JP1/Advanced Shell

バッチジョブの開発と運用を効率よく行いたい
JP1/Advanced Shell
JP1/Advanced Shellは、UNIXで広く使用されているシェルをベースにしたバッチジョブの
開発環境と、プラットフォーム共通のスクリプト実行基盤を提供する製品です。
バッチジョブを定義するシェルスクリプトを複数のプラットフォームで利用できるため、開発効率の向上と品質の均一化が図れます。また、
専用のエディタによってシェルスクリプトの開発やデバッグ効率の向上を図ることができ、コスト削減につながります。
■既存のバッチ業務を異なるプラットフォーム
で活用
プラットフォームによってスクリプトの言語や文法、使用でき
るコマンドが異なるため、同じバッチ処理でもプラットフォー
ムごとに開発しなくてはいけない、という悩みを解決できます。
Linux ® で開発したシェルスクリプトをW indows ® 上で実行した
り 、 UNIX の シ ェ ル ス ク リ プ ト の 大 部 分 を そ の ま ま W indows
向けに移行したりできるため、既存のバッチ業務を有効活用で
■使いやすい開発・デバッグ環境
1つの画面でスクリプトの編集、テスト、デバッグが行えます。
ソースコードが色分けして表示されたり、ヘルプ画面で構文の
説明を参照したりできるため、効率よくシェルスクリプトを開
発できます。テスト、デバック時にはブレークポイントを設定
してステップ実行が行えます。シェル変数や環境変数の値を変
更することで、異常系のテストも容易に行えます。
GUIエディタ画面
きます。
変数の値やステップ実行の結果を
一画面で確認できるためデバッグが容易
開発環境
作成
シェルスクリプト
GUIエディタの
ヘルプ画面
JP1/Advanced Shell - Developer
実行環境
プラットフォーム共通シェルスクリプト
JP1/Advanced
Shell
JP1/Advanced
Shell
JP1/Advanced
Shell
Windows
UNIX
Linux
カバレージ情報をテストレポートとしても活用できるので、
UNIX で 使 用 し て い た 既 存 の シ ェ ル ス ク リ プ ト の 大 部 分 を
Windows に 流用 で きま す。 「 awk 」 や 「tar」 など 、バ ッ チ業
務での利用頻度が高いOS提供コマンドをUNIX互換コマンドと
し て 提 供 し て い ま す 。 そ の た め 、 UNIXや Linuxか らW indows
への移行時に、既存のシェルスクリプトをバッチファイルなど
へ書き換える作業が減り、移行コストを大幅に削減できます。
ログ採取
バックアップ
大部分を流用
シェルスクリプト
ログ採取
バックアップ
JP1/Advanced Shell
UNIX
■カバレージ情報で品質確保をサポート
テストの網羅性をカバレージ情報として蓄積し統計表示が可能。
■UNIXからWindowsへの移行が容易
シェルスクリプト
各種構文についての説明と実用的な
記述例をヘルプ形式で表示
Windows
スクリプトの品質確保に役立ちます。
■定型処理を自動化
実行ログの出力、エラー判定、一時ファイルの作成・削除や
異常時のファイル削除を自動で行うため、シェルスクリプトに
定型処理を記述する必要がありません。少ないステップ数で
開発が行えるため、開発・保守の効率を向上できます。
■シェルスクリプト開発部品を提供
文字列操作やCSV出力など、スクリプト開発で多用する処理
を部品化し、ライブラリ関数で提供しているため、スクリプト
の開発効率向上と品質の均一化が図れます。REST APIによっ
て 得 ら れ た JSON/XML 形 式 の 処 理 結 果 も シ ェ ル ス ク リ プ ト 中
で解析できるため、クラウド環境と連携したバッチ業務を容易
に実現できます。
■GUIアプリケーションを含む業務の自動化*
■バッチ業務途中の応答が可能*
バッチ処理の途中で、管理者の応答が必要なメッセージを
業務サーバにJP1/Advanced Shellを導入すると、業務の中の
ジョ ブの 1つとし て GUIアプ リケ ーションを起動できます。画
JP1/Integrated Managementの画面に出力し、応答内容に応
面を表示するジョブや画面から応答入力が必要なジョブなどを
じた処理を実行できます。そのため、人の判断や作業が必要な
含めて業務を自動化できるため、処理が定型化でき、オペレー
運用もバッチ業務に取り込めます。
ションミスを削減できます。
JP1/Integrated Management
イベントコンソール画面
業務サーバ
シェルスクリプト
JP1/Advanced Shell
起動
業務(ジョブネット)
集計
処理
GUIアプリケーション
伝票
作成
請求書
作成
売上
計算
売上
印刷
■提供するシェルスクリプト開発部品
カテゴリー
* J P1 / Au t o ma t i c Jo b Ma n a g e me n t Syst e m 3 と連携して実現します。
■標準価格
製品名
管理者
* J P1 / I n t e g r a t e d Ma n a g e me n t と 連 携 し て 実 現 し ま す 。
標準価格(税別)
提供する機能の例
変数操作
配列のソート、変数の初期化有無の判定
文字列操作
文字列の文字数取得、空白の除去
数値操作
任意の値が数値かどうかを判定
日付操作
日付の大小比較、うるう年の判定、経過日数の取得
ファイル・
ディレクトリ操作
ファイルの更新日付取得、存在有無の判定
CSV操作
CSVデータを二次元配列に格納、
レコード検索と取得
JP1/Advanced Shell
75,000円~*1
JSON操作
JSONデータの要素に対応する値の取得
JP1/Advanced Shell - Developer
50,000円~*2
XML操作
XMLデータの要素の内容や属性値の取得
*1 CPU数によって価格が変動します。
*2 ユーザー数によって価格が変動します。
※ 別途、媒体を入手していただく必要があります。
● 既 存 シ ェ ル ス ク リ プ ト の Wi n do w s 移 行 ・ L i n u x 移 行 を 支 援 す る テ ク ニ カ ル
サ ー ビスを提供していま す。 詳細は、 弊社担当営業にお問い合わせくだ さ い 。
JP1は、日立グループの「環境情報表示制度」に基づき環境配慮を評価し、
スーパー環境適合製品として登録した製品です。詳しい環境情報は、当社の
ホームページで、ご覧いただけます。
http://www.hitachi.co.jp/environment/
JMI-0231
●本カタログで紹介するJP1/Advanced Shellとは、JP1/Advanced Shell、およびJP1/Advanced Shell - Developerの総称です。
●HITACHI、JP1は、株式会社 日立製作所の商標または登録商標です。
●Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
●UNIXは、The Open Groupの米国ならびに他の国における登録商標です。
●Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
●その他記載の会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
●本カタログに記載している価格は、2016年1月現在の日本で販売する場合の標準価格です。
●カタログに記載の仕様は、製品の改良などのため予告なく変更することがあります。
●Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
●製品の色は印刷されたものですので、実際の製品の色調と異なる場合があります。
●動作環境や対応状況については、JP1ホームページ(製品情報サイト)で最新情報をご確認ください。
●本製品を輸出される場合には、外国為替及び外国貿易法の規制ならびに米国の輸出管理規則など
外国の輸出関連法規をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください。
なお、ご不明な場合は、弊社担当営業にお問い合わせください。
製品に関する詳細・お問い合わせは下記へ
■製品情報サイト
http://www.hitachi.co.jp/jp1/(日本語)
http://www.hitachi.co.jp/jp1-e/(English)
■インターネットでのお問い合わせ
http://www.hitachi.co.jp/soft/ask/
■電話でのお問い合わせはHMCC(日立オープンミドルウェア 問い合わせセンター)へ
0120-55-0504
利用時間 9:00~12:00、13:00~17:00(土・日・祝日・弊社休日を除く)
携帯電話、PHS、一部のIP電話などフリーダイヤルがご利用いただけない場合は、ダイヤルイン:045-762-3059
(通話料金はお客さまのご負担となります)
株式会社 日立製作所 情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部
SP-818
2016.1
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