203-0730_QX4_CID.qxd 12.3.24 20:28 ページ31 防火・耐火ガラスを正しくお使いいただくために。 ●防火・耐火ガラスのご採用にあたって 〈マイボーカ〉についてのご注意 防火設備について ■使用上のご注意 「(社)カーテンウ ①〈マイボーカ〉 〈ピラン〉 〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉は、 ォール・防火開口部協会が認定取得している防火戸の主構成材料として、 認定サッシおよび副構成材料(指定ガスケット、指定シーラント等)との組み 合わせでご使用になれます。それ以外の組み合わせでは、防火設備として使用 できません。ご使用の際には、 「 (社) カーテンウォール・防火開口部協会」が定 めた標準仕様書を確認したうえで、指定する施工方法、副構成材料(指定 シ ー ラント、指 定 ガスケット等)を遵守してください。 ②建 築 基 準 法 に お ける構 造 規 定 に よ る 防 火 設 備 に は 、網 入 板 ガ ラス ( 〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉)が使用できます。個別認定を取得した場合 を除いて、網入板ガラス以外のガラスは使用できませんのでご注意ください。 特定防火設備について ①〈マイボーカ〉は強化ガラスと同じ特性を持っているため、外力がかかっていな い状態で不意に破損する場合があります。P9の「マイボーカを正しくお使いいた だくために」を必ずお読みください。 ②〈マイボーカ〉は熱処理の影響により、一般のフロート板ガラスと比較して、反射 映像のゆがみや透視ひずみが大きくなります。 ③〈マイボーカ〉を常時高温になる場所に使用する場合は、200℃を上限として ください。また、高温に繰り返しさらされる暖房器具などへは使用しないでくださ い。 ④〈マイボーカ〉を清掃する際には、金属製のカッターやスクレイパーは使用し ないでください。また、スクイージー(ガラス清掃用水切り器具)を使用する場合に は、金属部分がガラスに触れないように注意してください。 ■設計・施工上のご注意 ①特定防火設備は、サッシ枠やガラス等の構成材料を一体として個別に認定 ①〈マイボーカ〉は、耐熱防火性能を高めるために、エッジに特殊面取りを施して されています。認定を取得したメーカー以外の製品では、特定防火設備と います。また、キズ防止用のエッジ保護テープが巻いてありますので、はがさずに施工 してご使用いただけませんのでご注意ください。なお、 〈 ピラン〉を使用した してください。 特定防火設備については、P17∼20をご参照ください。 ②〈マイボーカ〉は、外観上普通の板ガラスと区別しにくいため、コーナー1ヶ所 ②万一ガラスが破損した場合には、ガラス入り防火戸に貼り付けられている にマークが表示されています。防火設備に使用する場合は、主構成材料としての 耐熱板ガラス品質規格に適合することを示す「fG 」マークを表示します。 認定シールに記載されているメーカーまでご連絡ください。 ※透明タイプ6.5ミリには、JISマークは表示されません。 ③ 耐風圧強度許容荷重は同厚さの強化ガラスと同等です。 30分耐火構造の屋根について 建築基準法における30分耐火構造の屋根には、網入板ガラス ( 〈ヒシワイヤ、 クロスワイヤ〉)が使用できます。個別認定を取得した場合を除いて、網入 板ガラス以外のガラスは使用できませんのでご注意ください。 ④〈マイボーカ〉にキズがつくと、所定の耐熱防火性能が保てないおそれがありま す。以下に示すような運搬時や施工時のキズには、十分注意してください。 ・運搬、ハンドリングの際のひきずりによるキズ。 ・バックアップ材挿入の際の、 ドライバーやヘラによるキズ。 ・シーリング仕上げの際の、ヘラによるキズ。 1時間耐火間仕切壁について ・クリーニングの際の、清掃器具によるキズ。 ①1時間耐火間仕切壁は、サッシ枠やガラス等の構成材料を一体として個別 施工や清掃などに用いる器具は、木製や樹脂製をおすすめします。 に認定されています。認定を取得したメーカー以外の製品では、1時間耐火 ⑤〈マイボーカ〉は平板のみで、曲げ加工はできません。また、切り欠きや孔あけ 間仕切壁としてご使用いただけませんのでご注意ください。なお、 〈ピロベル〉 はできません。加えて、熱処理しているため、製造後の切断や面取りはできません。 を使用した1時間耐火間仕切壁については、P24をご参照ください。 実際にご使用になる寸法や形状でご発注ください。 ②万一ガラスが破損した場合には、ガラス入り間仕切壁に貼られている認定 ⑥マイボーカの突き合わせ施工はできません。 シールに記載されているメーカーまでご連絡ください。 ■その他 〈マイボーカ〉を使用して防火戸の認定取得をご検討される場合には、必ず事前に 弊社までご連絡ください。 ※〈マイボーカ〉厚さ6.5ミリ以下の製品は、 〈ファイヤーテンパ〉とエッジの仕 様が異なります。 ■防火設備における納まり図 〈マイボーカ〉 又は 〈ピラン〉 ●シーリング施工 ●グレイジングガスケット施工 防火設備用指定 シーリング材 〈マイボーカ〉 又は 〈ピラン〉 防火設備用指定 ガスケット エッジ保護テープ エッジ保護テープ かかり代 ※ かかり代 ※ 不燃性バックアップ材 セッティングブロック (クロロプレンゴム) 防火設備用 認定サッシ FIRE RESISTANT GLASS 28 ※かかり代は以下の通り確保してください。 ・ 〈マイボーカ〉呼び厚さ8ミリ以上 ・ 〈マイボーカ〉呼び厚さ6.5ミリ以下 ・ 〈ピラン〉呼び厚さ6.5ミリ 8∼12mm 7∼10mm 7∼10mm ずり下がり防止ブロック 3 mm 以上 防火設備用 認定サッシ
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