プロポーザル実施要領

韮崎市再編保育園第2園及び藤井公民館整備工事
設計業務
プロポーザル方式設計者選定実施要領
平成 28 年 1 月 15 日
韮崎市
1.趣旨
全国的に少子化が進む中で、本市においても例外なく市内保育園全体の園児数は年々減少している。
さらには社会状況の変化に伴い保育に対するニーズも多様化しており、それに応えられるよう充実した
保育サービスの提供が求められている。市内の保育園の多くは老朽化が進みつつあり、このような状況
の中で韮崎市立保育園再編整備計画に基づいて、平成27年3月に再編保育園第1園である「すずらん
保育園」を開園した。今回、同計画に基づいて平成30年4月に開園を予定している再編保育園第2園
(仮称)を整備するものであり、加えて、隣接地の藤井公民館についても築33年を経過し老朽化が進
行しているため、再編保育園第2園(仮称)と一体の複合施設として整備するものである。当該計画地
は、市の文化ホールの駐車場とも隣接しているため、敷地全体でのより合理的かつ効率的な土地利用計
画の提案を期待するものである。
また、本市では、
「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の施行に伴い、公共施設の
木造木質化に積極的に取り組んでいる。特に、豊富な蓄積量を誇る山梨県の森林資源を可能な限り有効
に活用し、森林整備と施設整備の目に見える成果を目指している。
以上の背景を踏まえ、次世代を担う子ども達を地域ぐるみでのびのびと育む保育園、また、地域の生
涯学習の拠点として、地域資源である山梨県産木材や地域産木材を主要構造部分及び仕上げ材に活用し
た温かみのある「木の保育園・木の公民館」づくりを進めるものである。
そこで、一般公募型のプロポーザル方式により技術提案を求め、計画の基本的な考え方、平面計画、
環境への配慮、木造の架構計画等を募り審査することにより、優れた設計事務所を選定し、プロジェク
トの推進を図る。
2.概要
(1)名称
韮崎市再編保育園第2園及び藤井公民館整備工事設計業務
(2)業務内容 韮崎市再編保育園第2園及び藤井公民館整備に係る基本設計、実施設計業務
詳細は「設計業務委託仕様書」による
(3)選考方法 公募型プロポーザル方式
(4)主催者及び事務局
① 主催者 韮崎市、韮崎市教育委員会
② 事務局 韮崎市福祉課、韮崎市教育委員会教育課
(5)スケジュール
① 募集要項発表
平成 28 年 1 月 15 日(金)
② 現地公開日
平成 28 年 1 月 20 日(水)13 時~16 時
③ 質疑受付
平成 28 年 1 月 25 日(月)17 時必着
④ 質疑回答期限(市 HP で公開)
平成 28 年 1 月 28 日(木)
⑤ 参加表明書(1次審査)受付期間 平成 28 年 2 月 3 日(水)~2 月 5 日(金)消印有効
⑥ 1次審査結果通知(郵送)
平成 28 年 2 月 10 日(水)付け
⑦ 2次審査用技術提案書締切
平成 28 年 3 月 15 日(火)消印有効
⑧ 2次審査
平成 28 年 3 月 23 日(水)
⑨ 2次審査結果発表及び通知
平成 28 年 3 月下旬を予定(別途通知)
3.応募資格
応募資格は、次のとおりとする。
① 建築士法第 23 条の 3 第 1 項の規定に基づく一級建築士登録事務所であること。
② 平成 28 年 2 月末日時点で、韮崎市の競争入札参加資格を有し、登録事業者であること。
③ これまでに、構造が木造である同種業務(保育所、幼稚園、認定こども園もしくは公民館を含む複
合施設)、公共施設業務(建築物)あるいは、児童福祉法に基づく木造の施設の基本設計及び実施設
計、設計監理業務の実績を有すること。
④ 山梨県内に本社もしくは支店等が所在していること。
⑤ 当該業務に関して一級建築士の資格を有する統括責任者及び構造一級建築士の資格を有する構造技
術者を配置することができる者であること。
⑥ 意匠、構造、電気設備及び機械設備の各主任技術者を、それぞれ1名配置することができる者であ
ること。
⑦ 当該業務に関して他の応募者の構成員又は、他の提案書を提出するものの協力事務所(専門分野に
おける技術の提供等を行う企業をいう。
)でないこと。
⑧ 応募者は、木材、インテリア、児童福祉等の専門家を協力者とした、設計グループを構成すること
ができる。
⑨ その他、次の1~5のいずれにも該当しない企業であること。
1
地方自治法施行令第167条の4の規定に該当する者
2
次の申立てがなされている者
a 破産法第18条又は第19条の規定による破産手続開始の申立て
b 会社更生法第17条に基づく更生手続開始の申立て
c 民事再生法第21条の規定による再生手続の申立て
3
韮崎市における建設工事等又は物品買入れ等に係る指名に関する規定に基づき、現に指名停止
措置を受けている者
4
国税、都道府県税、市区町税を滞納している者
5
事業者等又はその代表者等が次のいずれかに該当するとき。
a 代表者等が暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77 号。以下「暴
力団対策法」という。)第2条第6項に規定する暴力団員(以下「暴力団員」という。)
である
と認められるとき。
b 暴力団(暴力団対策法第2条第2項に規定する暴力団をいう。以下同じ。)又は暴力団員が経営に
実質的に関与していると認められるとき。
c 代表者等が自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的
をもって、暴力団又は暴力団員を利用するなどしたと認められるとき。
d 代表者等が、暴力団又は暴力団員に対して資金等を供給し、又は便宜を供与するなど直接的あ
るいは積極的に暴力団の維持、運営に協力し、若しくは関与していると認められるとき。
e 代表者等が暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると認められるとき。
4.審査の方法
当該プロポーザルの審査は、非公開の2段階形式で行う。なお、審査員による技術提案書の審査の結
果、技術提案書の審査合計点が最上位の者と次点の者を選定する。
審査の内容は以下のとおりとする。
(1)1次審査(書類審査)
以下項目の評価により、2次審査にて技術提案を求める5者程度を選定する。
① 応募者の業務実績(木構造による同種業務・公共施設業務の実績)
② 業務遂行に支障のない実施体制
③ 設計上の配慮事項等、業務の実施方針
(2)2次審査(書類審査及び提案内容に関するヒアリング)
提出された技術提案書の内容と、職員によるヒアリング審査により、評価の最上位のものと次点を選
定する。
①
技術提案書により示される提案内容の妥当性
②
「(3)審査の要点」で求める技術提案の的確性・独創性・実現性
③
ヒアリングにて示される担当技術者の木造建築設計に関する能力及び本業務に対する熱意
(3)審査の要点
以下の項目に関する考え方、技術提案及び運営提案を求める。
①
子ども達の健やかな育成の場にふさわしい「木の保育園」の設計方針
②
多様で年ごとに変化する保育ニーズに応える充実したサービス提供のための設計上の配慮
③
地区公民館としての利便性の配慮
④
山梨県産木材や地域の木材を使い、地域の技術で建てる「木造架構」の技術提案
⑤
地域性を考慮した環境負荷の抑制と自然エネルギーの活用に関する設計上の配慮
⑥
施設の機能性、実用性、品質を確保した上で、長期及び日常のメンテナンスに配慮した設計方針
⑦
建設予算額に収めるための設計上の配慮
⑧
文化ホール敷地を含む敷地全体での土地利用の配慮
⑨
本整備工事完了までの全体事業計画と全体事業費抑制の配慮
⑩
複合施設にしたことによるメリットと管理運営上の配慮
5.提出書類等
本プロポーザルにおける提出書類及び提出方法は、以下の通りとする。ただし、技術提案書には、応
募者等を推測させる情報(氏名、名称、住所、ロゴマーク等)は記載できない。※記載があった場合は
失格の扱いとする。
①
提出書類及び提出部数
[1次審査書類受付時]
a.
参加表明書(1部)
様式1
b.
応募者概要書(1部)
様式2
c.
業務実施体制計画書(1部)
様式3
d.
業務実績(1部)
様式4-1、4-2
e.
業務の実施方針(1部)
様式5
f.
受領確認返信用はがき(表面宛名記載・切手添付・裏面白地)
[2次審査書類受付時]
g. 技術提案書
h.
②
鑑(1部)
技術提案書【イメージ図】(10部)
様式6
様式7-1、7-2
提出先
〒407-8501 山梨県韮崎市水神一丁目 3 番 1 号
韮崎市福祉課
子育て支援担当
③
提出期限 「2(5)スケジュール」記載のとおり
④
提出方法 ・持参、郵送又は宅配による。
・持参する場合は平日(8:30~17:15)に限る。郵送の場合は書留とし、締切日の
消印があるものまで有効。宅配は締切日必着とする。
・2次審査の詳細は1次審査通過者に別途連絡する。
6.質疑回答
①
質疑は、「2(5)スケジュール」に示す期日に電子メールで受け付ける。
②
質疑に対する回答は、質疑回答書としてまとめ、「2(5)スケジュール」に示す期日までに韮
崎市のホームページ上に公表する。ただし、
「韮崎市再編保育園第2園及び藤井公民館整備工事設
計業務
プロポーザル方式設計者選定実施要領Q&A」と重複する内容については、重複して回
答しないこととする。
7.配布資料
(以下の資料は本市ホームページよりダウンロードしてください)
①
付近見取り図 1/5,000
②
敷地図(公図) 1/1,500
③
敷地航空写真
④
現況写真
⑤
地盤調査関連資料(隣接地)
⑥
インフラ敷設等状況図(上下水道)
⑦
設計業務仕様書
⑧
プロポーザル方式設計者選定実施要領Q&A
⑨
その他(現況実測図、市道台帳)
8.審査結果の発表
(1) 1次審査の結果は応募者全員に書面にて通知する。
(2) 2次審査の結果は2次審査対象者全員に書面にて通知する。
(3) 審査結果に関する問い合わせ及び異議申し立ては一切受け付けない。
9.技術提案書の取り扱い
(1) 提出書類は返却しないものとする。
(2) 応募作品の著作権は応募者に帰属するが、応募作品の展示、複製の作成、ホームページへの掲載、
記録誌の作成など、プロポーザルに関わる事務での使用の権利は、主催者が所有する。
10.プロポーザルによって選定される設計者の業務
(1) 当該プロポーザルの最優秀者は、設計業務の随意契約対象者に該当する。最優秀者との随意契約
が合意に至らない場合は、次点者との協議を行う。
(2) プロポーザルで選考された最優秀者は、設計業務仕様書に示す業務内容に基づいた見積書を提出
し、発注者が別に示す事業費の範囲内において発注者と随意契約の手続きを行う。
(3) 設計者はプロポーザルで提示した技術提案書を基に、発注者との綿密な打合せ・協議の上、設計
業務を行うものとする。
(4) 設計者は、業務の進捗に合わせ然るべき段階で建設構想委員会に設計内容の説明を行い、了解を
得ること。また、山梨県産木材利用を円滑に進めるために、概算木拾い(断面・長さ・数量等)
を平成 28 年 8 月末までに行うこととする。
11.計画の条件等
別添「韮崎市再編保育園第2園及び藤井公民館整備工事
技術提案に係る仕様書」による。
12.現地公開日について
「2(5)スケジュール」に記載の現地公開日を設ける。当該プロポーザル提案を目的とした公開日以
外の現地訪問は受け付けない。
13.ヒアリング
2次審査におけるヒアリングは次のとおりとする。なお、ヒアリングに参加しない場合は、原則棄権
とみなす。
① 実施場所
・2 次審査対象者に別途通知する。
② 実施日時
・日程等は 2 次審査対象者に別途通知する。
③
実施方法
・ 応募者が、提出した技術提案書の内容について説明を行ったのち、審査員が質疑応答を行う。
・ 技術提案書(またはその一部)を拡大パネル化したものは持ち込み可とする。ただし模型の補足
説明資料の持込みは不可とする。
・ 技術提案書の説明は、パソコンでパワーポイント等のソフトウェアを用いてプロジェクターでス
クリーンに映写して行うことは可とする。
(PC及び周辺機器の環境については、2次審査対象者
に別途案内する)
・ プレゼンテーションは提出済みの技術提案書に基づいたものとし、技術提案書に記載した図や写
真のみ使用可とする。
・ 1社当たりの所用時間は説明30分、質疑応答10分、合計40分程度とする。
14.その他
① 当該プロポーザル参加にかかる費用は、提案者が全額負担する。
② 本業務を受託した者(協力者を含む)と資本面、人事面等において関連がある企業は、本件プロ
ジェクトの工事入札に参加できない。
15.事務局、問い合わせ先
〒407-8501
山梨県韮崎市水神一丁目 3 番 1 号
韮崎市福祉課子育て支援担当
TEL:0551-22-1111(内線 173) FAX:0551-22-8479
E-mail:[email protected]