ビルクリ資機材情報自律走行式ロボット床面洗浄機「ＳＥ－500iＸ」熟練の作業を再現する清掃ロボット登場！アマノ㈱クリーンシステム事業部　橋本浩栄ロボット洗浄機開発の背景メージしていただくところから検討してみてはいかがでしょうか。　作業者の操作を記憶し自動運転で再現各種清掃機器により、美観と清「清掃ロボット」と聞くと、限潔の維持に貢献するアマノ㈱がこりなく万能なイメージを持つ方ものたび開発した、自律走行式ロいらっしゃるかもしれませんが、「ＳＥ－500ｉX」は、あらかじボット床面洗浄機「ＳＥ－500 すべての清掃作業を行えるわけでめ清掃エリアで実際の洗浄作業をｉX」をご紹介します。はありません。行い、学習させ、その作業内容を「清掃ロボット」は近年アメリ人手による臨機応変で丁寧な清プログラムとして記録し、次回かカ製を筆頭に、家庭用ロボット掃掃が求められるエリアと、清掃ロらは自動で運転する仕様になって除機がヒットしていますが、いよボットで自動化できるエリアを見います。また、作業内容を記録しいよ自動床面洗浄機の業務用清掃極め、その最適化を図ることで清ていない清掃エリアなどで突発的ロボットが登場しました。掃作業全体の品質を維持し、かつに使用する場合は、従来の自動床効率的に美観維持を行えるものと面洗浄機と同様に手動運転するこ考えています。　ともできます。これから急速に進むであろう高齢化社会において、労働力の低下 30 清掃ロボットで自動化できるエリアとは？この清掃ロボットを実際に導入や高年齢化が危惧されています。また、どの分野においても、ロこのような状況下で、清掃作業のボットを使用するのは人間です。するには、清掃エリアの「仮想地効率化、自動化のニーズはますま清掃作業を行うのはロボットです図」のプログラミングが必要になす求められるものと思います。が、指示を与える（プログラムをります。プログラムは、パソコンこうした背景のなか、弊社がこする）のは人間の役割です。今などのアプリケーションソフトでれまで培ってきたノウハウを生か後、清掃ロボットのバリエーショ行う方法が考えられますが、「Ｓし、ご好評いただいている20インが増えたとしても、この部分はＥ－500ｉX」は、新規の清掃エンチサイズの自走式自動床面洗浄不変的なものと言えます。リアでより迅速にスムーズな導入機をベースに、自律走行機能を搭まずは、皆様の清掃現場においを可能にするために「ティーチン載し、開発したモデルが「ＳＥ－て、どのエリアで清掃ロボットをグ（学習）方式」を採用しまし 500ｉX」です。使用すれば効率化が図れるのかイた。 2014.07 ティーチング方式とは、あらかじめ作業者が清掃エリア内の洗浄作業を手動で行い、「ＳＥ－500 ｉX」に洗浄作業をプログラムとして記録させる方式です。 ●ティーチング方式により簡単導入を実現パソコン等による複雑なプログラム入力は不要。いつもの洗浄作業をするように作業内容を記憶させれば、次からは同じ作業内容を自動で運転できます。【ティーチング（学習）】実際に作業した清掃経路だけでなく、運転速度やパッドの圧力、洗浄液の散布量、汚水の吸引力などの作業内容そのものを記憶できます。熟練作業者の操作を記憶させれば、次回から熟練者と同等の作業を自動運転で再現することが【自動運転】 ➡ いつもの洗浄作業を記憶させます。（最大64パターン）できるのです。ティーチング方式のプログラムは、１パターンあたり２時間程度、最大64パターンまで登録ができるので、それぞれの清掃エリ記憶している洗浄作業を再現し、自動運転します。アごとに作業内容を記録することが可能です。各種センサーにより安全性を確保なお、商業施設などで季節に状況に応じて運転を停止する機能もよって店舗の商品展示レイアウト清掃ロボットで重要なポイント「ＳＥ－500ｉX」は赤外線レーアの大幅なレイアウト変更を行うの一つとして、「安全性」が挙げザーレンジセンサーで周辺の壁な場合は、安全性を確保するため、られます。自動運転の際、万一のどの物体との距離を計測し、洗浄新たにティーチングを行う必要が事故を防ぐために、清掃エリア内機の位置を把握しています。あります。　が変わるのに合わせて、清掃エリの状況や洗浄機の状態によってまずティーチングでは、レーまた、洗浄水が空の状態や汚水は、運転を停止するなどの「安全ザーレンジセンサーと車輪回転数が満水の場合は、安全性を確保す性」が求められます。の計測により仮想地図が作成されるため運転を一時停止します。そこの点に関して、「ＳＥ－500 ます。自動運転の際は、その仮想のため、ティーチング時および自ｉX」は、赤外線レーザーレンジ地図と自動運転時に計測した情報動運転の際はパッドの装着、スクセンサー、バンパーセンサー、段を比較しながら安全に走行しまイージーの状態だけでなく、洗浄差センサーなどのさまざまなセンす。障害物などにより、仮想地図水と汚水タンクについても確認・サーによる制御と、音声ガイドにと自動運転時に計測した情報が異点検作業を行う必要があります。より安全な運転を行います。まなる場合は音声による警告を行そのほか、自動運転を安全に行た、ドライブレコーダーを装備しい、差異が一定の変更量になったうために、「後進（バック）動作」、ているため、安心してご使用いた際は、安全確保のため運転作業を壁や柱、物体から50cm以内の運だけます。一時停止します。転はできない仕様になっていま 2014.07 31 アマノ株式会社す。また、段差やスロープなどの傾斜がある床面での使用は禁止さ ●各種センサーと役割せていただきます。前述のとおり、清掃ロボットがすべての清掃作業を行えるものではありません。人手で行う箇所と「ＳＥ－500ｉX」で行う箇所を清掃仕様のなかで明確にし、最適化を図ることで、清掃作業全体の品質を維持し、かつ効率的に美観維【レーザーレンジセンサー（前・後）計２箇所】前方、後方それぞれ半径５ｍの周辺の壁、物体との距離を計測し洗浄機の位置を把握したり、障害物を把握します。持を行えるものと考えています。今後の清掃ロボットの可能性弊社は、これまで培ってきた自動床面洗浄機のノウハウを生かし、自律走行式ロボット床面洗浄【バンパーセンサー】障害物に接触すると運転を停止します。機「ＳＥ－500ｉX」を開発致しました。今後はカーペットスイーせてラインナップを拡充していく予定です。清掃ロボットが、清掃作業全体の効率化および美観維持に役立てば幸いです。弊社のクリーンシステム事業もおかげさまで30余年。国内メーカーならではの品質とフットワークの良さで、清掃シーンに合わせた清掃機器を開発してまいりました。今後も、清掃シーンやお客様のニーズに合わせた各種清掃機器を開発、提案してまいります。問い合わせアマノ株式会社　クリーンシステム事業部ＴＥＬ 045-439-2206 ＵＲＬ http://www.amano.co.jp 32 2014.07 ●ＳＥ－500ｉＸ仕様項　目清掃幅スクイージー幅洗浄能力洗浄水／汚水タンク容量ブラシ／パッド径ブラシ／パッド回転数前進速度後進速度走行方式登坂能力バッテリー連続稼働時間パッドモーターブロワーモーター走行モーター大きさＷ×Ｌ×Ｈ質量使用環境温度標準装備品入力出力充電時間項　目ＳＥ－500ｉＸ 508mm 870mm １２００㎡/ｈ（自動運転：速度2.4㎞/ｈ）１６５０㎡/ｈ（手動運転：速度3.3㎞/ｈ） 50／50ℓ 508mm（20インチ） 150min-1 0～3.3㎞/ｈ（移動・手動運転） 0～2.4㎞/ｈ（自動運転） 0～1.8㎞/ｈ自動運転式/自走歩行式 7％ＤＣ12Ｖ160Ah×2個約2.5時間※1 500Ｗ 380Ｗ 200Ｗ×2個 650×1400×970mm 310kg（バッテリー含む） 0～40℃凍結および結露なきことパッド台、LEDライト（前方照射）、コーナーポール内臓充電器 AC100Ｖ50／60Hz1050Ｗ（MAX13Ａ） DC24Ｖ25Ａ約11時間※2 ※標準付属品はパッド台（バッド・ブラシは別売り品）。　※１　連続使用時間は、パッド・床・加圧の条件、バッテリーの放電状態および劣化状態、周囲温度により異なります。 ※ ２充電時間は、バッテリーの放電状態、周囲温度によって異なります。パーなど、お客様のニーズに合わ【段差センサー】４cm以上の段差を検知すると運転を停止します。