学校だより

南太田小学校だより9号
平成27年1月7日
かしわ
「かしわ」は代々繁栄するようにと校章に込められた思いです
子どもたちのために
校長
仙田
くに子
新年あけましておめでとうございます。
2015 年の授業がスタートしました。
今年はひつじ年、ひつじは群れをなすところから
家族の安泰、平和の象徴とも言われています。南太田小学校の子どもたちや
職員が温かい群れとなって平和な一年となるよう一歩を踏み出していきたいと思います。
「お元気でお変わりありませんか。先日、娘の跳び箱をする姿を見て、先生と練習した
ことを思い出しました。」という年賀状を見てすぐに私の頭の中には 3 年生の智子ちゃん
の歯を食いしばって跳び箱に挑戦する姿が浮かんできました。頑張り屋の智子ちゃんは土
曜日お弁当を持っての特別練習に参加したのでした。 (その頃は毎週土曜日も登校日でした)
正月に同窓会をするというので久しぶりに故郷に帰りました。私は、浦島太郎状態で誰
が誰やらと観察していると不思議と子どものころの顔が浮かんできました。小学 5 年時と
中学1年時の担任が参加してくれました。二人の恩師共、子どもたちのことをよく覚えて
いてくれて「あなたはこんな子どもだったね。あなたの家は坂の上にあったわね。」と一人
ひとりに話され感心したものです。そいういえば、私も教え子たちと話すたびに「先生は
よく覚えているね。」と感心されているなあと立場の違いとは言え、不思議な気持ちになり
ました。
懐かしい話に花が咲き、ある同窓生の言葉が心に残りました。
「私たち 3 人きょうだいを知っているT先生に中学卒業の時に挨拶に行ったら『君だっ
てやれる力を持っているんだよ。大丈夫がんばれ!』その言葉が支えになったんだ。実は、
優秀な兄弟に挟まれて私はコンプレックスの塊だった。そうか、私だってやればできるん
だとずっと心の支えになったんだ」と。生き生きと話してくれた彼女は、今は大きな病院
の立派な看護師長になっていました。きっとT先生は真摯な姿勢で励まして下さったのだ
と思います。簡単な言葉のようでも伝え方で人の心を打つのだと思いました。どんなに年
を重ねても恩師の一言は大きいのだなと痛感しました。
子どもの立場、教師の立場いろいろ考えさせられるお正月でした。教師の一言ひとこと
が子どもの人生を左右するかもしれないと改めて教師という仕事の大切さを感じました。
今年度も残り 54 日の登校となります。子どもたち一人ひとりが良い思い出作りができ
るように全職員で力を尽くしてまいります。
今年も子どもたちのためにご支援ご協力どうぞよろしくお願いいたします!