実験動物学を通した生命科学動物資源 センターの施設運営

• 演題:実験動物学を通した生命科学動物資源
センターの施設運営・研究・教育
(医学・生物学研究基盤を支える
遺伝子改変マウスの開発)
• 演者:杉山
文博
筑波大学医学医療系・生命科学動物資源センター
• 日時:平成28年1月29日(金)17:00~
• 会場:イノベーション棟1階105室
要旨:
2016年を迎えようとするその時、海外のグループから“筋ジストロ
フィーモデルマウスをCRISPR/Cas9を用いて治療することが可能であ
る”ことを示す論文が発表された。患者さんへの治療を見据えて、
ますます医学・生物学研究の基盤を支える遺伝子改変マウス開発の
重要性が増してきた。
生命科学動物資源センターは遺伝子改変マウス作製と供給の特徴的
な事業を推進している。この事業の前身は1990年から演者らにより
始めたレニン・アンギオテンシン系の機能に関する発生工学的研究
と疾患モデルマウス開発である。その後、遺伝子改変マウス作製の
研究支援体制が整ったことにより1996年から学内支援、2002年から
全国支援を開始し、現在ではCRISPR/Cas9によるゲノム編集マウスを
精力的に作製・供給している。そこで遺伝子改変マウス作製の研究
支援のために行ってきた演者らの研究と生命科学動物資源センター
の将来展望について講演する。
連絡先:医学医療系
高橋 智(内線7516)