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Press Release
2016 年 1 月 13 日
株式会社データ・アプリケーション
統合 EDI 製品「ACMS シリーズ」最新版を発売、
電力小売自由化必須の 3 つの仕組みをワンパッケージで統合運用、電気事業者向けに販売強化
~各種計画情報のシステム連携・同時同量制度連携に加え、
新たに「スイッチング支援システム」連携を全面サポート、運用効率の向上とコスト削減を実現~
株式会社データ・アプリケーション(本社:東京都中央区、略称:DAL、JASDAQ:3848)は、電力小売全
面自由化に向け、電気事業者向けに統合 EDI ソフト「ACMS(エーシーエムエス)シリーズ」の最新版(バ
ージョン 4.4)を、本日 1 月 13 日より販売開始いたします。発売するのは、企業内外のシステムおよびア
プリケーションをシームレスに連携する B2B インテグレーション・サーバ「ACMS E2X」と、企業間のデー
タ交換を行う環境を構築する B2B サーバ「ACMS B2B」です。
最新版では、電気事業者が電力広域的運営推進機関(以下、広域機関)のシステムと連携するために必
要な通信プロトコルを新たに追加し、電気事業者が行う電力託送契約の切り替え(スイッチング)を効率
的に支援します。
「ACMS シリーズ」では、既に、電気事業者が各種計画情報を広域機関に提出する際のシステム連携もサ
ポートしており、また、Web アプリケーションのブラウザ操作を自動化するオプション製品「ACMS
WebAgent」では、新電力会社が行う同時同量に必要な 30 分電力量データを、一般送配電事業者 Web アプ
リケーションからのダウンロードを行うこともできます。
これらの 3 つの仕組みを ACMS シリーズがワンパッケージで統合運用することで、運用効率を上げるの
はもちろん運用コストを大幅に削減します。
2016 年 4 月からの電力小売全面自由化では、中立的民間機関である広域機関が主体となり、電力システ
ム改革が行われます。広域機関は、一般家庭や企業などの需要者から電力供給契約の切り替えを受けて、
小売電気事業者と一般送配電事業者間の電力託送契約の切り替え手続きを円滑化する「スイッチング支援
システム」を開始します。また、電気事業者から提出される供給計画・連系線利用計画・発電計画・需給
計画などの各種計画情報をもとに電力の需給調整を行う「広域機関システム」を開始します。
さらに、新電力会社の多くは、顧客の合計需要量を予測しつつ、自身の発電所出力や購入電力の合計が
30 分単位で一致するように調整するための同時同量を行う仕組みを構築しています。
「ACMS シリーズ」の最新版では、電気事業者が広域機関の「スイッチング支援システム」に自動連携す
る Web-API(SOAP)(※)をサポートし、託送契約手続や共通情報検索などの託送移動業務に係るシステムを
スムーズに連携します。また、既に、電気事業者が電力計画業務における各種計画情報を広域機関に提出
する際のシステム連携に利用する JX 手順もサポートしております。これらの広域機関とのシステム連携
を全て自動で行うため、手作業による入力ミスやファイル作成負荷、提出漏れなどの人的ミスを防止しま
す。
ACMS シリーズは、既に多数の電力会社をはじめ、広域機関システムでも採用されています。本日発表
の最新版についても既に、引き合いをいただいております。
DAL は、この最新版を今まで以上に、広域機関に加入済みの会員(電気事業者)802 社(2015 年 12 月
25 日現在)を中心に、電力事業者に対し積極的に販売活動を展開します。
バージョン 4.4 での主な新機能は、以下の通りです。
(1) 通信機能強化
電力広域的運営推進機関スイッチング支援システムの Web-API(SOAP)連携として、同期型 HTTP ク
ライアント機能を追加。
(2)運用監視機能追加
同時リリースするオプション製品の「ACMS 運用監視機能 V1.1」で、同期型 HTTP クライアントの監
視をサポート。
(3) 新たな稼働環境への対応
・MQ:IBM WebSphere MQ V8.0
・DB:IBM DB2 10.5、IBM DB2 for i 7.2、PostgreSQL 9.4、
富士通 Symfoware Server 11.1.0 / 12.0.0 / 12.1.0
以上
※ACMS シリーズの詳細は、http://www.dal.co.jp/products/edi/index.html をご参照ください。
新電力会社
NEW
NEW
小売事業者
スイッチング
Web-API
(SOAP)※
託送異動
業務
電力会社
(一般電力会社
送配電部門)
広域機関
支援システム
Web-API
(SOAP)
広域機関システム
需要者
各種計画
情報
需要者
情報
託送業務システム
JX手順
JX手順
(導入済)
電力小売
事業者様
向け顧客
情報管理
システム
(導入済)
・確定使用量通知
発電事業者
各種計画
情報
・30分電力量提供
JX手順
需給制御
同時同量
※ACMSシリーズでは
同期型HTTPになります。
【ACMS シリーズを使ったデータの流れ】
◆販売・価格について
販売・出荷開始:2016 年 1 月 13 日
2
販売価格(税別): ACMS E X 150 万円 (基本機能)~
ACMS B2B 50 万円 (基本機能)~
ACMS 運用監視機能(オプション) 50 万円~
販売経路:DAL 販売パートナーを通じて販売
*販売パートナーは、http://www.dal.co.jp/partner/をご参照下さい。
■ 株式会社データ・アプリケーション(DAL)について
http://www.dal.co.jp/
DAL は、1992 年に最初の UNIX 向けの製品をリリースして以来、EDI(電子データ交換)を中心にシステム
連携分野において信頼性の高いパッケージソフトウェアを自社開発し、国産ソフトウェアベンダとして
EDI パッケージ市場でリーダーシップを確立。2007 年 4 月にジャスダックに上場しました(JASDAQ:3848)
。
DAL の「ACMS(Advanced Communication Management System)シリーズ」は、国内 73 社のビジネス・パー
トナーを経由して販売され、すでに 1800 社 8000 サイトを越える企業のミッションクリティカルなシステ
ムで稼働しています。ACMS シリーズは、基幹システムと連携した B2B 環境を容易に構築できる B2B サーバ
「ACMS B2B」をはじめ、企業内外のデータ連携を行う B2B インテグレーション・サーバ「ACMS E2X」など、
システム規模・接続ニーズに応じた製品ラインアップを揃えています。また、システム連携では不可欠な
データのフォーマットや文字コードの変換・加工を行うデータ ハンドリング プラットフォーム「RACCOON」
を 2014 年 3 月から提供しています。
※DAL, ACMS, AnyTran, E2X, WebFramer, RACCOON は、株式会社データ・アプリケーションの日本および海外での商標ならびに登録商
標です。
※本文中に記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。