科目体系変更手順 - Fujitsu

GLOVIA-BP 会計 SE資料 1
平成18年9月版
科目体系変更手順
(1)概要
標準の科目体系(科目コード)を、大幅に変更する場合の手順について説明します。
(2)手順
以下の手順にて科目の変更を行います。
事前準備として、科目コード体系を決定した上で作業を行う必要があります。
0.事前準備
科目コード体系を決定して下さい。
1. 【セットアップ】-【EXCEL入力】-【EXCEL入力】-【科目体系一覧登録】を起動し、EXCEL画面で
科目コードの変更を行って下さい。
2. 【セットアップ】-【運用変更】-【科目体系登録】を起動し、[1.科目体系登録]の設定内容を確認
して下さい。
3. 【科目体系登録】−[2.帳表出力区分登録]の設定内容を確認して下さい。
4. 【科目体系登録】−[4.科目資金情報登録]の設定内容を確認して下さい。
(資金繰実績表を使用している場合のみ)
5. 【科目体系登録】で処理番号に「X」と入力して、勘定科目の「残高計算区分」を確認して下さい。
6. 【セットアップ】-【運用変更】-【科目消費税情報登録】を起動し、設定内容を確認して下さい。
7. 【セットアップ】-【運用変更】- 【科目残高登録】を行って下さい。
内訳管理する科目の場合は、【科目残高登録】-[1.部門別残高登録]を行った後、
[2.内訳別残高登録]を行って下さい。
8.【システム管理】-【条件ファイル自由修正】で、一般固定勘定レコードの修正を行って下さい。
9. 【システム管理】-【条件ファイル自由修正】で、帳表出力条件レコードの修正を行って下さい。
10.キャッシュフロー計算書を出力する場合、別途、科目対応表の変更が必要ですので行って下さい。
(注) 説明に使用する画面のVLは、V02L20を使用しています。
0.事前準備
科目コード体系を決定して下さい。
科目コード体系を決める際は、以下の資料をご参照下さい。
「基本システム)導入マニュアル)解説書」
4.2 利用者条件を決めましょう
■コード体系の決め方
■科目管理
また、システム必須の特殊科目は、以下の科目となっていますので、削除しないようにして下さい。
もし、科目コードを変更する場合は、「変更後科目コード」に記入しましょう。
科目コード
B/S
P/L
73290
73305
73400
79992
80009
82994
85998
89996
98009
99003
99100
99902
変更後
科目コード
科 目 名
前期繰越利益
当期未処分利益
【当期利益】
負債資本の部計
経常損益の部
売上総利益
営業利益
経常利益
税引前当期利益
当期利益
前期繰越利益
当期未処分利益
貸借区分 科目区分
2
2
2
2
1
2
2
2
2
1
2
1
3
7
7
7
1
7
7
7
7
7
7
7
残高計算
区分
3
4
5
0
0
0
0
0
0
6
7
8
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<区分説明>
1:借方
2:貸方
1:見出し表示用のため、金額を保持しない。
科目区分 3:金額を保持し、伝票入力が可能。
7:合計表示用のため、金額を保持しない。
0:一般勘定として扱う
1:棚卸資産勘定として扱う。
2:貸方仕入調整勘定として扱う。
3:処分利益(B/S)勘定として扱う。
4:当期未処分利益(B/S)勘定として扱う。
残高計算 5:当期利益(B/S)勘定として扱う。
区分
6:利益用合計科目として扱う。
7:前期繰越利益(P/L)として扱う。
8:中間利益等、当期利益の計算に含めない利益勘定として扱う。
9:棚卸減耗損、評価損等として扱う。
G:当期利益の当残を期首からの累計(前残+貸方発生)で
表示する場合に設定。
貸借区分
1.【セットアップ】-【EXCEL入力】-【EXCEL入力】-【科目体系一覧登録】を起動し、EXCEL画面で
科目コードの変更を行って下さい。
① 「データ取込み」ボタンを押して、標準科目体系を呼び出して下さい。
② EXCEL画面では、「科目コード」「科目名称」「省略時設定名称」「カナ表示名称」のみの修正を
行って下さい。その他の項目については、画面からメンテナンスしましょう。
③ 「登録」ボタンを押して、修正した科目体系を登録して下さい。
① 「データ取込み」ボタンを押して、標準
科目体系を呼び出して下さい。
② 【科目体系一覧登録】画面では、「科目
コード」「科目名称」「省略時設定名称」「カ
ナ表示名称」のみの修正を行って下さい。
その他の項目については、画面からメンテ
ナンスしましょう。
③ 「登録」ボタンを押して、修正した科目
体系を登録して下さい。
2.【セットアップ】-【運用変更】-【科目体系登録】を起動し、「1.科目体系登録」の設定内容を確認して下さい。
【EXCEL入力】-【科目体系一覧登録】では、
集計先、転送先の指定をしていませんの
で、新しい科目体系に合わせて変更を行っ
て下さい。
科目区分
1:見出し
2:仕訳
3:合計
設定内容
見出し科目範囲
集計先
転送先
集計先
転送先
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<注意>
合計科目に加算する必要のない勘定科目に対しては、集計先コード、転送先コードを指定する必要はあり
ません。集計先/転送先への加算は、科目コードの昇順に加算元を読み込んで行いますので、例に示す
ように、自分より小さいコードの勘定科目を集計先/転送先に設定した場合は、その集計先/転送先に、
さらに集計先/転送先を設定することはできません。
<例>
科目コード
集計先/転送先
11111
上から下への集計/転送については問題
なく行えますが、下から上に設定する場合
は、一度だけしか設定出来ません。
NG
11111
22222
OK
22222
33333
システム必須の特殊科目は、以下の科目となっていますので、削除しないようにして下さい。
もし、科目コードを変更する場合は、「変更後科目コード」「変更後集計先」「変更後転送先」に記入しましょう。
科目コード
B/S
P/L
73290
73305
73400
79992
80009
82994
85998
89996
98009
99003
99100
99902
変更後
科目コード
科 目 名
前期繰越利益
当期未処分利益
【当期利益】
負債資本の部計
経常損益の部
売上総利益
営業利益
経常利益
税引前当期利益
当期利益
前期繰越利益
当期未処分利益
標準科目
集計先
73305
* 79979
80009
85998
89996
98009
99003
99902
99902
変更後
集計先
標準科目
転送先
変更後
転送先
89996
*特殊科目を標準のまま使用する場合は、「79979:余剰金計」の科目コードを変更していないか
確認して下さい。
3. 【科目体系登録】−[2.帳表出力区分登録]の設定内容を確認して下さい。
【EXCEL入力】-【科目体系一覧登録】で、科目コードを直接変更した分については入っていますが、科目を
追加した場合は、ブランクで入っていますので確認して下さい。
また、【科目体系登録】画面から科目を追加し、参照科目を入れなかった場合は、帳表出力区分は全て
「O:出力しない」で登録されてしまいますので、確認及び修正を行って下さい。
設定する帳表出力区分
の説明が表示されていま
す。
1∼5に対応する
帳表名が表示さ
れています。
画面位置を見ると何番目
の画面が表示されている
かがわかります。
「左画面」「右画面」ボタ
ンをクリックして、画面を
遷移させます。
6画面ありますので、す
べての画面(帳表)につ
いて帳表出力区分を設
定して下さい。
「適用」ボタンをク
リックして下さい。
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4. 【科目体系登録】−[4.科目資金情報登録]の設定内容を確認して下さい。
(資金繰実績表を使用している場合のみ) 資金繰実績表を出力する場合は、「資
金科目区分」「自動設定資金コード」を
設定して下さい。
資金管理については、「資金管理システ
ムガイド」に掲載されていますので、ご
確認下さい。
5.【科目体系登録】で処理番号に「X」と入力すると、勘定科目の「残高計算区分」が確認できます。
「0.事前準備」で特殊科目コードを変更した場合は、必ず確認を行って下さい。
設定が間違えていると試算表が合わないなど、トラブルの原因となります。
残高計算区分:
「0.事前準備」で特殊科目コードを変
更した場合は、必ず確認を行って下さ
い。
設定が間違えていると試算表が合わ
ないなど、トラブルの原因となります。
<注意>
伝票入力後、「内訳管理区分」をこの画
面で変更してはいけません。
(導入時、伝票入力前であれば変更し
ても構いません)
6. 【セットアップ】-【運用変更】-【科目消費税情報登録】を起動し、設定内容を確認して下さい。
税抜き部門・科目・内訳:
【セットアップ】-【消費税勘定登録】の
勘定区分で設定した部門と科目が表示
されます。勘定区分を設定して下さい。
適用税率 1次、2次(消費税率):
【セットアップ】-【運用変更】-【税率表
登録】で設定した適用税率区分を設定し
て下さい。
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消費税
科目分類
0
消費税対象外の科目
1
税抜き仕訳で伝票入力を行う科目(システムによる都度税抜きを行う科目)
2
税込みで伝票入力を行い、利用者が月末または期末に一括税抜きの仕訳を行う科目
4
税込みで伝票入力を行い、システムによる一括税抜きを月末または期末に行う科目
8
消費税科目
9
非課税科目
7. 【セットアップ】-【運用変更】- 【科目残高登録】を行います。
内訳管理する科目の場合は、【科目残高登録】-[1.部門別残高登録]を行った後、
[2.内訳別残高登録]を行います。
「部門コード」を入力し、「適用」を押すと
登録可能な科目の一覧が出力されま
す。
部門/科目の組み合わせを登録したい
科目に対して、「Y」を入力して「適用」を
押して下さい。
<ポイント>
内訳管理している科目の場合、内訳別残高の合計が、部門別残高と一致している必要があります
ので、ご注意下さい。
<例>
部門:総務経理(B3000)
科目:主要材料費(82104)
内訳:内訳1(UTI01)、内訳2(UTI02)の場合
部 門
① B3000
② B3000
③ B3000
科 目
82104
82104
82104
内 訳
UTI01
UTI02
金 額
300
100
200
←
←
←
「1.部門別残高登録」にて設定
「2.内訳別残高登録」にて設定
「2.内訳別残高登録」にて設定
*金額の値は、①=②+③ にする必要があります。
* 組み合わせがたくさんある場合は、【セットアップ】-【運用基本情報】-【科目残高一覧登録】でEXCEL
を起動して登録を行う事も出来ますが、件数が1万件以上は登録出来ませんので、ご注意下さい。
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8.一般固定勘定レコードの修正を行って下さい。
(1) 【システム管理】-【システム管理】−【条件ファイル自由修正】を開く。
① パスワード「MANAGR」を入力して下さい。
② 条件コードに「会社コード+ZGKKCODE」を入力して下さい。
③ 先頭から5バイトずつが以下のコードになっていますので、科目体系を変更している場合
は変更して下さい。
負債勘定先頭科目コード
損益勘定先頭科目コード
現金勘定科目コード
費用勘定先頭科目コード
標準科目
4□□□□
8□□□□
11104
81000
変更後科目
* □はスペースを表します
※「負債勘定先頭科目コード」、「損益勘定先頭科目コード」、「費用勘定先頭科目コード」
については開始科目コードではなく、先頭科目コードになります。
例えば、負債勘定の開始科目コードが「40004」であれば、「4 」、又は「40001」になります。
④ 適用ボタンをクリックし更新して下さい。
② 条件コードに「会社コード+ZGKKCODE」
を入力して下さい。
③ 先頭から5バイトずつが以下のコードに
なっていますので、科目体系を変更している
場合は変更して下さい。
・負債勘定先頭科目コード
・損益勘定先頭科目コード
・現金勘定科目コード
・費用勘定先頭科目コード
① パスワード「MANAGR」を入力して下さい。
④ 「適用」ボタンをクリックし更新して下さ
い。
9.帳表出力条件レコードの修正を行って下さい。
条件ファイル自由修正で、帳表出力時の出力範囲を修正します。
① 【システム管理】−【条件ファイル自由修正】を開く。
パスワード「MANAGR」
② 条件コードで「会社コード不要+各条件コード」を入力して下さい。
例) SA3110:貸借対照表
② 条件コードに「会社コード不要
+*各条件コード」を入力して下
さい。
*各条件コードは下記を参照下
さい。
③ 142∼151バイト目を新しい科
目体系に変更して下さい。
④ 「適用」ボタンをク
リックし更新して下さ
い。
① パスワード「MANAGR」を入
力して下さい。
<注意>
この画面の桁数はV02用となっています。V01については桁位置が違います。
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③ 142∼151バイト目を新しい科目体系に変更して下さい。
142バイト目から146バイト目までに出力先頭科目コード、
147バイト目から151バイト目までに出力終了科目コードを設定します。
例) 標準提供されている状態の損益計算書「SA3411」であれば、
「8000999902」(80009∼99902)になっています。
④ 「適用」ボタンをクリックし、更新して下さい。
※帳表出力条件レコードの条件コード
帳 表 名
条件コード
SA3110 貸借対照表
SA3411 損益計算書
決算帳表 SA3412 販管費及び一般管理費明細表
SA3413 製造原価報告書
SA3414 貸借対照表(報告式)
SA3431 貸借対照表(月別)
SA3432 収支実績表(月別)
SA3433 販管費及び一般管理費明細表(月別)
SA3434 製造原価報告書(月別)
比較帳表
SA3441 貸借対照表(部門別)
SA3442 収支実績表(部門別)
SA3443 販管費及び一般管理費明細表(部門別)
SA3444 製造原価報告書(部門別)
SA3451 貸借対照表(四半期別)
四半期 SA3452 収支実績表(四半期別)
比較帳表 SA3453 販管費及び一般管理費明細表(四半期別)
SA3454 製造原価報告書(四半期別)
EX3010 試算表
EX3020 貸借対照表
EX3030 損益計算書
Excel
EX3040 販売費及び一般管理費
帳表
EX3050 製造原価報告書
EX3110 部門別損益計算書
EX3210 貸借勘定残高表
EX3220 損益科目発生表
なお、Excel帳表については、オンラインマニュアルの「財務会計帳表オプション)オペレーションガイド」
に科目体系変更時の設定方法が記載されていますので、ご一読ください。
10.キャッシュフロー計算書を出力する場合、別途、以下の変更が必要ですので行って下さい。
キャッシュフロー計算書は、EXCELシートを起動して作表しています。
EXCELシートの中にある「科目対応表」は標準の科目体系で登録されています。科目体系を変更して
いる場合は、それに合わせて「科目対応表」を変更する必要があります。
集計科目コードには、標準の科目体
系の科目コードが設定されています。
科目体系を変更している場合は、そ
れに合わせて変更する必要がありま
す。
標準の科目体系は、「導入マニュアル)登録票」に記載されていますので、確認しながら変更して下さい。
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