<報道資料> 2015年12月21日 人とのつながりを通じて社会の問題を解決し、新しい時代を創造する 女子大生が取り組む地方創生! ~学園創立140年・新学部を設置した女子大学における地方創生活動を紹介~ 跡見学園女子大学(文京キャンパス:東京都文京区大塚1-5-2/新座キャンパス:埼玉県新座市 中野1-9-6)では、2015年4月に学園創立140年を迎え、観光や人のつながりを通じて日本各地の コミュニティを活性化させるため、新しい仕組みを創造する「デザイン能力」を身につける観光コミュニティ学部 かけい を設置しました。創設者である跡見花蹊の「新時代に後れをとらぬ女子の教育こそ、教育家として努力すべき 道である」という考えのもと、本学では創立当初より教養教育を行いながら、社会との接点を大切にする実践 教育を重視しております。今年設置された観光コミュニティ学部では、2年次の基礎ゼミナールにおける学外 実習やインターンシップなど、社会とのつながりを通じて、将来に役立つ教養と実践的なスキルを身につける ためのカリキュラムを取り入れています。大学全体としましても、「教養実践」を教育方針として掲げ、自律し、 自立した女性の育成をめざしています。 本年は、マネジメント学部観光マネジメント学科の学生が地方創生に関するコンペティションにおいて、住民 参加型の長期的な地域活性及び交流人口拡大策を提案し、最優秀賞を受賞しました。また、同学科では進学 などによる転出で若者が少ない長野県内への I ターン就職の促進を図るため、講演会の開催を予定しています。 各種インターンシップにおいても地方創生に関する取組みを実施しており、道の駅を中心とした観光ツアー 商品を同学科の学生が考案し、自治体や企業と産官学連携で開発。実際に大手旅行会社より販売いたし ました。学生が学ぶだけでなく、実際に自治体や企業への提案にまで入り込んだ実践的なインターンシップを 行った成果となりました。新設の観光コミュニティ学部コミュニティデザイン学科では、大規模開発に頼らない まちづくりや高齢化の進む団地問題など、日本各地が抱えている課題をさまざまな視点で考える合宿を実施。 フィールドワークを通して、身近にある問題をどう解決していくかを学んでいます。 今後も、学生が自発的に学ぶ意欲を高める学びの場を提供し、社会の第一線で活躍できる女性の育成に 尽力して参ります。次ページ以降に活動の実績や今後の予定を掲載いたしました。ぜひ学生の活動にご注目 いただけますと幸いです。 跡見学園女子大学の取組みについて 2015年新学部「観光コミュニティ学部」開設 東日本大震災の発生で地域コミュニティが見直されたことや、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを 機にグローバル化ヘの期待が高まっていることをふまえ、「観光」と「コミュニティ」の2つの視点と女性の目線から、 元気な日本を新しくデザイン(=創造)できる人材育成をめざし、開設しました。 ※2015年4月より従来のマネジメント学部観光マネジメント学科が観光コミュニティ学部観光デザイン学科に再編されました。 アカデミック・インターンシップ 授業の一環として、マネジメント学部の2年生全員が参加し、3年次から本格的に始まる専門的な学びの前に、 企業や自治体、各種団体のインターンシップに参加するものです。2年次の夏休みという早い時期に、社会に 身を置いてみることで、学修目標が明確になり、大学での学びに意欲的に取り組むことが出来る他、実務経験を 通して生き方や働き方のプランの手がかりを探ることを目的としています。 ◆大学に関するお問合せ先◆ 跡見学園女子大学広報 TEL:048-478-3333 FAX:048-478-3111 2015年度「地方創生」事例と今後の取組み これからの生き方を考える講義:長野県Iターン就職講演 観光コミュニティ学部 観光デザイン学科 磯貝ゼミ 2016年1月12日(火)5限(16:20~)実践ゼミナールの授業 にてIターン就職に関する講演を実施予定。3名の講師による、こ れからの生き方を考える機会を学生に与えます。 <リンゴ農家でインターンシップを実施した際の様子> <担当教員コメント> 観光コミュニティ学部 観光デザイン学科 教授 磯貝 政弘 観光に関わる消費行動の現状と歴史的変遷、今後の展望について学ぶ中で、 外から提案する地域活性だけでなく、自ら中に入って行うことの重要性を考えて もらうことを目的に、「地方で働く」ことの魅力と課題をテーマにIターン就職に関する 講演会を実施します。これからの生き方を考える機会になると考えています。 「立山町インターカレッジコンペティション2015」最優秀賞・優秀賞 受賞 マネジメント学部観光マネジメント学科 村上ゼミ (観光コミュニティ学部 観光デザイン学科) 11月28日(土)、29日(日)に開催された富山県立山町の地域 活性化策を大学生が競い合う「立山町インターカレッジコンペ ティション2015」にて全16チームのうち村上ゼミの2年生が 最優秀賞、3年生が優秀賞を受賞しました。最優秀プランは 来年度実証実験が実施される予定です。 <担当教員コメント> 観光コミュニティ学部 観光デザイン学科 准教授 村上 雅巳 ゼミでは、「観光政策と地域活性化マネジメント」をテーマに学んでおり、『自ら機会を 創り出し、その機会によって自らを変えよ!』をゼミの行動指針とし、理論だけ でなく、現地、現場でのフィールドワークを通じて、自律的かつ観光的な実践力、 企画力、プレゼンテーション能力の養成を目標としています。今回はゼミ活動の成果 が伴った受賞となりました。 「全国道の駅大学連携地方創生プログラム」を国土交通省と共同開発 観光コミュニティ学部 観光デザイン学科 篠原ゼミ <太田国土交通大臣表敬訪問時の様子> <担当教員コメント> 地方創生の新たな核として注目を集める「道の駅」は「観光」 「 産業」 、「 防 災」 等 、経済 循 環が 生ま れ る地 域の 核 とな って います。今後の取組みに先立ち、学生達が太田国土交通大臣を 表敬訪問しました。本年 8 月実施した栃木県道の駅「もてぎ」での インターンシップは跡見モデルとして大きな注目を集め、新たな 観光資源開発や地域産品を活用したお土産品の共同開発等に 成功しました。中でも、大手旅行会社との連携で「鮭の遡上」を テーマにした着地型旅行商品は実際に発売となり、ツアー アテンドも行いました。 観光コミュニティ学部 観光デザイン学科 准教授 篠原 靖 日本政府がかかげる重要な成長戦略のひとつ「観光立国」を実現する人材を 育てるゼミとして、旅が大好きな学生たちが楽しく観光による地域振興(地方 創生)を学んでいます。今回の産官学連携によるオリジナルインターンシップ は全国の先行モデルとして大きな注目を集めました。来年度以降国土交通省 が推進する全国の大学連携の基本モデルとして拡大されて行きます。 コミュニティデザイン学科オリエンテーション合宿 観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科 6月13日(土)、14日(日)、東京の都市コミュニティ課題を学ぶ オリエンテーション合宿を実施。谷中・根津・千駄木において、 大規模開発に頼らないまちづくりの様子を現地の方の案内で見学。 また、高齢化の進む高島平団地の新しいコミュニティデザインに ついて、現地でのフィールドワークを行い、区役所職員および団地 住民の方々にお話をお聞きしました。 <担当教員コメント> 観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科 教授 矢野 峰生 コミュニティデザイン学科では新しい地域づくりの企画や政策を立案し、実現 していくための方法と課題を探り、解決方法を考えています。地域に根差した 社会貢献活動やビジネスモデルの創出についても考察します。
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