優先出資の全額返済(消却)について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災及び東京電力株式会社福島第一原子力 発電所事故により、JAそうま管内の組合員ならびに地域住民の皆様の生産・生活基 盤に甚大な被害が発生しました。 こうした事態を受け、被災地における信用秩序の維持、被災者等への信用供与の円 滑化等に向けた国・JAグループによる被災JAへの支援策として「農林中央金庫及 び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律」ならびに「J Aバンク基本方針」の改正が行われ、被災JAの資本増強に関する特例措置が講じら れました。 当JAは、組合員・利用者の営農・生活ならびに地域の復興に向けて、金融をはじ めとする各事業機能を的確に提供するため、この特例措置を活用し、平成 24 年 2 月 24 日に貯金保険機構、ジェイエイバンク支援協会に対する優先出資発行による資本増強 支援(99 億円)を受けました。 資本増強支援以降は、営農再開を軸に、農家組合員の復旧・復興に向けた支援の取 組みを進めてきました。また、毀損した JA の財務も回復に向けた取組みを進めた結果、 財務基盤が回復しており、優先出資を全額返済しても、被災者等への円滑な金融機能 の発揮が可能な状況となったことから、平成 27 年 12 月 4 日に開催した臨時総代会に おいて優先出資返済(消却)を決議し、貯金保険機構、ジェイエイバンク支援協会の 同意、福島県の認可を受け、本日、優先出資を全額返済(消却)しました。 当JAは、優先出資返済(消却)後も、平成 28 年 3 月に発足する新合併JA(JA ふくしま未来)において、引き続き被災地において金融機能を発揮するとともに、地 域復旧・復興を支援してまいります。 平成 28 年 1 月 13 日 そうま農業協同組合 代表理事組合長 今村 秀身
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