地酒及び地場産品認定実施要領

平 成 28 年 1 月 12 日
関 東 運 輸 局
地酒及び地場産品認定実施要領
1.目的
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県及び山梨県(以
下「関東ブロック」という。)において、外国人観光客に訴求する質の高い商
品を「TOKYO & AROUND TOKYO ブランド」として認定し、当該商品やその生産
現場、販売店舗等を海外に対してPRするとともに、訪日外国人に地元の産品
を積極的に販売していこうとする意欲に溢れる生産者・販売者を強力に支援す
ることにより、外国人観光客の地方への誘客を図り、インバウンド消費の経済
効果を波及させ、地酒及び地場産品の発掘や磨き上げを行うことで観光地域の
「稼ぐ力」を醸成する。
今回は、関東ブロック内の各地で生産・販売されつつも地域性があり、かつ、
訪日外国人の関心が高まっている地酒(日本酒)と地場産品を対象にして認定
を行うこととする。
2.概要
地酒及び地場産品について候補となる意欲的な商品を積極的に募集する。そ
の上で、当局による書類選考及び審査委員による選考を通じて、地酒及び地場
産品それぞれを各都県五つの商品について、「TOKYO & AROUND TOKYO ブランド」
として認定し、関東観光広域連携キャンペーン事業推進協議会のロゴマークを
付与することで認定品として応援する。
また、地酒及び地場産品として認定された商品は、当局及び関東観光広域
連携キャンペーン事業推進協議会が国内外で実施する訪日プロモーション
事業における観光戦略の一環として、積極的に活用するものとする。
3.ブランド認定
(1)認定主体
関東運輸局
(2)応募者
関東ブロックに事業所又は営業所を置き、且つ、商品の製造者等及び加工
者の代表者が1品のみ応募するものとする。
(3)応募項目
① 応募者、所在地、代表者、連絡先、担当者、メールアドレス
※複数人の連名による場合は構成員全てについて記載すること。
② 応募する種別、住所地
③ 品名(日本語及び英語)
、主原材料、主原材料産地、賞味期限及び消費期
限、保存方法、参考販売価格、月間生産可能数
④ 製造者等及び加工者
⑤ 商品の概要(特徴、売り)
⑥ 外国人観光客を誘致するための商品の活用方策
⑦ 写真
(4)募集期間
平成 28 年 1 月 12 日から平成 28 年 2 月 1 日まで
(5)公表日
平成 28 年 3 月上旬
(6)認定式
公表から 1 ヶ月以内
(7)応募方法
「地酒及び地場産品認定応募用紙」
(様式1)に必要事項を記入の上、商品
の写真を電子媒体にて添付し電子メールに添付すること。写真は商品の特徴
を撮影し、6 枚程度で、データの総容量が 5 メガバイト以内にし、当局に提出
すること。
電子メールアドレス:[email protected]
送付先:関東運輸局観光部観光地域振興課 地場産品担当あて
(8)採否通知
一次審査の採否通知は、2 月上旬までに一次審査を通過した者のみに通知
する。最終審査においては、審査委員会終了後、一次審査通過者すべてに 3
月中に通知する。
当落選の理由に関する質問は当局にて回答は行わないこととする。
(9)要件
地酒及び地場産品のいずれかについて応募すること。
(同一応募者が地酒
と地場産品の両方を応募しようとする場合には、それぞれ別に応募するこ
と。)
認定された場合には、関東観光広域連携キャンペーン事業推進協議会及び
その加盟団体の訪日プロモーション事業に協力して、訪日外国人に積極的に
販売する意志と情熱があること。
地酒及び地場産品の製造者及び販売者は原則、応募する地域の商品であ
ること。また、主となる原材料の生産地においても極力応募する地域のも
のであること。海外で製造された商品、販売されている商品、商品の主と
なる原材料が外国産のものは対象から除外する。
① 地酒
以下の両方を満たすもの。
1)清酒(酒税法 3 条 7 号の清酒)
、どぶろく(いずれも酒税法に違反し
ないもの)
2)製造所又は販売所にて、外国人観光客への酒蔵見学や利き酒体験等
が可能であること
② 地場産品
試食が可能なものであり、且つ、賞味期限及び消費期限が 2 週間以上
のものである加工食品に限る。
1)関東ブロック各都県産農林水産物を、商品を特徴づける原料とし、
関東ブロック各都県内で製造又は加工の最終段階が行われた加工食品
であること。
2)開封してそのまま食べられるもの。但し、電子レンジ加熱で食べら
れるものは可とする。
3)既に販売又は販売を予定している加工食品であること。
4)食品表示法、不当景品類及び不当表示防止法、計量法等関係法令に
抵触していない商品であること。
応募された商品において製造者等及び加工者が異なる場合、応募前に関係
者に対し、当該事業の趣旨を十分理解してもらった上で応募すること。また、
応募された商品は訪日外国人が日本国内で消費する食品として広報するた
め、長期に渡り生産が可能なものとする。
当局にて応募が確認された者には、応募用紙を受信した旨、応募者へ確認
メールを送信し、併せて、応募商品(サンプル品)を指定した場所へ発送す
るよう通知を行う。商品の諸費用、郵送代等はすべて応募者が負担するもの
とし、当局にて商品の到着が確認されたことにより応募が完了したものとす
る。
4.審査基準
当局において書類審査及び審査委員による選考を実施する。選考にあたっ
ては、以下の基準を重視し、選考を行うものとする。
① 熱 意
訪日外国人に販売したいという意志と情熱が感じられる
商品
② 地域性
地域を想起させる商品
③ 外国人目線 海外に紹介した場合に話題になる商品
④ 新規性
まだ海外で広く認知されていない商品
⑤ 戦略性
当該地域に外国人を誘客することができる商品
⑥ 限定性
地域で特色あるこだわりの商品
⑦ 体験性
飲食するだけでなく、製造現場を見学したり、実際に試作
するなど体験できること
5.認定後のPR
認定された地酒及び地場産品については、当局及び関東観光広域連携キャン
ペーン事業推進協議会が国内外で実施する訪日プロモーション事業において
積極的に活用し、国内外で開催される旅行博において配布するとともに、
WEB上でのPR活動等を行う。
受賞者は、訪日外国人への販売を積極的に行うとともに、関東観光広域連
携キャンペーン事業推進協議会及びその加盟団体が実施する訪日プロモーシ
ョン事業に協力する。(具体的な協力については個別に協議する。)
6.ロゴマーク
(1)ロゴマークの使用(別添のとおり)
① 使用可能範囲
ロゴマークが使用できる範囲は認定を受けた商品のみとし、認定を受
けた商品以外は使用禁止するものとする。
② ロゴマークを使用できる者
原則、認定を受けた商品の製造者等及び加工者とする。但し、応募者か
ら申し出があり、当局において使用することを認めた場合は、この限りで
はない。
③ 応募内容の変更
地場産品として認定された後、3.
(3)で定める内容に変更が生じた
場合、遅滞なく当局へ報告すること。
④ ロゴマークの使用期間
認定を受けた日から取り消されるまでロゴマークの使用期限は設けな
いものとする。但し、応募者は、ロゴマークを使用しなくなった場合は
すみやかに当局へ報告すること。
(2)認定の取り消し
当局は、認定した地場産品について、以下に該当することが明らかになっ
た場合、応募者に対してロゴマークの使用停止を命じ、当該地場産品の認定
を取り消すことができるものとする。なお、この場合、認定の取消をした旨
を公表するものとする。
① ロゴマークの使用者が、信用を損なう行為により、ロゴマークのイメ
ージを失墜させた場合
② ブランドマークの応募時から、提供するサービス・商品に重大な変
更が生じたと認められた場合
③ 応募内容が事実と異なることが認められた場合
④ 「地酒及び地場産品」に関する事故が発生した場合(食品事故など社
会的影響のある悪質なものであると認められた場合。)
⑤ その他、日本を代表する地酒及び地場産品としてふさわしくない事由
が認められた場合
⑥ 応募の内容が事実と異なることが判明した場合には認定を取り消す
ことがある
7.その他
(1)応募にかかる費用負担
応募にかかる諸費用、商品の輸送代金、保険については応募者にて全額負
担し、書類についても添付書類を含め、返却はしないものとする。
応募者は審査に関する追加資料の提出等が求められた場合は、遅滞なく対
応する。また、審査委員会において一次審査を通過し、審査委員による最
終審査を行う際には、再度、応募商品(サンプル品)の提出を求める。
(2)損害等
本認定において、当局は以下の事項に関して一切責任を負わないものとする。
① 第三者からの権利侵害、損害賠償
② 応募が原因による損害、被害
③ その他、本認定の応募に関わるトラブル
(3)関係法令
当該実施要領に基づき認定された商品を訪日外国人が国外へお土産品とし
て持ち帰る場合、食品衛生法等関係法令等に抵触しないよう十分に注意するこ
と。
以
上
別 紙
ロゴマーク
金賞受賞者
推
奨
品