ご挨拶平成２７年４月地方連携推進室長徳永博基初めまして。３月１６日付けで地方連携推進室長に着任いたしました徳永博基（とくながひろき）です。よろしくお願い申し上げます。まず，自己紹介を申し上げると，出身は福岡県南部で，高校まで同地で過ごしました。そういう経験から，私自身も地方へ愛着が強く，日本全国至る所が元気になることを願っており，今回，外務省にあって，このような職務に就いたことは何かのご縁だと思っております。外務省に入ってからは，主に旧ソ連との関わりが深く，ポーランド，カザフスタン，グルジアで勤務をしました。また，米国シアトルでも勤務しました。このような国・地域でも，経済を含む日本との関係の構築や深化といった仕事に携わってきました。現在，日本政府は最重要の政策課題として地方創生を掲げています。これまで外務省と日本の地方との関わりは薄いものでしたが，地方創生に結びつく力強い外交を推進するため，外務省・在外公館が一体となって取り組むことが求められています。外務省は，平成１８年には地方連携推進室を立ち上げ，それまでバラバラだった外務省と地方自治体との関わりを，窓口を一本化することで強化することとしました。外務省は，国内での事業として，（１）外国からの観光客・企業等の誘致といった地方自治体の取り組みを支援，（２）国際情勢について地方自治体への情報提供，（３）地方自治体と各国との交流・連携事業等を柱に各種事業を実施しています。また，海外での事業としては，（１）在外公館を活用した地方の魅力発信，（２）様々な外交の機会を利用した日本産酒類や伝統工芸品の普及支援を行っています。これに加え，主要国にジャパン・ハウスを設立し，地方を含めた日本の魅力を戦略的に発信する拠点を開設する準備を進めています。外務省としては，このような施策を今後とも継続・拡大し，地方が行う国際的な取り組みを後押ししていく所存です。当室は，そのような外務省の取り組みの窓口として，また，当室自身も各種事業を実施する主体として，なお一層積極的に取り組みたいと考えていますので，これからもよろしくお願いいたします。