5 農林漁業の6次産業化を推進するための施策 (1) 推進体制の強化 ○ 都道府県段階の推進体制については、これまで、都道府県ごとに地方農政局、地域センター等が主体的な役割を担い つつ推進体制の整備に努めてきたところであるが、平成27年度からは、名称を「6次産業化・地産池消推進協議会」に改 め、財務局、運輸局、農業法人協会、普及組織なども構成員に追加することにより推進体制を強化(事務局は都道府県 が担当し、農政局等が支援)。 ○ 推進協議会の中で、都道府県の農林水産業及び6次産業化の現状・課題、6次産業化の取組方針、今後(5年後程 度)の売上等の目標等を内容とした「都道府県6次産業化戦略」を策定し、関係機関が連携して推進。 (注) 市町村段階についても同様の推進協議会を設置し、「市町村6次産業化戦略」を策定し、地域ぐるみの6次産業化の取組を推進。 これまでの推進体制 今後の推進体制 中央サポートセンター 中央サポートセンター (6次産業化プランナー) 連携 情報共有 6次産業化推進企画委員会 (構成メンバー) 経済産業局、JA中央会、商工関係団体、サブファンド等 農政局・地域センター ニーズ の把握 相談 問い合わせ (6次産業化プランナー) 連携 情報共有 6次産業化・地産地消推進協議会 (構成メンバー) 経済産業局、財務局、運輸局、JA中央会、農業法人協会、商工関係 団体、サブファンド等 都道府県・都道府県サポート機関 都道府県・都道府県サポート機関 (6次産業化プランナー) (6次産業化プランナー) 申請・認定 フォローアップ 農林漁業者 サポート フォローアップ ニーズの 把握 相談 問い合わせ サポート フォローアップ 農政局・地域センター 申請・認定 フォローアップ 農林漁業者 13 (2) 平成27年度予算(6次産業化支援対策)の概要 【平成27年度予算概算決定額 2,684(2,680)百万円】 意欲のある農林漁業者の皆様が主体となって6次産業化に取り組めるよう、事業の発展段階に応じた多様な支援メニューを準備。 起業支援研修 (※6次産業化サポート事業) 農山漁村地域での人材育成 商談会等開催支援 (※6次産業化サポート事業) ・農林漁業者の起業を促進するため、6次産業分野において必要となる ビジネスプラン策定等の知識を習得するための研修会の開催を支援。 (※農山漁村地域ビジネス創出人材育成事業) ・6次産業化事業者の販路拡大のための商談会等の 開催を支援。 ・農山漁村地域で、6次産業化の新たなビジネスに取り組む者を支援。 6次産業化の 事業拡大 6次産業化への 着手 生産基盤の 確立 資本の提供と経営支援 (※農林漁業成長産業化ファンド) 【 出資枠150億円、貸付枠50億円 】 ・農林漁業者が主体となって、流通・加工業者等と連携する取組に対して出資等を実施。 6次産業化の取組の戦略的な推進 事業の展開 事業計画の作成 6次産業化戦略・構想の策定 ・6次産業化戦略・構想の策定を支援。 (※6次産業化ネットワーク活動交付金) (補助率:定額) ・新商品の開発・販路開拓等を支援。 (補助率:戦略あり 1/2以内 戦略なし 1/3以内) 6次産業化プランナーが、6次産業化事 業の構想、総合化事業計画の作成方法 等についてアドバイス。 (補助率:定額) ・融資を活用した加工・販売施設等の整備を支援。 (補助率:3/10以内、上限額1億円) ・6次産業化戦略・構想の下、地域ぐるみで行う新商品開発に必要な (補助率:1/2以内、上限額30百万円) 加工機械等の整備を支援。 6次産業化・新産業の創出促進 (※6次産業化サポート事業) ・農林漁業者と異業種の事業者が連携して行う、市場ニーズに即した新商品や新 たなサービスの創出に関する事業化可能性調査を支援。 (補助率:定額) 6次産業化プランナーによる事業の発展段階に応じたアドバイス 都道府県内で取り組む事業者向けの支援(※6次産業化ネットワーク活動交付金) 広域で取り組む事業者向けの支援 (※6次産業化サポート事業) ・6次産業化に取り組む農林漁業者等に対し、事業の発展段階に応じて6次産業化プランナーを個別に派遣し、アドバイスを実施。 6次産業化支援人材育成研修 (※6次産業化サポート事業) 学校給食における地産地消の推進 6次産業化ネットワーク活動の全国推進 (※日本の食魅力再発見・利用促進事業) 【 177百万円 】(関連対策) (※6次産業化サポート事業) ・学校給食の食材として地場産農林水産物を安定的に生産・供給する 取組等を支援。 ・6次産業化の優良事例を収集・分析し、発表会やセミナーの開催 を支援。 :事業者支援 ・6次産業化プランナー等に対する研修を実施。 6次産業化情報提供支援 (※6次産業化サポート事業) ・各地の6次産業化の取組を紹介する情報誌「6チャネル」の発行等 を支援。 :人材育成 :普及啓発 14 6次産業化ネットワーク活動交付金(各都道府県で実施) ○ 農林漁業者の皆様が流通・加工業者等とネットワークを構築 して新商品開発・製造や販路開拓等を行う場合、必要な経費 の一部※を補助します。 ※ 補助率 市町村の6次産業化戦略・構想あり 1/2以内 市町村の6次産業化戦略・構想なし 1/3以内 ・ 新商品の試作品やパッケージデザインを開発するための 資材購入費、成分分析等検査費などを支援。 ・ 流通事業者等とのマッチングができるよう、交流会や ワークショップ等を開催。 ○ 6次産業化プランナ-が、6次産業化の事業の構想、総合化 事業計画の作成方法等についてアドバイスします。 ○ 六次産業化・地産地消法等の認定を受けた農林漁業者等 の皆様が、制度資金等の融資を活用して6次産業化の事業 展開に必要な加工・販売施設等の整備を行う場合、費用の 一部(3/10以内※、上限1億円)を補助します。 ※1 交付金額については、以下の1~3の一番低い額となります。 1 事業費×3/10 2 融資額 3 事業費-融資額-地方公共団体等による助成額 例えば、5,000万円(事業費)の加工・販売施設を整備する際、 3,000万円の融資を受け、地方公共団体等から助成を受けず、 自己負担分が2,000万円の場合、事業費(5,000万円)の3/10 となる1,500万円の範囲内で交付金を支援します。 ※2 市町村の6次産業化戦略・構想に沿って地域ぐるみで新商品開発を 行う場合、加工機械等の整備を1/2以内の補助率で支援します。 6次産業化サポート事業(全国事業) ○ 6次産業化に取り組む農林漁業者等に対する個別相談 ・ 都道府県域を超えるなど広域で事業を展開される方や、専門分野に 関するアドバイスが必要な方に対して、「6次産業化中央サポートセンター」 から6次産業化プランナーを個別に派遣します。 (個別相談例) ・マーケティング、ブランディング等の専門分野に関する アドバイス。 ・ 六次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の 策定や経営へのアドバイス。 ○ 農林漁業者と流通業者等との商談会の開催 ・ 商談会を複数の地域で開催し、6次産業化の取組により開発された 新商品の販売先を探している農林漁業者と流通業者等との マッチングの機会を作ります。 (参考) 平成26年度の開催場所・日程 仙台市(9/4~5)、熊本市(9/24~25)、 旭川市(10/21~22)、長野市(11/18~19)、 神戸市(1/19~20) ○ 6次産業化プランナーを対象としたスキルアップ研修会の 開催 ・ 6次産業化プランナーが事業者に対して的確な アドバイスができるよう、 ① 6次産業化施策に関する知識の習得 ② コーチング研修 ③ 実践事例を活用した事業化研修 等を内容とした研修会を複数の地域で開催します。 ※ 上記のほか、本事業では、6次産業化の優良事例の収集・情報提供等も 実施しています。 15 (参考) 総合化事業計画の認定状況 (平成26年10月31日現在) (1)地域別の認定件数 地域 北海道 東北 関東 北陸 東海 近畿 中国四国 九州 沖縄 合計 総合化事業計画 の認定件数 うち 農畜産物関係 うち 林産物関係 うち 水産物関係 111 104 4 3 312 326 101 174 344 215 340 53 1,976 289 296 96 149 315 170 281 49 1,749 9 14 1 14 10 10 24 1 87 14 16 4 11 19 35 35 3 140 (2)総合化事業計画の認定件数の多 かった都道府県(件数) 第1位 研究開発・成果 利用事業計画 の認定件数 北海道 111 (4)総合化事業計画の対象農林水産物 の割合 麦類 2.4% その他 4.1% 1 4 12 林産物 1 4.2% 0 豆類 2 4.8% 水産物 3 5.4% 3 畜産物 0 11.6% 26 (3)総合化事業計画の事業 内容の割合(%) 加工 直売 第2位 兵庫県 93 第3位 長野県 87 レストラン 第4位 宮崎県 75 加工・直売 第5位 熊本県 73 輸出 加工・直売・レストラン 加工・直売・輸出 茶 2.1% 20.9 2.6 0.4 0.1 68.3 6.2 1.6 そば 花き 1.7% 1.3% 野生鳥獣 0.3% 野菜 31.8% 米 11.6% 果樹 18.7% ※複数の農林水産物を対象としている総合 化事業計画については全てをカウント。 16 (3) 農林漁業成長産業化ファンドについて ① 農林漁業成長産業化ファンドの流れ 対象事業者 (本図は資金・支援の流れを図示したもの) 直接出資 間接出資 貸付け 農林水産物等 (産業投資) 出資 (株)農林漁業 成長産業化支援機構 (A-FIVE) 支援対象事業 活動支援団体 出資 • 20年間の時限組織 出資 サブファンド 一体的 経営支援 民間等 食品企業、 金融機関等 • 出資期間は15年間 • 機構の出資割合は50%以下 • サブファンドは、同地域に複 数設立される場合も想定 出資 6次産業化事業体 ( 六次産業化・ 地産地消法の認定事業者) 出資 国 農林漁業者 民間等 地方自治体、農業団体、 金融機関、地元企業等 出資 技術、販路、 ノウハウ 6次産業化 パートナー 企業 出資 資本性劣後ローン 支援 地方自治体、 農林漁業団体 融資 地域金融機関等 連 携 6次産業化プランナー 等 経営支援 17 ② 支援対象事業者の資本結合による戦略的提携 ○ 農林漁業者と2次・3次産業の事業者(パートナー企業)が、6次産業化事業に取組むため、共同で出資された事業者 ○ 農林漁業者の主体性が確保されている(農林漁業者の議決権がパートナー企業出資分を超えている)事業者 ○ 「六次産業化・地産地消法」の計画認定の取得が要件 【6次産業化事業体】 事業に必要な資金 戦略的連携構築の 実現! 議決権のある株式構成 農林漁業者出資分 (A%) 借入金 6次産業化パートナー 企業出資分 (B%) > サブファンド出資分 (原則、上限50%) 資本金 出資 成長資金+農林水産物供給 民間等 農林漁業者 地方自治体、農業 団体、金融機関、 地元企業等 ・高品質生産 ・大規模供給能力 ・トレサビリティ対応力 ・生産者グループ形成力 etc. 出資 成長資本と経営支援の一体提供 成長資金+販路,ノウハウ 供給 サブファンドの場合 6次産業化 パートナー企業 (地域ファンド又はテーマファンド) ・販売ネットワーク 出資 (50%以下) ㈱農林漁業成長 産業化支援機構 (A-FIVE) ・マーケティング力 ・物流ノウハウ ・IT技術 etc. 18 ③ 出資対象となる事業体の設立手法 ○ 出資対象となる事業体は、農林漁業者からの①出資 ②現物出資 ③加工部門の分社化、等の手法に より、ファンドからの出資受け皿となる6次産業化事業体を用意。 ○ 既存の事業体を活用し、追加的にサブファンド、パートナー企業からの出資を受け入れることも可能。 ①出資型 ②現物出資型 農林漁業者 サブファンド 地域ファンド テーマファンド 出資金 加工 部門 パートナー 企業 サブファンド 地域ファンド テーマファンド • 加工部門の 分社化 出資金 出資金 加工 部門 6次産業化事業体 ( 合弁事業体) 出資金 パートナー 企業 二次 加工施設 6次産業化事業体 (合弁事業体) 地域ファンド テーマファンド 出資金 生産 部門 一次 加工施設 6次産業化事業体 ( 合弁事業体) サブファンド 農林漁業者 農林漁業者 出資金 パートナー 企業 ③分社化型 19 ④ 新たな政策ツールとしての「出資」 ○ これまでの補助金・融資に加え、新たな政策ツールとして「出資」を追加。 ○ ファンドからの「出資」により、①自由度の高い資金供給、②財務体質の強化(民間資金の呼び水)を通 じて、 6次産業化事業の取組強化・拡大を図る。 補助金 特 徴 • 事業要件が厳格 • 担保・保証不要 • 資金使途が限定的 出資(本ファンド) • 担保・保証等が課題 • 資金使途が限定的 • 事業設計の自由度が高い • 担保・保証不要 • 財務体質を強化 平均的な自己資本比率の逆数を借入限度額とみなした場合、自己資金の何倍まで資金調達できるかを検討 ① ① • 仮に補助率1/2の場合、自己資金の2 倍の規模まで事業規模を考えられる 資金調達 補助金 自己資金 資金 調達 資金 調達 自 己 資 金 と 事 業 資 金 の 関 係 融資 融資 ④ 自己資金 ① • 事業者の信用力によるが、一般的な水準 (※)では、自己資金の2倍~5倍の規模 まで考えられる 金融機関等 からの融資 (※) ⑯ 資本性劣後ローン ファンド出資分 ② 自己資金(パートナー事業者) ① 自己資金(農林漁業者) ① • パートナーやファンドの出資が活かされ ることで、自己資金の20倍程度の規模 の事業も考えられる (※)資本性劣後ローンとは、金融機関が財務状況を判断するに当たって、負債ではなく、資本とみなすことができる借入金。 20 ⑤ ファンドの積極的な活用に向けた今後の対応 ○ ファンドの積極的な活用を促すため、以下のような運用改善を実施。 ① 植物工場を含め、合弁事業体等が6次産業化に必要な農業生産を行う場合について、A-FIVEの出資対象。 ② 加工・流通等のノウハウを持ち、資本力もある農業参入した企業等に対し、ファンド活用のガイドラインを示し、明確に 農林漁業者と位置付けること等により、出資案件の形成を促進。 ③ サブファンドの出資割合の引き上げ、資本性劣後ローンの活用、農林漁業者の共同出資等多様な資金調達を行うとと もに、目利き人材を活用することで、ファンドの活用を推進。 A-FIVEによる 植物工場等への支援 ① 植物工場への出資 加工・流通等の取組と 併せて植物工場を整備 する場合に出資。 企業によるファンド活用の推進 ① 農業に参入した企業によるファンド活 用の推進 (ⅰ)農業参入したグループ企業 のパートナー企業として参加 農林漁業者等 出資分 (グループ企業) 多様な資金調達等によるファンド活用の推進 ① 農林漁業者の実質的な出資負担の軽減 (東日本大震災の被災地域などに配慮) (ⅰ) 一定の条件の下、サブファン 農林漁業者出資分 ドの出資割合の引き上げ 1/2 パートナー企業 出資分 (本体企業) サブファンド出資分 パートナー企業 出資分 サブファンド出資分 (ⅱ) 資本性劣後ローンの活用 農林漁業者等 パートナー企業 出資分 出資分 (17%) (16%) A-FIVE 資本性劣後ローン (33.3%) (ⅱ)リース方式により自ら農業 参入し、農業者として参加 農林漁業者等 出資分 (本体企業) パートナー企業 出資分 サブファンド出資分 ( 33.3% ) (ⅲ) 1人当たりの出資負担額の縮 小 サブファンド出資分 ② 農業分野への出資 加工・流通等の取組に 必要な農業生産につい て出資。 ② ガイドラインの策定 加工・流通のノウハウを持ち、資本力も ある農業参入した企業等に対し、ガイドライ ンを示し出資案件の形成を促進。 農林漁業者出資分 (8.7%) (8.7%) (8.7%) パートナー企業 出資分 ( 24% ) サブファンド出資分 ( 50% ) ② 目利き人材の活用 A-FIVEの業務運営に当たっては、引き続き、ファンド、食品 会社出身者等を活用。 ③ サブファンドとの連携強化 A-FIVEとサブファンドとのコミュニケーションの強化。 21 H26.12.22現在 ⑥ サブファンドの設立状況について 1.地域ファンド 51サブファンド 総額743.02億円 (うちA-FIVE分371.51億円) 2.県域に限られない ファンド 北海道銀行(30) 北洋銀行(30) JAグループ(100) みずほ銀行(100)(注2) 第四銀行(5) 北越銀行(5) みなと銀行(10) 京都府内 4金融機関(10) 七十七銀行(20.2) 福島県内8金融機関等 (20) 福井銀行(10) 中国銀行(5) 東和銀行(10) 山陰合同銀行(10) 常陽銀行(10) 西京銀行(10) 広島銀行(10) 群馬県上野村 (10) 福岡銀行(20) 埼玉りそな銀行(5) 西日本シティ銀行(20) 静岡銀行(5) 佐賀銀行(5) 十八銀行(10.02) 滋賀銀行(5) 肥後銀行(10) 南都銀行(5) 大分銀行(20) 伊予銀行(20) 愛媛銀行(20) 琉球銀行(5) 注1 当資料は設立準備中のサブファンドも含まれます。 愛知県内9金融機関(10.8) 三菱東京UFJ銀行(20) 東北の以下の4行と連携 青森銀行、秋田銀行、 岩手銀行、山形銀行 三井住友銀行(20) 百五銀行(5) 3.テーマファンド 阿波銀行(10) エー・ピーカンパニー(10) 百十四銀行(5) 香川銀行、 徳島銀行(5) 四国銀行(10) 足利銀行等栃木県内10金融機 関と連携(20) 千葉県内 11金融機関(20) 紀陽銀行(10) 宮崎銀行(10) 鹿児島銀行(10) 東北の以下の4行と連携(20) 荘内銀行、北都銀行、 みちのく銀行、東北銀行 十六銀行(5) 但馬銀行(2) トマト銀行(10) 北日本銀行(5) 八十二銀行(10) ぐるなび(10) 主な出資金融機関等(ファンド総額 単位:億円) (A-FIVE出資分含む) 注2 地域金融機関との連携による複数のサブファンド設立を想定する中で、100億円の支援決定を受けており、その一部としてサブファンドを組成。サブファンド数は2とカウント。 22 A-FIVE 事業者名 サブファンド(SF) 主な出資者 出資案件について SFによる出資決定額 (単位:百万円) 平成27年1月15日現在 事業内容 出資同意 決定日 (株)OcciGabi Winery (北海道 余市町) 北洋銀行 SF 121.9(60.95)※ 出資総額 243.8 余市産ぶどうのみを使用した高品質・高価格ワイン を製造 H25.9.2 ジャパンホートビジネス(株) (千葉県 富里市) 千葉銀行等県内 11金融機関 SF 50(25)※ 出資総額 100 植木、盆栽を中国に加えEU、北南米等の輸出も志向して新 たな市場を開拓 H25.9.2 沖縄栽培水産(株) (沖縄県 与那国町) 西日本 シティ銀行 SF 40(20)※ 出資総額 80 沖縄県与那国島で高品質な車えびの周年販売を実現 H25.9.2 西日本水産(株) (福岡県 福岡市) 西日本 シティ銀行 SF 60(30)※ 出資総額 120 未成熟なウナギを一定の条件下で再肥育し、成熟したウナギ として出荷 H25.10.9 (株)みらいトレーディング (東京都 千代田区) JAグループ SF 20(10)※ 出資総額 40 鮮度を保持できる新包装でレタスを流通 H25.11.11 (株)あおもり海山 (青森県 深浦町) みちのく銀行 SF 100(50)※ 出資総額 200 クロマグロを冷凍加工し、新たな販路を拡大 H26.1.27 (株)おおのミルク工房 (岩手県 洋野町) 東北銀行 SF 13(6.5)※ 出資総額 26 高温保持殺菌牛乳やソフトクリームミックス等の開発及び販 路拡大 H26.3.10 (株)熊本玄米研究所 (熊本県 大津町) 肥後銀行 SF 30(15)※ 出資総額 60 玄米ペーストによる製パン加工で学校給食・病院向け等に販 売 H26.3.10 (株)マイセンファインフード (福井県 鯖江市) JAグループ SF 50(25)※ 出資総額 100 玄米・大豆を原料とした精肉代替商品の商品開発・ 販売 H26.4.14 (株)ベジタコーポレーション (広島県 福山市) 中国銀行 SF 100(50)※ 出資総額 200 産地リレーにより九州全域及び消費地へのカット野菜の製造 販売 H26.4.14 いずも食品加工(株) (福岡県 糸島市) JAグループ SF 35(17.5)※ 出資総額 70 九州産の野菜を活用し、九州全域及び消費地向け惣菜の販売 H26.4.14 ※:( )内はA-FIVE出資相当分 23 平成27年1月15日現在 事業者名 サブファンド(SF) 主な出資者 SFによる出資決定額 (単位:百万円) 事業内容 出資同意 決定日 (株)カゴシマバンズ (鹿児島県 霧島市) エー・ピー カンパニー SF 30(15)※ 出資総額 60(注1) 外食チェーン向け「黒さつま鶏」の加工販売 H26.4.14 (株)ひこま豚 (北海道 森町) 北洋銀行 SF 3(1.5)※ 出資総額 6 養豚事業者による独自ブランドの飲食店、直売及び外食事業 者等への販路拡大 H26.5.12 (株)J-ACEひびき (埼玉県 川越市) JAグループ SF 150(75)※ 出資総額 300 農業者団体が、鶏・豚肉を中心とした焼き鳥専門店等の外食 事業に進出 H26.5.12 (株)神明アグリイノベーション (東京都 中央区) 三井 住友銀行 SF 10(5)※ 出資総額 20 需要者ニーズに基づき、多様な業務用の米需要に応じた販売 H26.5.12 日本ワイン農業研究所(株) (長野県 東御市) 八十二銀行 SF 68.1(34.05)※ 出資総額 136.2 地元ぶどう・りんごのワイン及びシードルの醸造、販売 H26.5.12 (株)西粟倉・森の学校 (岡山県 西粟倉村) JAグループ SF 163.3(81.67)※ 出資総額 326.6 間伐材を原料とした加工品の製造、販売 H26.5.12 (株)いなほ農園 (愛媛県 八幡浜市) 愛媛銀行 SF 15(7.5)※ 出資総額 30 「媛っこ地鶏」を活用した加工品の販売と新たに飲食店・直 売所に進出する事業 H26.5.12 西日本フレッシュフーズ(株) (熊本県 熊本市) 西日本 シティ銀行 SF 150(75)※ 出資総額 300 生産者と青果卸が連携し、カット野菜・カット果物サラダ等 の製造販売 H26.5.12 (株)ワンダーファーム (福島県 いわき市) 福島県 地域金融機関等 SF 240(120)※ 出資総額 480 トマト加工品の製造販売やレストラン運営事業に進出し、被 災地の復興を目指す事業 H26.5.30 香取プロセスセンター(株) (千葉県 香取市) 千葉銀行等県内 11金融機関 SF 50(25)※ 出資総額 100 地元産野菜を中心とした業務用カット野菜の製造販売及び漬 物の製造販売 H26.5.30 (株)フレッシュベジ加工 (長野県長野市) 八十二銀行 SF 45(22.5)※ 出資総額 90 産地リレー体制による業務用及び消費者向けカット野菜の製 造販売 H26.5.30 (株)佐田岬の鬼 (愛媛県 松山市) 伊予銀行 SF 75(37.5)※ 出資総額 150 量販店、外食店の需要に応じた付加価値の高い手法によるし らすの加工販売 H26.5.30 ※:( )内はA-FIVE出資相当分 (注1):無議決権株式を含む 24 事業者名 サブファンド(SF) 主な出資者 SFによる出資決定額 (単位:百万円) 事業内容 出資同意 決定日 (株)にいがたワインビレッジ (新潟県新潟市) 第四銀行 SF 50(25)※ 出資総額 100 新たな顧客層向けワイン生産や、農畜産物と併せて販売・飲 食事業 H26.6.23 (株)米心石川 (石川県 金沢市) JAグループ SF 260(130)※ 出資総額 520 石川県産米を使用した寿司加工品等の新商品開発や、新規直 営店の出店 H26.7.4 (株)マース (熊本県 益城町) 肥後銀行 SF 99.5(49.75)※ 出資総額 199 熊本県産農畜産物の加工品(野菜セットパック・ドライエイ ジングビーフ等)の製造販売 H26.7.4 (株)アグリゲート東北 (山形県 河北町) 七十七銀行 SF 6.9(3.48)※ 出資総額 13.9 果樹農家とパートナー企業が連携したギフトマーケットや輸 出等による果物の加工販売事業 H26.8.8 野菜農家が連携し、契約栽培による野菜等の周年出荷販売事 業 H26.8.8 (株)ジャパンアグリ イノベーション (茨城県 古河市) 三井住友銀行 常陽銀行 (注2) (三井住友24.8、常陽6.2)S F 31(15.5)※ 出資総額 62 (株)ピュアディッシュ (千葉県 千葉市) JAグループ SF 60(30)※ 出資総額 120 新たな技術(真空低温調理法)を導入した野菜や鶏肉等の国 産農畜産物の加工・販売事業 H26.8.8 東京デリカテッセン(株) (千葉県 旭市) 千葉銀行等県 内11金融機関 SF 35(17.5)※ 出資総額 70 ブランド豚「なでしこポーク」を主材料とした外食事業展開 H26.8.8 (株)食縁 (和歌山県 新宮市) 紀陽銀行 SF 134.9(67.45)※ 出資総額 269.8 ブリを中心とした養殖魚のフィレ加工品の輸出等販売 事業 H26.8.8 (株)ヒロサキ (青森県 弘前市) 青森銀行 SF 31.5(15.76)※ 出資総額 63 地元生産のりんごを使用したカットりんご等の加工・販売事 業 H26.9.11 (株)つちのか (栃木県 足利市) 足利銀行 SF 9(4.5)※ 出資総額 18 マール牛やアスパラガス等の地元産農畜産物の加工食品の製 造・販売事業 H26.9.11 (株)特産野菜ネット (兵庫県 南あわじ市) みなと銀行 SF 40(20)※ 出資総額 80 淡路島産原料を中心とした国産乾燥野菜(たまねぎ等)の製 造・販売事業 H26.9.11 (株)アグリンクエブリイ広島 (広島県 福山市) 広島銀行 SF 40(20)※ 出資総額 80 白菜等を使用したキムチ・カット野菜等の製造・販売事業 H26.9.11 ※:( )内はA-FIVE出資相当分 (注2):複数のサブファンドからの共同出資 25 事業者名 (株)はらだ牧場 (徳島県美馬市) 里山アグリ(株) (岡山県倉敷市) (株)食のかけはしカンパニー (沖縄県うるま市) もったいねーべ(株) (茨城県水戸市) (株)茨城もぎたてファクトりー (茨城県茨城町) ファンガーデン(株) (愛媛県松山市) (株)岡崎牧場 (宮崎県宮崎市) (株)さつま福永牧場 (鹿児島県さつま町) ※:( )内はA-FIVE出資相当分 サブファンド(SF) 主な出資者 SFによる出資決定額 (単位:百万円) 事業内容 出資同意 決定日 阿波銀行 SF 50(25)※ 出資総額 100 ブランド豚「阿波ポーク」を使用した外食事業 H26.11.6 トマト銀行 SF 10(5)※ 出資総額 20 県産農産物等を使用したレストラン、加工品の製造・販 売事業 H26.12.12 琉球銀行 SF 85(42.5)※ 出資総額 170 ハラール認証を取得した商品開発等、惣菜等加工品の販 売・輸出事業 H26.12.12 足利銀行 SF 31(15.5)※ 出資総額 62 茨城県産のサツマイモ・栗を使用し、芋・栗ペースト等の 新商品の開発・販売を行う事業 H27.1.15 JAグループ SF 50(25)※ 出資総額 100 茨城県産の野菜を使用し、冷凍総菜として外食事業者等 に販売を行う事業 H27.1.15 伊予銀行 SF 68(34)※ 出資総額 136 野菜苗・花苗等を小売店舗展開により消費者に直接販売を 行う事業 H27.1.15 宮崎銀行 SF 46.7(23.4)※ 出資総額 163.4(注1) 牛肉及びドライエージングビーフ(熟成肉)の加工販売及 び外食事業 H27.1.15 鹿児島銀行 SF 10(5)※ 出資総額 20 牛肉及びドライエージングビーフ(熟成肉)の加工販売を 行う事業 H27.1.15 (注1):無議決権株式を含む 累計 43件 サブファンド 2,768百万円 (1,384百万円)※ 出資総額 5,605百万円 資本性劣後ローン 5件:212百万円 26
© Copyright 2024 ExpyDoc