券に150gの水が
入っていて、全体の温度は25.00Cであった。そこに70.00C、100gの金属球を加えたとこ
ろ、全体の温度は30.00Cになった。この金属球の比熱〔J/(g・K)〕として最も適切なもの
は、次の1∼4のうちではどれか。ただし、水熱量計の容器の熱容量を70J/K、水の比熱
を4.2J/(g・K)とし、熱の移動は水と水熱量計の容器と金属球の間でのみ起こったものと
する。解答番号は⊂互::]。
1 0.18 2 0.61 3 0.78 4 0.88
〔間3〕次の図2のように、電池E、抵抗Rl、R2、R3と電流計を用いて回路をつくった。電池E
の起電力の大きさを9.0V、・抵抗R2、R3の抵抗の大きさを、それぞれ10.On、2.0【‖こし
たところ、電流計に1.50Aの電流が流れた。抵抗Rlの抵抗の大きさは〕として最も適切
なものは、下の1∼4のうちではどれか。ただし、電池と電流計の内部抵抗は無視できる
ものとする。解答番号は[二二亘コ。
図2
Rl
1 0.90 2 4.0 3 6.7 4 15
ー2−
回
化学に関する事物・現象について、次の各間に答えよ。また、必要があれば次の原子量を用い
よ。H=1.0、C=12、0=16、Cl=35.5、Ca=40とする。
〔間1〕不純物を含む石灰石(主成分は炭酸カルシウム)4.0gをとり、十分量の希塩酸と反応
させたところ、二酸化炭素が標準状態で0.56L発生した。この石灰石中に含まれる炭酸カ
ルシウムの割合〔%〕として最も適切なものは、次の1∼4のうちではどれか。ただし、
不純物は塩酸とは反応しないものとする。解答番号は⊂互二二]。
1 38 2 60 3 63 4 73
〔間2〕塩化水素分子の形成に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解
答番号は⊂互::]。
1 静電気的な引力によって結合している。
2 フアンデルワールスカによって結合している。
3 電子対の共有によって結合している。
4 自由電子によって結合している。
−3−
〔間3〕電池に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番号は
⊂互コ。
1 ボルタ電池の起電力は約1.1Vであるが、電流を流すとすぐに0.4V程度まで低下す
る。この現象を電離という。
2 亜鉛板を浸した硫酸亜鉛水溶液と鋼板を浸した硫酸銅(Ⅱ)水溶液を、両液が混ざらな
いように素焼き板で仕切った電池は、ダニエル電池である。
3 イオン化傾向の異なる2種の金属を電解質水溶液に浸して電池をつくったとき、イオ
ン化傾向の小さい方の金属が負極、イオン化傾向の大きい方の金属が正極となる。
4 イオン化傾向の異なる2種の金属を電解質水溶液に浸して電池をつくったとき、2種
の金属のイオン化傾向の差が大きいほど、起電力は小さくなる。
〔間4〕次の文章は、ある化学物質の性質と保管に関するものである。この化学物質として適切
なものは、下のト4のうちのどれか。解答番号は[:二重コ。
水と反応して水素を出し、発火する。少量ずつ分割して石油中に保管する。
1.過酸化水素
2 ナトリウム
3 トルエン
4 茸リン
−4−
巨]
生物に関する事物・現象について、次の各間に答えよ。
〔間1〕次の図中のア∼工は、被子植物とシダ植物の生殖に関わる部分を模式的に表したもので
ある。ア∼工のうち、それぞれの植物で受精が行われる部分を示しているものの組合せと
して適切なものは、下の1∼4のうちのどれか。解答番号は⊂互二二]。
図
被子植物
h5
ア イ 枅( 8,ノz
花
陋ィヌ8
eX
Z
B 「 搨
yh4r
レ「
ア・ウ 2 ア・エ 3 イ・ウ 4 イ・エ
〔間2〕陸上の種子植物の根から吸収した水分子に関する記述として適切なものは、次の1∼4
のうちのどれか。解答番号は[二直]。
1光合成が活発な星間に、気孔から放出される酸素分子は、根から吸収した水分子に由
来するものである。
2 光合成で合成される有機物に含まれる酸素原子や水素原子は、根から吸収した水分子
に由来するものである。
3 イネやダイズなど多くの植物では、根から吸収した水分子の大部分は、水蒸気として
葉の表面のクチクラ層から蒸散によって大気中に放出される。
4 イネやダイズなど多くの植物では、根から吸収した水分子の蒸散は、夜間に行われる
場合が多く、昼間は二酸化炭素の吸収が活発なため、ほとんど行われない。
−5−
〔間3〕次の細胞ア∼工を、細胞の大きさが大きい順に並べたものとして適切なものは、下の
1〃4のうちのどれか。解答番号は⊂江コ。
ア ゾウリムシ イ ヒトの卵細胞 ウ 大腸菌 工 酵母
4
エ ウ エ ウ
3
> > > >
ウ エ ウ エ
> > > >
2
イ イ ア ア
> > > >
ア ア イ イ
1
〔間4〕ヒトの消化や吸収に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答
番号は⊂亘]。
1 胆汁には、脂肪を分解する消化酵素が含まれている。
2 アミラーゼは、だ液以外の消化液には含まれていない。
3 トリプシンは、pH8付近が活性が最も高い。
4 脂肪酸とモノグリセリドは、小腸の柔毛から吸収され、毛細血管に入る。
−6−
亘
地学に関する事物・現象について、次の各間に答えよ。
〔間1〕化石に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番号は
⊂亘コ。
1示準化石は、進化の速度が速い生物の化石である。
2 示相化石は、環境の適応範囲が広い生物の化石である。
3 7ズリナは、中生代末の示準化石である。
4 相対年代の時代区分は、示相化石を基準にして決める。
〔間2〕気温250Cで水蒸気圧14.02hPaの空気塊がある。この空気塊が標高Omから断熱膨張で
上昇していくとき、露点に達し雲ができ始める標高〔m〕として最も適切なものは、下
の1∼4のうちではどれか。ただし、乾燥断熱減率を1.00C/100m、湿潤断熱減率を
0.50C/100m、気温減率を0.650C/100mとし、その他の条件については一切考えないもの
とする。また、必要があれば以下の水の飽和水蒸気圧の表を参考にせよ。解答番号は
[コ∈]。
表
〔hPa〕
鱒度〔OC)
1
們「
−20
C#R
1.15
C
−10
Cコ
2.65
CCB
−0 塗
C
0 塗
C
5.63 店
(
C#
13.13
20
8
C3r
24.87
30 鼎(
CCR
H
C
C
挙
冲「
0.97
Cモ
2.25
C#
6.57 度
10
R
C
4.90 滴
b
"
14.98
X
h
CCB
28.10
44.95 鼎x
CSr
50.33 鉄8
C
C湯
Cコ
C#2
Csb
4.22
2
C
8.72 祷
17.05
7
唐
0.67
1.62
CC
3.63
C3R
1.37
10.02
8
CcR
35.67
56.26 鉄
CCR
62.79 田h
11200 2 1300 3 2000 4 2600
0.56
C3R
19.38
31.67
9
Cc
C
※ 温度は、十の位を表の縦の行、一の位を表の横の列で見る。
−7−
澱
CsB
1.91
CSR
7.58 嶋
5
0.81
Cs2
CcB
x
3.10
C
C3
11.46
21.98
40.08
69.97
〔間3〕次の図のア∼工は、6月、8月、9月、10月のいずれかの月の台風の平均的な経路を模
式的に表したものである。10月の台風の平均的な経路として最も適切なものは、下の
1∼4のうちではどれか。解答番号は[二二亘亘コ。
図
1 ア 2 イ 3 ウ 4 エ
〔間4〕火山地形と噴火に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番
号は[二二直]。
1盾状火山は、くり返し穏やかな噴火をすることによってできる。
2 盾淡火山が噴出するマグマの粘性は大きく、流れにくい。
3 マールは、マグマだまりの陥没によってできる。
4 溶岩ドームができる火山の噴出するマグマは、玄武岩質である。
−8−
回
学習指導要領に関する次の各間に答えよ。
〔間1〕次の記述は、中学校学習指導要領理科の「目標」である。空欄[二二至コと⊂亘=]に当
てはまるものの組合せとして適切なものは、下の1∼4のうちのどれか。解答番号は
⊂狂]。
自然の事物・現象に⊂とこ]、目的意識をもって観察、実験などを行い、[二二亘コとと
もに自然の事物・現象についての理解を深め、科学的な見方や考え方を養う。
1 ア 進んでかかわり イ 科学的に調べる能力と態度を育てる
2 ア 対する関心を高め イ 科学的に調べる能力と態度を育てる
3 ア 進んでかかわり イ 科学的に探究する能力の基礎と態度を育てる
4 ア 対する関心を高め イ 科学的に探究する能力の基礎と態度を育てる
−9−
〔間2〕高等学嘩学習指導要領理科の「各科目」の「理科課題研究」の「内容の取扱い」に関す
る記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番号は⊂垣:]。
1生徒の興味・関心、進路希望等に応じて、内容の「特定の自然の事物・現象に関する
研究」、「先端科学や学際的領域に関する研究」、「自然環境の調査に基づく研究」、「科学
を発展させた実験に関する研究」の中から、個人又はグループで適切な課題を設定させ
ること。なお、課題は内容の「特定の自然の事物・現象に関する研究」、「先端科学や学
際的領域に関する研究」、「自然環境の調査に基づく研究」、「科学を発展させた実験に関
する研究」のうちの1項目とし、2項目以上にまたがる課題を設定することはできない
とされている。
2 内容の「科学を発展させた実験に関する研究」については、科学の歴史における著名
な実験などを行い、原理・法則の確立の経緯とも関連付けて扱うこととされている。
3 内容の「特定の自然の事物・現象に関する研究」については、中学校理科の内容と関
連させて扱うこととされている。
4 研究の成果について、報告書を作成させるが、発表を行う機会は設けなくてもよいと
されている。
ー10−
選 択 問 題
11ページから34ページまでの選択問題直】物理(解答番号[コロ∼⊂垂コ)、画化学
(解答番号⊂車二二]∼⊂垂コ)、匝]生物(解答番号[二重コ∼[二二亘□)のうちから、表紙の
指示に従って、一つを選択し解答せよ。
なお、解答用紙の【4】の欄には、選択した問題を表す記号(④、㊥又は㊨)を必ずマークする
こと。
[可物理
[互□次の図のように、斜面ABのレールとそれになめらかにつながった半径rlm〕の点Bから始
まる円形のレール、それにつづく水平面BDからなるレールがある。点Aから点Dまでは鉛直
面内にあり、点Bおよび点Dは水平な基準面にある。質量m〔kg〕の小球が、基準面からの高
さが3γの点Aから静かに放され、円形のレールを周り、円形のレールの最高点Cを通過後、
点Dに到達した。その後、小球はそのままの速度で質量4〝Z〔kg〕の台車に乗り移った。なお、
台車は最初水平な床上に静止しており、レールの水平面BDと台車の水平面EFは同じ基準面
内にある。その後、小球が台車の斜面FGを上り始めると、台車は小球が台車に乗り移ったと
きと同じ向きに運動を始めた。重力加速度の大きさをg〔m/S2〕とし、空気抵抗や摩擦は全て
無視できるものとして、次ページの各間に答えよ。
図
小球
床
−11−
〔間1〕小球が点Cでレールから受ける垂直抗力の大きさ〔N〕として適切なものは、次の1∼4
のうちのどれか。解答番号は[コ亘コ。
1 0 2 77W 3 2プ究g 4 3∽g
〔間2〕小球が台車に乗る直前の速さをV〔m/S〕としたとき、小球が斜面FG上で最高点に達
したときの台車の速さとして適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番号は
[二重コ。
1千・一、
2右 3圭 4〃
〔間3〕小球が斜面FG上で最高点に達したときの水平面EFからの高さ〔m〕として適切なも
のは、次の1∼4のうちのどれか。解答番号は[二二至口。
1‡γ 2‡γ 3号γ 4昔γ
ー12−
[互∃次の図1のように、電磁おんさの腕を水平におき、線密度石kg/m)の弦を電磁おんさの片
側に結び付け、電磁おんさと弦の接点をAとする。弦の他端には滑車を通して質量〟〔kg〕の
おもりをつるし、弦と滑車の接点をBとし、弦の長さABをJ〔m〕に保つ。電磁おんさを振動
数′〔Hz〕で振動させたところ、腹が4個の定常波ができた。このとき、Aは小さく振動する
が、節とみなしてよいものとする。下の各間に答えよ。
図1
t
l
; J ‡
〔間1〕弦に生じた定常波の波長〔m〕として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答
番号は[∃≡]。
1‡7 2ig 37 427
〔間2〕乃個の腹ができるように振動させるためのおもりの質量〔kg〕として適切なものは、次
のト4のうちのどれか。ただし、犯は正の整数とする。解答番号は⊂垂コ。
1豊 2貿 3讐 4誉
−13−
〔間3〕図1と同じ弦とおもりを用いて、次の図2のように、電磁おんさを900回転させ、電磁
おんさの腕を垂直にする。このとき、弦にできる定常波の腹の数〔個〕として適切なもの
は、下のト4のうちのどれか。解答番号は⊂亘コ。
図2
Ⅰ Ⅰ
; J :
1 1 2 2 3 4 4 8
−14−
[亘]次の図1のように、磁束密度朗Wb/朝の一様な磁場が鉛直上向きにかけられている中に、
間隔J〔m〕で水平に置かれた2本の平行な導体のレールLl、L2がある。このレールのab間に
抵抗の大きさが月〔n〕の抵抗を接続する。2本のレールの上に質量∽〔kg〕の導体棒PQを、
2本のレールに対して直角に静かに置く。導体棒PQは2本のレールそれぞれに対して直角を
保ち、接触したままレール上をなめらかに移動する■ものとし、レールと導体棒PQの間の摩擦
は無視できるものとする。レールは十分に長く、運動中に導体棒PQが左右の端に達すること
はなく、レールと導体棒の電気抵抗、回路の自己誘導は無視できるものとする。下の各間に答
えよ。
図1
Q
〔間1〕次の図2のように、導体棒PQにカF〔N〕を加えて、一定の速度vl〔m/S〕で動かした。
導体棒に加えたカの大きさ〔N〕として適切なものは、下の1∼4のうちのどれか。解答
番号は[二重コ。
図2
・・′十 3⊥㌃
1 7九月7 2
−15−
〔間2〕次に図3のように、図1の装置の2本の平行な導体のレールLl、L之を水平面に対して
角度β(0<β<号) になるように傾けて固定した。また、このレールのab間には、抵抗
の大きさが月〔n〕の抵抗に加え、起電力E〔Ⅴ〕の電池も接続した。下の(1)、(2)の各間に答
えよ。ただし、重力加速度の大きさはg〔m/S2〕とする。
図3
(1)導体棒PQがレール上で静止するときの電池の起電力且〔Ⅴ〕として適切なものは、
次の1∼4のうちのどれか。解答番号は⊂亘二]。
1晋 2
∽g属
月Jcosβ
プク相月sinβ
mg月cosβ
βJcosβ
βJsinβ
(2)電池の起電力を(1)の且〔Ⅴ〕より大きい茸1〔Ⅴ〕に取り替えると、導体棒PQはレール
に沿って上向きに動き始める。十分に長い時間がたつと、導体棒PQは一定の速度
〃2〔m/S〕でレールに沿って上向きに運動するようになる。このとき抵抗で1秒間あたり
に消費されるジュール熱〔J/S〕として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答
番号はロ亘コ。
偶gE1Sinβ
βJcosβ
−16−
3可晋)2 4可賃慧)2
正司真空中で次の図1の.ように、陰極Kから放出された熱電子(初速度0とする)は、陰極Kと
陽極Aの間の電圧で加速される。スリットSlを通過するときの電子の速度は8.0×106m/Sで
あった。スリットSlを通過すると、同じ大きさの2枚の金属平板P、Qが平行におかれている。
金属平板P、Qには電圧が加えられ、PQ間に強さ4.0×104v/mの−様な電場が生じている。
また、金属平板P、Qの間には電場に垂直な方向に−様な磁場がかけられており、電子は直進
してスリットS2を通りぬけた。この入射電子線を結晶Bの表面に当て、格子面の間隔∂の原子
面に対して角βで入射させ、反射されてくる回折電子線の強度を検出器Cで測る。図2は、こ
のときの結晶Bの結晶面を拡大し、模式的に表したものである。電子の質量を9.1×10 ̄31kg、
電気素量を1.6×10−19C、ブランク定数を6.6×10 ̄34J・Sとする。重力の影響は無視できるもの
として、次ページの各間に答えよ。
図1
振出去C
回折電子線
P
β
入射電子線
Sl
極K
S2 β 結晶
陰
図2
回折電子線
入射電子線
′//′′‘/′′′′結晶B
[司化学
必要があれば次の原子量を用いよ。H=1.0、C=12、N=14、0=16とする。
[互□次の各間に答えよ。ただし気体定数はも.31×103pa・L/(K・mOl)、ジエチルエーテルの蒸気
圧は、27OCでは770hPa、200Cでは590hPaとする。
〔間1〕内容積15.7しの真空容器に0.410molのジエチルエーテルを入れ、270Cに保った。容券
内の圧力〔hPa〕として最も適切なものは、次の1∼4のうちではどれか。解答番号は
[二二亘口。
1 5.86×102 2 6.51×102 3 7.70×102 4 1.02×104
〔間2〕〔間1〕の容券内の温度を20ccに下げたところ、ジエチルエーテルの一部が凝縮した。
このときの、凝縮したジエチルエーテルの物質量〔mol〕として最も適切なものは、次
の1∼4のうちではどれか。解答番号は[二重コ。
13.0×10−2 2 3.8×10 ̄2 3 3.7×10 ̄1 4 3.8×10−1
−19−
〔間3〕実在気体と理想気体に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか0解
答番号はロ⊂]。
1実在気体は、理想気体の状態方程式からのずれが生じる。そのずれは一般的に、その
気体の分子量が小さいものほど大きい。
2 実在気体と理想気体のどちらも、温度が一定の条件下では、個々の分子は速さを変え
ずに運動しつづける。
3 実在気体と理想気体のどちらも、同じ温度、体積、物質量では、気体の圧力は気体分
子の種類によらず一定である。
4 低圧条件下の実在気体が高温で理想気体に近づくのは、分子の熱運動が激しくなり、
分子間力が無視できるようになるからである。
−20−
巨互]次の各間に答えよ。
〔間1〕0.25mol/Lの酢酸水溶液50mLと0.10mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液50mLを、25。C
で混合した水溶液のpHとして最も適切なものは、次の1∼4のうちではどれか。ただし、
250Cでの酢酸の電離定数を2.8×10 ̄5mol/Lとする。また、必要があればlogl。2=0.30、
10g103=0・48、10g107=0.85を用いよ。解答番号は⊂亘亘コ。
1 4.4 2 4.7 3 7.3 4 7.6
〔間2〕次の図は、0.10mol/Lの酢酸水溶液に、0.10mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加えた
ときの滑走曲線である。下の(1)、(2)の各間に答えよ。
図
加えた水酸化ナトリウム水溶液の体積〔mL〕
(1)図のpHの変化に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答
番号は[二二亘亘コ。
1点アは酢酸水溶液のpHであり、酢酸の電離度が大きいためpHはあまり小さくない。
2 イの区間では、緩衝液となっているので、pHの変化が小さい。
3 中和点では、酢酸が加水分解するため酸性を示している。
4 中和点を超えると酢酸ナトリウムの濃度が大きくなるため、pHは大きくなる。
ー21−
(2)前ページの図の滴定に用いる指示薬として適切なものは、次の1∼4のうちのどれ
か。解答番号はロロ。
1 メチルオレンジ
2 メチルレッド
3 フェノールフタレイン
4 リトマス
−22−
回硝酸の工業的製法についての以下の文章を読み、下の各間に答えよ。
硝酸を工業的に製造する方法は、まず約8000Cの高温で白金を触媒として、アンモニアと空
気中の酸素を反応させて、一酸化窒素をつくる。一酸化窒素をさらに空気中の酸素と反応させ
て二酸化窒素にし、これを水に吸収させて硝酸を製造する。
〔間1〕この工業的製法の名称として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番号は
⊂萱≡:]。
1 オストワルト法
2 接触法
3 ハーバー・ボッシュ法
4 ソルベ一法
〔間2〕この工業的製法で、アンモニア7.1kgから得られる66%の硝酸の質量〔kg〕として最も
適切なものは、次の1∼4のうちではどれか。解答番号はロ亘]。
1 0.40 2 11 3 26 4 40
−23−
〔間3〕硝酸に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか0解答番号は
ロ至=]。
1Fe、Al、Niなどの金属は、濃硝酸には溶けるが、希硝酸には不動態となって溶け
ない。
2 硝酸は、光で分解しやすいので、褐色ぴんに入れて保存する。
3 空気中で硝酸とアンモニアの気体を接触させると白煙が生じる。
4 硝酸は、沸点が高く、不揮発性の液体であるので、揮発性の酸の塩とともに加熱する
と、揮発性の酸が遊離する。
−24−
【亘可次の図は、フェノール、安息青酸、アニリン、ニトロベンゼンの4種類の芳香族化合物を含
むジエチルエーテル溶液から、操作ア∼キを行って、それぞれの芳香族化合物を抽出して分離
した様子を示したものである。国中のA∼Dはそれぞれ上記4種類の芳香族化合物のうちのい
ずれかである。次ページの各間に答えよ。ただし、分離は完全に行われたものとする。
図
−25−
〔間1〕操作イで分離したAの性質に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれ
か。解答番号は[亘口。
1 塩化鉄(Ⅲ)水溶液を加えると、青紫から赤紫の色を呈する。
2 融点1230Cの白色の結晶で、冷水に溶けにくい。熱水には溶け、弱い酸性を示す。
3 さらし粉水溶液を加えると、赤紫色に呈色する。
4 無色あるいはわずかに貴色味を帯びた中性の液体で、水に溶けにくいが、有機溶媒に
はよく溶ける。
〔間2〕振作力で分離したCの製法に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれ
か。解答番号は[二二亘口。
1ベンゼンとプロペンからクメンをつくり、これを酸素で酸化してから硫酸で分解する。
2 ベンゼンに鉄粉と塩素を反応させる。
3 ベンゼンに濃硫酸を加えて熟する。
4 トルエンを硫酸で酸性にした過マンガン酸カリウム水溶液で酸化する。
〔間3〕換作キで分離したDについて、質量60gのベンゼンから合成したときに生じたDの質量
が65gであるときの収率〔%〕として最も適切なものは、次の1∼4のうちではどれか。解
答番号は[∃⊂]。
1 53 2 69 3 83 4 90
−26−
回生物
[互ロショウジョウバエの発生と形態形成に関する次の各間に答えよ。
〔間1〕ショウジョウバエの卵の種類と、卵割の様式との組合せとして適切なものは、次の
1−4のうちのどれか。解答番号はロ虹]。
卵の種類 凉
ィH,ノvネ
1
凉
全割
2
ク囮y
全割
3
ク囮y
盤劉
4
8囮y
表別
〔間2〕ホックス遺伝子に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番
号は正]。
1ショウジョウバエのホックス遺伝子の1つであるウルトラバイソラックス遺伝子の突
然変異体では、1対の麹が生じるはずの胸の第2体節に2対の麹が生じる。
2 ショウジョウバエのホックス遺伝子の1つであるアンテナペデイア遺伝子の突然変異
体では、胸部にある脚が触角に変化する。
3 ショウジョウバエの発生過程で、胚が前後軸に沿って節が並んだ状態まで発生したの
ち、これらの節が頭・胸・腹のどの部分になるかは、ホックス遺伝子のはたらきによる。
4 ホックス遺伝子は、ショウジョウバエのような体節構造のみられる節足動物にだけ存
在する遺伝子である。
−27−
〔間3〕次のグラフは、ショウジョウバエの胚の前後軸を決めるピコイド遺伝子とナノス遺伝子
のmRNAとタンパク質について、未受精卵と受精卵におけるそれぞれの濃度勾配を模式
的に表したものである。グラフのア∼工のうち、ピコイド遺伝子のmRNAの濃度勾配の
グラフとして適切なものは、下の1∼4のうちのどれか。解答番号は[二二重コ。
8
ネ耳
X
X爾
ツ
「
ツ
ツ
ツ
ツ
ツ
r
ツ
ツ
ツ
r
濃度︵相対値︶
濃度︵相対値︶
ア
ウ エ
/
ヽ /
/
\ //
ヽ ./
/
\ //
ヽ ノ′
、■■′
′一 、−、
前
後
前
_ 一 一 一 一 −− _ _
後
[互□免疫のしくみに関する次の各間に答えよ。
〔間1〕樹状細胞に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番号は
⊂垂二二]。
1リンパ節で抗原提示を受けて増殖する。その一部は感染部位の組織へ移動し、直接感
染した細胞を攻撃する。
2 感染部位で病原体などの異物を取り込み、断片化して細胞の表面に提示し、リンパ節
に移動する。
3 血液に最も多く含まれる白血球で、血管内から感染部位に移動し、病原体を食作用に
よって排除する。
4 リンパ節で活性化されて増殖し、抗体を多数分泌する形質細胞に分化する。
〔間2〕記憶細胞となって残る免疫細胞の組合せとして適切なものは、次の1∼4のうちのどれ
か。解答番号は[∃≡]。
1 B細胞、T細胞
2 好中球、マクロファージ
3 B糸田胞、好中球
4 T細胞、マクロファージ
〔間3〕適応免疫におけるリンパ球の抗原の認識に関する次の記述ア・イと、抗原を認識できる
リンパ球がつくられる時期に関する下の記述A・Bのうち、正しいものを選んだ組合せと
して適切なものは、下の1−4のうちのどれか。解答番号は⊂廼コ。
ア 1つのリンパ球は1種類の抗原しか認識できない。
イ 1つのリンパ球は多種類の抗原を認識できる。
A ある抗原が侵入する前に、その抗原を認識できるリンパ球がつくられている。
B ある抗原が侵入した後に、その抗原を認識できるリンパ球がつくられる。
1 アーA 2 アーB 3 イーA 4 イーB
−29−
[互可環境と動物及び植物の反応に関する次の各間に答えよ。
〔間1〕次の図1は、ヒトの脳の正中縦断面の模式図である。図中のア∼クの名称の組合せとし
て適切なものは、下の1∼4のうちのどれか。解答番号は⊂垂コ。
図1
ア
ィ
ア
2
ウ
1
亊H
Eメ
中 脳
H
2
h
Eメ
間 脳
傅ネ
3
亊H
Eメ
小 脳
H
4
傅ネ
Eメ
間 脳
h
Eメ
Eメ
〔間2〕ヒトの視覚は、次の図2のように、網膜の視細胞の興奮が視神経、視交さ、視素を経て
大脳皮質の視覚野に伝わることにより生ずる。視交さでは、両眼の鼻側(内側)の網膜か
ら出た神経だけが交さして反対側の視素に入る。そのため、どちらの眼球においても網膜
の右半分に写った像は右視覚野へ、左半分に写った像は左視覚野に伝達される。図2のX
の部分で切断された場合、見え方として適切なものは、下の1∼4のうちのどれか。ただ
し、左右のだ円は左右の眼球の視野を示し、黒く塗られた部分は視野が欠損している部分
を示す。解答番号は⊂亘]。
図2
左 眼
1
リ皷
H
2
リ皷
H
3
リ皷
H
4
リ皷
H
ネ
ネ
ネ
X
ョ
ルT
H
[鼻側]■⊃[耳側]
リ
ルT
H
[鼻側]⊂}[耳側]
リ
ルT
H
[鼻側]●[耳側]
リ
ルT
H
−31−
[鼻側]⊂■[耳側]
〔間3〕植物ホルモンに関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番号
はロロ。
1イネやオオムギの種子は発芽の際、吸水すると、糊粉層で合成されたジベレリンが、
胚にはたらきかけ、アミラーゼの合成を誘導して、胚乳の貯蔵デンプンを分解する。
2 植物の茎が正の重力屈性を示すのに対して、根が負の重力屈性を示すのは、茎と根の
オーキシンに対する感受性が異なるためである。
3 葉の離層の形成には、エチレンが関係している。
4 花芽の分化を誘導するフロリゲンは、脂質の一種である。
−32−
[互可生物の分菊と系統及び生物の集団に関する次の各間に答えよ。
〔間1〕次の文は、3ドメイン説に関する記述である。空欄[二二至コと⊂互二二]に当てはまる語
の組合せとして適切なものは、下のト4のうちのどれか。解答番号は[二二亘]。
ウーズ左が提唱した3ドメイン説では、生物は細菌ドメイン、[三二]ドメイン、⊂⊂]
ドメインの3つに分けられている。
ア
1
2
3
4
饂
h4
6リ6
植物
4
侘8ンxスイ
h4
6リ6
2
4
X8ィ4
真核生物
真核生物
X8ィ4
多細胞生物
〔間2〕生物濃縮に関する記述として適切なものは、次の1∼4のうちのどれか。解答番号は
[二二亘亘コ。
1生物濃縮は、物質が外部の環境や食物に含まれるよりも低い濃度で生体内に蓄積する
現象である。
2 生物濃縮は、生体内に分解されにくい物質や排出されにくい物質を取り込んだ場合に
起こる。
3 生物濃縮される物質の例として、コンデンサーの絶縁に使われたDDTや、殺虫剤と
して使われたPCBがある。
4 生物濃縮される物質は、栄養段階に関係なく、生態系内の生物に対してほぼ同じ濃度
で蓄積する。
−33−
〔間3〕次の文章は、ミツパテの血線度に関するものである。空欄亡と:]と⊂亘=]に当ては
まる数値の組合せとして適切なものは、下の1∼4のうちのどれか。解答番号は⊂垂コ。
ミツパテは、女王バチが産んだ個体が集まった血縁関係にある集団で、高度に組織化さ
れた社会性昆虫である。女王バチの核相は2nであるのに対し、未受精卵が単為発生して
生まれる雄パテの核相はnである。雄パテは減数分裂せずに精子を形成する。女王バチの
形成した卵のうち、精子と受精した受精卵は、すべて雌のワーカーになり、将来、ワー
カーになる幼虫の世話をする。
個体間の血縁関係の強さ、つまり同じ遺伝子をどれだけ持っているかの割合を血線度と
いう0たとえば、ワーカーの遺伝子のⅠは、母親である女王バチの遺伝子が受け継がれ、
残りのⅠは父親である雄バチからきていることから、女王バチからみて、娘であるワー
か−との間の血線度は、Ⅰ×1+Ⅰ×0=iである。女王バチからみて、その息子である
雄パテとの間の血線度は、母親の遺伝子のⅠを雄バチが持っていることから[二亘コで
ある。それに対して、ワーカーからみて、自らが世話をする姉妹との間の血線度は、
⊂互:二]である。
ア
2
1
1
す
2
3
す
3
4
■す
丁
1r
3
「
−34−
l