KODAK ACCUMAX Photoplotter Film RED7

テ ク ニ カ ルデー タ/ PRINTED CIRCUIT BOARD FILM
KODAK ACCUMAX
Photoplotter Film RED7
— 適正な フ ォ ト マ ス ク を使用 し た高度なプ リ ン ト 基板 (PCB)
の作成に つ い て —
2003 年 6 月 ・ TI-2585
高度なプリント基板(PCB)のためのフォトマスクの作成は正
しいフィルム選びから始まります。コダックアキュマックス
フォトプロッタフィルム RED7 なら、高濃度で優れたエッジ
シャープネスを実現し、高い寸度安定性を得ることができま
す。RED7 フィルムは、最新の IBT(Integrated-BoosterTechnology)を採用しています。これは、コダックが他に先
駆けて開発した独自の技術です。このフィルムには、以下の
優れた特徴があります。
• 最新の IBT(Integrated Booster Technology)を採用し、
優れたエッジシャープネスを実現
• 生産性を高める高速現像処理(最速約 30 秒で現像)
• レジスト露光時のスムーズなバキューム処理を可能に
する乳剤面の微細なマット処理
• フォトアブレーションと物理的磨耗に対する高い耐久性
• 静電気によるゴミやホコリの付着を防止するパーマス
タット(帯電防止)処理
• ヘリウムネオン(HN)または赤色レーザーダイオード
(RLD)露光光源を使用するフォトプロッタでの使用に
対応した 633 ~ 670 nm の感光度
• フォトレジストでの優れたライン再現
RED7 フィルムは、以下のフォトプロッタでの使用に適して
います。
製造メ ー カ ー *
Mania Barco
大日本ス ク リ ー ン
First EIE SA
Escher-Grad
モデル
BG-3800、 BG-3900、 BG-7300、
BG-7400、 BG-7500、 SilverWriter
RG 4000、 RG 7000、 RG 7500
RG 24、 RP 300、 RP500
EG-5000、 EG-8200、 EG-9000、
EG-9400
Mania Barco (Gerber)
Crescent 30、 Crescent 40
Glaser
Galaxy 3000、 Galaxy 4000、 Galaxy
6000
Lavenir
PULSAR 8000SE
Orbotech
LP 7008
Secma International
Swift 2028、 Swift 2636、 Swift 3242、
Swift 4257、 Swift 4763
* 各製品は各製造 メ ー カ ー の商標です。
©Eastman Kodak Company, 2002
サポー ト
寸度安定性サポート
7 mil (0.18 mm)
ベ ー ス サポ ー ト
暗室に関す る推奨事項
暗室の照明には、EncapSulite T20/ND0.75 (シ ア ン) フィ
ルターを使用できます。
セーフライトはフィルムから 1.2 メートル以上の距離をおい
て設置ください。可能な場合は、安全上問題がない範囲内で
室内照明を最大限に活用できる位置にセーフライトを配置
し、フィルム表面自体の直接露光を最小限に抑えるように配
置します。ライトをフィルムから遠くに離すほど、安全性が
高まります。このフィルターは、特定の条件下で、許容でき
るセーフライト性能を最長 2 分間提供します。
ヨ ー ロ ッパ
EncapSulite International Ltd.
Frau Karia Hoppe,
EncapSulite Sales
Postfach 900-3285
Koln 90 Germany
米国
EncapSulite
International Inc.
505 Julie Rivers Road
#170
Sugar Land, TX 77478-2848
保管方法 と 取 り 扱い
未露光フィルムと現像済みフィルムは、低温の乾燥した場所
に保管してください。露光後のフィルムはできるだけ早く現
像処理してください。
サ イズ
露光
サイズとそのカタログナンバー (Cat.No) は以下の通りです。
記載のないサイズについてはコダック PCB フィルム製品の
販売代理店までお問い合わせください。
必要な露光には、フォトプロッタ特性と現像条件の両方が関
わっています。最適な露光条件は、レーザーフォトプロッ
ター推奨の手順に従い、一連のテストを行って決定します。
キャリブレーションテストでは、必要なライン幅と適正な濃
度の描画のための最適な露光条件を決定します。生成される
画質と濃度は、現像の時間と温度によって変化します。推奨
の時間と温度を微調整して、特定の露光条件でより優れた結
果を得られるようにします。
2
サ イズ と
カ タ ロ グナ ンバー
(Cat.No)
シ ー ト 枚数
800 × 1100 mm
(31.5 × 43.3 in)
25
825 3080
1200 × 1612 mm
(47.3 × 63.5 in)
25
806 8694
55.9 × 66 cm
(22 × 26 in)
50
828 3475
55.9 × 71.1 cm
(22 × 26 in)
50
145 7175
57 × 64.8 cm
(22 1/2 × 25 1/2 in)
50
163 1514
57 × 66 cm
(22 1/2 × 26 in)
50
806 8603
58.4 × 63.5 cm
(23 × 25 in)
50
186 3281
58.4 × 66 cm
(23 × 26 in)
50
880 3967
61 × 66 cm
(24 × 26 in)
50
131 4111
61 × 71.1 cm
(24 × 28 in)
50
806 9858
61 × 76.2 cm
(24 × 30 in)
50
891 5910
66 × 66 cm
(26 × 26 in)
50
109 3301
66 × 73.7 cm
(26 × 29 in)
50
109 0653
66 × 76.2 cm
(26 × 30 in)
50
194 3976
66 × 81.3 cm
(26 × 32 in)
50
174 3384
71.1 × 71.1 cm
(28 × 28 in)
50
112 3777
71.1 × 81.3 cm
(28 × 32 in)
50
839 8679
30.5 × 45.7 cm
(12 × 18 in)
100
40.6 × 50.8 cm
(16 × 20 in)
100
52 × 64.8 cm
(20 1/2 × 25 1/2 in)
100
50.8 × 61 cm
(20 × 24 in)
100
50.8 × 66 cm
(20 × 26 in)
100
890 1704
53.3 × 63.5 cm
(21 × 25 in)
100
165 7683
CAT No.
切 り 替え露光係数
別のフィルムから切り替える場合は、以下の露光係数を開始
点とします。現在のレーザー強度設定に、開始点の係数を掛
けます。最適なレーザー強度を特定するために、露光過不足
の露光走査を強く推奨します。この係数は、製造メーカー指
定の条件下で推奨現像液を使用して現像することを前提と
しています。
RED7 に切 り 替え る
フ ィ ルム
ARX7
LD 露光乗数
HN 露光乗数
X1
X1
SO-492
X1 TO 0.8
X1 TO 0.8
ARD7
X0.8 TO 0.5
X0.8 TO 0.5
IPR7 / HPR7
X0.8 TO 0.5
X0.8 TO 0.5
VR7 / IMR7
X0.8 TO 0.5
X0.8 TO 0.5
ERF7
X0.7 TO 0.5
X0.7 TO 0.5
注 : Gerber Crescent の 30 および 40 モデルの場合は、1.9 ~
2.0ND のニュートラル濃度フィルタを使用します。
相反則
推奨の現像では、露光が 1/1000 ~ 1/10 億秒の場合は、相反則
の速度変化(1/3 絞り以下)を無視して構いません。コントラ
ストは変化しません。
119 7938
828 2303
889 1178
877 5389
KODAK ACCUMAX Photoplotter Film RED7 ・TI-2585
現像処理
寸度安定性
注意 : 製品 ラ ベルの警告や製品安全デ ー タ シ ー ト を注意 し て お読み く だ さ い。
製品
サ イズ
希釈率
コダッ ク アキュ マ ッ クの
ス ラ ピ ッ ド ア ク セ スデベ ロ ッ パ ー &
リ プレニッ シ ャ ー
5L
(濃縮液)
1:2
(水で希釈)
コ ダ ッ ク ラ ピ ッ ド フ ィ クサー &
リ プレニッ シ ャ ー
5L
(濃縮液)
1:3
(水で希釈)
現像液の温度以下
時間 (秒)
ア キ ュ マ ッ ク スデベ ロ ッ パー
*
縦方向や横方向の寸度の違い、つまり異方性は 10% 以内とな
ります。
熱膨張係数
推奨開始条件
32 ℃
寸度安定性とは包括的な用語です。写真は、温度、湿度、現
像処理の変化や経年劣化によって寸法が変化します。エス
ターベースの寸度は、1 枚のシートで方向によってわずかに
異なる場合があります。ただし、縦方向や横方向の寸度の違
いが常に同じわけではありません。
30 ~ 45*
Gerger Cresent と EIE の プ ロ ッ タ では、 開始点の現像時間は 45 秒です。
Braco、DS、お よ び Orbotech の プ ロ ッ タ では、開始点の現像時間は 30 秒です。
定着液: 開始温度は、現像液の温度より 1 ~ 2 ℃低くします。
未現像ま たは現像済み
0.0018% / 1 ℃
湿度膨張係数
未現像
0.0015% / %RH
現像済み
0.0004% / %RH
現像処理に よ る寸度変化
実際の乾燥条件による
補充率
現像液 *
定着液 †
465 mL/ ㎡
540 mL/ ㎡
*
60 時間の必要補充量 : プ ロ セ ッ サ ー の現像タ ン ク と 同量に な る よ う に設定
し て く だ さ い。
†
最初に、 ハ ー ド ナ ー を定着液に加え な い で く だ さ い。 現像処理中に磨耗や搬
送上の問題が発生す る よ う な場合は、 少量の コ ダ ッ ク ラ ピ ッ ド フ ィ ク サ ー
パ ー ト B を加え ま す。 ま ず、 定着液に パ ー ト B を 1 ガ ロ ン あ た り 1 オ ン ス添
加 し 、 1 ガ ロ ン あ た り 最大 3.2 オ ン ス を上限 と し て、 必要 に 応 じ て添加量 を
増や し て く だ さ い。 パ ー ト B を 添加す る に あ た っ て は、 使用説明書 に し た
が っ て、 ゆ っ く り と 完全に混ざ る よ う に行 っ て下 さ い。
乾燥機の温度の推奨開始条件
43 ℃
セ ッ ト ア ッ プに関す る推奨事項
✔
現像の時間 と 温度を、 ス ト ッ プ ウ ォ ッ チ と デ ジ タ ル温度計
で確認 し て く だ さ い。 適切な設定に な る よ う に調整 し て く
だ さ い。
✔
補充率を メ ス シ リ ン ダま だはビ ー カ ー で測定し てく ださ い 。
補充設定を 調整し て、 使用し てい る シ ー ト サイ ズで必要な量
の現像液と 定着液が補充さ れる よ う に し てく ださ い 。
3
KODAK ACCUMAX Photoplotter Film RED7 ・TI-2585
KODAK ACCUMAX Photoplotter Film RED7
曲線
詳細情報
特性曲線
コ ダ ッ ク 製品の最新のテ ク ニ カ ルサポ ー ト 資料に つ い ては、
次の Kodak サ イ ト を ご参照 く だ さ い。
http://www.kodak.com/go/PCBproducts
7.0
1: 2 /
35
95 F
45
Diffuse Visual
6.0
5.0
HN (633 nm)
コ ダ ッ ク 製品に関す る ご質問は、 次の電話番号ま でお問い合わせ
く だ さ い。
米国国内の場合 :
1-800-242-2424 (内線 19)、 月曜日~金曜日
午前 9 時~午後 7 時 (東部標準時間)
カ ナダ国内の場合 :
1-800-465-6325、 月曜日~金曜日
午前 8 時~午後 5 時 (東部標準時間)
米国お よ び カ ナダ国外の場合 : 1-716-724-4000
LD (670 nm)
4.0
3.0
2.0
1.0
0.0
-3.00
-2.00
-1.00
F009_0512AC
0.00
(lux-sec)
1.00
2.00
650
700 750
注 : この文書に記載されている、ARD7 フィルムやその他の
PCB フィルム関連商品はコダック PCB フィルム製品の販売
代理店にお問い合わせください。他の製品を使用することも
できますが、同様の結果が得られないことがあります。
分光感度曲線
0.0
1.4
Diffuse visual
0.6 > D-min
*
-1.0
-2.0
-3.0
-4.0
250
300
350
*
400
=
450
500
550
600
0
erg/cm2
F009_0513AC
Industrial Imaging
EASTMAN KODAK COMPANY ・ ROCHESTER, NY 14650
KODAK ACCUMAX Photoplotter
Film RED7
KODAK Publication No. TI-2585
Kodak、Accumax、および Estar は商標です。
改訂 6-03
Printed in U.S.A.