1/3 植木団地闘争緊急300万円カンパのお願い 2014年 10 月 1 日 〒569-0824 大阪府高槻市川添 1 丁目 高槻市富田園芸協同組合(植木団地) Tel:072-693-0056 Fax:072-693-0058 Mail:[email protected] 〒569-0046 大阪府高槻市登町 60-31・4F 大阪北部ユニオン気付 全国水平同盟高槻支部 Tel:072-674-8687 Fax:072-674-8665 全国水平同盟の皆様、全国の闘う労働者・労働組合、学生の皆様へ 秋晴の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。 私たちは高槻市富田園芸協同組合(以下「植木団地」とします)と申します。この度私たち が受けた、高槻市による植木団地に対する一方的な立ち退き通告について、皆様に応援して いただきたいと考え、発信させていただきました。 高槻市は、「緑の基本計画」「緑の発信源」をキャッチフレーズにしています。私たちは 38 年前、そのような高槻市の方針を受け、富田の地場産業とされる植木産業を促進するた めの植栽地として、高槻川添の地に、およそ 27000 ㎡にもわたる「植木団地」を創設いた しました。しかし、昨年 11 月 29 日、高槻市が前触れもなく今年の 11 月 30 日に退去をす たまもの るよう「一方的に」命じてきました。38 年間組合員が「緑」を通じて培ってきた汗と涙の賜物 を、高槻市は奪い去ろうとしております。私たちは、高槻市地域住民の理解を求め、この決 定に断固反対で争う覚悟であります。 「高槻市緑地環境の保全及び緑化の推進に関する条例」(高槻市条例 44 号)には、「第1 条 この条例は、高槻市環境基本条例(平成 13 年高槻市条例第 10 号)の理念にのっとり 緑地環境の保全と緑化の推進を図ることが(中略)市民の健康で文化的な生活の確保と福祉 の向上に資することを目的とする。」と述べています。高槻市は、 「緑」を推進していくため そくしん の条例を制定し、「緑」をもって、私たち高槻市民の健康的、かつ文化的な生活を促進させ ていくことを市の方針としているのです。 このような条例があるにも関わらず、私たち高槻市富田園芸協同組合に退去命令が下り るとは考えてもおりませんでした。 私たち植木団地では、本業の植木産業、造園産業を行うだけではなく、地元中学生を対象 2/3 にして、生き物の大切さ、緑の素晴らしさを体感してもらう為に、職業体験として、園芸実 せんてい さ き 習(剪定、挿し木、ユニファー鉢植えづくり)などを実施してきました。実際の造園技術だ けでなく、人との接し方や、仕事をすることで大切なことを学ぶことができた、と感想文に 記してくれた生徒さんもいらっしゃいました。 この他にも、高槻市からの通達によってバラバラとなった組合を一つにまとめるために、 昨年、植木団地主催の盆踊り大会なども開催し、大盛況に終わりました。今年、第2回目も 実施する予定でしたが、今年になって、高槻市が開催場所の使用を許可しなかったため、盆 踊り大会を開催することが出来ませんでした。 高槻市は、「緑」を通じて様々な体験をすることができるこの活動を、私達の生活する空 おうぼう 間ごと、奪い去ろうとしています。このような高槻市行政の横暴は、断じて許すことができ ません。 私たちは植木団地をよりよい組合としていくために努力しております。 しきん ぐ 例えば、組合内の規律の強化です。前理事体制時に行われていた無駄な資金繰り(配線の つながっておらす、まったく機能していない防犯カメラ代)などの問題を追及し、ずさんな こんきゅう 理事体制を改善いたしました。また、税金に困窮している組合員を鑑み、区画内に山積みに された残土やゴミ、不法投棄処理などをボランティアとして行い、処分代金を最小限に抑え ました。現理事体制ではこれまで以上に厳格な規律を定め、クリーンな組合となるよう心が けております。 さくげん また、かつては毎月 150 万円も水道代金を費やしていたので、組合管理経費削減の為に 組合内で井戸も掘り起こしました。この井戸は今も定期的に点検を行い、有効利用をしてお ります。 これらはひとえに、植木団地と、植木団地に属する若手、中堅、高齢の組合員、そしてな によりも高槻市民の為に活動してきたものです。 私たちは後進の育成にも力を入れております。植木職人は一人前になるまでは少なくとも 10 年はかかるといわれております。そういった長期的な後進育成を促進するために、組合 では、植木職人の経験がない方には、例えば、10 万円かかる区画内の土地代を 5 割で提供 し、1 年ごとに 1 万円ずつ土地代を上げるシステムを導入しております。これらは、新しい 若者が入りやすいように考えたシステムでありますが、高槻市からの退去の命令が横やりと なり、頓挫しかねません。 地場産業を地域に理解してもらうための職業体験や、後進育成のシステムの樹立は、高槻 市が施行した「高槻市緑地環境の保全及び緑化の推進に関する条例」に即した、とても有意 義な活動であります。高槻市は自らの条例に即したこの活動を、そしてなによりも、私たち の働く場である植木団地を奪おうとしております。 現理事体制となって、ようやく経費の削減が成就し、この土地を利用したこれからの事業 計画を立てていた矢先に通告された高槻市からの一方的な退去命令で、組合員の士気はさが 3/3 り、植木の仕入れはままなってない状況となっております。このような状況の為、仕事にも 身が入らず、仕事をやめてしまう若者もいる現状であります。 植木団地の闘いは、西郡・八尾北をはじめとした、全国、全世界の労働者・労働組合、学 生の皆様の、「すべてを奪い返す!生きさせろ!」の闘いとひとつです。私たちはこの度、 全国水平同盟高槻支部として、皆様と団結することになりました。皆様との団結をもって私 たちも戦い続けていきたい所存であります。 私たち植木団地は、税金対策や地代低減により、限りある資金を運用しながら活動してお ようじょう ります。植木を養生するための水も、組合内の井戸水を利用しながら、節約を行っておりま す。しかし、現在準備を進めています裁判闘争の費用や供託金など、必要となっている多大 な闘争資金に追いつくことはできません。 そのために、 植木団地闘争を闘い抜くための緊急300万円カンパを闘う仲間の皆様に お願いすることにしました。私たちは高槻市から、今年の 11 月 30 日をもって立ち退きを 命じられている現状にあり、一刻の猶予を争う状況にあります。ぜひ皆様のご協力を頂けま すよう切に願っております。 皆様のご理解を深めていただくため、私たち植木団地では、今回の問題に対する抗議文を Youtube 上にて掲載しております。ぜひ一度ご覧ください。 「植木団地抗議文」 https://www.youtube.com/watch?v=c87gHByY66c 10 月8日には、 「植木団地抗議文 2」も掲載予定になっております。 また、メールアドレスを登録していただければ、植木団地をめぐる日々の攻防の状況をお 伝えする「植木団地メール」を日々発信させていただきます。 私たちは、この高槻市からの一方的な命令に断固反対していき、戦い続けていきます。 そのためにも、何卒ご協力お願いいたします。 [緊急カンパ振込先] 植木団地闘争支援基金 ゆうちょ銀行【店名】四一八 【店番号】418 【預金項目】普通預金 【口座番号】7416226 【口座名義】タカツキシトンダエンゲイキョウドウクミアイ
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