求償係からのお知らせ(PDF203KB)

求償係からのお知らせ
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軽 減 できる過 失相 殺
過失相殺が生じる交通事故で第三者行為損害賠償金を損害保険会社等へ請求している保険者の方で、損害保
険会社から過失相殺を提示される場合の多くは、
「別冊 判例タイムズ」を用いて話をされているかと存じます。下
記は事故状況に応じますが被害者の過失が5%~ 20%軽減できる要素を含んでおりますので紹介いたします。過
失相殺の協議にお役立ていただきたいと存じます。
①「児童」とは、6歳以上13歳未満をいいます。
②「幼児」とは、6歳未満をいいます。
③「高齢者」とは、おおむね65歳以上をいう。
④「身体障害者等」とは、身体障害者用の車いすを通行させている方、つえを携え、若しくは盲導犬を連れている目
が見えない方、耳が聞こえない方又は道路の通行に著しい支障がある肢体不自由の方、視覚障害の方、聴覚障害
の方、若しくは平衡機能障害のある方でつえを携えている方をいいます。
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対人 賠 償保 険の加 入の 勧め
自動車事故の加害者同様に自転車乗車時の加害行為でも高額な損害賠償金が発生するケースが増えています。
被保険者の方で万が一でも加害者になる可能性があります。無保険の加害者に損害賠償金(保険診療分等)を直
接請求する事態になっても全納入には困難が生じます。引き続き、保険者のお力添えをお願いし、自動車保険(任
意)同様に自転車乗車、歩行時の加害行為でも対応できる対人賠償保険の加入を勧めていただきたいと存じます。
また、自転車乗車に関してのルールが厳しくなっています。自転車乗車においての被害者であっても、ルール
違反をしている場合、加害者(けがをさせた)側の保険会社等は被害者といえども、大きな過失と捉え、過失相
殺の協議に影響がでます。上記の対人賠償保険加入の勧め同様に被保険者の方に自転車乗車のルールについて
も広報活動等をお願いします。主な自転車乗車時の違反は下記の 3 を参照願います。
●対人賠償補償の付帯が可能な保険一例
①区民交通傷害保険(一部の保険者で実施のため各保険者のホームページを参照)
②個人賠償責任保険(任意自動車保険の付帯(特約プランなど))
③火災新種保険(家屋、マンションなどの火災保険等に付帯)
④生命保険等
※上記及び他の対人賠償保険の加入または特約(付帯)可否については保険会社へご確認願います。
3
新しくなった自転 車 乗 車のル ール
自転車乗車時の違反には、①飲酒運転、②信号無視、③車道の
右側通行、④傘さし運転、⑤夜間の無灯火運転、⑥歩道通過時の
歩行者妨害、⑦制動装置不良自転車運転、⑧携帯電話使用運転な
どは違反行為となり罰金の対象となります。
自転車乗車のルール
が厳しくなりました。
GOODマナーの
向上を!!
また、平成25年12月には路側帯の右側通行の徹底や平成27年
6 月には自転車への罰則が強化されています。内容は自転車運転者講習会の受講命令
です。原則、 3 年以内で違反による取締りまたは交通事故を 2 回以上繰り返した場合
が対象となり、講習会受講には手数料が掛かります。
なお、受講命令に従わなかった場合は高額な罰金が発生することとなります。
こうした事態にならないためにも、自転車ルールの周知を進めていただきたいと存じます。
問合せ先 ● 企画事業部管理課求償係 TEL:03-6238-0340
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東京の国保 2015.11