ルセフィ錠2.5mg・5mgの

選択的SGLT2阻害剤
―2型糖尿病治療剤―
ルセフィⓇ錠 2.5mg
ルセフィⓇ錠 5mg
製 造 販 売 承 認 日 ~ 発 売7箇月後までの副作用収集状況報告
(2014 年 12 月 22 日)
謹 啓 時下ますますご清祥のことと、お慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、2014 年 5 月 23 日に発売いたしました選択的 SGLT2 阻害剤(2 型糖尿病治療剤)
「ルセフィⓇ錠 2.5mg」
「ルセフィⓇ錠 5mg」
(一般名:ルセオグリフロジン水和物)につきましては、
発売開始後 6 箇月間の市販直後調査を実施してまいりましたが、2014 年 11 月 22 日をもちまして終
了いたしました。先生方におかれましては、調査にご協力を賜りましたこと、重ねて御礼申し上
げます。
本剤は承認時の医薬品医療機器総合機構との協議結果に基づき、発売 1 年後である 2015 年 5 月
22 日まで、引き続き、市販直後調査と同様の体制で適正使用の推進と安全性情報の収集に努めて
まいります。先生方におかれましては、これまでと同様、本剤をご使用されて副作用等をご経験
された場合には、速やかに医薬情報担当者までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
この度、製造販売承認日(2014 年 3 月 24 日)から発売 7 箇月後(2014 年 12 月 22 日)までの
副作用収集状況をまとめましたので、ご報告申し上げます。なお、収集した副作用を速やかにご
報告するために、調査が終了していない症例も掲載しております。副作用名や本剤との因果関係
等が確定していない症例が含まれておりますことをご理解賜りますようお願い申し上げます。
ご多忙のところ誠に恐縮ではございますが、引き続き本剤の適正使用にご留意いただくととも
に、安全性情報の収集にご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
謹 白
製造販売:大 正 製 薬 株 式 会 社
発
売:大 正 富 山 医 薬 品 株 式 会 社
販
売:ノバルティス ファーマ株式会社
【適正使用のお願い】
ルセフィⓇ錠を適正にご使用いただくために、本剤投与中に特にご注意いただきたい副作用として
「低血糖」
「多尿・頻尿、体液量減少」「尿路感染、性器感染」
「ケトン体増加」があります。
高齢者や利尿剤併用患者等、特に体液量減少を起こしやすい患者において、脱水の発現にご注意い
ただくとともに、脳梗塞などの血栓・塞栓症の発現には十分ご留意くださいますようお願い申し上
げます。
ルセフィⓇ錠のご使用に際しましては、引き続き、製品添付文書および「使用上の注意」の解説等
をご確認いただきますようお願い申し上げます。
特にご注意いただきたい副作用
(1)低血糖
 スルホニルウレア剤またはインスリン製剤と併用する場合は、スルホニルウレア剤またはイン
スリン製剤の減量を検討してください。
 低血糖の症状を患者に説明し、症状が認められた場合は、糖質を含む食品を摂取させるなど指
導してください。
(2)多尿・頻尿、体液量減少
 本剤の利尿作用により脱水を起こすおそれがありますので、観察を十分に行ってください。以
下のような患者では、体液量減少により脱水を起こしやすいので慎重に投与してください。
・血糖コントロールが極めて不良の患者
・高齢者(口渇などの脱水症状の認知が遅れるおそれがあります)
・利尿剤併用患者 など
特に、体液量減少を起こしやすい患者においては脱水の発現とともに、糖尿病性ケトアシド
ーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意してください。
 本剤服用中は、脱水にならないよう適度な水分補給を継続して行うよう指導してください。
 発熱、下痢、嘔吐などがある場合や食事が十分に摂れないような場合(シックデイ)は、脱水
になりやすいので、本剤の休薬を考慮してください。
(3)尿路感染、性器感染
 本剤の尿糖排泄作用により、尿路や性器において易感染の状態となり、尿路感染、性器感染が
発現あるいは悪化する可能性があります。
 本剤投与により悪化させるおそれがありますので、尿路感染、性器感染の有無を確認し、尿路
感染、性器感染を合併している場合は、本剤投与開始前に適切な処置を行ってください。
 尿路感染、性器感染の症状を患者に説明し、症状が認められた場合は、すぐに医師・薬剤師に
相談するよう指導してください。
(4)ケトン体増加
 本剤の尿糖排泄作用により、体内でエネルギー源として利用できるグルコースが少なくなるこ
とで脂質代謝が亢進し、ケトン体産生が増加する可能性があります。
 症状や血糖値などの臨床検査値を確認し、インスリンの作用不足によるケトン体増加と区別し
てください。
「SGLT2阻害薬の適正使用に関する委員会」より 2014 年 8 月 29 日に「SGLT2 阻害薬の適正
使用に関する Recommendation」改訂版が発出されております。日本糖尿病学会ホームページよ
りご参照ください。
患者向けの情報提供資材を準備しております。患者指導の際にご活用下さい。
-1-
ルセフィⓇ錠 2.5mg,5mg 副作用収集状況
集計対象期間:製造販売承認日(2014 年 3 月 24 日)~発売7箇月後(2014 年 12 月 22 日)
 副作用の概要
製造販売承認日(2014 年 3 月 24 日)から発売 7 箇月後の 2014 年 12 月 22 日までに報告を受けた副
作用は 426 例 538 件でした。このうち、重篤例として 30 例 35 件(
「脳梗塞」7 件、
「脱水」5 件、
「低
血糖症」4 件、
「急性心筋梗塞」2 件、
「心筋梗塞」
「活動性低下」
「発熱」
「過敏症」
「虫垂炎」
「蜂巣炎」
「膀胱炎」
「胃腸炎」
「帯状疱疹」
「腎盂腎炎」「ケトアシドーシス」「過小食」「背部痛」「急性腎前性
腎不全」
「薬疹」
「紅斑」
「多形紅斑」各 1 件)が報告されております。
 重篤度別副作用件数
重篤
35件
(7%)
非重篤
503件 (93%)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
 性別内訳
男
216例 (51%)
0%
20%
不明
12例
(3%)
女
198例 (46%)
40%
60%
80%
100%
 年齢別内訳
65歳未満
257例 (60%)
0%
20%
不明
18例
(4%)
65歳以上
151例 (35%)
40%
60%
80%
100%
 副作用の内訳
副作用名 (MedDRA 基本語)
血液およびリンパ系障害
重篤
血小板減少症
非重篤
1
計(件)
1
非重篤
1
計(件)
1
免疫系障害
2
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
3
1
2
11
5
3
2
1
7
1
1
3
1
2
11
5
3
2
1
7
1
10
2
1
10
2
1
1
1
1
4
13
5
2
28
1
1
1
過敏症
回転性めまい
虫垂炎
カンジダ性亀頭炎
蜂巣炎
膀胱炎
せつ
胃腸炎
帯状疱疹
腎盂腎炎
股部白癬
尿道炎
尿路感染
外陰部腟カンジダ症
性器感染
真菌性尿路感染
ダニ皮膚炎
眼障害
眼瞼痙攣
胃腸障害
腹部不快感
腹部膨満
腹痛
下腹部痛
便秘
下痢
消化不良
硬便
放屁
悪心
軟便
1*2
1*8
1
4
13
5
1
28
1
1*4
1
2
11
15
1
1
1
1
1
1
20
1
1
1
1
1
2
11
15
1
1
1
1
1
1
1
1
2
5
1
1
2
1
1
2
1
1
1
1
1
1
2
5
1
1
2
1
1
2
1
1
1
1
1*5
1
19
1
1*6
1*7
1
傷害、中毒および処置合併症
熱中症
臨床検査
アラニンアミノトランスフェラーゼ増加
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加
尿中β2ミクログロブリン増加
血中クレアチンホスホキナーゼ増加
血中クレアチニン増加
血中ブドウ糖減少
血中カリウム増加
血圧低下
血中ナトリウム増加
血中トリグリセリド増加
血中尿酸増加
C-反応性蛋白増加
グリコヘモグロビン増加
ヘマトクリット増加
一般・全身障害および投与部位の状態
1*1
1*3
感染症および寄生虫症
耳および迷路障害
無力症
胸痛
悪寒
活動性低下
薬物相互作用
歩行障害
空腹
倦怠感
末梢性浮腫
発熱
口渇
重篤
肝障害
心臓障害
急性心筋梗塞
心房細動
徐脈
心筋梗塞
動悸
頻脈
副作用名 (MedDRA 基本語)
肝胆道系障害
次ページに続く
-2-
副作用名 (MedDRA 基本語)
臨床検査 (続き)
重篤
体重減少
尿中白血球陽性
血中ケトン体増加
尿中ケトン体陽性
細菌検査陽性
尿量増加
肝酵素上昇
非重篤
計(件)
4
1
1
2
1
3
1
4
1
1
2
1
3
1
8
1
20
1
2
13
1
24
1
2
1
4
1
副作用名 (MedDRA 基本語)
腎および尿路障害
急性腎前性腎不全
排尿困難
血尿
夜間頻尿
頻尿
多尿
慢性腎不全
尿失禁
尿閉
腎機能障害
代謝および栄養障害
脱水
痛風
低血糖症
低カリウム血症
食欲亢進
ケトアシドーシス
食欲減退
過小食
5
4
1
4
1*7
1*2
1
1
3
4
1
1
1
1
1
1
2
3
4
1
1
1
1
1
13
6
1
1
2
2
1
6
1
1
1
7
13
6
1
1
2
2
1
6
1
1
1
1
1
1
1
7
計(件)
1
1
12
58
5
1
1
2
1
1
1
1
12
58
5
1
1
2
1
13
1
1
25
1
1
1
1
13
1
1
25
1
1
1
1
3
1
1
7
7
2
1
1
4
1
1
19
15
2
7
4
1
1
1
5
4
3
1
1
8
7
3
2
1
4
1
1
19
15
2
7
4
1
1
1
5
4
2
1
2
1
皮膚および皮下組織障害
脱毛症
水疱
冷汗
薬疹
湿疹
紅斑
多形紅斑
皮下出血
多汗症
丘疹
点状出血
そう痒症
発疹
紅斑性皮疹
全身性皮疹
そう痒性皮疹
皮膚硬化症
皮膚びらん
皮膚剥脱
蕁麻疹
全身性そう痒症
精神障害
気力低下
悪夢
1*6
亀頭包皮炎
良性前立腺肥大症
前立腺炎
陰部そう痒症
性機能不全
腟分泌物
勃起不全
外陰腟紅斑
神経系障害
脳梗塞
浮動性めまい
体位性めまい
構語障害
味覚異常
頭痛
感覚鈍麻
閃輝暗点
傾眠
一過性脳虚血発作
視野欠損
第7脳神経麻痺
非重篤
生殖系および乳房障害
筋骨格系および結合組織障害
関節痛
背部痛
筋痙縮
筋力低下
筋骨格痛
筋肉痛
横紋筋融解症
筋骨格系胸痛
筋骨格硬直
重篤
1
1
1
血管障害
起立性低血圧
蒼白
*1 投与 43 日目に日常生活動作の低下がみられ、入院した症例です。
MedDRA/J Ver.17.0 にて集計
*2 投与約 5 ヵ月後に 38 度台の発熱、背部痛がみられ、入院した症例です。
*3 投与 24 時間後にアレルギー症状(息苦しい,喘鳴様の肺音,無呼吸,意識レベルの低下)が発現した症例です。
*4 投与 25 日目に虫垂炎にて入院し、抗菌薬投与により回復した症例です。
*5 投与 20 日目に左下肢蜂窩織炎となり、入院した症例です。
*6 投与約半年後に急性胃腸炎(嘔吐・下痢)がみられ、腎前性腎不全状態となり、入院した症例です。
*7 経口不良(過小食)が 3 日間続き、左下肢帯状ヘルペスを発現した症例です。
*8 利尿薬(フロセミド、トリクロルメチアジド)との併用による頻尿、スルホニルウレア剤(グリメピリド)との併用による低血糖症の報告です。
〔本集計について〕
 調査が終了していない症例も含まれており、今後、副作用名、重篤性、因果関係等が変更となる場合があります。
 自発報告による症例の集計のため、総使用症例数が明らかではありません。従って、発現頻度は不明です。
 大正富山医薬品株式会社およびノバルティスファーマ株式会社の両社で収集した副作用発現症例を合算しています。ま
た、臨床試用医薬品で発現した副作用も含まれます。
 表中の重篤とは、
「医師等から重篤とご報告いただいた」または「社内検討により重篤と判断した」ものです。
 表中の副作用名ごとの数字は発現件数です。1 症例に複数の副作用を認めている症例もあります。
 報告いただいた副作用名を ICH 国際医薬品用語集日本語版(MedDRA/JVer.17.0)の基本語(PT:PreferredTerms)に読み
替えて集計しています。
調査が終了しておらず、詳細な情報が得られていない症例も含まれますが、次ページ以降に主要事象
の症例一覧を提示致します。
-3-
 低血糖関連事象 25 例

インスリン製剤との併用において、重篤な低血糖症が認められています。本剤の糖毒性改善な
どによりインスリンの効きが良くなり低血糖が起こる可能性が考えられています。

特にインスリン製剤、スルホニルウレア剤と併用する場合には、低血糖の発現に十分ご留意いた
だき、低血糖の発現のリスクを軽減するため、これらの薬剤の減量をご検討ください。
〔SGLT2
阻害薬の適正使用に関する Recommendation 参照〕
 性別内訳
男
12例 (48%)
0%
20%
女
13例 (52%)
40%
60%
80%
100%
 年齢別内訳
65歳未満
14例 (56%)
0%
20%
65歳以上
11例 (44%)
40%
60%
80%
100%
 症例一覧表
新
規
※
高
齢
者
No.
性別・ 年齢
副作用名
( Med DRA 基本語)
重篤性
投与開始から
発現までの期間
本剤処置
転帰
備考
(併用糖尿病治療薬〔 1 日投与量〕 )
発現時血糖値:35mg/dL[意識消失]
(インスリン アスパルト(遺伝子組換え)
〔7-7-7-0単位〕,インスリン デグルデク
(遺伝子組換え)〔22単位〕,グリクラジド
〔30mg〕,アカルボース〔300mg〕,メトホ
ルミン塩酸塩〔750mg〕,シタグリプチンリ
ン酸塩水和物〔100mg〕,ピオグリタゾン
塩酸塩・メトホルミン塩酸塩配合剤
〔30mg・500mg〕)
発現時血糖値: 21mg/dL(SMBG),
40mg/dL(CGM)
1型糖尿病
(インスリン リスプロ(遺伝子組換え)・
インスリン デグルデク(遺伝子組換え)
〔合計60単位〕)
-
1
男 ・ 50代
低血糖症
重篤
19日目
継続
回復
-
2
男 ・ 40代
低血糖症
重篤
不明(~5日目)
継続
回復
*
3
女 ・ 70代
低血糖症
重篤
7日目
中止
回復
(ビルダグリプチン〔100mg〕)
-
4
女 ・ 60代
低血糖症
重篤
不明
不明
回復
(グリメピリド〔用量不明〕,
ビルダグリプチン〔用量不明〕)
-
5
女 ・ 60代
低血糖症
非重篤
1日目
中止
回復
*
6
女 ・ 70代
低血糖症
非重篤
不明
中止
回復
発現時血糖値:58mg/dL程度
(グリメピリド〔用量不明〕,
メトホルミン塩酸塩〔用量不明〕)
-
7
女 ・ 60代
低血糖症
非重篤
不明
継続
不明
(グリメピリド〔用量不明〕,
リキシセナチド〔用量不明〕)
*
8
男 ・ 60代
低血糖症
非重篤
不明
不明
不明
(グリメピリド〔1mg〕,
エキセナチド〔用量不明〕)
*
9
女 ・ 70代
低血糖症
非重篤
5日目
継続
回復
発現時血糖値:55mg/dL
(グリメピリド〔3mg〕,シタグリプチンリン酸
塩水和物〔50mg〕)
*
10
女 ・ 70代
低血糖症
非重篤
29日目
中止
不明
発現時血糖値:食後97mg/dL
(シタグリプチンリン酸塩水和物
〔50mg〕)
*
11
男 ・ 60代
低血糖症
非重篤
57日目
継続
回復
-
12
女 ・ 40代
低血糖症
非重篤
2日目
継続
軽快
(ピオグリタゾン塩酸塩〔15mg〕)
-
13
男 ・ 50代
低血糖症
非重篤
不明(開始翌月)
継続
回復
(シタグリプチンリン酸塩水和物〔50mg〕,
ピオグリタゾン塩酸塩・グリメピリド配合剤
〔用量不明〕)
*
14
女 ・ 60代
低血糖症
非重篤
15日目
中止
回復
発現時血糖値:100mg/dL前後(SMBG)
(シタグリプチンリン酸塩水和物
〔100mg〕,グリメピリド〔0.5mg〕)
※ :新規症例 *:高齢者(65歳以上)
次ページに続く
-4-
新
規
※
高
性別・ 年齢
副作用名
( Med DRA 基本語)
重篤性
投与開始から
発現までの期間
本剤処置
転帰
* 15
女 ・ 70代
低血糖症
非重篤
不明(開始月)
不明
不明
(インスリン グラルギン(遺伝子組換え)
〔用量不明〕)
- 16
男 ・ 50代
低血糖症
非重篤
11日目
継続
回復
発現時血糖値:61mg/dL
- 17
男 ・ 50代
低血糖症
非重篤
1日目
中止
回復
- 18
男 ・ 40代
低血糖症
非重篤
不明(開始翌々月)
継続
回復
発現時低血糖:80mg/dL(食後)
受診時血糖値:82mg/dL(食後2.5時間)
(グリメピリド〔0.5mg〕,メトホルミン塩酸塩
〔500mg〕,ビルダグリプチン〔50mg〕)
* 19
男 ・ 70代
低血糖症
非重篤
不明(開始3ヵ月)
継続
回復
(メトホルミン塩酸塩〔500mg〕,ビルダグリ
プチン〔用量不明〕)
- 20
男 ・ 40代
低血糖症
非重篤
不明
中止
回復
(ビルダグリプチン〔100mg〕)
- 21
女 ・ 40代
低血糖症
非重篤
96日目
継続
回復
(ビルダグリプチン〔50mg〕,グリベンクラミド
〔5mg〕)
- 22
男 ・ 50代
低血糖症
非重篤
2日目
継続
回復
(インスリン グラルギン(遺伝子組換え)
〔4Iu〕,ビルダグリプチン〔100mg〕,アカル
ボース〔300mg〕,レバグリニド〔1.5mg〕)
- 23
男 ・ 60代
低血糖症
非重篤
不明
中止
回復
(インスリン〔用量不明〕)
* 24
女 ・ 60代
低血糖症
非重篤
3日目
中止
回復
(グリメピリド〔1mg〕,テネグリプチン
〔20mg〕)
回復
発現時血糖値:随時血糖167mg/dL
(グリメピリド〔用量不明〕,アログリプチン安
息香酸塩・ピオグリタゾン配合剤〔用量不
明〕)
齢
No.
者
* 25
女 ・ 80代
血中ブドウ糖減少 非重篤
不明(開始翌月)
※ :新規症例 *:高齢者(65歳以上)
-5-
中止
備考
(併用糖尿病治療薬〔 1 日投与量〕 )
 体液量減少関連事象 56 例 58 件(頻尿・多尿,尿量増加,臨床検査値異常を除く)

補液処置を必要とする脱水が高齢者以外でも認められています。特に投与初期には十分な観察を
行い、喉が渇く前にこまめに水分をとることを心がけるなど、脱水防止について適切な水分補
給に関する指導をお願いいたします。また、投与初期に関わらず、発現が報告されていますので
投与中は継続して注意をお願いいたします。

本剤の投与中は脱水の発現にご注意いただくとともに、特に、血糖コントロールが極めて不良の
患者、高齢者、利尿剤併用患者等においては、脱水を起こしやすいので慎重に投与してくださ
い。脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症の発現に至らないよう十分に注意をお願いしま
す。脱水が疑われる異常が認められた場合には、休薬や補液等の適切な処置をお願いします。

利尿薬との併用により利尿作用が増強されるおそれがあります。血圧降下薬と利尿薬との配合
剤を含め、本剤との併用により脱水に至らないようご注意いただき、必要に応じ利尿薬の用量を
調整してください。

発熱・下痢・嘔吐などがある時、食事が十分に摂れないような場合(シックデイ)には、本
剤の休薬を検討する必要がある ことにご留意ください。〔SGLT2 阻害薬の適正使用に関する
Recommendation 参照〕
 性別内訳
男
34例 (61%)
0%
20%
女
20例 (36%)
40%
60%
80%
 年齢別内訳
65歳未満
31例 (55%)
0%
20%
65歳以上
23例 (41%)
40%
60%
80%
不明
2例
(4%)
100%
不明
2例
(4%)
100%
 症例一覧表
新
規
高
齢
No.
性別・ 年齢
者
副作用名
( Med DRA 基本語)
1
2
男 ・ 50代
-
3
転帰
8日目
中止
回復したが
後遺症あり
非重篤
不明(開始月)
中止
回復
脳梗塞
重篤
不明
中止
軽快
脳梗塞
重篤
118日目
中止
死亡
ケトアシドーシス
重篤
118日目
中止
軽快
( かなり経って発現)
男 ・ 50代
-
※
本剤処置
男 ・ 80代
口渇
-
投与開始から
発現までの期間
重篤
脳梗塞
*
重篤性
処置・ 症状・ 備考等
治療:抗血小板療法(アスピリン)[経口]
リハビリ
後遺症:軽度顔面神経麻痺
経過:投与108日目に肺炎(発熱:37℃台)の
ため入院。肺炎に対し,抗菌薬等の点滴投与
(1週間)。点滴治療終了4日後の早朝,意識
消失。左内頸動脈に血栓。脳梗塞発現日の
夕方より,ケトアシドーシスを呈した。
治療(脳梗塞):エダラボン[点滴],濃グリセリ
ン・果糖[点滴],(ケトアシドーシス)インスリ
ン[皮下注],ブドウ糖[点滴]
(高コレステロール血症,動脈硬化,喘息,高
血圧合併患者。脳梗塞の既往あり。)
事象発現の要因:脱水が考えられる
-
4
男 ・ 60代
脳梗塞
重篤
45日目
中止
回復
症状:左手巧緻運動障害,痺れ
治療:シロスタゾール[経口]
*
5
男 ・ 60代
脳梗塞
重篤
31日目
中止
不明
治療:アスピリン[経口]
利尿薬の併用あり:トリクロルメチアジド
*
6
女 ・ 60代
脳梗塞
重篤
不明(開始翌々月)
中止
不明
症状:意識障害
治療:抗脳浮腫療法[不明]ほか
*
7
女 ・ 70代
脳梗塞
-
8
女 ・ 50代
一過性脳虚血発作
重篤
79日目
中止
軽快
非重篤
63日目
継続
回復
※ :新規症例 *:高齢者(65歳以上)
症状:めまい
治療:アスピリン[経口],低分子デキストラン
[点滴],幼牛血液抽出[点滴],シチコリン
[点滴]
利尿薬の併用あり:バルサルタン・ヒドロクロロ
チアジド配合剤
症状:左口角のしびれ・意識消失
(臨床検査値に問題なし)
利尿薬の併用あり:スピロノラクトン,フロセミド
次ページに続く
-6-
新
規
高
齢
No.
性別・ 年齢
者
副作用名
( Med DRA 基本語)
重篤性
投与開始から
発現までの期間
本剤処置
転帰
※
*
9
男 ・ 70代
急性心筋梗塞
重篤
不明
継続
回復
※
-
10
男 ・ 50代
急性心筋梗塞
重篤
104日目
継続
回復したが
後遺症あり
-
11
男 ・ 40代
心筋梗塞
重篤
41日目
継続
回復
-
12
女 ・ 60代
脱水
重篤
1日目
中止
回復
*
13
男 ・ 60代
脱水
重篤
6日目
中止
回復
*
14
女 ・ 90代
脱水
重篤
不明
不明
軽快
※
*
15
女 ・ 60代
脱水
重篤
155日目
中止
軽快
※
-
16
男 ・ 40代
脱水
重篤
不明(開始7ヵ月)
中止
軽快
*
17
男 ・ 70代
脱水
非重篤
36日目
中止
回復
-
18
男 ・ 50代
脱水
非重篤
15日目
中止
不明
*
19
女 ・ 60代
脱水
非重篤
57日目
中止
回復
-
20
女 ・ 20代
脱水
非重篤
26日目
継続
回復
*
21
男 ・ 70代
脱水
非重篤
不明
中止
軽快
*
22
男 ・ 70代
脱水
非重篤
1週間
中止
軽快
-
23
男 ・ 50代
脱水
非重篤
175日目
中止
軽快
-
24
男 ・ 50代
脱水
非重篤
58日目
中止
回復
*
25
男 ・ 80代
熱中症
非重篤
15日目
継続
回復
*
26 不明 ・ 80代
血圧低下
非重篤
2日目
継続
回復
-
27
男 ・ 40代
血圧低下
非重篤
15日目
継続
回復
*
28
女 ・ 70代
起立性低血圧
非重篤
不明
不明
不明
-
29
男 ・ 40代
起立性低血圧
非重篤
54日目
継続
軽快
*
30
女 ・ 70代
口渇
非重篤
14日目
中止
不明
*
31
女 ・ 60代
口渇
非重篤
不明(開始月)
減量後継続
回復
-
32
男 ・ 40代
口渇
非重篤
不明
継続
回復
-
33
女 ・ 60代
口渇
非重篤
11日目
継続
不明
-
34
男 ・ 40代
口渇
非重篤
29日目
継続
回復
-
35
男 ・ 40代
口渇
非重篤
8日目
継続
軽快
-
36
男 ・ 50代
口渇
非重篤
不明
不明
回復
-
37
女 ・ 50代
口渇
非重篤
30日目
継続
軽快
-
38
女 ・ 50代
口渇
非重篤
不明(開始翌月)
継続
軽快
-
39
男 ・ 30代
口渇
非重篤
不明(開始月)
中止
不明
*
40
男 ・ 70代
口渇
非重篤
16日目
中止
回復
-
41
女 ・ 60代
口渇
非重篤
不明
不明
回復
-
42
男 ・ 60代
口渇
非重篤
88日目
中止
回復
*
43
男 ・ 70代
口渇
非重篤
72日目
中止
軽快
-
44
男 ・ 50代
口渇
非重篤
不明(開始月)
継続
回復
*
45
女 ・ 80代
口渇
非重篤
不明
中止
不明
*
46
女 ・ 70代
口渇
非重篤
45日目
継続
回復
-
47
女 ・ 50代
口渇
非重篤
不明(開始月)
継続
回復
-
48
男 ・ 60代
口渇
非重篤
2日目
中止
回復
-
49
男 ・ 40代
口渇
非重篤
24日目
継続
軽快
*
50
男 ・ 70代
口渇
非重篤
不明(3週間程度)
継続
不明
不明
51
女 ・ 不明
口渇
非重篤
不明(開始1ヵ月)
継続
不明
*
52
女 ・ 70代
口渇
非重篤
13日目
中止
軽快
53 不明 ・ 不明
口渇
非重篤
不明
中止
回復
※
※
不明
※
-
54
男 ・ 50代
口渇
非重篤
不明(開始翌月)
継続
不明
※
-
55
男 ・ 40代
口渇
非重篤
不明
中止
回復
※
-
56
男 ・ 50代
口渇
非重篤
2日目
中止
回復
※ :新規症例 *:高齢者(65歳以上)
-7-
処置・ 症状・ 備考等
症状:胸痛
治療:カテーテル(ステント留置),クロピドグ
レル硫酸塩/アスピリン配合錠[経口]
(後遺症:詳細不明)
治療:ステント挿入(カテーテル)
(三枝病変,B型肝炎,C型肝炎合併患者)
治療:補液1,000mL[点滴]
治療:輸液[点滴]
治療:アスピリン[経口]
利尿薬の併用あり:フロセミド
治療:補液[点滴]
治療:生理食塩水1,000mL[点滴]
治療:ビソプロロールフマル酸塩[経口]
利尿薬の併用あり:テルミサルタン・ヒドロ
クロロチアジド配合剤
 尿路感染・性器感染関連事象 89 例 92 件(陰部そう痒症 24 例を含む)

尿路感染・性器感染の症状に気づいた際はすぐに医療機関へ受診するよう患者に予め説明いただ
くととともに、適宜問診・検査を行うなど十分な観察をお願いいたします。

尿路感染・性器感染の発症が認められた場合には、泌尿器科、婦人科へのコンサルテーション
等、適切な処置を行うとともに状態に応じて本剤の休薬等を考慮してください。
〔SGLT2 阻害
薬の適正使用に関する Recommendation 参照〕
 性別内訳
男
23例 (26%)
0%
20%
女
66例 (74%)
40%
60%
80%
100%
 年齢別内訳
65歳未満
67例 (75%)
0%
20%
65歳以上
20例 (22%)
40%
60%
80%
不明
2例
(2%)
100%
 92 件の副作用発現プロファイル
投与開始から発現
までの期間
~7 日目
11(12%)
8~14 日目
15~28 日目
29 日目~
13(14%)
13(14%)
28(30%)
不明
計(件)
27(29%)
92
 症例一覧表
新
規
高
齢
者
No.
性別・ 年齢
副作用名
( Med DRA 基本語)
重篤性
投与開始から
発現までの期間
本剤処置
転帰
処置等
-
1
女 ・ 50代
腎盂腎炎
重篤
5日目
中止
回復
メロペネム[静注],セファゾリン
ナトリウム[静注]
*
2
女 ・ 70代
膀胱炎
重篤
85日目
中止
回復
レボフロキサシン水和物[不明]
*
3
女 ・ 70代
膀胱炎
非重篤
32日目
継続
不明
レボフロキサシン水和物[経口]
-
4
女 ・ 40代
膀胱炎
非重篤
52日目
継続
軽快
レボフロキサシン水和物[経口]
-
5
女 ・ 50代
膀胱炎
非重篤
31日目
中止
回復
キノロン系抗菌薬[経口]
-
6
女 ・ 50代
膀胱炎
非重篤
15日目
継続
回復
レボフロキサシン水和物[不明]
-
7
女 ・ 50代
膀胱炎
非重篤
28日目
中止
回復
-
8
女 ・ 40代
膀胱炎
非重篤
17日目
中止
回復
-
9
女 ・ 50代
膀胱炎
非重篤
不明
継続
不明
*
10
女 ・ 60代
膀胱炎
非重篤
63日目
中止
回復
シタフロキサシン水和物[経口]
*
11
女 ・ 70代
膀胱炎
非重篤
18日目
中止
回復
トスフロキサシントシル酸塩水和
物[経口]
-
12
女 ・ 60代
膀胱炎
非重篤
31日目
中止
回復
-
13
女 ・ 50代
膀胱炎
非重篤
不明
継続
回復
膀胱炎
非重篤
15日目
中止
軽快
陰部そう痒症
非重篤
15日目
中止
軽快
*
女 ・ 60代
15
女 ・ 高齢者
膀胱炎
非重篤
131日目
中止
回復
-
16
女 ・ 40代
膀胱炎
非重篤
71日目
継続
回復
-
17
女 ・ 60代
膀胱炎
非重篤
86日目
継続
回復
不明
18
女 ・ 成人
膀胱炎
非重篤
不明
継続
回復
-
19
男 ・ 30代
膀胱炎
非重篤
120日目
中止
回復
※
※
※
*
14
*
20
女 ・ 70代
膀胱炎
非重篤
127日目
中止
回復
-
21
女 ・ 40代
膀胱炎
非重篤
17日目
中止
回復
-
22
女 ・ 30代
尿路感染
非重篤
10日目
中止
不明
-
23
女 ・ 50代
尿路感染
非重篤
4日目
中止
回復
-
24
女 ・ 40代
尿路感染
非重篤
不明(開始翌月)
中止
回復
※ :新規症例 *:高齢者(65歳以上)
スルファメトキサゾール・トリメトプ
リム[経口]
対症療法(詳細不明)
ウフェナマート[外用]
レボフロキサシン水和物[経口]
セフジトレン ピボキシル[経
口],耐性乳酸菌[経口]
次ページに続く
-8-
新
規
高
齢
No.
性別・ 年齢
者
副作用名
( Med DRA 基本語)
重篤性
投与開始から
発現までの期間
本剤処置
転帰
処置等
*
25
男 ・ 80代
尿路感染
非重篤
3日目
中止
軽快
レボフロキサシン水和物[不明]
*
26
女 ・ 90代
尿路感染
非重篤
35日目
中止
回復
レボフロキサシン水和物[不明]
*
27
女 ・ 70代
尿路感染
非重篤
45日目
中止
回復
-
28
女 ・ 40代
尿路感染
非重篤
14日目
継続
回復
*
29
女 ・ 70代
尿路感染
非重篤
不明(開始翌月)
中止
回復
不明 30
男 ・ 不明
尿路感染
非重篤
不明(開始1ヵ月)
中止
回復
セフカペン ピボキシル塩酸塩
[経口]
※
-
31
女 ・ 50代
尿路感染
非重篤
57日目
中止
回復
※
-
32
女 ・ 30代
尿路感染
非重篤
不明
継続
回復
*
33
男 ・ 60代
性器感染
非重篤
12日目
中止
回復
*
34
女 ・ 70代
真菌性尿路感染
非重篤
61日目
継続
回復
*
35
女 ・ 70代
尿道炎
非重篤
32日目
中止
回復
-
36
男 ・ 60代
尿道炎
非重篤
44日目
継続
回復
-
37
女 ・ 60代
尿中白血球陽性
非重篤
11日目
継続
回復
細菌検査陽性
非重篤
11日目
継続
不明
-
38
女 ・ 50代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
不明(開始月)
継続
軽快
詳細不明[外用]
-
39
女 ・ 60代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
6日目
継続
回復
抗真菌薬[不明]
-
40
女 ・ 50代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
不明
不明
回復
市販薬[外用]
-
41
女 ・ 30代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
8日目
中止
軽快
-
42
女 ・ 50代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
23日目
中止
不明
テルビナフィン塩酸塩[経口]
-
43
女 ・ 30代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
12日目
継続
軽快
-
44
女 ・ 50代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
8日目
中止
軽快
ブテナフィン塩酸塩[外用]
-
45
女 ・ 40代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
89日目
継続
回復
ミコナゾール硝酸塩[経腟],ラ
ノコナゾール[外用]
-
46
女 ・ 50代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
不明(開始月)
不明
回復
軟膏[外用]
-
47
女 ・ 60代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
不明
不明
軽快
-
48
女 ・ 50代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
不明(開始月)
継続
回復
-
49
女 ・ 60代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
不明(開始3ヵ月)
中止
回復
-
50
女 ・ 60代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
不明
継続
回復
-
51
女 ・ 60代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
不明
中止
不明
-
52
女 ・ 40代
外陰部腟カンジダ症
非重篤
1日目
中止
回復
-
53
男 ・ 40代
亀頭包皮炎
非重篤
4日目
継続
回復
-
54
男 ・ 30代
亀頭包皮炎
非重篤
不明(開始翌月)
継続
軽快
55
男 ・ 30代
亀頭包皮炎
非重篤
-
不明(開始月)
継続
軽快
セフカペン ピボキシル塩酸塩
[経口]
カンジダ性亀頭炎
非重篤
不明
中止
不明
ラノコナゾール[外用]
ラノコナゾール[外用]
詳細不明[経腟]・[外用]
-
56
男 ・ 40代
亀頭包皮炎
非重篤
不明(開始月)
不明
回復
-
57
男 ・ 40代
亀頭包皮炎
非重篤
17日目
中止
回復
58
男 ・ 80代
亀頭包皮炎
非重篤
不明
継続
回復
-
59
男 ・ 50代
亀頭包皮炎
非重篤
不明
中止
軽快
レボフロキサシン水和物[不明]
-
60
男 ・ 40代
亀頭包皮炎
非重篤
不明(開始3ヵ月)
中止
軽快
抗生剤[不明]
-
61
男 ・ 50代
亀頭包皮炎
非重篤
3日目
継続
回復
-
62
男 ・ 30代
亀頭包皮炎
非重篤
3日目
中止
軽快
-
63
男 ・ 50代
亀頭包皮炎
非重篤
3日目
継続
軽快
※
-
64
男 ・ 60代
亀頭包皮炎
非重篤
141日目
継続
不明
※
-
65
男 ・ 30代
亀頭包皮炎
非重篤
不明(開始翌月)
中止
軽快
*
※ :新規症例 *:高齢者(65歳以上)
-9-
バシトラシン・フラジオマイシン
硫酸塩[外用]
市販薬(化膿性疾患用薬)
[外用]
 薬疹関連事象 57 例

多くは本剤投与開始 1 ヵ月以内に認められていますが、2 ヵ月以上の服用での発現も報告されて
います。

本剤投与後、紅斑などの皮膚症状が認められた場合には、投与を中止し、皮膚科へのコンサ
ル テ ー シ ョ ン 等 、 適 切 な 処 置 を 行 っ て く だ さ い 。〔 SGLT2 阻 害 薬 の 適 正 使 用 に 関 す る
Recommendation 参照〕
 性別内訳
男
29例 (51%)
0%
20%
女
26例 (46%)
40%
60%
80%
 年齢別内訳
65歳未満
31例 (54%)
0%
20%
65歳以上
23例 (40%)
40%
60%
80%
15 日目~
不明
2例
(4%)
100%
不明
3例
(5%)
100%
 57 件の副作用発現プロファイル
投与開始から発現
までの期間
~3 日目
4~7 日目
8~14 日目
7(12%)
5(9%)
5(9%)
22(39%)
不明
計(件)
18(32%)
57
 症例一覧表
重篤性
投与開始から
発現までの期間
本剤処置
転帰
多形紅斑
重篤
8日目
中止
軽快
女 ・ 60代
多形紅斑
非重篤
不明(開始翌月)
中止
回復
3
女 ・ 50代
紅斑
重篤
5日目
中止
不明
*
4
男 ・ 70代
紅斑
非重篤
131日目
中止
軽快
*
5
女 ・ 60代
紅斑
非重篤
不明(3週間)
継続
軽快
-
6
女 ・ 50代
薬疹
重篤
11日目
中止
回復
*
7
男 ・ 60代
薬疹
非重篤
61日目
中止
回復
-
8
男 ・ 40代
薬疹
非重篤
4日目
中止
不明
-
9
男 ・ 50代
薬疹
非重篤
不明
不明
回復
不明 10
女 ・ 成人
薬疹
非重篤
不明
中止
回復
* 11
男 ・ 60代
薬疹
非重篤
不明(開始翌々月)
中止
回復
※
- 12
女 ・ 30代
薬疹
非重篤
不明
中止
不明
※
- 13
男 ・ 50代
薬疹
非重篤
不明
不明
不明
* 14
男 ・ 60代
発疹
非重篤
8日目
中止
回復
* 15
男 ・ 70代
発疹
非重篤
5日目
中止
軽快
* 16
男 ・ 60代
発疹
非重篤
1日目
中止
回復
-
17
男 ・ 40代
発疹
非重篤
不明(開始翌月)
継続
回復
-
18
女 ・ 60代
発疹
非重篤
56日目
中止
回復
* 19
女 ・ 80代
発疹
非重篤
22日目
減量後中止
不明
-
20
女 ・ 60代
発疹
非重篤
19日目
中止
回復
-
21
女 ・ 50代
発疹
非重篤
不明(開始翌月)
継続
回復
* 22
男 ・ 60代
発疹
非重篤
69日目
継続
回復
* 23
女 ・ 60代
発疹
非重篤
15日目
中止
軽快
新規
※
高齢
者
No.
性別・ 年齢
-
1
女 ・ 60代
*
2
-
副作用名
( Med DRA 基本語)
※ :新規症例 *:高齢者(65歳以上)
処置等
プレドニゾロン[点滴](高用量)
ベタメタゾン・d-クロルフェニラミン
マレイン酸塩配合剤[経口],フェ
キソフェナジン塩酸塩[経口]
オロパタジン塩酸塩[経口],詳細
不明[外用]
クロベタゾールプロピオン酸エステ
ル [外用]
オロパタジン塩酸塩[経口]
ベタメタゾン酪酸エステルプロピオ
ン酸エステル [外用],ヒドロコルチ
ゾン酪酸エステル [外用]
フェキソフェナジン塩酸塩[経口]
ウフェナマート[外用]
次ページに続く
-10-
新規
※
重篤性
投与開始から
発現までの期間
本剤処置
転帰
発疹
非重篤
4日目
継続
回復
女 ・ 50代
発疹
非重篤
5日目
中止
回復
* 26
女 ・ 80代
発疹
非重篤
不明(開始4ヵ月)
中止
不明
* 27
女 ・ 60代
発疹
非重篤
29日目
中止
不明
- 28
男 ・ 30代
発疹
非重篤
不明
中止
回復
29
女 ・ 30代
湿疹
非重篤
25日目
中止
不明
* 30
男 ・ 70代
湿疹
非重篤
不明(開始月)
中止
回復
31
男 ・ 30代
湿疹
非重篤
15日目
中止
回復
ヘパリン類似物質[外用]
* 32
男 ・ 80代
湿疹
非重篤
2日目
中止
回復
市販薬[外用]
* 33
男 ・ 70代
湿疹
非重篤
1日目
中止
回復
高齢
No.
性別・ 年齢
* 24
女 ・ 60代
- 25
者
-
-
副作用名
( Med DRA 基本語)
処置等
抗ヒスタミン薬(詳細不明)[注射]
ベタメタゾン・d-クロルフェニラミン
マレイン酸塩配合剤[経口],オロ
パタジン塩酸塩[経口],ベタメタゾ
ン吉草酸エステル・ゲンタマイシン
硫酸塩[外用]
- 34
女 ・ 40代
湿疹
非重篤
150日目
中止
軽快
* 35
女 ・ 70代
湿疹
非重篤
15日目
継続
回復
* 36
男 ・ 70代
蕁麻疹
非重篤
1日目
中止
不明
-
37
女 ・ 40代
蕁麻疹
非重篤
10日目
中止
回復
-
38
男 ・ 50代
蕁麻疹
非重篤
不明(開始翌々月)
中止
回復
- 39
男 ・ 30代
蕁麻疹
非重篤
52日目
中止
回復
40
男 ・ 50代
蕁麻疹
非重篤
不明(開始月)
中止
不明
* 41
女 ・ 70代
全身性皮疹
非重篤
2日目
中止
回復
42
男 ・ 60代
全身性皮疹
非重篤
3日目
中止
回復
- 43
男 ・ 50代
全身性皮疹
非重篤
不明(開始月)
中止
軽快
* 44
女 ・ 70代
全身性皮疹
非重篤
不明
中止
回復
※
- 45
男 ・ 60代
全身性皮疹
非重篤
20日目
中止
軽快
※
- 46
男 ・ 50代
全身性皮疹
非重篤
31日目
継続
不明
ベポタスチンベシル酸塩[経口]
※
- 47
女 ・ 60代
全身性皮疹
非重篤
不明
継続
不明
抗アレルギー剤(詳細不明)[不明]
48
男 ・ 60代
そう痒性皮疹
非重篤
不明
継続
不明
* 49
女 ・ 60代
そう痒性皮疹
非重篤
不明(開始翌月)
中止
回復
- 50
男 ・ 40代
そう痒性皮疹
非重篤
不明(開始翌月)
中止
軽快
- 51
女 ・ 50代
そう痒性皮疹
非重篤
26日目
中止
回復
52
男 ・ 60代
紅斑性皮疹
非重篤
10日目
中止
軽快
- 53
女 ・ 30代
紅斑性皮疹
非重篤
3日目
中止
回復
* 54
男 ・ 60代
丘疹
非重篤
89日目
中止
軽快
55
男 ・ 60代
水疱
非重篤
不明
不明
不明
※
-
-
-
-
不明
56 不明 ・ 成人
皮膚びらん
非重篤
不明
不明
不明
-
57 不明 ・ 20代
皮膚剥脱
非重篤
不明(2ヵ月)
中止
回復
※ :新規症例 *:高齢者(65歳以上)
-11-
ノルフロキサシン[経口],
フェキソフェナジン塩酸塩[経口]
ステロイド(詳細不明)[外用]
ベタメタゾン吉草酸エステル・ゲン
タマイシン硫酸塩[外用剤],
フェキソフェナジン塩酸塩[経口]
プレドニゾロン[経口](20mg/日),
オロパタジン塩酸塩[経口],
ステロイド[外用]