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平成26年度 大規模HEMS情報基盤整備事業
活動概要
2015年3月
iエネ コンソーシアム
(幹事事業者)
東日本電信電話株式会社、KDDI株式会社、
ソフトバンクBB株式会社、パナソニック株式会社
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事業の目的(概要)
HEMS普及促進、一般家庭における経済性の高いエネルギーマネジメントの実現
に向け、多数のHEMSを一元的にクラウド管理し、電力利用データの利活用を
推進する大規模HEMS情報基盤を整備
エネルギーマネジメントサービス
生活支援系サービス(クーポン、見守り等)
HEMSデータ利活用事業者
・・・
加工データ
持続可能な
ビジネスモデルの構築
2
API
反映
大規模HEMS情報基盤の
標準化検討(API検討)
1
大規模HEMS
情報基盤の構築
3
HEMSデータ
サービス
反映
・・・
・・・
・・・
プライバシーに配慮した
電力利用データの
利活用環境の検討
ユーザー様(モニター様)
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事業の概要(取組みのポイント)
①大規模HEMS情報基盤の構築
全国約1万4千世帯のモニター様を募集、HEMSを導入し、各家庭の電力データを
一元的にクラウド管理する情報基盤のシステムを構築
②大規模HEMS情報基盤の標準化検討
APIの標準化等により、仕様の異なる複数のHEMSから円滑にデータを集約・提供
(HEMSデータ利活用事業者の利便性を向上させ、サービスの開発を促進)
本事業のモニター様向けに、単なるHEMSの省エネサービスに留まらず、各モニター様の
ニーズに応じて、「見守りサービス」、「クーポンやポイントを利用した来店サービス」など、
暮らしを便利で豊かにするサービスを提供
③プライバシーに配慮した電力利用データの利活用環境の検討
利用者の実際の声を反映したプライバシー上の対応策を検討し、消費者が安心
できる電力データの利活用環境の整備
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事業の概要(全体のスケジュール)
本事業は、平成26年度~27年度の2カ年にわたって実施することを予定
H26年度事業の主な取組み
1.
2.
3.
4.
APIの標準化案の検討
プライバシーデータの取扱指針の検討
上記を踏まえた大規模HEMS情報基盤の構築
モニター様の事業参画・HEMS設置(全国約1.4万世帯 ※1 )
※1:関東エリア(東京、神奈川、千葉、埼玉)、中部エリア(三重県桑名市、静岡県静岡市)、
九州エリア(福岡県みやま市)、東北エリア(福島県会津若松市)を中心に本事業を実施予定
H27年度事業の主な取組み
●
●
●
●
HEMSデータ利活用サービスの提供(H27.4~順次)
HEMSのスマートメーターBルート接続 ※2
モニター様へのアンケート等の実施(プライバシー取扱、サービス内容の受容性等)
本整備事業全体のまとめ
※2:各電力会社様のスケジュールに応じた対応を予定
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H26年度の主な取組み
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1.大規模HEMS情報基盤の構築
HEMSデータ利活用事業者のユースケースに合わせたデータ処理・機能を検討
HEMSデータ
利活用事業者
HEMSデータ利活用 HEMSデータ利活用
事業者システム
事業者システム
API
拡張処理
情報管理
事業者
HEMSデータ利活用
事業者システム
処理分類
共通的な処理
・同一属性の電力使用量の
統計値の提供
・匿名化処理した電力使用量
の提供
拡張
処理
予測・推定
・電力使用量から推定した状態
情報、属性情報の提供
・属性情報を指定したコンテンツ
配信
・電力使用量から推定した節電
アドバイスの提供
機器制御
・機器を特定し状態取得および
制御する機能
拡張処理
共通的な処理
プライバシーポリシー
管理機能
HEMSデータ
(約14,000世帯分)
大規模HEMS情報基盤
HEMS
管理事業者
HEMS管理事業者システム
データ処理例
HEMS
利用者
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2. 大規模HEMS情報基盤の標準化検討
大規模HEMS情報基盤とHEMSデータ利活用事業者のシステム間のデータ提供
に関して、APIの標準化検討を実施(下図黄色部分)
ECHONET Lite
③データ提供
機器
・
・
・
HEMS
データ送信※
機器
API標準化範囲
大規模HEMS
情報基盤
①サービス事業者のサービス申込・認可設定
②サービス申込情報提供
HEMSデータ利活用
事業者のシステム
HEMS利用者
④サービス提供(DRクーポン、エネルギー診断、高齢者見守り など)
※基盤へのデータ送信に関しては、事前にユーザー同意取得が必要
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2. 大規模HEMS情報基盤の標準化検討
 標準化の検討にあたっては、現在または将来想定される具体的なHEMSデータ利活用サービスを
前提に、そこからの要求を満たすよう簡素さと拡張性のバランスを検討していくことが必要である
HEMS情報基盤に係る標準化の考え方について(スマートハウス・ビル標準・事業促進検討会 2014/5/28資料)より抜粋
 大規模HEMS情報基盤整備事業では、HEMSデータ利活用事業者が使いやすいAPIを目指し、
HEMSデータ利活用事業者の用途に合わせたデータ提供方法を整備する
 主な検討事項
• 標準化対象とするデータの範囲(HEMSデータ、属性情報など)
• データの検索条件・提供単位
• HEMSデータ利活用事業者のデータ取得間隔
• HEMSデータ利活用事業者のデータ蓄積・保存方法
 想定するHEMSデータ利活用事業者のサービス
デマンドレスポンス、クーポン・ポイント、エネルギー診断、高齢者見守り、地域情報配信 など
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3. プライバシーデータの取扱指針の検討
モニター様が安心してHEMSデータ利活用サービスを享受できるプライバシー
データの取扱いに係るルールの策定を実施
 主な検討内容
 プライバシー関連文書の検討・作成
同意書、プライバシーポリシー、利用規約、個人情報等保護規則
 プライバシー関連データ(HEMSデータの加工等)の検討
データ定義、加工手法、その取扱い
 わかりやすい表示・通知についての検討
 包括的な同意の仕組みの検討
 モニター様への意識調査(アンケート調査など)
 基盤への機能についての評価
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3. プライバシーデータの取扱指針の検討
 事業参加のための同意書、サービス導入時の第三者提供などを得るための「プライバ
シーポリシー、利用規約等を作成
 コンソーシアム全体の情報管理を明確にするための個人情報等保護規則(内規文
書含む)を作成
iエネコンソーシアム
<募集時>
提示
大規模HEMS情報基盤整備事業
へのモニター参加同意書
大規模HEMS情報基盤整備
事業の実施に係る協定書
モニター申込書
事業パンフレット、説明資料
モ
ニ
タ
ー
様
個人情報等保護規則
<サービス導入時>
〃
(基盤側)大規模HEMS情報基盤整備
事業プライバシーポリシー
PP補足説明Web画面
(基盤側)大規模HEMS情報基盤整備
事業利用規約
〃
(HEMSデータ利活用事業者)
プライバシーポリシー
(内規)
個人情報に関する事故
発生時の対応規程
参加企業間の責任分界
に関する事業者間ルール
(HEMSデータ利活用時事業者)
利用規約
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4. モニター様の事業参画・HEMS設置
 関東・中部・東北・九州エリアで合計約14,000世帯のモニター様の事業参画に向け、
HEMS管理事業者6社・1自治体が連携し、事業の啓蒙活動を通じてモニター様対応を
推進
 事業やHEMSの説明、情報保護方針の説明等を行うための各種パンフレットを作成・配
布し、本事業の趣旨に賛同するモニター様を募集
サービスリーフレットによる
情報保護方針の説明
事業全体の紹介パンフレット
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H27年度の主な取組み予定
H26年度の成果を踏まえて、H27年度は下記の取り組みを予定。
<大規模HEMS情報基盤の構築>
 実運用を通じた改善点等の課題抽出
 HEMSデータ利活用事業者の要望を踏まえた機能拡充の検討
<大規模HEMS情報基盤の標準化>
 実運用を通じた課題抽出
 API仕様書案の事業促進SWG等へ付議
<プライバシーに配慮したHEMSデータ利活用環境の検討>
 モニター様のプライバシー影響の検証作業を踏まえたプライバシーポリシー、
利用規約等のブラッシュアップ
<整備事業の効果検証>
 モニター様へのHEMSデータ利活用サービス提供および普及課題の検証
 持続可能なビジネスモデルの検証
 新規事業者の参画に対する仕組み作りの検討
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