図書館TIPS 図書館を利用する際に知っておくと便利な情報をお伝えします。請求記号ラベルについて医学図書館活用エトセトラ <No.1> NLMC分類表【臨床医学と関連分野】分類法「NLMC」について～what編～図書館の図書には右のような請求記号ラベルが貼られています。このラベルを基に沢山の図書の中から目当てのものを探し出すことも多いのではないでしょうか。昔は図 W26.5 書が書庫の中にあって自由に閲覧できなかったので、図書館員にこの記号で“請求” IWA 各分類ごとに“一般”っていう項目あのラベルの記していました。島大医学図書館では3段のラベルを使っており、記号にはそれぞれ意があるけど、なに号にも意味があ味があります。また松江キャンパスの本館とは異なるルールを採用しています。かしら。るんだね。記号の名前記号の意味医学図書館で 1 分類記号段目使ってるNLMCって何かしら TIPSでは2回に分 2 著者記号段目松江キャンパス本館との違い図書をあるルールに従って分類した記号。主にその図書の主題(扱っている内容・テーマ)で特定の分野や領主にNDCを採用している。ないような、主題書館は医学専門書についてはNLMC、その他や形式が分類さの図書についてはNDCを採用している。れるところだよ。図書の著者名を記号化。姓の頭文字のアルファベット3文字を使用。シリーズである場合等にその巻数を示す。せ。また本棚で図書を並べるときとその関連分野を網羅しています。1951年に米国陸軍医学図書館分類表として第1版が出版され、現在は1994年出版の第5版を使用しています。館作成の医学用語シソーラス。シソーラスについてはインフォアクセス8(7)参照。冊子体の NLMC(5版) 900-950 統計と調査 WB 臨床医学 1-130 一般 141-293 一般診断学 100-175 栄養障害 200-226 代謝性疾患 QS~QZ,Wの謎器系を見てみよなぜQS~QZとWしか使う。胃についてのわないのでしょうか。実は図書はWI300～ NLMCは分類法LCCが元分類記号はQS～QZ、Wと、数字(1～999)を組み合わせています。大きくとなっています。LCCと分けて、QS～QZが基礎医学部門、Wが臨床医学と関連分野を表し、図書の主題によって分類しています。但し、数字の1～39は形式番号と呼ばれ、辞書や統計、マニュアル、法律等、主題の提示方法によって分類するようになっています。分類表とは別に作成されている索引は、MeSH用語が使われています。これにより分類表にない主題にも、適切な分類記号が案特定の疾患の図書は、その疾患によって分類されます。また治療法に関の図書はWI400 ～575の適切なとは、米国議会図書館分類ころに分類され法(Library of Congress る。それでは胃も Classification)の略です。腸も扱っているこのLCCから永久に削除図書は？ QS~QZ,Wを、NLMCは使っているのです。係なく、影響を受けた器官又は部位によって分類されます。薬理学 1-370 一般 504600-667 毒物学(中毒学) 組織学 701-835 薬剤学及び製薬学 532.5 QW 微生物学と免疫学 604-681 発生学 1-300 微生物学 QT 生理学 501-949 免疫学 1-33.1 一般寄生虫学物理学. 数学および工 QX 34-37.5 QY 臨床病理学学 1-350 一般 104-172 人体生理学 400-490 血液 180-275 生理学と衛生学 QZ 病理学 QU 生化学 387、腸についてされた分類番号内されています。 NLMC分類表 QS 人体解剖学【基礎医学部門】 1-132 解剖学題 400-495 産業医学. 健康と衛生 525-590 保険行政と組織 670-847 環境衛生と環境統制 300-375 免疫疾患と膠原病. 過 Classification)の略です。米国国立医学図書館の作成した分類法で、医学国国立医学図書 300-395 医・歯科・薬剤医療制度その他の医療サービス法医学と歯科法医学公衆衛生一般予防医学事故と障害の予防特定人口集団の健康問と？例えばWIの消化 Medical Subject Headingsの略。米 100-275 322-323 601-925 WA 1-106 108-245 250-292 つまりどういうこ同様 NLMCについて ●NLMCとは、米国国立医学図書館分類法(National Library of Medicine MeSHとは医業 1-96 一般 300-962 治療法 WC 伝染病 WD - 姓の頭文字と数字の組み合わに2段目の順番も影響している。 3 その他段 (巻冊記号) 目域、部位に依ら分類。分類法はいくつかあるが、島大医学図けて、このNLMC について扱うよ。紺色－和書／赤色－洋書 W WIの一般に分類する？ QV 本号では大まかに掲載していますが、実際はもっと細かく分類そのとおり！つまされています。図書館の本棚のり、胃についての表示も参照ください。また、この図書は、WI300 詳細(英語版)は、Web上の下記～387に多くある URLで確認できます。けど、WIの一般 NLMC英語版Webサイト: http://www.nlm.nih.gov/class/OutlineofNLMClassificationSchedule.html の部分にもあるということだね。 400-430 動物毒 500-530 植物毒 600-670 物理的外因による疾患 700-758 WE 1-190 200-600 航空医学と宇宙医学筋骨格系一般組織別 700-890 部位別 WF 1-900 970-985 WG 1-170 200-460 500-700 WH WI 1-250 300-387 400-575 600-650 700-770 800-820 900-970 WJ 1-190 300-378 呼吸器系一般胸部と胸部外科心臓血管系一般心臓血管系血管血液系とリンパ系消化器系一般胃腸肛門と直腸肝臓と胆道膵臓腹部と腹部外科泌尿生殖器系一般腎臓 400 尿菅 500-504 膀胱 600 尿道 700-875 男性生殖器 WK 1-190 200-280 300 350 400 500-590 700-790 800-885 900-920 WL 1-203 300-405 500-544 600-610 700-710 WM WN 1-160 180-240 250- 内分泌系一般甲状腺上皮小体松果体胸腺下垂体副腎ランゲルハンス島性腺神経系一般中枢神経系末梢神経自律神経系感覚器精神医学放射線医学. 画像診断一般画像診断. X線撮影法 WO 1-75 100-149 162-198 200-460 500-517 600-640 660-690 700-82 925-950 WP 1-390 400-480 外科学一般一般外科学外科処置と処置用品麻酔法外科手術と手技形成外科移植外傷、産業と救急外科特定年齢集団の外科婦人科学一般子宮と子宮頚 505-660 800-910 WQ 1-175 200-260 300-330 400-450 500-505 WR WS 1-141 200-463 260-368 405-463 生理学と機能障害乳房産科学一般妊娠分娩産科外科学産褥皮膚科学小児科学一般小児疾患臓器系統別年齢集団別放射線療法 250.5 300-340 ラジウム放射能(レントゲン線、ラ 415-665 ジウムは除く) WT 老年医学. 慢性疾患 1-39 一般 100-166 老年医学 500 慢性疾患 WU 歯科学. 口腔外科学 1-290 一般 300-360 歯科保存学 400-440 470-490 500-530 600-640 WV 1-190 200-290 300-358 400-440 500-540 歯科矯正学特殊集団歯科補綴学口腔外科学耳鼻咽喉科学一般耳鼻咽喉科学鼻と副鼻腔咽頭部喉頭 WW 1-100 101-170 202-290 300-320 350-358 400-460 475-480 505-525 600-620 704- 眼科学一般眼科学眼の部分屈折と屈折異常(病) 矯正具神経筋の機構眼疾患に伴う問題産業と外傷眼科学年齢集団 722.1 WX 1-147 150-190 200-225 WY 1-100.5 101-145 150-164 191-200 300 WZ 1-40 51-80.5 検眼病院その他の保健医療施設一般病院管理臨床部門看護学一般看護における専門分野医学の専門分野における看護技術その他の看護サービス国別看護医学史一般歴史、年代別、地域別等 100-150 伝記 220-225 写本 230-260 初期印刷本 270 アメリカ文献初期著作の現代版と原 290-294 点研究 305-350 医学に関連した雑件そもそもなぜ分類するの？どうNLMCを活用したらいいの？次号TIPS 「分類法『NLMCについて～why&how編」もお楽しみに！