経営塾OB会 平成24年度 中部ワークショップ

平成25年度 経営塾OB会
中部ブロックワークショップ
「処理業者が行う情報発信の在り方」
~あなたならどうします?~
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メンバーリスト
中間処理、処分業者
が圧倒的に参加して
いるのが、
中部ブロック
石川県
福井県
岐阜県
愛知県 静岡県
三重県
氏名
伊藤 祐介
上田 和幸
松岡 洋平
竹園 賢治
金子 仁哉
高山 盛司
野澤 悟
寺中 充明
松下 幸之助
喜多 和男
中川 初栄
谷崎 晃
加藤 恵子
鈴木 裕司
堀川 政男
竹井 滿
森下 大樹
小島 孝信
山田 達也
飯田 宏之
江端 崇
鈴木 亮壱
中野 宇喬
山田 真生
河野 嗣寿
佐々木 宏直
井関 康
永井 彰人
奥田 貴光
会社名
エス・エヌ・ケーテクノ㈱
㈱アクトリー
㈱アクトリー
環境開発㈱
環境開発㈱
環境開発㈱
環境開発㈱
環境開発㈱
㈱ビコー
㈱北陸環境サービス
㈱北陸環境サービス
㈱武生環境保全
㈱ミダック
㈱太洋サービス
㈱アメニティライフ
環境開発㈱
㈱タイヨー
㈱明輝クリーナー
㈱明輝クリーナー
㈱明輝クリーナー
㈱明輝クリーナー
㈱明輝クリーナー
㈱東伸サービス
㈱やまと商事
加山興業㈱
加山興業㈱
㈱ケー・イー・シー
永一産商㈱
㈱ヤマゼン
卒業期
第6期
第1期
第2期
第1期
第5期
第6期
第7期
第8期
第4期
第6期
第6期
第1期
第4期
第5期
第2期
第9期
第3期
第3期
第4期
第5期
第5期
第8期
第5期
第9期
第6期
第8期
第9期
第8期
第1期
2
いきなりクエスチョン!
あなたならどちらの家がいいですか?
✔キッチンはあるけどトイレのない家
ご飯は家でも
トイレは
隣の家?
公園?
それとも
コンビニ?」
VS
ご飯はファミレスそ
れともコンビニ?
でもおしっこは漏ら
しません
居酒屋も
あるでよ~
✔ トイレはあるけどキッチンのない家
3
製造業をキッチンとするならば
廃棄物処理業はトイレのような存在
✔ なくてはならないもの
無いととても不便なもの
✔ 呼吸は呼気(吐く)が先。
人も「オギャー」を息を吐いて生まれ、死ぬ時は
「息を引き取る」。つまり、出す事が先。廃棄物
も同じ。捨てる事が先。
✔ トイレが溢れかえると大変なように、産業廃棄物
も溢れかえったら生活に多大な支障が出る。
4
廃棄物処理業は社会インフラの一部を担っている大
切な仕事です。
なのに・・・
認知度が低い。
そこで・・・
認知度の向上のための情報発信が必要
5
処理業者が行う情報発信の具体的に目指すべきところ
✔(排出事業者には)
「認知度向上」
処理業について正しく認知・理解して
いただくことにより、適正なビジネス
への効果を得る
✔(行政には)
ギャップ
行政における廃棄物処理の実態の適切
な認知・把握に基づいて、処理業界へ
の公正で適正な発展への指導を促すコ
ミュニケーションの機会を持つ
現状
無理難題
の横行
前回報告
地域に
よる格差
ギャップ
ギャップを埋めるために何を情報発信するか?
自らの業務内容について振り返って考えてみる
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業務内容① 許可取得・維持のハードル(焼却事業の例)
✔ 申請・届出一覧表
許可取得のハードルは非常に高く、維持も大変
7
業務内容② 許可フローと工程
✔ 許可フロー(焼却施設の事例)
県の手続き
事業計画書の受理
現地調査の実施
市町村意見照会
(要綱第9条)
関係法令の照会
県
の
指
導
要
綱
に
よ
る
手
続
き
事業者あて通知
(要綱第9条第2項及び第10条第3項)
〇施設設置に係る関係法令
〇市町村意見等
事前協議書の受理
事前協議書の審査
市町村意見の照会
(要綱第19条)
事前協議事業者
関係市町村
関係地域等
設置許可申請書の審査
(焼却・最終処分場等)
〇市町村意見の照会
〇設置許可申請書の告示・縦覧
〇処理施設専門委員会への付議
施設設置許可
使用前検査の実施
(完了通知)
生活環境
影響評価
照会
回答
事業計画書に対する
市町村長意見回答
通知の受理
地元説明会の開催
(要綱第11条)
照会
意見
事前協議書提出
(要綱第15条)
〇説明会開催状況添付
〇関係法令等調査結果添付
〇隣接所有者の同意
〇下流500メートル以内の利
水権者の同意
(排水がある場合)
地元との合意形成
(要綱第16~17条)
照会
回答
関係住民意見
(要綱第12条)
〇環境保全協定の締結
事前協議書に対する
市町村長意見回答
設置許可申請書の提出
(生活環境影響調査書の添付)
照会
回答
設置許可申請書に対する
市町村長意見回答
施設の設置
使用前検査申請書の提出
処分業許可申請書の提出
処分業許可
(法に基づく監視・指導)
✔ 工程表
事業計画書の提出
(要綱第8条)
事前協議の終了
(要綱第26条)
〇併せて設置許可申請書の
提出承認(要綱第24条)
廃
掃
法
に
よ
る
手
続
き
許可取得・維持には
膨大な手間と時間が必要
事業の開始
環境保全協定に
基づく監視
1か月
2か月
3か月
4か月
5か月
6か月
7か月
8か月
10か月
11か月
12か月
13か月
14か月
15か月
16か月
17か月
18か月
19か月
20か月
21か月
22か月
23か月
24か月
25か月
26か月
27か月
28か月
29か月
30か月
31か月
32か月
33か月
34か月
35か月
36か月
37か月
38か月
39か月
40か月
41か月
42か月
43か月
44か月
45か月
46か月
47か月
48か月
廃掃法
条例
建築基準法
(事業計画書)(設置許可 (51条申請)
申請書)
工事関係
現況
調査
報告書
作成
事前
相談
計画書
提出
住民
説明会
審査
終了
事前
相談
申請書
提出
事前
相談
申請書
提出
設計
専門
委員会
審査
終了
審査
終了
基礎
工事
機器
製作
据付
工事
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業務内容③
住民とのかかわり
✔ 合意形成
・合意形成の取り方、範囲
✔ 住民説明会・定期懇話会
・頻度 年数回。
・会場例 祭り、自警団、事業説明
・反対意見等 ←住民意向 ⇔ 排出意向
✔ 社会貢献活動の事例
・CSR
・地元の祭りや会合への協力、参加
・工場周り、町内の清掃活動
・不法投棄ゴミの撤去ボランティア
9
9
業務内容④
処理計画 見積・提案活動
回答
排出事業者
処理計画+価格
問合せ、依頼
処理業者
方法
✔ 処理区分
✔ どの様に運営する?
✔ トレーサビリティー
コンサル業務
プロセス
✔ 許可、種別、品目、量
✔ 操業ノウハウ
✔ コンプライアンス
✔ コスト
提案力=顧客満足度
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業務内容⑤
設備産業(焼却事業の例)
✔ 焼却事業の収益構造
100
利益
利益
電力・燃料費
電力・燃料費
80
言うほど儲からない
用益費
用益費
販管費
[%]
販管費
60
人件費
人件費
40
20
メンテ費
メンテ費
施設償却費
借入金利
施設償却費
借入金利
焼却灰・飛灰
処分費
焼却灰・飛灰
処分費
0
単純焼却
求められる施設は
利益を圧迫
焼却発電
廃棄物処理業は設備産業
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業務内容⑥
処理業者の取り組み
✔ 最終処分場などの二次マニフェストの委託先への
現地確認と管轄行政のコメントを報告書にまとめ
ている
✔
✔
地元の小中学校への廃棄物、リサイクルについ
ての出前授業、工場見学等
社員教育
・安全意識の向上
・リサイクル率UP
・社内外での挨拶の徹底
・5Sの徹底
etc.
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業務内容のまとめ
✔
✔
✔
高いハードルの処理業の許可取得・維持管理
✔
高い品質で廃棄物を適正に処理(コンサル業務)
処理フロー、トレーサビリティー、コンプライア
ンス、安全性等々
地域住民との合意形成・継続対話
適正処理のための設備維持管理
処理業は廃棄物のコンサルティ
ングを行う総代理業であること
を情報発信すべき
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排出業者へ情報発信すべき内容
✔
処理業の企業そのものと業務の内容と実情を
正しく知ってもらう
→ 想像されているよりずっと大変だが堅実だ
✔
排出業者の処理責任を代行して処理プランニ
ング、コンサルまでサービスしている
→ 私たちを当分野のコンサルとして、ノウハウを使って欲しい
✔
排出業者の廃棄物に起因する企業リスクを
縮減(除去)している
→ 廃棄物による企業リスクをヘッジできる
業務内容をよく理解して頂いた上で、コンサル
ティングを含めて代理店として利用してもらう
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行政へ情報発信すべき内容
✔
処理業の企業そのものと業務の内容と実情を
正しく知ってもらう
→ 理解不足に起因する困難も多いのが現実
✔
排出者業者処理責任を代行し、処理プラン
を提案しています
→ 排出業者にとって、処理業者は頼りになる存在である
✔
排出業者への廃棄物処理のコンサル業務
のノウハウの蓄積があります
→ ノウハウや処理技術を駆使した業務品質の向上を目指す
✔
地域インフラ(鳥インフル・被災ゴミ対応など)
として求められている業界です
→ 社会貢献活動への取り組みをしている
処理業からの提言・提案のための、コミュ
ニケーションの場を作ってもらう
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廃棄物処理業は社会インフラの一部
・・と言う事は、社会に及ぼす影響が大きい
ひとたび不法投棄が行われると原状回
復に多大な時間とお金と労力がかかる
我々は、プライドをもって処理業務に当たっている
正しく知ってほしいのです
知ってもらうためには「情報発信」が必要。
情報発信 ⇔「見える化」
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処理業者が情報発信のために取り組むべきこと
✔
排出業者の実態の見える化
✔
コンサルティング業務の見える化
✔
処理ノウハウの見える化
✔
管理体制の見える化
「見える化」のために
処理業者各社の努力
必要な改善は即実行
新しい技術にチャレンジ
分析・解析技術の向上
社内管理体制の堅確性向上
社会貢献活動への積極的取組
・情報を様々な場でオープンに
・自社/業界の強み弱みを分析
・業務品質(=信用)の向上
・まね出来ないノウハウは自信をもって情報発信
「見える化」は認知度向上へ直結する
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ご清聴ありがとうございました
ワーワーワー
パチパチパチ