JT30 横断測量(レベル・舗装)

JT30 横断測量(レベル・舗装)
器高式水準測量手簿の様式に準じて、レベル横断とポール横断の混在データを、整理・計算し
ます。

入力データにより、基準点行・レベル行・レベル移器点行・引用基準点行・ポール行・既知点行・ポール専
用基準点行の判定を行い計算します。
※( ) 内データは任意入力です。
1) 基準点行・レベル行
点 名
幅
BS
(Pi)
(Wi)
BSi
(Pi+1)
(Wi+1)
IH
FS 地盤高
ΔW
・・・・・ Hi
・・・・・
FSi+1
ΔH 備 考
・・・・・ 基準点
←基準点行
←レベル行
2) レベル移器点行・レベル行
点 名
幅
BS
(Pi)
(Wi)
BSi
(Pi+1)
(Wi+1)
IH
FS 地盤高
FSi
FSi+1
ΔW
ΔH
備 考
←レベル移器点行
←レベル行
3)
引用基準点行・レベル行
基準点名に、上段行の点名を入力すれば、[幅]と[地盤高]を引用する引用基準点行となります。
点 名
幅
BS
Pi
***** BSi
(Pi+1)
(Wi+1)
IH
FS 地盤高
ΔW
・・・・・ ***** ・・・・・
FSi+1
ΔH 備 考
・・・・・ 基準点
←引用基準点行
←レベル行
4) ポール行
点 名
(Pi)
幅
BS
IH
FS 地盤高
ΔW
ΔWi
ΔH
ΔHi
備 考
←ポール行
5) 既知点行
縦断測量等で、あらかじめセンターの地盤高が既知の場合等に使用すれば、整合性のあるデータを、作
成することが出来ます。
点 名
幅
(Pi)
Wi
BS
IH
FS 地盤高
Hi
ΔW
ΔH
備 考
←既知点行
6) ポール専用基準点行
基準点の後続データが、全てポール行の場合に、使用します。
点 名
幅
(Pi)
Wi
BS
IH
FS 地盤高
ΔW
ΔH 備 考
・・・・・ Hi
・・・・・ ・・・・・ 基準点

幅の符号は、センターより右側を[+]、左側を[-]とします。

ΔWの符号は、直前上段行の点より右側を[+]、左側を[-]とします。

ΔHの符号は、直前上段行の点より上側を[+]、下側を[-]とします。
←ポール専用基準点行

入力欄へ基準点行を設定し、連続計算することが出来ます。
基準点行の設定は[編集]-[基準点行設定]をクリックします。
基準点行の解除は[編集]-[基準点行解除]をクリックします。
基準点行の設定と解除は、ブロックカーソルのある行が対象です。ブロックカーソルの位置に注意して操
作して下さい。
【基準点行設定例】
基準点行 →

[ファイル]-[計算書保存(登録)]の横断現況登録により、保存計算書名を横断現況データ名として、横断現
況データを登録します。

地盤高を緑色、DL(基準線)を水色で横断面図を作成します。
左図のような実線の地形は[幅]の昇順により結線作図する
ため、図面処理画面のイメージ(点線)と異なります。

縮尺比の設定が可能です。初期値は5です。
設定値
初期計算モード・・・入力データを表示値として処理します。
《第1欄》 設定初期値
項目名 単 位 小数位 端数処理
点 名
幅
m
3
四捨五入
BS
m
3
四捨五入
IH
m
3
四捨五入
FS
m
3
四捨五入
地盤高
m
3
四捨五入
ΔW
m
3
四捨五入
ΔH
m
3
四捨五入
備考
例題の説明
下図にしめす例題に基づき、操作の手順を説明します。
《第1欄》

計算書編集ウインドウ
センターより左側のデータを入力後、[編集]-[基準点
行設定]により基準点行を設定します。基準点行設
定後、センターより右側のデータを入力します。

[処理]-[計算]
入力データが適切であれば、レベル横断とポール横
断の混在データを、整理・計算します。

[処理]-[図面編集]
地盤高を緑色、DL(基準線)を水色で横断面図を作
成します。
※本プログラムは、JT22 横断測量(舗装修繕用)に既知点行を追加し、縦断測量等で、あらかじめセンターの
地盤高が既知の場合等に、整合性のあるデータを、無理なく作成出来るよう、改良したものです。