NPO 法人 SDC 検証審査協会 会報(第8回 SDC フォーラム報告) 平成27年3月12日 事務局:鈴木宣二 拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。当協会にご尽力頂きまして、誠にありがとうござ います。平成27年3月11日(水)第8回SDCフォーラムを浜松労政会館にて開催しました。 演題のテーマは「海外での最新ものづくり現地情報」で、お二人の講師の方に講演を頂きました。 18名の方が参加され、活発な質疑応答もありました。ご協力、誠にありがとうございました。 1)国際経営技術研究所 代表(技術士) 石川君雄様 「海外ものづくり情報(ベトナム編)」 ベトナムにある工場を指導した内容を,つぶさに説明頂きました。1 日間の指導ですが、ショ ップ(部門)が多いため、スケジュールがびっしり決まっており、分単位の指導です。英語で話 し、ベトナム語に通訳します。この工場の5Sは素晴らしい状態で、設備も最新鋭です。この中 で、品質トラブルや製造トラブルの解決策を指示していき、最後は講評を実施しています。まさ に ISO9001 の自己適合宣言の審査のような感じを受けました(経営に役立つ審査です) 。指摘内 容が的確でないと、次年度の契約は無いそうです。海外の指導経験豊富で、国別の特徴も聞かせ て頂き,大変参考になりました。 2)NPO 法人 SDC 検証審査協会 会長 宮野正克様 「競争力をつけた、中国の製造業視察」 1987 年の中国の国富陽無線電廠の訪問を皮切りに、2009 年には、中国浙江省の技術指導の訪 問、2014 年には、浙江省に品質未然防止技術指導(3H)で訪問をしています。オートバイを生 産しているメーカーの錢江摩托は年間 1000 万台を生産しています (日本は全国で 40 万台程度) 。 中国でも優秀な企業(例:浙江比例包装社)は経営理念を重視しており、顧客満足(CS)はもと より、従業員満足(ES)を実施しているそうです。生産規模のスケールはもとより、経営の神髄を 理解してきた経営者も出てきている模様です。経営マネジメントの重要性を、痛感した次第です。 敬具 次回は、H27 年 12 月 2 日(水)に浜松労政会館にて、 「リスク理論に基づいた自己適合宣言の優位性」、 「ト ヨタ生産システムの歴史」の講演を実施します。ご期待下さい。
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