すべての遺残リードは抜去す - 第7回植込みデバイス関連冬季大会

第 7 回 植込みデバイス関連冬季大会
2 月 20 日(金)
第 2 会場
10:00 ∼ 11:00 ディベートセッション 2
鳳凰の間
(東) すべての遺残リードは抜去すべきである
⃝合屋 雅彦
東京医科歯科大学医学部附属病院不整脈センター
すべての遺残リードは抜去すべきである(Con)
⃝岡村 英夫
国立循環器病研究センター心臓血管内科
23
月 日
すべての遺残リードは抜去すべきである(Pro)
プログラム
〔座長〕庄田 守男 東京女子医科大学循環器内科
午前
エキシマレーザシースを利用したリード抜去手術がわが国で行われるようになって 7 年
が経過した。過去には開心術で取り出されていた心臓ペーシングデバイスリードが経皮的
に抜去できるようになり,すでに 1,000 例以上の手術が施行され,その 80%以上の患者は
感染症例であった。しかしこの治療法が深く普及している欧米では,非感染適応で抜去さ
れるケースが少なくない。若年者の廃絶リード,残留リード本数が多いために心臓へのア
クセス困難な場合,リコールリードなどに対してである。リード抜去手術はリード植込み
経過年数が短いほど,また残留リード本数が少ないほど成功率は高く,合併症は少ない。
その一方で,リード抜去手術での合併症は重篤であることが多いため,慎重な適応決定が
望まれる。このディベートセッションでは,これらの相反する治療方針決定のプロセスを
明らかにし,わが国におけるリード抜去手術の今後を考えてみたい。
2
20