前立腺癌に対する LH-RH analogue 投与における酢酸クロルマジノン

KURENAI : Kyoto University Research Information Repository
Title
前立腺癌に対するLH-RH analogue投与における酢酸クロ
ルマジノン先行・併用療法の臨床的検討 : 脂質代謝への
影響
Author(s)
島田, 誠; 内田, 博仁; 笠原, 敏男; 冨士, 幸蔵; 小川, 良雄; 吉
田, 英機; 浜島, 寿充; 松田, 信泰; 池内, 隆夫; 甲斐, 祥生; 平
森, 基起; 星野, 眞希夫; 井上, 克己; 檜垣, 昌夫
Citation
Issue Date
URL
泌尿器科紀要 (1998), 44(7): 525-532
1998-07
http://hdl.handle.net/2433/116208
Right
Type
Textversion
Departmental Bulletin Paper
publisher
Kyoto University
泌 尿 紀 要44:525-532,lgg8
525
前 立 腺 癌 に対 す るLH-RHanalogue投
与 にお け る
酢 酸 ク ロ ル マ ジ ノ ン先 行 ・併 用 療 法 の 臨床 的検 討
一 脂 質 代 謝 へ の影 響 一
昭 和 大学 医学 部 泌尿 器 科 学教 室(主 任:吉
田英機 教 授)
島田
誠,内
田
博 仁,笠
原
敏男
冨士
幸 蔵,小
川
良 雄,吉
田
英機
昭和 大 学藤 が 丘 病 院泌 尿 器 科(主 任:甲 斐 祥 生教 授)
浜島
寿 充,松
田
信 泰,池
内
隆 夫,甲
斐
祥生
総 合 高津 中央病 院(部 長:平 森 基起)
平
森
基
起
社 会保 険 都南 総 合 病 院(部 長:星 野 眞 希夫)
星
野
眞
希 夫
国立 病 院 東京 災 害 医療 セ ン ター(医 長:檜 垣 昌夫)
井上
克 己,檜
垣
昌夫
CLINICAL STUDY ON CHLORMADINONE
ACETATE ALONE
FOLLOWED BY COMBINATION WITH LH-RH ANALOGUE FOR
PROSTATIC CANCER : EFFECTS ON LIPID METABOLISM
Makoto SHIMADA,
Hiroji UCHIDA,Toshio KASAHARA,
Kohzo Fuji, Yoshio OGAWAand Hideki YOSHIDA
From the Department of Urology,Showa University,Schoolof Medicine
Toshinori HAMAJIMA,
Nubuyasu MATSUDA,Takao IKEUCHIand Yoshio KAI
From the Departmentof Urology,Fujigaoka Hospital, Showa University,Schoolof Medicine
Motoki HIRAMORI
From the Departmentof Urology,Takatsu General Hospital
Makio HOSHINO
From the Departmentof Urology,Social InsuranceTonan General Hospital
Katsuki INOUEand Yoshio HIGAKI
From the Department of Urology,National Hospital TokyoDisaster Medical Center
Twenty-four previously untreated patients with a diagnosis of prostatic cancer were treated with
chlormadinone acetate (CMA) alone (100 mg/day) for 4 weeks, and luteinizing hormone-releasing
hormone analogue (LH-RHa) was added for the next 24 weeks.
Marked decreases in blood LH, testosterone (T), prostate specific antigen (PSA), y-seminoprotein
(y-Sm), and prostatic acid phosphatase (PAP) were observed after a single dose of CMA. T levels
were significantly increased 3 days after the initial dose of LH-RHa, and did not return to the
pretreatment level. There were no significant increases in any of the markers, nor were there any flareup cases.
Triglyceride levels, which were slightly elevated before the start of treatment, were significantly
decreased 24 weeks after the completion of combined therapy. PSA was evaluated as partial response
(PR) or better in 86.7% of the patients. Overall evaluation showed PR or better in 75.0% of the
patients. These findings suggest that prior administration of CMA followed by combined
administration with LH-RHa is useful in the treatment of prostatic cancer. No negative effects on
lipid metabolism were observed at any time during the treatment period.
(Acta Urol. Jpn. 44: 525-532, 1998)
Key words : Prostate cancer, Combined androgen blockade, Lipid metabolism, Chlormadinone
acetate, Leuprorelin acetate
泌 尿紀 要44巻7号1998年
526
緒
LH-RHは
敏 症 の既 往 歴 の あ る症 例
言
・脂 質 代 謝 異 常,糖
・そ の 他 担 当 医 が 不 適 当 と 判 断 し た 症 例
下 垂 体 前 葉 に 作 用 し,gonadotrophinひ
い て はtestosterone(T)の
分 泌 を 促 す が,大
に よ り逆 にgonadotrophinの
低 下 させ る.こ
量投 与
分 泌 を 抑 制 しT分
泌 を
の 性 質 を 利 用 し前 立 腺 癌 治 療 剤 と して
開 発 さ れ た の がLH-RHanalogue(LH-RHa)で
あ
な お 本 試 験 実 施 に あ た り,す べ て の 患 者 に 対 して 説
明 を実 施 し,文 書 に よ る 同 意 を得 た,
2.投
与方法
CMA先
行(100mg/日,4週
LH-RHa(リ
る.
LH-RHaはLHの
血 中T値
投 与 し,以
影 響 を 与 え る と考 え ら れ る 薬 剤 お よ び 治 療 は 避 け た.
で あ る 。 しか し,初
回投 与 時 の
して の 作 用 が 発 現
が 上 昇 す る た め,一
時 的 に前
与 患 者 の10%前
て お り1'2),そ
後 に こ のflareupが
た,副
の先行
gcnblockade(CAB)が
止 お よ びCABを
目
ロ ス ター
ル ⑭錠25,以
併用投 与
の 有 用 性 を 検 討 した.ま
由 来 のandrogenの
腎
ら に 副 腎 皮 質 か ら分 泌 さ れ て
あ る 血 中DHEA-Sへ
の影 響 を検 討
した.
一 方
治 療 期 のCMA服
用 状 況 を 以 下 の 基 準 でLH-RHa
後(ま
用3日,1週,4週,12週,18
た は 中 止 時)に
estrogen療
立 腺 癌 の 内 分 泌 療 法 と して 以 前 よ り
法 が 行 わ れ て い る が,estrogen剤
に は
triglyceride(TG),HDL-cholesterol(HDL-chol)上
昇 作 用,お
よ びLDL-cholesterol(LDL-chol)低
用 が 知 ら れ て い る13'17)そ
こ で,内
下作
本 先 行 ・併 用 療 法 に お い て も 比 較 的 長 期 投 与 に よ る脂
せ て 検 討 した.
治 療 前 お よ び 治 療 期 の 体 重 の 推 移 を,CMA投
始 時(pre-4週),0週,12週,24週
後(ま
1.対
覚 症 状 の 臨床 経 過
(1)自 覚 症 状
治 療 前 お よ び 治 療 期 に 前 立 腺 癌 に 起 因 す る と考 え ら
れ る 症 状 に つ い て,pre-4週,0週,3日,1週,4
後(ま
た は 中 止 時)に
(2)performancestatus(P.S.)
用 い,pre-4週,0
週,3日,1週,4週,12週,18週,24週
中 止 時)に
4)他
後(ま
た は
判 定 した.
覚所 見 の臨 床 経過
前 立 腺 原 発 巣,骨
転 移 巣,軟
部 組 織 転 移 巣,腫
一Sm)お
瘍
よ び総 合 評 価 は ,
対 象 は昭和 大 学 お よび そ の関 連病 院で,組 織 学 的 に
じ,12週
後 お よ び24週 後(ま
た18)判
定 は,対
た は 中 止 時)に
計 測 値 よ り行 い,前
い患 者 と した.ま た対 象除 外 基 準 を以 下 の よ うに定 め
で は 臨 床 上 完 全 な 消 失 を み た 場 合,骨
た.
・活 動 性 重複 癌 を有 す る症例
性 病変 全 て の再 石灰 化
立 腺 原 発 巣 お よび軟 部 組 織 転 移 巣
転 移 巣 で は破 骨
造 骨 性 病 変 の 消 失,腫
カ ー で は 異 常 前 値 が 正 常 に 復 し た 場 合 をCRと
下 の症 例
以 下PR∼PDを
・心 ,肝,腎
評 価 は,判
対 して 過
CRの
判定 し
象病 変 ご と に 同一 の 測 定 法 で 得 た
前 立腺 癌 と診 断 され,か つ 精 巣摘 除術 を施行 して い な
に重 篤 な合 併 症 の あ る症 例
・本 剤 また は合 成LH-RH
,LH-RHaに
判定 し
た.
前 立 腺 癌 取 扱 い 規 約 の 非 観 血 的 治 療 効 果 判 定 基 準 に準
象
・治 療 前T値 がlng/ml以
与開
た は 中止
観 察 した.
3)自
マ ー カ ー(PSA,PAP,γ
対 象 と方 法
以 下)
重
全 身 状 態 と してP.S.のgradeを
分泌療法 である
質 代 謝 へ の 影 響 が 懸 念 さ れ る た め,併
以 上)
④ ほ と ん ど服 用 し て い な い(3割
週,12週,18週,24週
,前
判 定 し た.
① 指 示 通 り服 用 して い る(9割
時)に
と し て,副
癌 細胞 に対 す る作用 を直 接 的 に抑
制 す る こ と に あ る が,さ
い るandrogenで
たCMAのCABに
来 のantiandrogen剤
用状況
2)体
中T低
下 作 用 を 有 す る12)酢 酸 ク ロ ル マ ジ ノ ン(プ
お け る 意 義 は,本
1)服
③ 半 分 近 く残 っ て い る(4・-6割)
細 胞 に対 す る 直 接 作 用 に 加 え,血
を先 行
記 の評 価 方 法 に従
② 時 々 忘 れ る(7∼8割)
行 わ れ て い る8'll)
下CMA)100mg/日
瘍 マ ー カ ー な ど の 推 移,お
よ び 脂 質 代 謝 へ の 影 響 に つ い て,下
週,24週
を併 用 し,
除 去 す るcombinedandro-
そ こ で わ れ わ れ は,flareup防
的 と し て,癌
覚 症 状,腫
併 用 開 始 日(0週),併
前 立 腺 腫 瘍 増 殖 を促 す 可 能 性 が あ る た め7),そ
副 腎 由 来 のandrogcnを
果判定 に
い 評 価 した.
腎 由 来 のandro-
の 対 策 と してLH-RHaにantiandrogen剤
お,効
察 ・検 査 項 目 と 時 期
服 用 状 況,自
認 め られ
の 対 策 と し てantiandrogen剤
投 与 が 行 わ れ て い る3'6)ま
3.観
後24週 間 併 用 投 与 し た.な
追加
わゆる
過 性 に 血 中T値
し,そ
イ ア ル/4週)を
終的に
立 腺 癌 の 症 状 が 悪 化 す る こ と が あ る(flareup).LH-
genが
ュ ー プ リ ン⑭,1バ
与 後,
分 泌 抑 制 作 用 に よ り,最
初 期 に お い て は 本 来 のagonistと
RHa投
間 単 独)投
を 去 勢 レベ ル に ま で 低 下 させ る.い
medicalcastration剤
し,一
尿 病 で 治 療 中 の症 例
も っ て そ れ ぞ れ 評 価 し た .ま
瘍 マー
し,
た総 合
定 可 能 で あ っ た 測 定 可 能 病 変 の すべ て が
場 合 をCRと
し,以
下PR∼PDで
判 定 した .
島 田,ほ
腫 瘍 マ ー カ ー に つ い て は,㈱SRLに
か:酢
委 託 し,pre-4
週,0週,3日,1週,4週,12週,18週,24週
後(ま
た は 中 止 時)に
統 一 し て 測 定 し た.な
EIA法(SRL基
準 域:3.6ng/ml以
5)血
酸 クロ ルマ ジ ノ ン
下)で
た,脂
に 測 定 し た.な
お,採
後(ま
た は 中 止 時)
ず れ の 項 目 も㈱SRLで
同様
例 の 内訳
し た.患
組 織 分 類 別 の 内 訳 は,高
化4例
で あ っ た.病
性 判 定 除 外2例(神
-LDL
-cholesterol(LDL-chol)
ル⑭,エ
E)
2.服
・過 酸 化 脂 質(LPO)
3.体
(D主
用12週 後 お よ び24週 後(ま
た は中
行 っ た.
観 的効 果 判 定
自 覚 症 状 お よ び体 重 の 変 化 か ら以 下 の6段
階 で 評価
した.
観 的 判 定,有
察3日
用
ル ナー
目の 臨 床
臨床検査値除外
あ っ た.
以 上 が88.9%,7割
以
用 状 況 は 良 好 で あ っ た.
重
CMA投
与 開 始 時(54.6±7.2kg)と
併 用24週
後
(54.5±6.2kg)の
体 重変 化 に有意 差 は認 め られ な
か っ た(Paircdt検
定).
4自
覚症 状
全 投 与 期 間 を 通 じ て 特 記 す べ き症 状 の 変 化 は 認 め ら
① 著 明 改 善,②
⑤ 悪 化,⑥
(2)客
改 善,③
や や 改 善,④
⑤ 悪 化,⑥
改 善,③
階 で 評 価 した.
や や 改 善,④
不 変,
作 用 を 含 む)を
勘 案 し て,以
下 の基 準
投 与 前 お よ び 併 用 療 法 中 のP.S.に
な か っ た.ま
6.他
② 安 全 性 に ほ ぼ 問 題 な し(継
③ 安 全 性 に や や 問 題 あ り(対
続 投 与 可 能)
症 療 法 が 必 要)
与3日
たCMA投
客 観 的 効 果 判 定 お よ び 安 全 性 判 定 を総 合 的
下 の基 準 に従 い担 当医 師 が 有 用性 の評
や や 有 用,④
判定不能
果 判 定 に お い てPR以
時 で92.3%,24週
どち ら とも
期 はstageD2(低
CMA投
清 ホ ルモ ン
析 手 法 と して は
判 定 さ れ た 症 例 が1
分 化 癌)で
あ っ た.こ
与 開 始 時 のPSAは69ng/mlで,
与 に よ っ て 一 時21ng/mlま
総 合 評 価 に お い てPR以
週 時 で75.0%で
ー タ解 析
値 の 変 動 に つ い て 検 討 し た.解
上 の 症 例 は12週 時 で
時 に お い て は86,7%で
時 に お い てPDと
の 症 例 のCMA投
7効
効 果 の 有 意 性 な ら び に 腫 瘍 マ ー カ ー,血
も
与 開 始 時 と 併 用 後12,18,
PSA効
併 用24週 時 で は97ng/mlま
価 を行 っ た.
有 用,③
時)
後 に 悪 化 し た 例 は1例
100%,18週
例 あ り,病
用性判定
有 用 で な い,⑥
定 を
覚 所 見 の 臨 床 経 過(Fig.1)
な お,24週
⑤ 判 定不 能
① 極 め て 有 用,②
つ きX2検
回 投 与 時(0週
あ っ た.
④ 安 全 性 に 問 題 あ り(中 止 す べ き 程 度)
い え な い,⑤
5.perf()rmancestatus(P.S.)
24週 時 の 間 に 有 意 な 変 化 は認 め ら れ な か っ た.
① 安 全性 に 問題 な し
主観 的
見 られ る明 らか な症 状 の 悪化 は認 め られ な か っ
に 比 べ,LH-RHa投
全 性判 定
に検 討 して,以
回 投 与 後 に は,flare
用 い て 検 討 を 行 っ た.LH-RHa初
に従 っ て 全 般 的 な 安 全 性 の 評 価 を 行 っ た.
(4)有
たLH-RHa初
た.
判 定不 能
異 常 所 見(副
れ な か っ た.ま
upと
観 的 効 果判 定
① 著 明 改 善,②
(3)安
不 変,
判 定不 能
他 覚 所 見 の 総 合 評 価 を 以 下 の6段
5.デ
分
用状況
上 が100%と,服
果判 定
以 下 の 判 定 を,併
察 日違 反 例),全
体 処 理 不 備)で
24週 時 点 で の 服 用 状 況 は9割
・Lp(a)
止 時)に
尿 障 害 症 状,主
ビ プ ロ ス タ ッ ト⑭併 用 例),観
2例(検
分
で あ っ た.部
経 因 性 膀 胱 合 併 例,ハ
検 査 値 除 外5例(観
,A-II,B,C-II,C-III,
分 化14例,低
の 内 訳 は 脂 質 代 謝 検 査 値 除 外1例
(高脂 血 症 合 併 例),排
-cholesterol(HDL-chol)
・triglyceride(TG)
分 化6例,中
期 分 類 別 で はstageA21例,Bl
2例,B24例,Cll例,D2が6例
`HDL
4.効
を 除 外 し た24例 を 集 計 対 象 例 と
者 の 平 均 年 齢 は75,3±9.4歳(53∼89歳)で,
除 外 例 は10例 で,そ
・totalcholesterol(T-chol)
・apolipoprotein(apoA-1
果
結
対 象 除 外 基 準 違 反3例
血 は 原 則 と して 空 腹 に て 午 前9
時 ∼10時 の 間 に 行 い,い
一 括 測 定 した
.
定
登 録 症 例 数30例 の う ち 投 与 ス ケ ジ ュ ー ル 違 反3例,
質 代謝 機 能 検査 と して下記 項 目
を,pre-4週,0週,12週,24週
定,X2検
に よ る 解 析 を 行 っ た.
1症
た は 中 止 時)にLH,T,DHEA-S
を 測 定 し た.ま
定,Wilcoxononesamplc検
測 定 し た.
pre-4週,0週,3日,1週,2週,4週,12週,18
後(ま
Pairedt検
527
お,PSAは
中 ホ ル モ ン測 定 お よ び 脂 質 代 謝 機 能 検 査
週,24週
脂 質代 謝
で 減 少 し た が,
で 再 び 上 昇 した.
上 は12週 時 で61.9%,24
あ っ た.
果判 定
主 観 的 効 果,客
割 合 は,主
観 的効 果 につ い て改 善以 上 の 症 例 の
観 的 効 果 で36.4%(12週
時),3L6%(24
泌尿 紀 要44巻7号1998年
528
Ow
3D
(15)
lW
(17)
4w
(18)
PSA効 果判定
(n)
(18)
■ ⊂R
躍PR
〔】NC
口PD
12w(15)
18w(13)
24w(15)
0
100(%)
50
他覚所見
総合評価
12w(21)
61.9%
.0%
24w(20)
0
50100(%)
(前立腺癌 非観血的治療効果判定基準》
Fig.1.PSAandtotalresponse.
LH,Testosterone,PSA
(mlu'ml)
(ng!dl)
30(ng!ml)
mean±s.E.
Wilcoxononesampletest
7.5
(OWVS3D)
1,000
LH(●)
●○
=
一
○
20
●
○.■
○
.
■.○
○
○
9
2の
5。0
㌔島\ 霊
9m500
←
①
15い
㍉ 、 ・、
戯
10
\機
25
0
p<0.01(*零)
n.S.
PSA(o)
○.◆
●
e
25
p<0.05(*)
T(▲)
◆
●
■
●
○
○
5
笠====二
二
二
ま こ
ま ●
0
0
Pre-4wOwlw2w4w12w18w24w
3D
(n)(18}(18×14×17)(16)(18}(15)(11)(13}
Fig.2.
LHandTlevelsweresignificantly
LH,TandPSAlevels.
increased3daysaftertheinitialdoseofl.H-RHa.
DHEA-S
(ng/ml)
1500
mean±S.E.
Wilcoxononesampletest
**:p<0.01(vsPre-4w)
1000
/\ 馬
馬rレ
噺
◎
\
500
菖
嚇㌔
ギ構 乳鵜 聰'唖
ンを
0
Pre-4wOwlw2w4w12w18w24w
3D
(n)`22)(22)(17×21)(20)(22)(19)(15)(17)
Fig.3.ChangeinthebloodlevelofDHEA-S
.Amarkeddecreasein
blooddehydroepiandrosteronesulfate(DHEA-S)asanadrenal
androgenwasobservedafterasingledoseofCMA
.
「
〉
島 田,ほ
週 時),客
観 的 効 果 で47.8%(12週
か:酢
酸 ク ロルマ ジ ノ ン
時),42.9%(24週
少,食
時)で
あ っ た.
た.
8.安
全性判定
Il.腫
異 常 所 見,お
よ び 副 作 用 は 認 め ら れ ず,安
全性所見
529
脂質代謝
欲 不 振 な ど の 消 化 器 症 状 等)は
認 め られ なか っ
瘍 マ ー カ ー(Fig.2),
各 種 腫 瘍 マ ー カ ー に つ い て も,CMA4週
先 行投 与
に 問 題 は認 め られ な か っ た.
に よ り測 定 値 が 有 意 に 減 少 し た.ま
9,有
与 後 の 有 意 な 上 昇 は 認 め ら れ な か っ た.
用性 判 定
有 用 以 上 の 症 例 の 割 合 は12週 時 で76,2%,24週
88.9%で
あ っ た.な
例 あ っ た が,こ
お,24週
時で
時 で 「有 用 で な い 」 が1
れ はPSA効
果 判 定 の 「PD」 症 例 で
ル モ ン値
CMAの4週
よ びLHは
す で に 去 勢 レベ
回 投 与3日
有 意 な 上 昇 を 示 し た が,投
で に は 復 さ な か っ た.副
DHEA-S値
脂 質 代 謝 検 査 は,全
い て 検 討 し た.投
4).ま
先 行 投 与 に よ り,Tは
ル を 示 し た(Fig.2).LH-RHa初
Tお
質代 謝 検査
観 察 時 期 を 測 定 し得 た15例 に つ
与 前 に や や 高 値 を示 し て い たTG
が24週 後 に お い て 正 常 域 に ま で 有 意 に 低 下 し た(Fig.
あ っ た.
10.ホ
12.脂
た,LH-RHa投
後 には
与前 値 ま
腎 性androgenで
あ る
は正 常 域 下 限 ま で 有 意 な 低 下 が 認 め ら れ,
そ の 値 は24週 ま で 維 持 した が(Fig.3),こ
腎 機 能 不 全 と思 わ れ る症 状(易
疲労
れ に よる副
脱 力 感,体
重減
た,apoC-II,C-IIIは
低 下 が み られ た が,い
投 与 中 を 通 じて 有 意 な
ず れ も正 常 域 内 の 変 動 で あ っ た
(Tablel).Lp(a),LPO,apoBお
よ びEも,投
中 有 意 な 変 動 が 認 め られ た が,こ
化 で あ り,ま
た 投 与 開 始 時 と24週 後 の 検 査 値 問 に 有 意
差 は 認 め ら れ な か っ た(Fig.5,Tablel).そ
脂 質 に 関 して は,投
T-chol,Trigly⊂eride
(mgldl)
mean±S.D.(n=15)
Wilcoxononesampletest
(vsPre-4w)
250
宰:pく0.05
T{hol
200
150
*
*Triglyceride
100
50
0
Pre-4wOw12w24w
Fig.4.ChangeinthebloodlevelofT-cholandTG.
LP(a),LPO
(mgldl)
LP(a)
(n=12)75
(nMOL!ml)
mean±S,D.
Wilcoxononesampletest
(vsPre-4W)
6LPO
(n=15)
巾:P〈0.05
寧象=p<0.01
4
50
LPO
25
象
LP(a)
2
喰串
0
潅
0
Pre-4wOw12w24w
Fig.5.ChangeinthebloodlevelofLp(a)andLPO・
の他の
与期 間 中そ の 変化 に有 意 差 は認 め
られ な か っ た(Fig.6,Tablel).
300
与
れ も正 常 範 囲 内 の 変
泌 尿 紀 要44巻7号1998年
530
HDL」(hol,LDL-chol
(mg/dl)
250
mean±5.D.(n=15)
Wilcoxononesampletest
(》sPre-4w)
200
索:p<0.05
150
LDレ
⊂hol
100
50
HDL・Chol
0
Pre-4wOw12w24w
Fig.6.GhangeinthebloodHDL-andLDL-choL
Tablel.Changeinthebloodlevelsofapolipoprotein(n=15,mean±S.D.)
(mg/dl)
ApoAI
AII
B
Pre-4w
Ow
129.3±22.6
121,3±26.8
29.9±3.7
3L4±5.6
1153±17.6
12w
127.4±27.ll29.1±2L5
33.4±6.23L6±5.3
104.9±25.3*
CII
3.87±L62
2.93±1.21**
CIII
9.55±2.37
8.16±3.63*
E
5.57±2.18
4.83±1.46*
'p<0
24w
106.9±27.llO8.1±22.4
2.92±1.17**2.99±L27**
8.45±3.20*8.60±2.95*
.5.14±1.74535±L99
.05,**p<0,01,W三lcoxononesampletest(vsPre-4w).
一 下垂 体 系 に作 用 し
考
,血
察
さ れ て い る12)そ
前 立 腺 癌 も他 臓 器 癌 と 同 様 に そ の 治 療 の 原 則 は 早 期
に 発 見 し,根 治 的 前 立 腺 全 摘 除 術 を 行 う こ とで あ る.
しか し,前
立 腺 癌 の 多 くは そ の 好 発 発 生 母 地 がperi-
pheralzoneで
あ り,transitionzoneを
る 肥 大 症 に 比 べ,早
発 生 母 地 とす
期 の 自 覚 症 状 に 乏 し く,外 来 受 診
時 に は 大 半 の 患 者 が す で にstageC,Dに
る.こ
の た め,前
達 して い
立腺 癌 治 療 の 主体 は内 分泌 療 法 が選
択 さ れ て い る.
LH-RHaは,去
estrogen剤
androgen剤
に よ る 心 血 管 系 へ の 影 響19)を 回 避 し た 薬
低 下 させ る こ とが 報 告
と してCMAを
選 択 し,こ
血 中LH,Tは
RHa投
吉 田 ら の 報 告5'6)と 同 様 に初 回LH-
与3日
後 に 有 意 な 上 昇 を 認 め た(LH:p<
O.05,T:p〈0.Ol)が,投
な か っ た.ま
与 前 値 まで 上 昇 した 例 は
た 腫 瘍 マ ー カ ー に つ い て も,「PD」
1例 に よ る 高 値 が 原 因 で24週 時PSA値
好 に 抑 制 さ れ た.ま
ら,CMAはflareup抑
あ るが,初
投 与 に よ り有 意 に 減 少 した が,そ
上 昇 に よ る尿
flareupが
臨 床 上 問 題 に な っ て い る1・2)こ
に 防 ぐ た めLH-RHaに
なわ ち
れ を 未然
先 行 し,antiandrogen剤
を
投 与 す る こ とが 試 み ら れ 効 果 を あ げ て い る3'6)一
方,
たflareupと
あ り,ま
CMA投
腎 性androgenで
たLH-RHa投
あ るDHEA-SはCMA
の変 動 は正 常 域 内 で
与 後 も そ の 値 を 維 持 し た.
与 に よ る 副 腎 機 能 不 全 は 認 め ら れ な か っ た.
こ の こ と か らCMAは,本
来 のantiandrogen剤
とし
て の 役 割 で あ る 癌 細 胞 へ の 直 接 的 な 作 用 に 加 え ,血
LH-RHaとantiandrogen剤
を 同 時 併 用 し,精
巣 お
副 腎 性androgenを
よ び 副 腎 由 来 のandrogenを
抑 制 す るCABも
行 わ
補 助 的 な 作 用 を 併 せ 持 っ て い る と 考 え ら れ た.
れ,良
好 な 成 績 が 得 ら れ て い る8'11)
CMAは
取
り 込 み 阻 害 作 用,5α
androgen受
な お,12週
前 立 腺 細 胞 へ の 直 接 的 な 作 用 で あ る 血 中T
一dihydrotestosteroneと
容 体 との 結 合 阻 害 作 用 に 加 え,視
床下部
あ っ た.
中
も生 理 的 範 囲 内 で 抑 制 す る と い う
時 のPSA効
(い ず れ もPR以
り,24週
思
上 の こ とか
制 に有 効 で あ る こ とが 示 唆
さ れ た.副
回 投 与 時 に お い て 一 過 性Tの
症例
の平均値が上
わ れ る 症 状 の 悪 化 は 認 め ら れ な か っ た.以
剤 で あ り,従 来 の 方 法 に と っ て か わ りつ つ あ る 療 法 で
閉 や 骨 転 移 部 の 痙 痛 な ど の 症 状 の 悪 化,す
れ を 先 行 ・併
用 投 与 した 際 の 有 用 性 に つ い て 検 討 し た.
昇 した 他 は,良
勢 術 に よ る 精 神 的 ダ メ ー ジ,
中Tを
こ で 今 回 わ れ わ れ は,anti-
上)は
果 判 定 お よ び総 合 判 定 結 果
そ れ ぞ れ100%,61
時 に お い て は,そ
。9%で あ
れ ぞ れ86.7%,75.0%で
島 田,ほ
か=酢
つ ぎ に 脂 質 代 謝 に 及 ぼ す 影 響 で あ る が,本
CMA先
療法では
行 投 与 に よ り や や 高 値 で あ っ たTGが
域 ま で 有 意 に 低 下 し た.ま
たT-cholは
は 有 意 な 変 化 を 認 め な か っ た.性
酸 ク ロ ルマ ジ ノ ン
正常
性 に お け る 閉 経 前 後 の 統 計 学 的 調 査 を み て も明 ら か で
立 腺 癌 に 対 す る ホ ル モ ン療 法 と 脂 質 代
謝 の 関 連 に つ い て は,diethylstilbestrol(DES)を
は
じめ と し て お も にestrogen剤
に つ い てHDL-chol上
昇 やLDL-chol低
質 代 謝 に 影 響 す る との
下 な ど,脂
お も にTGを
,antiandrogen剤
種antiandrogen剤
中心 に 脂 質 代 謝 へ 影 響 す
ず,安
口 ら20)は 各
脂 質値 に有意 な変 化 は認 め られ
全 で あ る と して い る.ま
た,LH-RHaに
てEriら21)はT-chol,HDL-chol,TG,さ
Aが
有 意 に 増 加 し,LDL-cholは
し て い る.今
関 し
ら にapo
不 変 で あ っ た と報告
回 の わ れ わ れ の 検 討 で は,TGに
若干の
低 下 を 認 め た もの の こ れ も正 常 域 の こ と で あ り,井
ら の 報 告 と 一 致 した.ま
る 心 血 管 系 障 害,動
cholesterol系,つ
口
た 脂 質 代 謝 異 常 か ら懸 念 さ れ
脈 硬 化 と い った 観 点 か らす る と
ま りTCを
HDL-chol,LDL-cholの
は じ め 分 画 で き る
値 が よ り重 要 で あ る が,こ
れ ら のcholesterol系
に 変 動 は 認 め ら れ ず,Eriら
結 果 と 異 な っ た.つ
ま り本 検 討 で はLH-RHa単
与 で み ら れ た 脂 質 の 変 動 は,antiandrogen剤
の
独投
先行投
に酢 酸 ク ロル マ ジ ノ ン
間 先 行LH-RHa併
用 療 法(24週
を行 い そ の 臨 床 的 有 用 性 を検 討 し た.ま
質 代 謝 へ の 影 響 も加 え て 検 討 し,以
た本 療 法 の脂
下 の 結 果 を 得 た.
回 投 与 時 と 比 べ3日
意 に 上 昇 した がCMA投
は 有 意 な 上 昇 は み られ な か っ た,
ま た,flareupと
思 わ れ る 症 状 の 悪 化 もみ られ な
か っ た.
2.副
腎 性androgenと
た.CMA単
し てDHEA-Sを
観 察 し
独 投 与 に よ り,正 常 域 下 限 ま で 有 意 に 低
下 し,LH-RHa併
用 後 も そ の 値 が 継 続 し た.し
3.併
用12週
後,24週
後 のPSA効
以 上 が100%,86,7%で,他
以 上 が61.9%,75.0%で
4.併
用24週
果 判 定 は,PR
覚 所 見 総 合 評 価 で は,PR
あ っ た.
後 の 脂 質 の 推 移 で は,投
与 前高値 で
あ っ たTGが
正 常 城 ま で 有 意 に 低 下 し た.ま
C-II,C-IIIに
有 意 な 低 下 が み ら れ た が,そ
画 に 属 し,
脈 疾 患 等 の 動 脈 硬 化 性 疾 患 に,正
分 か っ て い る22'23)実
LPO,Lp(a)に
は 明 か ら な 影 響 は み ら れ な か っ た.
本 先 行 ・併 用 療 法 は,前
立 腺 癌 内 分 泌 療 法 と して 有
上 に な る と,虚
険 率 は 約3倍
に な る と い わ れ て い る が24),こ
Iomicronな
本 論 文 の要 旨 は第85回 日本 泌 尿器 科 学 会 総 会(横 浜)に お
文
度
血 性 心疾 患 の 相 対 的危
1)宇
れ も今
意 な 低 下 が 認 め ら れ た.な
佐 美 道 之,古
前 立
2)新
LDLへ
分 解 さ れremnant,
と 代 謝 さ れ る 際 に,apoCが
今 回apoC-II,C-IIIが
い ず れ も正 常 域 内 の 変 動 で あ り,そ
化 は な く,そ
か し,
の 他 の 脂 質 に も変
の 変 動 は特 に 意 義 は な い もの と思 わ れ
腺 癌
内 分
泌 療
尿
島 端
夫,阿
曽 佳 郎,赤
試 験 実 施 中 に 特 筆 す べ き副 作 用 や 臨 床 検 査
以 上 の こ と か ら,CMAの
に 対 す
る 臨 床 第12相
3)LabrieF,DupontA,BelangerA,etaL:Flutamide
eliminatestheriskofdiseaseflarcinprostaticcancer
paticntstreatedwithaluteinizinghormonereleasinghormoneagonist.JUrol138:804-806,
ofantiandrogensonluteinizinghormoneanalogueinduccdtestosteronesurgeinpatientswith
先 行 ・併 用(CAB)療
紀
法
放 型
要34:369-382,
座 英 之,ほ
4)SchulzeHandSengeT:lnfluenceofdifferenttypes
値 異 常 は認 め ら れ な か っ た.
か:徐
よ る
法.泌
1987
た.
な お,本
稔,ほ
要36:1343-1360,1990
必 要 に な る が,
有 意 に 減 少 し た.し
田
に よ る 徐 放 性LH-RHagonist製
ら び にVLDLがlipoproteinlipase
作 用 を 受 け てTGが
武 敏 彦,松
1988
お,
謝 の 流 れ か ら す る と,TG-richのchy-
献
LH-RHanalogue,ICIll8630(Zoladex⑭)に
の 前 立 腺 癌
(LPL)の
療 に支 障 が生 じる よ
い て発 表 した.
回 の 検 討 で は 試 験 開 始 後 す べ て の 期 間 で25mg/dlを
lipoprotein代
投 与 期 間 中 に,治
の 相 関 が あ る こ とが
測 値 で み る と血 中Lp(a)濃
が25ml/dl以
下 回 っ て お り,有
たapo
の他 の
apolipoprotein,HDL-chol,LDL-chol,T-chol,
う な 脂 質 代 謝 に 対 す る影 響 は み ら れ な か っ た.
重 分 画 上LDL分
か し
副 腎 機 能 不 全 を 思 わ せ る 異 常 所 見 は み られ な か っ た.
た.Lp(a)はLDLのapoBとapo(a)がS-S結
したlipoproteinで,比
後 に有
与 前 値 まで に は復 さ な か っ た.
用 で あ っ た.全
多 くの 疫 学 調 査 に お い て そ の 血 中 濃 度 と脳 梗 塞 や 冠 動
一
著 明 な 低 下 が み られ た.
与 な らび に併 用 に よって 是正 され る可 能性 が 考 え られ
合
間)
独 投 与 に よ り血 中LH,T,PSA,γ
Sm,PAPに
PSA,γ 一Sm,PAPに
に つ い て は,井
投 与 に よ る脂 質 代 謝 へ の 影 響 を調
べ 報 告 し て い る が,各
新 鮮 前 立 腺 癌 患 者24例
(CMA)4週
LH,TはLH-RHa初
る こ とな ど を 指 摘 して き た16・17)
一方
語
結
LCMA単
報 告 が あ り 亘5),わ れ わ れ もDES,estramustine
phosphateが
た.
今 回 の検 討 で
の性 差 な らび に女
531
は前 立 腺癌 内分 泌 療 法 に お いて 有 用 で あ る と考 え られ
ホ ル モ ンと血 中脂 質
異 常 が 深 く関 係 して い る こ と は,そ
あ る13・14)前
脂 質代 謝
metastaticcarcinomaoftheprostate.JUroll44:
か:共
同 研 究
剤,TAP-144-SR
試 験.泌
尿 紀
泌 尿 紀 要44巻7号1998年
532
H。,m。nal・eg・1・ti・n・f・e・umLp(・)1・v・1・d
934-941,1990
5)
吉
田 謙
一 郎,竹
内 信 一,遠
に お け るLHRHア
す
る 酢 酸
顕:前
ル モ
・PP・ ・iteeffe・t・aftere・t・
立 腺 癌 症 例
ナ ロ グ 投 与 後 のHare-upに
ク ロ ル マ ジ ノ ン 先 行 投 与 に
の 試 み.ホ
6)
坂
CIinInvest89:1166-1171,1992
よ る そ の 抑 制
16)
ン と 臨41:469-474,1993
吉 田 英 機,島
田
誠:前
立 腺 腫 瘍 に お け る血 清 脂
Ken-ichiroYandShin-ichiT:Pretreatmentwith
質 動 態 に 関す る臨 床 的研 究
chlormadinoneacetatceliminatestcstosteronesurge
に 対
inducedbyaluteinizing-hormone-relcasinghor-
hexestrolお
moneanalogueandtheriskofdiseaseHarein
ricestcr投
patientswithmetastaticcarcinomaoftheprostate.
画 の 変 動 に つ い て,日
17)
EurUrol27:187-191,1995
島 田
す
第2報
前 立腺 癌 患 者
るcstramustinephosphatedisodium,
よ びdiethylstilbestrol4,4-diphospho与 に よ る血 清 脂 質 値 お よび リボ 蛋 白分
誠,井
口
泌 尿 会 誌71:59-69,1980
宏,吉
田 英 機,ほ
か:前
立 腺 腫
瘍 にお け る血 清 脂 質動 態 に 関 す る臨 床 的研 究
7)LabrieF,BelangcrA,SimardJ,etal.:Combination
3報:血
therapyforprostatecancer・endocrincand
清 過 酸 化 脂 質 値 の 変 動,な
第
らび に脂 質 異
常 に 対 す る 酪 酸 リ ボ フ ラ ビ ン の 効 果 に つ い て.日
biologicbasisofitschoiceasnewstandardfirst-line
泌 尿 会 誌74:2107-2112,1983
therapy.Cancer71:1059-1067,1993
18)
8)LabrieF,DupontA,BelangerA,etal.:New
hormonalthcrapyinprostaticcarcinoma:
泌尿 器 科
・病 理
器 科 学 会,日
combinedtrcatmentwithanLHRHagonistandan
前 立 腺 癌 取 扱 い 規 約,日
本 病 理 学 会 編.第2版,金
本 泌尿
原 出 版,
東 京,1992
19)
antiandrogcn.ClinInvestMed5:267-275,1982
TheVeteransAdministrationCooperativc
UrologicalResearchGroup=Carcinomaofthe
9)LabricF,DupontA,BelangerA,etal.:Combination
thcrapywithflutamidcandcastration(LHRH
prostate:trcatmentcomparisons・Jurol98:
516-522,1967
agonistororchicctomy)inadvancedprostate
20)
cancer:amarkedimprovementinresponseand
井 口
宏,池
内 隆 夫,甲
斐 祥 生,ほ
か
前立 腺 肥
survival.JSteroidBiochemmolBiol23,833-841,
大 症 の ア ン チ ア ン ド ロ ゲ ン療 法 に お け る 脂 質 代 謝
1985
へ の 影 響.泌
10)CrawfbrdED,BlumcnsteinBA,GoodmanPJ,etaL:
尿 紀 要40:215-219,1994
21)EriLM,UrdalPandBechensteenAG:Effectsofthe
Leuprolidewithandwithoutflutamideinadvanced
luteinizinghormone-releasinghormoneagonist
prostatecancer.Cancer66:1039-1044,1990
leuprolideonlipoproteins,fibrinogenandplas-
11)DenisLJ,WhelanP,CarneirodeMouraJL,etal..
minogenactivatorinhibitorinpatientswithbcnign
Goscrclinacetateandflutamidevcrsusbilateral
prostatichyperplasia.JUrol154:100-104,1995
orchiectomy=aphaseIIIEORTCtrial(30853).
22)SandholzerC,SahaN,KarkJD,etal.:Apo(a)
isofbrmspredictriskfbrcoronaryheartdisease.a
Urology42:ll9-130,1993
12)西
・9・ntre・tm・nt・nd
orchidectomyinmalcswithprostaticcarcinoma.J
対
村 隆 一,穂
坂 正 彦,間
の 酢 酸
ク ロ ル マ ジ
響.ホ
ル モ
宮 紀 治,ほ
ノ ン 療 法
か:前
立 腺 癌
の 下 垂 体 睾 丸 系 へ
ン と 臨25:1013-1018,1977
studyinsixpopulations.ArteriosclerThromb12=
の 影
1214-1226,1992
23)KawakamiK,TsukadaA,OkuboM,etal.:Arapid
13)LoboRA.=Effectsofhormonalreplacemcntonlipids
electrophorcticmethodf()rthedetectionofscrum
andlipoproteinsinpostmenopausalwomen.J
Lp(a)lipoprotein.ClinicaChimicaActa185=
CIinEndocrinolMetab73=925-930,1991
14)ThcWritingGroupf()rthePEPItrial:Effectsof
estrogenorestrogcn/progestinrcgimensonheart
147-156,1989
24)大
久
保 実:Lp(a)と
動 脈
硬
化.Medicina32:
671-673,1995
diseaseriskfactorsinpostmenopausalwomen.
JAMA273:199-208,1995
15)HenrikssonP,AngelinBandBerglundL:
俣:::翻 島'誌ua「yll:1991)
(迅速 掲 載)