常葉大学専任教員(老年看護学)公募要項 常葉大学健康科学部看護学科 常葉大学健康科学部看護学科では、下記により専任教員を公募します。 記 1.募集人員 1名(教授または准教授) 2.所属学部 健康科学部看護学科 3.専門分野 老年看護学 4.授業担当科目 老年の健康と看護、成人・老年看護学実習、老年看護学実習、看護基礎ゼミナール、看護 技術統合演習、看護研究の基礎、看護統合ゼミナール、看護統合実習、チーム連携セミナ ー、人間力セミナー 5.応募資格 (1)本学の教育方針を理解し、教育研究等に熱意のある者 (2)修士以上の学位を有する者、又はそれと同等以上の教育研究の能力・業績を有する者 (3)看護師の資格を有し、3年以上の臨床看護活動の経験を有する者。 (4)静岡市又は静岡市周辺に居住できる者。 6.採用条件 文部科学省の大学設置・学校法人審議会の教員審査(平成28年6月実施、平成28年8 月判定結果伝達)において、職位が「適格」、担当授業科目が「可」と判定される必要があ ります。 7.採用時期 平成28(2016)年9月1日。 * 平成28年4月1日から着任できれば尚可(応相談)。 8.応募書類 (1)履歴書(別紙様式) * 1枚目の上部欄外に希望する職名(教授または准教授)を記入してください。 (2)教育研究業績書(別紙様式) * 研究業績は、 「著書」 「学術論文」 「その他」に区分し、各200字程度で要旨を記 述してください。また、査読の有無も記載してください。 (3)これまでの教育研究実績に基づく着任後の教育方針・研究計画(1200字程度。様 式自由) 9.応募期限 平成28(2016)年2月15日(当日消印有効) 10.応募書類提出先 〒420-0911 静岡県静岡市葵区瀬名1-22-1 学校法人常葉学園本部 企画部 教員採用係 * 封筒に「健康科学部看護学科教員応募書類在中」と朱書し、簡易書留(レターパック 可)で送付してください。 11.選考方法等 書類審査及び面接審査 * 面接審査に当たって交通費等の費用は、応募者の負担となりますので、ご了承願いま す。 12.勤務条件等 (1)勤務時間及び給与等の勤務条件 学校法人常葉学園就業規則及び職員給与規程等によります。 (2)勤務地 静岡市・常葉大学水落キャンパス(静岡県静岡市葵区水落町1-30) (3)社会保険等 私立学校共済等に加入します。 13.問い合わせ先 学校法人常葉学園本部 企画部 教員採用係 (担当)佐々木 TEL 054-261-1356 FAX 054-261-5601 E-mail [email protected] 14.その他 (1)応募書類の様式は、学校法常葉学園人ホームページ(http://www.tokoha.ac.jp)、 常葉大学ホームページ(http://www.tokoha-u.ac.jp)、JREC-IN ホームページ (http://jrecin.jst.go.jp)いずれかにアクセスのうえ、ダウンロードしてくだ さい。 (2)応募に際して提出いただいた応募書類は、原則として返却いたしません。 (3)個人情報に関しては、適正に管理し、選考以外の目的には使用いたしません。 担当授業科目の概要 老年の健康と看護Ⅰ 高齢者は成熟の段階にあり、それぞれ生きてきた人生や価値観が異なる人ととらえ、エイジン グのポジティブな側面と多様性について、身体的・心理的・社会的側面から理解する。また、高 齢者を取り巻く保健・医療・福祉の動向や諸制度を理解し社会的な課題にも着目して学ぶ。さら に、QOLと生きがい、人権と倫理的課題についても学ぶ。これらの学習から、高齢者の健康と 生活を支援するための看護のあり方を考える。 老年の健康と看護Ⅱ(オムニバス) 加齢や健康障害が高齢者の日常生活に及ぼす影響や、現れやすい主要な症状を理解し、健やか に老いるために必要な援助方法について学習する。加えて、高齢者を生活者という視点からとら え、セルフケアを促す援助やQOLの向上を考えた援助方法を理解する。さらに認知症高齢者に ついて、疾患の理解、具体的な援助方法、家族への援助、福祉制度とサービスなどについて学ぶ。 老年の健康と看護Ⅲ(オムニバス) 疾病や障害によって起こる、高齢者に特有の複雑な健康問題について健康レベルに応じた援助 方法について理解する。看護に必要なアセスメント方法や視点、治療や療養の場における具体的 な援助方法について学ぶ。高齢者とその家族に対するソーシャルサポートやチームアプローチの 必要性、社会資源の活用等についても学習する。さらに、生活を円滑に進めるために不可欠なコ ミュニケーションと老化現象や脳血管障害や認知症に起因するコミュニケーション障害について 理解し援助方法を学ぶ。 成人・老年看護学実習Ⅰ 成人・老年期にある人を受け持ち、既習の知識・技術を用いて看護の実際を体験的に学ぶ。実 習Ⅰでは、成人期・老年期の発達課題や特徴をふまえて、慢性疾患をもち、疾病のコントロール を必要とする対象者とその家族の健康問題を総合的に理解する。さらに看護過程の展開を通して、 対象の発達段階と健康レベルに応じた個別的な看護の実践方法を学び、看護の基本的な知識、技 術、態度を修得する。 成人・老年看護学実習Ⅱ(共同) 成人・老年期にある人を受け持ち、既習の知識・技術を用いて看護の実際を体験的に学ぶ。実 習Ⅱでは、成人期・老年期の発達課題や特徴をふまえ、急性期(周手術期含む)、リハビリテーシ ョン期、ターミナル期にある対象者とその家族の健康問題を総合的に理解し看護の実践方法を学 ぶ。また、対象のセルフケア能力に合わせた健康問題解決のための支援を通して、急性期(周手 術期含む)、リハビリテーション期、ターミナル期に必要となる看護の基本的な知識、技術、態度 を修得する。 老年看護学実習(共同) 介護老人福祉施設や介護老人保健施設で暮らす高齢者の日常生活の援助を通して高齢者の特徴 (身体的・心理的・社会的)および個別性を重視した関わりかた、予測的・予防的看護の必要性 を理解する。さらに自立した生活を目指した援助、見守ることの大切さやQOLを考えた援助方 法を学ぶ。施設内や関連各機関における他職種との関わりからコラボレーションの機能と重要性 を学ぶ。 看護基礎ゼミナール(共同) 人間の健康生活、生と死、生命の尊厳、疾病や障害をもって生きること、日本人の価値観や死 生観等に関わる疑問や関心のあるテーマについて、文献学習、ゼミでの発表やディスカッション を元に理解を深める。それらの一連のプロセスを通して将来、医療保健福祉の場で働く看護師を 目指す自分自身の死生観や看護観を見直し、今後の学習課題を明確にする。 看護技術統合演習(共同) 学生が卒業までに修得することが求められる看護の基本技術の習得状況を判断するために次の ことを行う。①紙上事例を用いてケアプランを立案し、模擬患者に対して実施し相互評価する。 ②看護技術の経験や習得状況を経験録を用いて自己評価し、自己の学習課題やその取り組みを明 確にする。それらを通して総合的に看護援助技術を適切に実施するための基礎的能力を養う。 看護研究の基礎(オムニバス) 看護研究の概念、意義、方法論等に関する基礎的知識、および研究論文の検索と批判的読解の 実際について学び、看護研究に関する基礎的な知識を理解する。 看護統合ゼミナール(共同) 4年次の通年を通して展開される本教科は、学生がそれまでに学んだ知識や技術を統合し、科 学的・論理的に思考する能力や探求心を養うとともに、自己の看護観を明確にするための研究的 活動として位置づける。この目的を達成するために、学生はさまざまな看護現象の中から自己の 探究課題を明確にし、立案した計画に基づいた実践活動を経てレポートを提出する。 看護統合実習(共同) 4年次後期に設定される本教科は、学生がそれまでの講義・演習、実習を通して学んだ看護の スキルを実習の場で用いて、看護の実践の場で統合することを目指す。具体的には、複数の対象 者や夜間における看護チームの働きを体験的に学ぶとともに、看護チームの一員としての役割を 学習する。さらに、看護チームにおけるリーダーとしての役割を体験することで、チームメンバ ーやリーダーの役割・責任について理解を深める。 チーム連携セミナー チーム医療の概念、他職種連携の現状と課題、地域連携のあり方等について学習し、看護学科、 静岡理学療法学科の学生を混合したグループで、チーム医療や地域連携に関連する課題を取り上 げ、問題提起から解決までの一連のプロセスを体験を通して学ぶ。原則として学部の全教員で学 生のグループを分担してゼミ方式で指導に当たる。授業では、緩和医療チームや NST、リハビリ テーションチームの実践者をゲストスピーカーとして招く。 人間力セミナー 一年生全員が少人数セミナー形式で受講する。教員および他の受講学生とのかかわりを通して、 大学での学び方・過ごし方の基盤を形成し、それを社会人としての活力へとつなげることを目的 とする。一冊の本を手がかりに基礎学力としての日本語運用能力(読む、書く、話す、聴く)、論 理的思考力、知的持続力を身につけていく。一人ひとりの学生が自分の意見を積極的・主体的に 発言し、また互いの多様な意見を傾聴し、自己表現力、他者理解力、協調性(チームワーク力) 等のコミュニケーション能力を磨く。
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